549 >>1
マジ怖すぎワロスwwwワロス…
550ノーマルだっつってんだろうがYO!
いっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
551ノーマルだっつってんだろうがYO!
またイッチがビビってらっしゃるぞ
552ノーマルだっつってんだろうがYO!
はいはい、ワロスワロス
553ノーマルだっつってんだろうがYO!
で、今度はどしたよ
554 >>1
いや、Fが最近会うたびにルーズリーフ式のメモ帳に何か書き込んでてさ
一枚破れたのを拾って中身見ちゃったんだ
555ノーマルだっつってんだろうがYO!
あ(察し
556ノーマルだっつってんだろうがYO!
もしかして殺害トリック?
557ノーマルだっつってんだろうがYO!
完全犯罪を目指しているのか
558ノーマルだっつってんだろうがYO!
お客様の中に警察はいらっしゃいませんかー?
559ノーマルだっつってんだろうがYO!
小さくなった探偵「ガタッ」
560ノーマルだっつってんだろうがYO!
名探偵の孫「ガタッ」
561ノーマルだっつってんだろうがYO!
>>559-560 お前らじゃねぇ座ってろ!
562ノーマルだっつってんだろうがYO!
殺害阻止率マイナスいってる奴らはいらねぇwww
563ノーマルだっつってんだろうがYO!
で、イッチー中身は?
564 >>1
俺の行動表
565ノーマルだっつってんだろうがYO!
?
566ノーマルだっつってんだろうがYO!
???
567ノーマルだっつってんだろうがYO!
どゆこと?
568 >>1
何食ったのか、何やってるのか逐一書き込んでダメだしされてる
なにこれ、怖い以前に辛い、文字のナイフが突き刺してくる
569ノーマルだっつってんだろうがYO!
こえええええええええええええ!?
570ノーマルだっつってんだろうがYO!
別の意味でこええええええええええ!?
571ノーマルだっつってんだろうがYO!
あ、侮っていた、レズの嫉妬心を侮っていた…!?
572ノーマルだっつってんだろうがYO!
好きな人の事をもっと知りたいの(はぁと
573ノーマルだっつってんだろうがYO!
>>572怨敵だけどな
574ノーマルだっつってんだろうがYO!
>>572むしろ被害者なんだよなぁ
575ノーマルだっつってんだろうがYO!
>>1は犠牲になったのだ、百合ップルの偽装兼鞘当としてな
576ノーマルだっつってんだろうがYO!
悲しいね、バ○ージ
577ノーマルだっつってんだろうがYO!
あのさ
578ノーマルだっつってんだろうがYO!
いやーきついっす
579ノーマルだっつってんだろうがYO!
ないわーいろんな意味でないわー
580ノーマルだっつってんだろうがYO!
>>577 おう、どうした
581ノーマルだっつってんだろうがYO!
いや、ちょっと聞きたいんだけどそのメモ何処まで書かれてる?
582ノーマルだっつってんだろうがYO!
どこまで
583ノーマルだっつってんだろうがYO!
そりゃ…いっちー?
584 >>1
見ちゃった
585ノーマルだっつってんだろうがYO!
見ちゃったか
586ノーマルだっつってんだろうがYO!
聞きたくない、だけど聞いちゃう(ビクンビクン
587ノーマルだっつってんだろうがYO!
おう、おいちゃんらに教えてみ
588 >>1
か、完全にプライベートのそれまでしらべられてりゅ
589ノーマルだっつってんだろうがYO!
590ノーマルだっつってんだろうがYO!
591ノーマルだっつってんだろうがYO!
592ノーマルだっつってんだろうがYO!
593ノーマルだっつってんだろうがYO!
594ノーマルだっつってんだろうがYO!
