幼馴染が百合ップルだった件について   作:袴紋太郎

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金持ちに買われて自堕落に生きることは間違いか否か


もう偽装でいいよもう/アリサ

149 >>1

もう偽装でいいよもう

 

150ノーマルで有り続ける勇気

イッチ…

 

151ノーマルで有り続ける勇気

諦めてしまわれたか

 

152ノーマルで有り続ける勇気

何があったし

 

153ノーマルで有り続ける勇気

諦めんなよどうしてそこでry

 

154ノーマルで有り続ける勇気

イッチー折れてしまうん?

 

155ノーマルで有り続ける勇気

はいはい、んじゃ報告よろ

 

156 >>1

金持ちの片割れの荷物持ちとして同伴

        ↓

終始ラブっぷりを語られる

        ↓

なんかもうすごい勢いでメンタル削られた

 

しにたい

 

157ノーマルで有り続ける勇気

おう…

 

158ノーマルで有り続ける勇気

幸せそうな奴ら見てると死にたくなるよな

 

159ノーマルで有り続ける勇気

リア充共、死すべし!

 

160ノーマルで有り続ける勇気

というか、そこまでくると友人やってて辛くねぇ?

 

161 >>1

いやだってあいつら悪くないし

 

というか悪いの俺だし…

 

162ノーマルで有り続ける勇気

改めてイッチは人がいいのが理解できた

 

163ノーマルで有り続ける勇気

(こういう奴が損するんやなって)

 

164ノーマルで有り続ける勇気

(ファ○チキください)

 

165ノーマルで有り続ける勇気

(こいつ、直接脳内に…!?)

 

166 >>1

偽装でも見かけはモテてるしぃ、なんかもういいかなって

 

167ノーマルで有り続ける勇気

彼女いらんの?

 

168 >>1

ほしい

 

169ノーマルで有り続ける勇気

はや!?

 

170ノーマルで有り続ける勇気

イッチー神速のインパルスやね

 

171ノーマルで有り続ける勇気

真面目な話、今のままだと彼女なんて作れへんで

 

172ノーマルで有り続ける勇気

一度、離れるのも手じゃないかな

 

173 >>1

そうだx

 

174ノーマルで有り続ける勇気

うん?

 

175ノーマルで有り続ける勇気

アレ? イッチ書き込みミス?

 

176 >>1

トラブル発生、ちょっと離れる

 

177ノーマルで有り続ける勇気

あいよー

 

178ノーマルで有り続ける勇気

気をつけてなー

 

※しばらく書き込みが続き

 

227 >>1

夢を忘れちゃいかんのだよ!

 

◆◆◆

 

「ぐっはっ!?」

 

最後の一人がアスファルトの地面に叩きつけられ、気絶した。

 

「折角の有休に地元に帰ってきたと思えば…」

 

周囲にはガラの悪いチンピラが10人弱倒れている。

 

手には鉄パイプ、ナイフ、割れた酒瓶などが握られており、ミッドなら傷害未遂で豚箱に叩き込んでいるところだ。

 

「派手にやったわねぇ~」

 

アリサ・バニングス、なのはとの喧嘩で距離が縮まった幼馴染の一人。

 

かつては小柄な少女だった彼女も、今は成熟した美女へと成長した。

 

ぶっちゃけそのたわわに実ったメロンは素晴らしいと―――ゲフンゲフン。

 

「誘拐にしては素人だな、近くに移動用の車かアジトがあるか…アリサ、安全な場所に移ろう。俺は残りを潰してくる」

 

転がった鉄パイプを拾い上げ、さぁ掃除の時間だと意気込む青年をアリサが止める。

 

「いいわよ別に、そういうのは警察に任せればいいでしょ」

 

「こっちじゃ一般人なんだからね」と、鼻先に人差し指を突きつけられたら言葉が出ない。

 

最近どうにも荒事が多いからか、思考が即逮捕に繋がってしまうようだ。

 

「ほら、買い物が終わってないんだからさっさと行くわよ」

 

「いやいやいや、危ないから帰ろうや!?」

 

「その時は守ってくれると思ってたけど?」

 

小悪魔の笑みを浮かべ、言外に信頼していると言われてしまうと弱いのだ。

 

いつになっても、男は女に勝てないものだ。

 

◆◆◆

 

久々に取れた休暇、どうせだからと親に顔を見せようと海鳴へと帰省したまでは良かった。

 

親父は海外出張、お袋はそれに付いていったらしく。

 

その旨を伝えたメールは、数週間前に送られていたようだった。

 

はい、仕事が忙しくて見てませんでした。

 

家に帰っても食料などあるはずもなく、トボトボとスーパーに買い物に向かったら…

 

「ちょっと帰ってるなら言いなさいよ、丁度いいから付き合いなさい!」

 

同じく買い物に来ていたアリサに捕まり、こうして荷物持ちをさせられているわけだ。

 

彼女も春からは華の女子大生、それに合わせて親友の月村すずかとルームシェアを行い実家を離れるらしい。

 

そんなわけで事あるごとに俺を連れて小物やら家具やらを見に誘われ…いや荷物持ちをさせられている。

 

お前らなら電話一本で最高級の奴が届くだろうに…

 

二人だけの空間で、その豊かな果実を育んでいるのか!

