もしもなのはに双子の妹がいたら?   作:赤いUFO

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次は八神家の面々で闇の書編を補完したいと思います。


それにしても本編最終話の遅れたはじまりのUA伸びがすごいです。
もしかしたらその内1話を超えるんじゃないかと思った。


番外編2:アリサ・バニングス『その手を引いて』

 まだ聖祥大付属小学部に入学した頃のアリサ・バニングスはとにかくワガママを絵に描いたような子供だった。

 すべて自分の思い通りになるのが当たり前で。そうならなければ癇癪を起こす。

 その気性が彼女が外国人という変えようもない事実も手伝って学校では浮いた存在になっていた。

 

 

 月村すずかもまた学校では孤立した存在だった。

 元より人付き合いが得意ではなく、周りに話しかけられても一言二言で会話が途切れてしまう。

 周りを避けるように読書へと没頭する彼女に話しかける子供は入学して2週間も過ぎれば誰もいなくなっていた。

 

 

 高町姉妹も学校では少し人の和から外れていた。幼少時の経験から互いに依存するような関係だった2人は周りと積極的に関わることをしなかった。

 

 

 そんな4人が交友を持つようになったのはちょっとした2つの事件が原因だった。

 

 ひとつは学校で浮いた存在だったアリサが同じくひとりで居ることの多かったすずかにちょっかいをかけたことが始まりだった。

 

 ある日、アリサがすずかのヘアバンドを取ったのだ。

 それは、学校生活で孤立していた鬱憤を晴らすためのちょっとした嫌がらせだった。

 取られたヘアバンドを返してと泣きそうになりながらも自分を追ってくるすずかが面白く、からかうような態度を取るアリサ。

 

 そんなアリサの頬をひとりの少女が張った。

 

『痛い?でも、大事なものを取られた心はもっと痛いんだよ?』

 

 そう言ってアリサを叩いたのがなのはだった。

 驚いて落としたヘアバンドを妹のよつばが拾ってすずかに返す。

 

 当時、親にも叩かれたことのなかったアリサは激怒してなのはに掴みかかった。

 それは傍にいたよつばとすずかに止められ、雨降って地固まるで仲良くなる、という訳では当然なく、高町姉妹とすずかが交流を始めたがアリサはむしろ孤立を深めていった。

 

 

 そんなある日、アリサが自分の鞄に入れてあった持ち物が紛失する。

 それは入学祝に父親から贈られたブローチだった。

 今まで誰かに見せたことはなかったそれを失くして今までにないほどに困惑するアリサ。

 これは後に分かったことだが、学校内で孤立していたアリサを一部の生徒が面白がって彼女のいない間に鞄から盗んだと判明した。

 そのブローチは小学生としては高額だが、手が届かない程に高いわけではなく。同じものを手に入れようと思えば手に入れられる物品だ。

 しかしそれは父親からプレゼントされたという意味で値段では測れない価値がアリサの中にあった。

 

 焦りのままにアリサは学校中を探し始めた。

 自分が今日通った道やそうでない場所も。

 それでも見つからず泣きそうな表情をしているとアリサに話しかけてきた少女がいた。

 

「えっとバニングスさん、どうしたの?」

 

 話しかけてきたのは先日アリサの頬を叩いたなのはの妹のよつばだった。

 よつばは慌てた様子のアリサを心配して話しかけたのだが当時はマイナスな意味でとてもプライドが高かった彼女はその心配を跳ねのけた。

 

「うるさいわね!アンタには関係ないでしょ!!」

 

 探し物が見つからない苛立ちから必要以上に攻撃的な態度を取ってしまった。しかしよつばのほうはそれで堪えた様子もなく、んーと首を傾げる。

 

「何か困ってるなら手を貸すよ?そんな顔してたらほっとけないし」

 

「だからアンタには関係ないって言ってるでしょ!!」

 

 そのままよつばを突き飛ばしてしまった。

 尻もちをつくよつば。

 

「よつばちゃん!?」

 

 次に現れたのはなのはとすずかだった。

 突然アリサが声を上げたので驚いて見てみると妹が倒されているのだからなのはの表情が険しくなる。

 これはまた喧嘩になるなとアリサが思った矢先によつばがなのはの肩に手を置いた。

 

「わたしが自分で足滑らせちゃっただけだから。そんな顔しないで」

 

 そう言ってなのはを止めた。

 なにか言いたそうにしていたなのはをひと先ず置いて、もう一度アリサに問う。

 

「最後に訊くけど、本当に大丈夫なんだよね?」

 

「……っ!!」

 

 最後、と言われてアリサは顔を伏せたまま知らず知らずに口を開いていた。

 父から貰ったブローチが入れてあった鞄に無く、探していることを。

 

