幼馴染が百合ップルだった件について   作:袴紋太郎

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なんなのだ、なんなのだこれは


メイドさんがなぁー俺にもなー欲しいなぁー/すずか

695 >>1

メイドさんがなぁー俺にもなー欲しいなぁー

 

696ノーマルとは宇宙の統一基準

イッチの欲望は服装なのだろうか

 

697ノーマルとは宇宙の統一基準

メイド、いいよね

 

698ノーマルとは宇宙の統一基準

ミニスカじゃない、ロングでいいんだ

 

699ノーマルとは宇宙の統一基準

機関銃か、ナイフか、それが問題だ

 

700ノーマルとは宇宙の統一基準

>>699 そんなおっかないメイドいやどす…いやどす

 

701ノーマルとは宇宙の統一基準

イッチーはいつものだけど、今回はなんでまたメイド?

 

702 >>1

友達のとこに飯くいに行ったら、何故かメイド姿でお出迎えされてもうた

いやね、マジでこうご主人様プレイがね、破壊力がね!

 

703ノーマルとは宇宙の統一基準

もげろ

 

704ノーマルとは宇宙の統一基準

もげろ

 

705ノーマルとは宇宙の統一基準

もげろ

 

706ノーマルとは宇宙の統一基準

腐れろ

 

707ノーマルとは宇宙の統一基準

枯れ落ちろ

 

708ノーマルとは宇宙の統一基準

その子も百合でねーの?

 

709 >>1

んだんだ、でもマジで堂に入ってたからねー

 

710ノーマルとは宇宙の統一基準

ご主人様、なんかこう響きがエロい

 

711ノーマルとは宇宙の統一基準

メイドといえば巨乳

 

712ノーマルとは宇宙の統一基準

貧乳もいいぞ!

 

713ノーマルとは宇宙の統一基準

抱擁感を感じさせるでっぱいに一票

 

714ノーマルとは宇宙の統一基準

メガネ、メガネはないのですか!?

 

715ノーマルとは宇宙の統一基準

ケモ耳メイドは、めめしか?

 

716ノーマルとは宇宙の統一基準

ケモ耳にはあえて和服を押す

 

717ノーマルとは宇宙の統一基準

和風メイド、そういうのもあるのか…?

 

718ノーマルとは宇宙の統一基準

それは女中さんではなかろうか

 

719 >>1

これで百合じゃなければなぁ、求婚不可避なんだけどなぁ

 

720ノーマルとは宇宙の統一基準

それな

 

721ノーマルとは宇宙の統一基準

それな

 

722ノーマルとは宇宙の統一基準

百合はなー

 

723ノーマルとは宇宙の統一基準

LGBTに理解はあっても大多数じゃないんだよなぁ

 

724ノーマルとは宇宙の統一基準

そんなだから喪男が生まれるんだ!

 

※その後も皆でメイド談義がスレを熱くさせていった

 

◆◆◆

 

「いやぁ~悪いなぁ、ご馳走になっちゃって」

 

海鳴市の高級マンション、その一室でコース料理とばかりに揃えられた見た目も味も素晴らしい品々。

 

それを余すことなく平らげると、メイド服姿の月村すずかは微笑みながら皿を下げていく。

 

「気にしないでいいよ、食材とかノエルが定期的に送ってきちゃうから食べきれなくて」

 

メイド喫茶などであるミニスカートではなく、丈の長いロングスカートにエプロンドレス、フリル付きのカチューシャ。

 

清楚なイメージを抱かせる古典的なメイド服。

 

しかしながら一部が巨を超えて爆とまで成長した彼女が着込めば、一気に男の情欲を唆らせる魔性の色香を放つのだ。

 

「旦那様、お食事は気に入って頂けましたか」

 

「もう大満足っす」

 

男の料理など、焼く、煮る、揚げるの三択。

 

それに比べてどうだ、味もさることながら美女が作ったというだけで価値は天まで届くほどだ。

 

「ー―ーごめんね、少し外しても大丈夫かな」

 

デザートのトマトシャーベットを頬張りながら問題ないと返し、すずかは部屋を出て行ってしまう。

 

そういえば、今日はアリサはいないのだろうか?

 

窓から見える夕焼けをぼんやりと眺めつつ、青年は煩悩を打ち払うべく食に没頭することにした。

 

◆◆◆

 

「はぁ、はぁ、はぁ…!」

 

完全防音を施された寝室、そこで行われる行為を待ちきれないと息が荒くなっていく。

 

棚の隠し金庫に暗証番号を入力し、目当てのモノを取り出した。

 

そこには三重にパック閉じされたハンカチが一つ。

 

よく見ると乾いた赤い汚れがついている…赤黒く、絵の具のそれではない。

 

精巧なガラス細工を扱うかのようにハンカチを取り出し、汚れた部分が鼻に当たるよう押し付けた。

 

大きく、ゆっくりと深呼吸。

 

同時に脳髄を駆け巡る快楽信号が、脳内麻薬を多量に分泌させていくのだ。

 

「~~~~~~ッ、あ、ふ、ああ、すご、あふ」

 

腰砕けになりベッドへと崩れ落ちるすずか、その表情は「とろける」といわんばかりに快楽に溺れていた。

 

小学生の、卒業間近の辺りだろうか。

 

卒業式の準備のため、カッターを扱っていた際に青年が怪我をしてしまったのだ。

 

止血に用いたハンカチ、完全に乾ききり臭いの類など存在するはずがない代物。

 

しかしわかるのだ、自分には。

 

夜の一族、俗に言う吸血鬼。

 

血を啜り、200年の時を生きる怪物。

 

それが自分だ。

 

それが、月村すずか。

 

この事を知っているのは、家族や姉の恋人である高町恭也、そして親友の一人であるアリサだけ。

 

伝えられるはずがない、自分が化物なのだとどうして言えようか。

 

愛する者の血を吸い、そして己の血を与える。

 

夜の一族にとってそれは至上の愛情表現であり、長き時を共に生きようと願う契り。

 

素敵なことだ、想像するだけで体が疼く。

 

今もこうして残り香で己を慰めている通り、彼の血はすずかにとって麻薬同然。

 

ああ、ああ、ああ、扉を開いて襲いかかってはくれないものか。

 

ベッドに押し倒し、力ずくで純潔を散らして欲しい。

 

姉の方は逆に襲いかかるか、ロマンチックなシチェーションを求めるが…すずかは乱暴にされる方が好みだった。

 

荒い吐息と朱に染まった頬が、なんとも妖しげな色気を醸し出す。

 

慰めようにもアリサから貞操帯を付けさせられ、鍵は実家に帰省している彼女の手の中。

 

壊そうと思えば出来ない事もないが、そうしないのは彼への願い、

 

従僕の証たる首輪を付け、その鎖を彼の手に。

 

彼を主とし、その願いのまま全てを捧げたい。

 

端的に言えば、すずかは彼の雌犬になりたかった。

 

うん、どうしようもないマゾヒストである。

 

夜の街を露出散歩プレイとかしたがるタイプだ、恐ろしい。

 

息を整え、香水で臭いを誤魔化し化粧を直す。

 

そしたら見かけはパーフェクトメイド、中身はドM吸血鬼。

 

来るべき未来へ備え、完璧な雌犬となるためにすずかは花嫁修業を行うのだ。

 

ハンカチをまた金庫に収め、彼の待つリビングへと戻る。

 

「ご主人様、どうかすずかを―――」

 

欲望のまま、可愛がってくださいませ。

 

 




某食人系変態グルメキャラと被ってしまった…恐ろしい

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