もしもなのはに双子の妹がいたら?   作:赤いUFO

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第4話:幸福の在処

 笑ってさえいれば、幸せになれると信じていた。

 

 相手を想えば、相手も自分を想ってくれるのだと信じてきた。

 

 どんなに辛い日々でもいつかは終わりはやって来ると、信じ続けた。

 

 ずっとそう信じて生きてきた。

 

 だけど、失ったモノ。零れ落ちたモノがもう二度と戻らず。

 

 欲しかった(モノ)にもう手が届かないと打ちのめされた時、わたしはこれまで通り前を向いて笑えるのだろうか?

 

 

 

 痛みで目が覚めた。

 失った右腕からジクジクと苦痛を脳に訴えてくる。

 

「あ……つうっ!」

 

 医者に渡された痛み止めを用意してあるペットボトルの水で流し込むと時間をおいて痛みが治まってきた。

 荒くなった呼吸を整え、掻いた汗をタオルで拭う。

 こうして痛みに襲われた時に独りでいるともう慣れた筈の病院の個室が怪物の口の中のような恐怖を感じる。

 誰かの、温もりが欲しかった。

 

 

 よつばが本当に小さな頃、欠けたモノは何もなかった。

 父が肩車をしてくれたときの少しだけ高くなった視点が好きだった。

 優しく、明るい母が作る料理が好きで。

 たまにからかってはくるが、頼もしい兄がいて。

 よく絵本などを読んでくれる姉がいて。

 そして半身とも言える双子の姉がいる。

 

 それに傷が付いたのがボディーガードの仕事をしていた父が大怪我を負って帰って来たからだ。

 病院のベッドから起き上がることすら出来なくなった父。

 兄の恭也は始めたばかりの喫茶店を手伝うようになり。

 姉の美由希は父の看病に時間を割き。

 誰よりも忙しかった母は家でひとりでいるときに泣いていた。

 なのはも段々と笑うことが少なくなった。

 

 そんな家の中でなのは同様、よつばに出来ることは多くない。そんな日々の中である指針を得たのは偶然観ていたテレビで芸能人のインタビューだった。

 

 ――――笑う門には福来たるって言うでしょう?辛いときや苦しい時でも笑い続けていれば必ず幸せは訪れるんです!

 それがどのような意図の番組だったのかは覚えていない。ただ芸能人が言ったこの言葉だけはヤケによつばの心に焼きついた。

 だからよつばは笑い始めた。なのはを始め、家族にも。

 それが空元気だと家族も理解していただろう。それでも会話の減っていった食卓に少しずつ会話が多くなった。

 そんなよつばの願掛けのような行動が少しだけ功を為したのか意識不明だった父の士郎も目を覚まし、少しずつ快復へと向かって行った。

 

 だから、笑顔でいることは自分に、家族に、友達を幸せに誘うまじないのようなモノで。

 

 それでもやはり今回はさすがに無理だった。

 失った右腕を見る。

 もう戻らないだろうそれを考えると不安で仕方がない、何より落ちた時の恐怖と痛みを思い出してしまう。

 

 アリサは泣いていいと言ってくれた。自分の苦しみを分かち合ってくれる誰かが居ることが嬉しかった。

 でも、これから自分はどうすればいいのか。

 その不安だけはどうしても消えなかった。

 

 

 

 

 

「それでなのはさん。何か言い訳はありますか?」

 

 手当を終えたなのはは作戦室で笑みを浮かべたリンディと向き合っていた。

 しかしその雰囲気は表情とは逆のモノ。

 委縮しているなのはにリンディは溜息を吐いて言葉を重ねた。

 

「なのはさんがあのフェイトさんという子と確執があるのは分かります。彼女の手を借りたくないという気持ちも。ですがだからと言ってあのような無茶は認められません。一歩間違えば取り返しのつかないことになっていたわ」

 

 あの無茶でなのはのリンカーコアは大きく疲弊していたが、本来ならその程度で済む筈はないのだ。

 下手をすれば、リンカーコアが壊れ、魔法が使えなくなるだけならまだしも、その影響で身体に障害を残す可能性もあった。

 そうならなかったのはデバイスの優秀さ故か。それともなのはの魔法を扱う才能(センス)がずば抜けているからか。おそらく両方だろう。

 眼球から血が出た部位も今はアースラの医療技術とユーノの治療魔法で見た目は元通りになったが一気に抱えた負担は無視出来るものではない。

 現に、なのはは先程から体を動かす度に痛みが走っている。

 それに敵の攻撃である落雷を受けた影響もある。

 あれ自体、見た目ほど強い攻撃ではなく、なのはのバリアジャケットの防御面が優秀なこともあり、大きな怪我には繋がらなかった。

 それでも内側はボロボロであることに変わりない。

 ついでによつばが見つけたジュエルシードは既に封印処理がなされている。

 

