幼馴染が百合ップルだった件について   作:袴紋太郎

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後の設定だったり関係だったりを作るためのお話


ファンタジックな夢から覚めたときの虚無感は異常/オリヴィエ?

670 >>1

ファンタジックな夢から覚めたときの虚無感は異常

 

671夢もまたノーマル

あー

 

672夢もまたノーマル

わかる

 

673夢もまたノーマル

あるよね

 

674夢もまたノーマル

夢:無敵のヒーロー

現実:一般ピーポー

 

675夢もまたノーマル

そんなもんよね

 

676夢もまたノーマル

いっちーどげな夢ー

 

677夢もまたノーマル

まーぶる的なヒーローか

 

678夢もまたノーマル

呪われた指輪的なファンタジーか

 

679夢もまたノーマル

ファンタジックって言ってるし後者だろ

 

680 >>1

留学と称して隣国へと向かうお姫様と王子様の物語

~~の、護衛役やってた夢だった

 

681夢もまたノーマル

ピンポインツ

 

682夢もまたノーマル

乙女なゲームかな

 

683夢もまたノーマル

脇役主人公ですねわかります

 

684 >>1

というより護衛視点で映画観てる気分だったなぁ

迫り来る野盗をぶちのめし、武闘派な王子と友情を育み、お姫様に仕えつつメイドにデレデレしてた

 

685夢もまたノーマル

ほげー

 

686夢もまたノーマル

ほほう、なんとなくいい感じ?

 

687夢もまたノーマル

まぁ夢なんてそんなもんか

 

688夢もまたノーマル

(これはイッチの願う理想の世界なのではあるまいか)

 

689夢もまたノーマル

(シッ、言ってやるなよ)

 

690夢もまたノーマル

(リアルがクソだからしょうがないね)

 

691 >>1

でもなんかどっかで聞いたような感じなのよな

 

692夢もまたノーマル

なんとなく聞いた、見たシナリオを夢で再構成したとか

 

693夢もまたノーマル

あるある、ホラー映画とか見たあとに寝るとそんな感じで夢に出る

 

694夢もまたノーマル

主演:おれ!

 

695夢もまたノーマル

助演:おれ!

 

696夢もまたノーマル

監督:おれ!

 

697夢もまたノーマル

その他全部おれ!

 

698夢もまたノーマル

パーフェクトだ!

 

699夢もまたノーマル

駄作間違いなし

 

その後は好きな映画のシチュエーションで盛り上がりました。

 

◆◆◆

 

最近、奇妙な夢を見ている。

 

いや内容は王道なファンタジーだ、普段のはSF的なニュアンスなのでファンタジー。

 

剣と魔法の世界、姫と王子の物語。

 

奇妙というのは、同じ内容のそれを毎晩続けてみているから。

 

同じ内容というのも語弊がある、同タイトルのシリーズを続けて見ているのだ。

 

夢の中では凡庸な騎士、留学のため隣国へと送られる姫君の護衛。

 

名前は…はて、なんといったか。

 

どうにも夢を見ているときの事はあやふやだ。

 

まぁ、夢というのは実際そういうものだが。

 

はてさて、今夜はどうなるのやら…

 

◆◆◆

 

「姫様! どうか、どうかご再考を!」

 

旅支度を済ませた少女―――オリヴィエの前に跪く騎士。

 

「ベルカの安寧を願う姫様の思い、某風情には測りきれぬ苦悩がございましょう!」

 

しかし、それでもと騎士は主君たる少女に願う。

 

「ゆりかごに乗ればどうなるか、考えるまでもありませぬ!」

 

「物言わぬ人形、ただの兵器となりましょう!」

 

「どうか、どうかご再考くださいませ! 某は貴女様の剣であり盾!」

 

「お望みとあれば万の兵を切り捨て、千の軍を薙ぎ払ってみせまする!」

 

騎士の懇願にオリヴィエは首を振った。

 

「貴方の忠心に助けてもらってばかりでしたね、幼き頃にこのシュトゥラへと来てからもずっと」

 

「ですが、私は私の為すべき事を為さねばなりません―――今まで、本当にありがとう」

 