 

夢のキャンパスライフ、桃色の共同生活。

 

対してこっちは尻の心配をしながら、メンタル削って仕事ばかりの灰色生活。

 

うわ、泣けてきた。

 

重い溜息とは裏腹に、アリサは楽しげにショッピング。

 

そこへガラの悪い連中が登場、誘拐なのか、それとも単に女目当てか。

 

色々と騒いでいたのを無視して離れようとすれば、武器を持って襲いかかってくるときた。

 

もうね、日頃のストレスが弾けたよ。

 

裏路地に誘い込み、全員KOにしてやったわ!

 

いつから海鳴は無法地帯に…ああ、いや、元からか。

 

そうこうして荷物持ち兼ボディーガードとして一日が終わりました、まる。

 

◆◆◆

 

この男はどうしてこうあたしを誘惑するのだろうか。

 

暫くぶりに顔を出した幼馴染は、相変わらず男としての警戒心が足りない。

 

逆ナンを食らったらホイホイついて行きそうだ、危なっかしくて見ていられないわ。

 

そのくせいざとなったら勇敢な番犬に早変わり。

 

柴犬の可愛さとドーベルマンの忠誠心を兼ね合わせるとか反則だわ…

 

あたしはアリサ、アリサ・バニングス。

 

今はまだ幼馴染の友人、【まだ】ね。

 

あいつが海鳴に帰ってきているという報告を受けると、すぐにナチュラルメイクを済ませて迎えに行った。

 

案の定、ご両親が出張に行っているというのを忘れていたのだ。

 

本当、どこか抜けているというかなんというか…かわいい。

 

すずかは実家に用があって動けない、たまには独占してもバチは当たるまい。

 

小物と日用品、そこらへんの趣味はあいつにお任せ。

 

だって、あんたが使うものなんだから。

 

もちろんあたしが選ぶことも多い、というかもっと服装にも拘るべきでしょ。

 

背広以外は全部セール品ばっかり着てるのだ、デザイナーに特注してやりたいところだが今は我慢。

 

服を選ぶのは【妻】の仕事、それは後々の楽しみだからとっておきたい。

 

ああ、でも、やっぱり着けたい―――首輪。

 

きっと似合う、似合うのだ、絶対に。

 

あんたが、わたしの首輪を着けてくれたら、うんと甘やかそう。

 

蕩けるように、溶けるように、混ざり合うように。

 

すずかも一緒だ、きっと幸せな未来が訪れる。

 

大丈夫、安心して?

 

悩むことなんてない、戸惑う必要もない、全部あたしたちが与えてあげる。

 

だからちょうだい?

 

あんたの全部。

 

あたし達に、ちょうだい?

 

欲望が渦を巻く、このまま持ち帰ってしまいたい衝動が抑えきれない。

 

あいつの腕を取り、抱きしめる…ほんの少しだけ我慢できそうになった。

 

あは、顔真っ赤にしちゃって可愛い。

 

可愛い、可愛い、可愛い。

 

愛しい貴方、もう少しだけ待っていて。

 

必ず、ムカエニイクカラ。

 

◆◆◆

 

巨乳って素晴らしい。

 

鋼の精神力で愚息に血が集まるのを堪え、なんとか己を制する。

 

もう手を出しちゃっていいのではないかと、悪魔の自分が囁くのだ。

 

天使はこう返す、金持ちなパパンに社会的に殺されるぞと。

 

おっぱい、おっぱい、おっぱい、

 

童貞にこれはきつい、生殺しもいいとこだ。

 

ああ~おっぱいが大きくて可愛くて料理が美味い人とかいないかなぁ~

 

周りにいっぱいいるけど全員百合なんだよなぁ~

 

あ、なんかゴリッと何かが削れた感じがする。

 

そもそも俺なんで我慢してるんだろ。

 

そうさ、俺だって幸せになってもいいと思うんだ。

 

出世して、いい感じの嫁さん貰ってゴールインしてもいいじゃないか!

 

「なぁ、アリサ。俺もっと頑張ってみるよ」

 

「うん? まぁ、努力するのはいいんじゃない?(可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い!)」

 

そうだ、何を諦めていたんだ。

 

俺だって頑張ればなんとかなるさ、きっとそうだ!

 

やったるで、俺は絶対にかわいこちゃんをゲットするのだ!

 

これが何をもたらすことになるのか、神ならぬ青年に予見することなど出来なかった。

 

 




アリサちゃんの爆乳に埋もれて朝を迎えたい

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