 話を聞き終えるとよつばは一度頷いた。

 

「わかった。それじゃわたしはこっちを探すね」

 

 よつばの台詞にアリサはえ?と漏らす。

 

「見つけられるかは分からないけど人は多い方がいいでしょ?」

 

「ならわたしは向こうに行ってみる」

 

 それになのはもよつばとは反対方向を指した。

 

「わたしは職員室で落し物が来てないか訊いてみるね」

 

 最後にすずかも、だ。

 

 アリサは訳が分からなかった。

 先日喧嘩した。すずかに関しては嫌な思いをさせたのにそれを表に出さずに探し物を手伝ってくれるなんて。

 アリサが何かを言う前に3人は校内に散って行った。

 

 

 

 それから時間が経ち、生徒が残るのも難しくなって来たため教室に集まった。

 

「ごめんなさい、役に立たなくて……」

 

 申し訳なさそうにするすずかとなのは。

 アリサは顔を俯かせていたが考えていたのはブローチのことではなかった。

 先日すずかのヘアバンドを面白半分で取ってしまったことをブローチを探しながら悔いていた。

 自分はなんて浅はかなことをしてしまったのかと。

 

『痛い?でもね、大事なものを取られた心はもっと痛いんだよ?』

 

 その言葉の意味をアリサは身を以て実感していた。

 だからアリサはブローチを諦めてもういいよと言おうとした。

 一緒に探してくれてありがとう。そしてこの前はごめんなさい、と。

 

 そう口を開きかけるとまだ集まっていなかったよつばの声が耳に届いた。

 

「あったよ!コレだよね!」

 

「え?」

 

 教室に現れたよつばの姿に3人は目が点になる。

 外を探してきたのか、よつばはその制服が泥だらけだったからだ。

 特に袖とスカートの膝の部分が酷い。

 もうクリーニングに出しても落ちないのではないかというくらい汚れている。

 

「はい。これで合ってる?」

 

 しかし渡されたブローチは泥が付いているが間違いなくアリサのものだった。

 

「あ、ありがとう」

 

「見つかって良かったね!」

 

 そう言って泥の付いた顔を袖で拭うとその顔に泥が広がる。

 

「あーもう!?そんな拭き方したら余計に顔が汚れるでしょうが!」

 

 そう言ってアリサは自分のハンカチでよつばの顔を拭いてあげた。

 すると――――。

 

「あ、ありがとう、バニングスさん」

 

 そのとき何故か苗字で呼ばれるのが腹立たしかった。

 

「アリサよ……アタシもアンタを名前で呼ぶからそっちも名前で呼びなさい、よつば」

 

 目を丸くするよつばにアリサは僅かに頬を染めてなのはとすずかに向き直る。

 

「それと、2人もありがとう。なのは、すずか。先日はごめんなさい」

 

 そう言って頭を下げた。

 これが4人が仲良くなったきっかけの話。

 アリサの棘が丸くなった切っ掛けの出来事。

 

 

 

 

 

 

 

 高町よつばが学業に復帰したのは夏休みが終わって二学期が始まってからだった。

 始業式が終わった後にクラスのホームルームでよつばの腕のことを説明され、みんなで気をつけてあげましょうとか話していた。

 クラスメイトの視線が本人に集まるとよつばはぎこちない笑みで頭を下げる。

 そんなよつばになのはと友人2人は沈痛な面持ちで見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 よつばが図書室に行くとそこには見知った顔が高い位置にある本を取ろうとしているのが見えた。

 その子は3年に上がってクラスが別々になってしまったが去年までアリサやすずか程ではなくとも、比較的仲の良かった友達だった。

 同い年の中でも比較的身長の低い彼女は本を取るのに四苦八苦しているらしい。

 

「これでいいかな?亜由美ちゃん」

 

「あ、ありがとう……」

 

 渡された本を受け取ると礼を言う亜由美という呼ばれた少女。しかしよつばの右腕を見るとその眼をギョッとさせた。

 

「これ?ちょっと前に事故に遭っちゃって。気にしないで」

 

「あ、うん……」

 

 気まずそうに顔を伏せる亜由美によつばは意識してテンションを上げて話す。

 

「そうだ!わたしが休んでる間に新しい本とか入荷してるんだよね?何かお薦めがあったら教えてくれないかな?」

 

「ご、ごめん!あたし、ちょっと急いでるから!」

 

「あ……」

 

 そう言って逃げるように去って行く亜由美。

 それから入れ替わるように入ってきたすずかがよつばを見つけて近づいて来た。

 

 自分の左手をジッと見つめて立ち尽くしているよつばにすずかが不思議そうに首を傾げる。

 

「どうしたの、よつばちゃん。なにかあった?」

 

