千変万化クリスちゃん   作:沖田不二乃
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2話です。
割と独自解釈が入ってるのですが、まぁギアの変化ってこんな感じじゃない…?って感じで読んでいただければ幸いです。


始まりのバックル

~前回のあらすじ~

 

アニメちゃんこと板場弓美と観たうたずきんがきっかけでサブカルにどっぷりハマったクリス。

訓練でギアを纏ったらクリス自身がうたずきんになって…

クリス、そんなことになるまでうたずきんにハマったんだ…響と今度一緒に観てみようかな?

 

 

 

 

()()()()()…だとぉッ!?」

 

 

どうみてもうたずきんのそれにしか見えないギアに驚いた。

 

 

「一体どうなってやがる…!?」

 

 

「どう、って言われても…」

 

 

「恐らくは、心象の影響によるギアの変化と見ていいでしょう」

 

 

トレーニングルームからエルフナインの通信が入る。

 

 

「あぁ。過去に映画や小説等を参考にしてギアを変化させる事例はあっただろう。…最も、ここまでモチーフに近い変化が起こることはなかったはずだが…」

 

 

エルフナインとおっさんの説明を受けて納得した。確かにギャラルホルン絡みの件がメインだがギアの変化は何度かはあった。

 

本来、シンフォギアっつーのは聖遺物の欠片を歌で起動して纏うんだが、纏うギアのフォルムってのは起動した奴の心象に影響されて変化するんだ。あたしのイチイバルは本来は弓だが重火器になってるのもそれだ。

ってことはだ。コレの原因、もう心当たりしかねぇ…

 

 

「クリスちゃん…」

 

 

「…あぁ。コレは…」

 

 

「可愛いッ!可愛さが爆発しすぎてるよッ!」

「わかる…このギアは良いぞ…」

 

 

どうでもよかった。

 

あたしは今うたずきんになっている。その事実を噛み締めていた…

 

 

「…あー、その、今日の訓練は中止にs」

「いや、やんぞおっさん。今ここで異常がねーか確かめた方が良いだろッ!」

「そうですよ師匠ッ!クリスちゃんの姿だけじゃどこまで変わってるか分からないんです、やりましょう訓練ッ!」

 

 

「そ、そうか…なら訓練を始めるが…無理は禁物だ、いいな?」

 

 

「言われなくてもそのつもりだッ!」

「行きますよ師匠!」

 

 

(推奨BGM:とどけHappy♥うたずきん!)

 

 

【RED TRIGGER HAPPY】

 

 

開口一番にあたしはおっさんに銃撃をブッパなす。

だが、弾幕の間をさも当然のようにすり抜け接近してくる。

相変わらず生身の人間がやる芸当じゃあねーが…想定済みだ。

 

 

「せぇりゃあああああーーーーッ!」

 

あたしの股下をトンネルみてーに潜り抜けて、バカがおっさんに向かってパイルバンカーの型を構えながら突撃する。

 

 

「ぬぅんッ!破ッ!」

 

 

「はぁッ!…どこッ!?」

 

 

おっさんが地面を脚で割り、壁を作る。直後にバカの拳で粉々になるが砂煙で姿が見えねえ…なら!

 

「ズッキズキ・ピカッとフォームだッ!」

 

 

【HAPPY SUNSHINE BULLET】

 

 

煙の上に向け炸裂する閃光弾をリリカルマイク型の武器から放つ。

 

 

「安易に煙の中を確認するんじゃないッ!敵にこちらの位置を知らせてるような…もんだッ!」

 

 

おっさんが飛び上がって閃光弾をキャッチアンドあたしへリリース…っちょ、おい…そいつぁ…聞いてねえぞ!?

 

あたしは投げつけられた炸裂する閃光弾で視界が封じられて…

 

 

「空中なら…いっけええええええッ!」

 

辛うじて防げたらしいバカが追撃するが…

 

「良い洞察力だ、だが空中に居る相手が無防備という道理はないぞッ!」

「うそォッ!?…ぶへぇっ!?」

 

 

空中戦も出来るらしいおっさんが迎撃してバカが叩きつけられた。

 

 

ようやく視界がマシになってきたと思ったら、おっさんが既に背後に居た。

 

「今日の訓練はこれで終了だ」

 

と、首筋に手刀を当てられあたしはグッスリ爆睡コースからさくっと気絶コースにシフトチェンジを余儀なくされた…

 

 

 

 

 

 