「とりあえず、損傷したアースラの修理とシールドの強化。それに、残りのジュエルシードを持つフェイトさんたちの捜索。どちらもすぐに終わるモノでははありません。それになのはさん自身、今現場で動ける身体でもない。だから、一度、ご家族の下で療養してもらいます」

 

「え!?」

 

 リンディの命令になのはは驚く。

 

「あまり、学校を長く休んでも良くないでしょう?アースラの中で待機しているより、ご家族と過ごした方が心身ともに良い筈。今は体調を万全にすることを考えて。ね?」

 

 笑顔でそう諭されてなのははい、と頷く。

 

 それからリンディが事情説明として同伴することを告げて作戦室の外で待っているとユーノが心配そうになのはの身体について訊いてきた。

 

「なのは、傷はどう?」

 

「大丈夫だよ。ちょっと右目がぼやけて見えるけど、平気」

 

「あの時はありがとう。なのはが突き飛ばしてくれなかったら僕も……」

 

「にゃはは。アレは体が勝手に動いただけだから。それにユーノ君がすぐに抱えてくれたからわたしも海に落ちずに済んだし」

 

 だからお相子だよ、笑うなのは。

 

 そうしているうちに私服に着替えたリンディが現れる。

 

「それじゃ、行きましょう。転送場所は以前と同じ場所でいいかしら?」

 

「あ、はい!それと少しお願いしてもいいでしょうか?」

 

 なのはの提案にリンディは笑顔で了承した。

 

 

 

 

 

 なのはのお願いとは家による前に病院に妹のお見舞いを先に済ませたいというモノだった。

 これは転移場所が自宅より病院のほうが近いという理由もある。

 

 さすがに病院内で動物(フェレット)が入るのはマズいのでユーノには人型の姿で一緒に来て貰っている。

 

「よつばちゃ―――!」

 

 病室のドアを開けるとなのはは固まった。

 後ろにいたリンディもあら、と瞬きしてする。

 ユーノも同様だ。

 

「は、はひょひゃ……っ!?」

 

 そこには頬袋をリスのように膨らませて病院の購買で買ったと思われる菓子を食べているよつばがいたからだ。

 驚いて喉につっかえたのか苦しそうにしていたよつばは水で一気に口の中を胃に流し込んだ。

 

 呼吸を整えた後に誤魔化すように引き攣った笑顔を作って手を挙げる。

 

「え~と、久しぶり?」

 

「……」

 

 それになのはは答えずにジト目を向けた。

 

「……なにしてるのかなよつばちゃん?」

 

「いやその……病院食って味気なくて……それにやることも多くないからつい、ね?」

 

「……太るよ?」

 

「うっ!」

 

 よつばのお腹をツンツンと突きながら言うとよつばは顔を逸らす。

 

「ちょ、ちょっとだけだから大丈夫だよ!まだ大丈夫な筈……大丈夫だよね?……大丈夫、かな?大丈夫、大丈夫……?」

 

「そんなどんどん自信なくなっても……」

 

 そんな姉妹のやり取りを聞いていたリンディは口元を押さえて笑った。

 それを見たよつばは顔を真っ赤にさせた。

 

「ごめんなさいね。悪気はなかったの」

 

「え、と……」

 

 誰?という顔をしているよつばにリンディは軽く頭を下げる。

 

「初めまして、高町よつばさん。私はリンディ・ハラオウンです。ここ数日、なのはさんに私たちの活動を手伝ってもらっているの」

 

「活、どう……?」

 

「えぇ。ボランティア活動。少し体に異常のある動物のお世話をする活動なの」

 

「はぁ……」

 

 頷きながらなのはに視線を送るとなのはは笑いながらコクンコクンと頷く。

 

 まぁ、ジュエルシードによって異常を引き起こされるのは大概意志を持つ動物なので広い意味では間違っていないだろう。こじつけもいいところだが。

 

 リンディから説明を聞き終わるとよつばはなのはに視線を向ける。

 

「なのちゃん……なのちゃんはその活動、楽しかった?」

 

 訊かれて、なのはは躊躇いがちに答える。

 

「……うん。それにやりがいもあったかな」

 

 話した内容は違うが、魔法の存在を知って、それの練習で上手くなるのは楽しいし嬉しかった。ジュエルシードを封印する作業も大変ではあるが、やりがいを感じ始めている。

 それは間違いなくなのはの本心だった。

 

「そっかぁ」

 

 どこか安心したように。

 そして嬉しそうによつばは笑顔になる。

 

「ねぇなのちゃん。わたし、ずっと言ってたよね。将来はわたしと一緒に翠屋で働けばいいって」

 

「う、うん……」

 