「ううん。なんにもないよー」

 

 そう笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 よつばとすずかが図書室にいる間、アリサとなのはは日直の仕事を終えて2人を迎えに行こうとしていた際にその会話が耳に入った。

 

「ねぇねぇ。高町さんの妹のほう。ホントに右腕無くなっちゃったんだね」

 

「見た見た!右の袖の中、無かったもん!」

 

 どこかゴシップを楽しむような声。それはなのはとアリサにとって気持ちのいい会話ではなかった。

 アリサがなのはの手を引いて急いでここから離れようとしたが向こうの会話が更に耳に入る。

 

「でもさ。あの子、前々から良い子過ぎるっていうか、それでいつもバニングスさんとかの後ろに居て前々から好きじゃなかったんだよね。だから今回の事ちょっといい気味って思っちゃった」

 

「分かる!分かる!腕がなくなっちゃったのにまだニコニコしててさ。ちょっと気味悪いよね」

 

(あ、マズ……)

 

 隣に居るなのはを見るとそこには首に提げている赤い球体を握り締めて歯を喰いしばっている親友が居た。

 陰口を叩いている子の方へと行こうとするなのはの肩を掴んで無理矢理その場を離れる。

 

「アリサちゃん離して!」

 

「落ち着きなさいバカ!ここでアンタが何か言ったってどうにもならないし、よつばだってそんなこと望んでないって分かるでしょ!」

 

 両肩を掴んだまま壁になのはを押し付けて話す。

 

「アリサちゃんはあんなこと言われて平気なの!」

 

「平気な訳ないでしょ!アタシだってあいつらを引っ叩いてやりたいわよ!」

 

 あの場に出て行ってあいつらの頬を張ってやりたい。噴き出しそうなこの感情を爆発させてあの言葉を撤回させてやりたい。

 もしあの場でアリサひとりで居ればそうしていたかもしれない。しかし横になのはが居たことで冷静になれた。

 

 

「いい?たぶん、これからあの子のことを悪く言う奴は増えると思う。それを1つ1つ対処してもキリがないし、余計によつばの立場を悪くするだけだと思う。だから少なくとも陰口くらいなら無視しなさい」

 

「でも!?」

 

「アタシたちが感情に任せても事態は好転しないって言ってるの!それで結果的によつばがここに居辛くなったら元も子もないでしょ!」

 

「――――っ!!」

 

 アリサの言い分を理解したのか、なのはは悔しそうに顔を逸らした。

 

 どうして自分の親友があんなこと言われなければならないのか。

 よつばから聞いた崖から転落させた2人組をアリサは家の人間を使って探させたが今に至っても犯人は見つかっていない。

 もし見つけたら自分たちが何をしたのか思い知らせてやりたいと危ない感情を抱く。

 

「とにかく、しばらくは様子見よ。本当に酷いことになりそうだったら全力であの子を助ける。いいわね?」

 

 こんなまどろっこしい方法しか思いつかないアリサは自分自身の無能さに嫌気がさした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学校内でよつばはなのはとアリサ、すずか以外は先生としかだんだんと話さなくなった。

 よつばが話しかけると無視されたり距離を取られたり。

 そんな環境下でよつばも徐々に口数が減っていき、まるで自分が学校に居ない者のように振舞うようになっていった。

 

 そんな日々になのはの苛立ちも増していき、すずかも不安そうにする表情が増えた。

 そして起きてほしくなかったことが起きたのはそんな時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 その日、アリサは職員室から教室に戻ろうと移動していた時だった。

 アリサもよつばの現状に頭を悩ませることが増えてきた中でその現場に遭遇したのは幸運だったのかもしれない。

 

 物陰に隠れるように複数の女子がよつばを囲っていた。

 

 

 

「ねぇ、アンタが学校に来るとさ~、クラスの空気が悪くなるからもう来ないでほしいんだけど」

 

「……」

 

 相手の言い分によつばは何も返さない。ただ、俯いてスカートを握っていた。

 

「どうせ学校に来ても誰とも話さないでしょ?だったら来る意味ないじゃん。あーでもお姉さんとは話すか。だったら一緒に転校しちゃえば?」

 

 そう言って笑い声が起こる。

 

 それを聞いていてアリサは憤る前に2つの安堵を感じていた。

 1つはこの場になのはとすずかが居なくて良かったと思ったことだ。

 なのははここ最近よつばに対して過保護というか少々過敏になっている。こんな現場を見たら何をするかちょっと予想できない。

 すずかもこんなものを見ればきっとすごく悲しんで落ち込むだろう。

 

 もう1つはよつばを囲っている連中のひとりがアリサにとってすごく言い包め易い相手だったことにだ。

 