気絶したあたしはメディカルルームに直送されてそんままチェックを受けていた。

チェックが終わった頃に目が覚めた…あーあ、またいつも通りじゃねえかコレ。

基本、おっさんが相手の訓練はメディカルルームが恋人レベルで必ずお世話になる。それぐらいハードなんだよおっさんの訓練…

 

 

「クリスさん、お疲れ様です。チェックが終わって異常も見られなかったのでもう大丈夫です」

 

 

「おう、いつもすまねぇな、エルフナイン」

 

 

チェックを終えたエルフナインが部屋に入ってくる。

S.O.N.G.には欠かせない技術者のメンバーであるので、ギアの調整やメディカルチェック、他の業務等で忙しいハズだが…

それでもあたし達の身をいつも案じてくれてる、かけがえのない仲間の一人だ。

…たまには休んだほうがイイんじゃねーの?って思うことが多々あるんだがよ…

 

 

「いえ、コレがボクの出来ることなのでこれくらいは…」

 

 

「ったく、労いの言葉ぐれぇ素直に受け取っとけって。まだやることあんだろ?」

 

そう言いながらあたしはエルフナインの頭をぽんぽんと撫でてやる。…もふもふしてんな、コイツの髪。

 

 

「わわっ…あ、ありがとうございます…今はチェックを終えたので一通りの仕事は落ち着いてるので…

それより、クリスさん。少し見てもらいたいものがあるんですが…」

 

 

そう言ってエルフナインは資料をあたしに渡してきた。

そこに書いているのは今回の訓練の内容についての事だった。

 

 

「…あん?これ、今回の訓練のやつじゃねーか」

 

 

「はい。コレについて少しお話をさせてもらいたいんですが…」

 

 

「あー、コレな。心当たりはあんだよ…っつーか、それしかねーんだろうがな」

 

 

エルフナインにあたしのイチイバルが変化した経緯について、

あたしはその原点であるうたずきんが影響している事まで話した。

 

 

「…なるほど。実は、あのギアを纏っていた時のクリスさんのフォニックゲインの質がいつもと違っていたんです」

 

 

「フォニックゲインが…?」

 

 

「はい。ギアと同じように奏者の心象による影響と思われます。そこで、本題なんですが…」

 

よいしょ、とエルフナインは何やらバックルのようなものを取り出す。

 

 

「…これは?」

 

 

「ギアの変化によってフォニックゲインの質も変わるなら、と思って…

逆に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()そのギアを纏えるのでは、と考えて作ったのがこちらです」

 

 

「…つまるところ、仮面ライダーよろしくフォームチェンジ機能を搭載したバックル、ってことか」

 

 

「仮面ライダー…?」

 

 

「…いや、まぁ要はバックルに保存されたフォニックゲインを読み取ってギアをチェンジ出来るって代物だろ?」

 

 

「はい、イグナイトモジュールが使えなくなった今、新しいシステムを模索していたので、クリスさんに試験的に使って欲しいんです」

 

 

今まで使っていたイグナイトモジュールは、アダムとの最終決戦でダインスレイフの欠片を焼却した為使えなくなった。

エルフナインが研究室にこもりっきりになることがしばしばあったのは、新システムの模索の為もあったからだ。

 

 

「いいぜ、あたしに任せろ。つっても、何すりゃいいんだ?」

 

 

「今まで纏ってきたギアにあるフォニックゲインの保存から…と言いたいのですが、

一つのギアのフォニックゲインをバックルに保存してから使えるようになるまで1日は掛かってしまう上に、

保存中は他のフォニックゲインを保存することは出来ないので…

明日、今バックルに保存中の【うたずきん】の試験運用と、新たなギアのフォニックゲインの保存をお願いしたいんです」

 

 

「明日、か…」

 

 

明日、そういや録画予定のアニメが何本かあったな…ソイツぁ丁度展開的にアツいからあんまり後回しにはしたくねぇんだが…

 

 

「ちなみに、今後は心象の変化によるギアの変化、そのままフォニックゲインの保存までも考えてはいるので…

クリスさんが変化したいギアのフォームがあるなら、バックルを使ってギアのチェンジが出来るようにします」

 

「分かったやるぞ何なら今すぐ最速で最短で一直線にだッ!」

 

 

即決だった。

 

 

あたしがなりたいギアのフォームを考えたら、ソイツを使えるようになるんだ。

 

 

つまり。

 

 

()()()()()()()()()()!」

 

 

 

 

ケース1:ガンダムの場合

 

 

 

 

つづくッ…?




次回辺りからクロスっぽくなってきます。
どのガンダムにしようかな…







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