「わたしね。不安だったの。わたしがずっと翠屋を継ぎたいって言ってたから、なのちゃんはそれを言い出せなかったんじゃないかって」

 

「え?」

 

 前々からよつばはなのはに一緒に翠屋を継ごうと言っていた。それはなのはがよつばに遠慮して曖昧な答えを返しているのではないかと思っていたからだ。

 自分が、双子の姉のやりたいことを阻害していたのではないかと感じていた。

 

「でも違うんだね。なのちゃんのやりたいことは別にあったんだね」

 

 だからなのはがやりたいことを見つけたのだと思ってよつばは安堵する。

 

 なのはもよつばがそのように考えていたとは思わなかった。

 よつばの誘いは深く考えたものだとは想像していなかった。

 双子の妹が自分のことをそこまで考えていたなんて。

 だからなのはも笑顔だが真面目に自分の考えを伝える。

 

「まだ、魔法(これ)がわたしの本当にやりたいことかはわからないけど、楽しいって思ったの。だから、この気持ちか本当か確かめたい、かな」

 

 それが将来、クロノたちのような管理局という組織に所属することか。それとも別の道になるかは分からない。ただ今は魔法のことをもっと知りたいという気持ちは強かった。

 

 そうして笑い合う姉妹を少し後ろで眺めながらリンディは思う。

 

(これは、なのはさんが怒るのも無理ないわね)

 

 この少しの会話だけでも判る。

 目の前の少女は本当に良い子なのだ。そして聡い。

 家族を想い、慕い。

 自分の考えを押し付けずその選択を尊重する。

 

 そして入院服の隙間から見える包帯と、最初に目が行くであろう肩から下を失った右腕。

 以前、それとなくよつばのことを訊いた際になのははにかみながら自慢げに言った。

 

 良く笑い、自分の夢のために努力できる子。

 自分よりも優しい子だと言っていた。

 

 よつばが怪我をしたのは自分たちが接触する僅か数日前だという。

 その僅か数日、早くこの地に来れれば防げていたかもしれない事故。

 そうすればなのはもフェイトにあのような態度も取らなかっただろうとも。

 

 そう思うとどうしようもないと理解しながら自分の不甲斐無さを後悔する。

 もっと早く地球に来れればとそんなことを夢想してしまう。

 

 内心で胸に後悔の杭を打ち込みながらも笑顔を張り付けて姉妹の様子を眺めた。

 

 

 

 

 

 

 その日の夕方。帰ってきたことを友人であるアリサとすずかにメールで連絡を終え、夜にアリサから返事が返って来た。

 

 内容は心配半分、お叱り半分といった内容だった。

 しかし最後に気になる文が添えてあった。

 

 今日、習い事の帰り道で怪我をしていたオレンジ色の毛を持つ大型犬を拾ったと。

 

 

 

 

 

 

 

 翌日。学校で詳しい話をアリサから聞き、よつばの見舞いを終えた後にすずかと遊びに行くついでにその大型犬を見せてもらうこととなった。

 

 そして実際会って一瞬呼吸が止まった。

 予想通り、フェイトの使い魔であるアルフが狼の姿で居た。

 向こうもこちらに気付き、念話を飛ばしてくる。

 

『アンタは……』

 

 しかしなのはそれに答えず、睨むように険しい表情を浮かべる。

 この光景はユーノが中継してアースラにも見られていた。

 

「なのは、どうしたの?アンタ大型犬って苦手だったっけ?でもこの子見た目と違って大人しいから大丈夫よ」

 

 アルフの頭を撫でているアリサになのはは慌てて誤魔化すように笑って両手を振るった。

 

「そんなことないよ!ただ、やっぱりオレンジ色の毛って珍しいなって……」

 

「そうだね。それに額に付いてるの、宝石、かな?どうなってるんだろ?」

 

 なのはに便乗してすずかも疑問を口にする。

 結局答えは出なかったが。

 

 その後、アルフの対応はユーノと管理局の人たちに任せてなのはは魔法に出会ってから覚えた複数思考で念話を聞きながら、表面上はアリサ、すずかとゲームに興じていた。

 この念話になのはが感情的になって割り込まないようにとクロノから言い含められている。

 

 リンディやクロノの説得に応じて全てを話す代わりにフェイトの保護を頼んで。ただ、フェイトは何も悪くないというアルフの証言にコントローラーを持っていたなのはの握力が強まったのは本人も自覚していない。

 

 アルフからもたらされたフェイト・テスタロッサの事情。

 フェイトの母親。プレシア・テスタロッサの研究のために本人からジュエルシードを集めを命じられたこと。

 それより以前からも多くの物を捜索、採集に色んな世界を跳び回されたこと。

 フェイトは全てが終われば母親が昔の優しい人に戻ると信じてかなり無茶なことを続けていること。

 