 ただ、これを口にすることはアリサ自身にとってそれなりに嫌なことなのだが。

 憂鬱な気分を払ってその場にアリサは近づく。

 

「ずいぶん面白いこと話してるじゃない」

 

「アリサちゃん……」

 

 相手の後ろから肩に手を置く。

 

「人の友人を囲うの止めてくれるかしら?行くわよ、よつば」

 

 そう言ってよつばの手を引く。

 それでもその場にひとりだけそれを制止しようとする奴が居た。

 

「ちょっと待ちなさいよ!」

 

 溜息を吐いて言わないでおこうと思った言葉をそいつにだけ聞こえるように言うことにした。今から自分は最低なことを言うなと思いながら。

 

「うるさいわね。これ以上この子にちょっかいかけるなら、パパに言ってアンタの父親をクビにするわよ?」

 

「……っ!?」

 

 それで向こうも引き下がってくれたので振り向かずにその場を離れた。

 あの相手の父親はアリサの父の会社の1つで社長を任されている人だった。

 本人も散々周りに自分の親が社長であることを自慢していた。

 アリサ自身、あの子とその父親には何度かパーティーで会っていた。

 

(ま、ハッタリだけどね)

 

 アリサにそんな権限などある筈ないし、父に話したところでとり合う訳もない。

 ただ、あるかもしれないと思わせればいいのだ。

 

「アリサちゃん……あの……」

 

「卑屈になってんじゃないわよ……」

 

 振り向かないままアリサはよつばに言う。

 

「少し、難しいかもしれないけど、よつばはよつばのままで居なさい。アンタが縮こまってる理由なんてないんだから」

 

 この少女の顔に陰があるより笑ってくれている方がいい。

 もしそれを邪魔するなら誰であろうと許さない。

 

「うん、ありがとう、アリサちゃん」

 

 ここで、ごめんなさいではなくありがとうを言える。そんな友達だからアリサも味方になることに後悔が無いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「思えば、あれからもう10年なのよね」

 

「なんかその言い方年寄り臭いよアリサちゃん」

 

 翠屋のカウンターでソーダフロートを飲みながらしみじみと10年以上の付き合いになる友人を見る。

 

 よつばはグラスを丁重に拭いて食器の片づけをしていた。

 この時間は翠屋も人が少なく、店内には片手で数える程しか客がいない。

 今日すずかは大学の講義があり、ひとりで店に訪れていた。

 

「で、どうしたの黄昏ちゃって。会社の方でなにかあった?」

 

「大学も会社も問題ないわよ。忙しいけど充実してるし。ただよつばはずいぶんと元気になったなって」

 

 その一言で何を考えていたのか察したのかよつばは苦笑する。

 

「あの時はお世話になりました」

 

「いいわよ。こうして役得もあるわけだしね」

 

 言ってアリサはウインクする。

 役得というのはアリサとすずかは翠屋で全品一割引きのサービスを無期限で受けていたりする。

 あの後、よつばは学校でもその明るさを取り戻していった。

 

 最初は無視されたり避けられたりしたが、次第に人の輪は元の形に戻っていった。少なくともはやてが転入する頃には。

 

 そして今は元気に自分の夢に向かって進んでいる。もうアリサが手を引く必要はないのだ。

 

「そういえば、ちょっと前にその……テスタロッサって子と会ったんだって?」

 

「うん。話したのは少しだけだけどね。思った以上に良い人だったよ、テスタロッサさん」

 

「へー」

 

 アリサとしてももちろんフェイトに対して良い感情は持っていない。しかし、よつばがこうして許した以上、自分がとやかく言うのは筋違いな気がしている。もっとも会う機会のない相手なのでどうこうしようもないのだが。

 

「そういえば、なのちゃんたち、仕事でこっちに帰って来るかもって。はやてちゃんが言ってた。その時テスタロッサさんもこっちに連れて来るって。もし興味があるなら話してみたら?」

 

 よつばからもたらされた情報にアリサは良いことを聞いたと口元を吊り上げた。

 別に今更どうこうするつもりもないが、どんな奴か自分の眼で確かめてみるのも悪くないだろう。

 

 アリサはその時が来るのを楽しみにストローに口を付けた。

 

 

 

 

 

 

 




もし次にリリカルなのはで新作上げるならはやてたちが中学生くらいでリインフォース・ツヴァイ主人公(ヒロインではない)ものを書きたい。
闇の書の被害者たちに責められる守護騎士やはやてを見て加害者の家族としてこれからはやてたちとどう向き合うのか考える成長話とか。(口だけ)


もしくはSTSのちょっと前から始まるシャマルヒロインの普通のラブコメとか。


まぁ、今のところ連載増やす気はないんですけどね。むしろそんな話を自分が読みたい。

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