騎士は泣いた。

 

己の無力に泣いた。

 

世界の無情さに泣いた。

 

あの日、雪の降るあの日から。

 

生まれた時から両腕と母親を亡くし、留学という名の人質として送られた少女。

 

少女の護衛という名目で付けられた、無名の騎士。

 

あの方の剣であれば良かった。

 

あの方の盾であれば良かった。

 

栄達も、誇りも、名誉も、何もいらなかった。

 

ただ、彼女が幸せであってくれればそれで…

 

それから少女は、オリヴィエは、聖王女は、ベルカの戦争を終わらせるべく。

 

決戦兵器「ゆりかご」の核となった。

 

その後、騎士はシュトゥラ王より皇太子の側近としての役を与えられ。

 

彼と共に自国の防衛がため、奮戦する事となる。

 

自暴自棄になりかけていた騎士を救ったのは、古馴染の女性であった。

 

かつての主君の義手を作り、彼女の友でもあった黒髪の麗人。

 

元より近しい仲であったが、日々傷つく騎士を慰めんがためにその身を捧げたのだ。

 

いつしか二人は惹かれあい、新たな命が芽生えた。

 

そんなある日のこと―――全てが、終わる。

 

主君であり親友でもあった覇王クラウスの戦死。

 

封印した「ゆりかご」が突如として暴走、騎士はそれを止めるため単身「ゆりかご」へと突入。

 

そして―――この後の夢を、青年は見ることがなかった。

 

夢なぞそんなものだ。

 

夢とは、そんなものだ。

 

◆◆◆

 

どうして?

 

どうして?

 

どうして?

 

どうして?

 

どうして貴方とリッドがそこにいるの?

 

どうして彼の隣に貴女がいるの?

 

どうして幸せなの?

 

どうして子供がいるの?

 

私は産めないのに。

 

彼と一緒にいれないのに。

 

なんで?

 

なんで?

 

なんで?

 

私は頑張ったよ?

 

痛いのも耐えたよ?

 

貴方が喜んでくれるから、頑張ったんだよ?

 

自分を捨てたのも、貴方がずっと忘れないでいてくれるから。

 

なのに何で?

 

どうして私の傍にいてくれなかったの?

 

なんで?

 

なんで?

 

なんで?

 

貴方は私の騎士なのに?

 

嘘だ。

 

嘘だ…

 

こんなの嘘だ!

 

要らない、貴方が見てくれない世界なんて要らない!

 

も う 要 ら な い !

 

◆◆◆

 

燃える。

 

国が燃える。

 

人が燃える。

 

全て燃える。

 

かつて聖王の領地であった全てが燃える。

 

怒号。

 

悲鳴。

 

絶叫。

 

何もかもが、最後は灰となって消えていく。

 

主の力を失った「ゆりかご」が、地中へと消えていくのだ。

 

玉座には二人の影。

 

一人は騎士。

 

右腕以外の四肢を失いながらも、玉座に座る少女の心臓に剣を突きたて、覆いかぶさるように事切れていた。

 

一人は少女。

 

心臓を貫かれたというのに穏やかな笑みを浮かべ、騎士の背中に両腕をまわして果てた。

 

ああ、まるで愛し合っているかのようだ。

 

ああ、まるで求め合っているかのようだ。

 

そして「ゆりかご」は姿を消す。

 

聖王と騎士を玉座に残し、眠りにつく。

 

聖王家は消えた。

 

シュトゥラも戦火に消えた。

 

妻は子供と共に放浪の旅に出た。

 

そしてベルカも消える。

 

全てが灰に。

 

全てが炎に。

 

これはそういう物語。

 

 




騎士様はなんだろうね、前世なのか、たまたま波長が合ったのか。

もしかしたら何かしらロストロギアの影響かもしれない、便利だよねロストロギア

姫様は騎士が自分を忘れず(生涯独身←重要)にいてくれればそのまま死んでた

騎士様は妹分が死んで悲しかったけど男装ボクっ娘とゴールインしかけた所をダーイ

覇王は普通に死んで、ボクっ娘は心を病ませて放浪

ほんっとベルカは救いがない

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