いやぁー、きついっす
その後、阿鼻叫喚の書き込みが続いた。
◆◆◆
寄りかかった厚い壁は、まるで障子紙のように不安だった。
そこら中に亀裂やヒビが入り、倒壊寸前の廃墟ビル。
5~6階辺りだろうか、瓦礫で周囲からの視線は全て遮られ、盾として活用する予定の大黒柱に隠れ息を吐く。
「つっても、この程度じゃ穴あきチーズになるのが関の山か」
長らく付き合ってくれている刀剣型デバイスを抱えながら、青年はこれからの手順を考案していた。
あちらは格闘よりの万能型、こっちはほぼ近接オンリー。
射撃、速度、機動力はあちらが上、馬力と装甲はこちらが上。
互いに得意な近接戦闘を避けて撃ち合う、こっちの勝利が0なので却下。
正々堂々正面から突撃、それが出来てれば今のような状況にはなってないので却下。
長期戦に持ち込み、隠れながら隙を伺う…今がそれだ。
遮蔽物のない空中戦では機動力の差を埋められない、マッハで蜂の巣確定。
盾はある、だが矛が届かない。
射程が足りない、ちょっとや少しじゃなく、致命的なまでに。
「不器用だしなぁ、俺…」
分かっていたことだ、今更ぼやいたところで始まらない。
『提案』
「おう相棒、いつになく静かだから本気で棒になったのかと思ったぞ。どんな素敵な作戦を考えてくれた?」
『白旗』
まさかの敗北宣言、愛刀の癖に情けないぞへし折ってやろうか。
「いや、まぁ、正直相性悪すぎて泣けてくるが…」
固定砲台や、広範囲攻撃なら切り払って前進すればいい。
最悪被弾覚悟で突っ込めばなんとかなる、たぶん、きっと、メイビー。
「しかし相手は速いのなんのって…確かに降参するべきかねぇ、他の連中リタイアしてっし」
無論、相手方も残りは彼女だけ。
ギリギリまで粘って負けましたというなら、まだ言い訳も立つがーーー
「いやダメだ、無理だ、普通に負けるならともかく降参なんてした暁にはただでさえボロくずのプライドが消し飛ぶ」
男としての自尊心、なけなしの矜持。
これが無くなったら本気で死にたくなる、自宅で首吊るか、高層ビルから飛び降りたくなってしまう。
他人からすれば逆にこっちが金を払うレベルのガラクタで、自分にとっては文字通りの命綱。
「カートリッジは残り三つ、【雲耀】! あっちは幾つだ?」
『恐らく二つ、身を隠す寸前での弾幕射撃にて使用を確認』
「初撃を防ぐために一つ、牽制&目くらましに一つ、本命に最後の…足りねぇ」
『肯定』
「ルール確認、リタイア済みの連中から拝借できるか?」
『全員撤収済みのため不可』
「dsyn-」
パラリと、砂埃が降ってくる。
同時に伝わって来る衝撃、だんだん近づいてくるこれは…
「あ、やべ」
直後、顔面スレスレところに雷の槍が着弾する。
もう少し休ませろよとボヤきながらも、雨霰と降り注ぐ弾幕を切り払う。
どうするべきか、こちらが勝利するための要素は何か。
必要なのは三つ、機先、間合い、そして破壊力。
自身の接近を気づかせず、斬撃が届く距離まで近づき、初撃で切って落とす。
ガキンッ!
心臓目掛けて飛んでくるものを叩き落とす。
ガキンッ!
背後から飛んでくるものを蹴りで軌道をずらす。
ガキンッ!
もはや全方位からの攻撃を、円を描くように切り払う。
『こちらの勝利条件を満たすには、三次元による空中戦では不可能』
『擬似的な平面状態を作り出し、【初速】にて【初撃】を取る必要有り』
砂煙が視界を奪う。
同時に静電気が弾けるような、産毛が逆立つ感覚。
理論はできた、立証はこれから、実践は同時に。
さぁ斬り伏せよう。
◆◆◆
「バルディッシュ」
『Yes.sir』
カートリッジを二つ使い、ザンバーモードへと変形させる。
これで手持ちは全弾消費、どうせならもっと節約するべきだった。
「バルディッシュ、これで終わらせよう」
先ほどのフォトンランサーによる制圧射撃、手傷を負わせることすら出来ていない。
それは確信している、彼はダメな男だが【その程度】なら出来るだろうと。
砂煙で姿は見えない、ダメな男だが作戦でも立てているのだろうか?