 アルフの視点から語られたこの事件の真相。それは()()()()()()()有益な情報だった。

 そしてここからは()()()()()()()()()()ことだった。

 

『では最後に。君たちがこの世界に来て重傷を負わせた民間人の少女。高町よつばの件についてだ。彼女を崖から転落させた経緯について知りたい』

 

「なのはどうしたのよ?いきなりぼぉっとして」

 

 突如動きを止めたなのはにアリサが尋ねる。しかしなのはは答えずに笑顔を作って逆に訊き返した。

 

「アリサちゃん。ちょっとお手洗い借りてもいいかな」

 

「え?いいけど」

 

「うん。じゃ、行ってくるね」

 

 立ち上がってなのはは遊んでいた部屋かから出る。

 こればかりは如何なる内容であろうと複数思考で処理できる気がしない。

 きっと態度に出てしまうだろう。

 

 会話の内容が念話で伝わってくる。

 

『あ、アレはアタシが悪いんだ!あのなのはって子だと勘違いして。デバイスも持ってないみたいだったからちょっと脅してジュエルシードを奪おうとしたら、柵が壊れるなんて――――!』

 

 そこでアルフが言葉を切る。

 

『そのよつばって子はどうなったんだい……?』

 

『命に別状はないそうだ。ただ、転落の怪我が原因で右腕を切除したと聞いている』

 

『―――――っ!?』

 

 アルフの息を呑む声が念話で伝わった。

 

『君自身が全て悪いと言っていたが主は傍に居なかったのか?』

 

『居たけど!でも……!!』

 

『でも、なに……?』

 

 何かを言い募ろうとするアルフになのはの念話が介入する。

 そこから聞こえる声はアースラの面々。アルフやユーノも制止するほどの冷たさ。しかしその中に込められた憤りは誰もが感じ取っていた。

 

『だからよつばちゃんが怪我をしたのも。あの子がアルフさんを止められなかったのも仕方ないって言うの?』

 

 責めるような声音ではない筈なのにアルフは自分に刃が突き付けられたような気がした。

 

『……悪かったと、思ってるよ。でもそれでもアタシが1番気にしなきゃいけないのはフェイトの事なんだ!だから―――――!』

 

 アルフとてよつばのことを忘れていた訳ではない。

 それでも生来よりひとつのことに意識を多く割く性分のアルフはその大半をフェイトのことに費やしていた。

 

 良く言えば一本気。悪く言えば単純。

 そしてなによりフェイトの現状の環境からそれ以外を見ないようにしていた。

 

 だがなのは側がそれで納得できる筈もない。

 なのははよつばが以前より笑顔に陰りが出来ているのに気付いていた。

 生まれた時から一緒に過ごしている家族だから当然だ。

 

『返、して……よつばちゃんの腕を……夢を……返して……』

 

 念話越しに聞こえるなのはの声。その悲痛な声に答えられる者はこの場にはいなかった。

 

 

 

 

 

 アルフとの話しを終えた後にクロノは念話をなのはに繋いだ。

 

『……クロノくん、ごめんね。割り込むなって言われてたのに』

 

『気にしなくていい。もし本当に割り込ませたくないのなら、君の念話を最初から切って置けば良かっただけのことだ。そうしなかったこちらのミスでもある。それで高町なのは。あちらの事情は大分知れた。君はどうしたい?』

 

 クロノの質問になのはは気落ちしたように話す。

 

『ねぇ、クロノくん。わたしの、せいなのかな?よつばちゃんがあんなことになったのは、わたしが魔法に関わってジュエルシードを封印しようとしたから、結果的によつばちゃんはケガしちゃったのかな……』

 

 それは一面の事実だった。

 なのはがジュエルシードに関わらなければ同じ状況でもフェイトとアルフは違う対応を取っただろう。

 よつばの怪我の原因はなのは自身にもある。少なくとも本人はそう考え始めていた。

 

『……少なくとも君が魔法に関わらなければユーノ・スクライアは暴走したジュエルシードによってこの世を去っていた可能性もある。他にも多くの被害が出たかもしれない。だから君があの時魔法に関わったのは間違った選択ではないと僕は思う』

 

 それは視点をずらしてクロノはなのはの罪悪感を和らげようとした。

 家族が自分が原因で重傷を負う。その事実を10にもならない少女が受け止めろというには余りに酷だと思ったからだ。

 だからクロノは言う。君の選択で結果的に多くの人が助かったのだから間違いではないと。

 それが一時のごまかしだと分かっていても。

 

『もう一度訊く。高町なのは。君はどうしたい?』

 

「わたしは―――――」

 

 

 念話と口。両方でなのはは自分の願いを口にした。

 

 

 

 

 

 




次で無印編は完結すると思います

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