無駄だ、時間の無駄、何故なら彼はどうしようもなく駄目な人間なのだから。
なのはも、どうして分かってくれないのだろう?
どうしようもなく駄目で、このまま甘く接し続ければきっと腐り落ちてしまう。
流石にそれは哀れだ、なんだかんだで義理もあるのだ。
【駄目な所】を全て指摘して、【修正】した後ならまだ許してあげてもいい。
うん、それがいい。
それがいいなら、やらなくちゃ。
「プラズマザンバー…!」
魔力によって構成された雷の刃、斬馬刀ともいうべきそれを。
倒壊寸前…否、崩壊し始めている廃ビルへと横一閃で振り抜いた。
狙うは動きのない彼、避けたなら一気に近づく。
受け止めたなら、トドメの一射を放つ。
影を捉えた、その瞬間。
【魔力】同士の衝突によって引き起こされた爆発と衝撃波が、廃ビルの原型を跡形もなく破壊した。
「(受け止めた? 違う、手応えが【軽すぎる】)」
轟音と共に破壊されたビルの瓦礫が、重力に従って落ちてくる。
なんとか人一人が乗れる程度の、瓦礫が―――
黒い瞳が、私/フェイトを捉えていた。
「チェェェェストォォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーッ!!!」
◆◆◆
「うん、二人共ご苦労だったな」
クロノ・ハラオウン提督は、上機嫌に義妹と友人を労った。
彼が艦長を務めるアースラメンバーと、武装隊による模擬戦は両者引き分けで幕を下ろしたのだ。
今回の裏では色々と動いているらしいが、そこら辺は知ったことではない。
自分とフェイトが戦えば、少なくともどちらかが大敗する可能性は低いと踏んだのだろう。
結局は最後の一撃で両者ノックアウト、引き分けという理想的な幕切れ。
機嫌がよくなるのも頷ける、酷い男だ。
「最後、何したの」
刺すような…むしろ抉るくらい鋭い視線をぶつけてくるのは、フェイト・T・ハラオウン執務官。
彼女から最後に笑顔を向けられたのは、はて何年前だったか。
「カートリッジをザンバーに放り投げて、その衝撃で飛んだ」
爆発はカートリッジを魔力刃で破壊したことによるもの(爆発するよう細工はしたが)。
移動と目くらましを同時に行い、予想外の所から機先を制したはずだったが…
「まさか待機中のフォトンランサーをバルディッシュが操作するとは思わなんだ、とほほ」
保険のため待機させていた魔力弾、それを主の危機にいち早く反応したバルディッシュが射出したのだ。
攻撃はほぼ同時、互いに撃墜判定をくらって引き分け。
なんとも締まりのない終わりだこと。
「…ダメ…なの…ブツブツ」
すかさず閻魔帳に今回のことが記載される、悲しいね苦しいね泣きたくなるね。
クロノの方に視線を向けると、まったく仕方がないなと苦笑していた。
今度、あることないこと奥さんに告げ口してやろうと思う。
◆◆◆
フェイトの借りているマンションの一室、机の上で乱雑に散らばっている写真の山。
幼い頃の、数少ない共に写った写真。
少年だった彼だけはハサミで切り取られ、写真はアルバムに挟まれている。
だが挟まれているそれに、持ち主たる少女は写っていない。
切り取られた【二人】は、今も一緒に引き出しの中で寄り添っている。
フェイトちゃんの内訳
なのはへの愛情は本物、しかし主人公に向けるそれも歪んではいますが本物です。
主人公はダメな男だからなのはに近づいてはいけない。
自分が矯正して、随伴なら会ってもいい。
さて、会ってもいいのはどちらなのでしょうか。
ちなみにクロノくんの方はわりと真剣に二人が付き合って欲しいと考えてる。
今のままじゃ嫁き送れ案件不可避だからね!