ケンイチの世界を特殊能力で生き残る 作:omega
「さぁー、入りたまえ」
隼人こと長老に案内されて、俺は梁山泊に入った。すると、原作通りの風景があった。
(うわー・・・なんだろうこの感じ、美術品を視ているようだ)
「そういえば隆明君、君はどんな武術がやりたいのかね?・・・ここには、柔術、中国拳法、空手、ムエタイがあるんじゃが・・・」
「・・・とりあえず、秋雨師匠のままでお願いします」
そう言うと、秋雨師匠は自慢ちょび髭を撫でながら、笑った。
「はっはっ!わざわざ、私を指命するとは・・・孝明君、よほどしごかれたいみたいだね」
人選を間違えたのかもしれない・・・・
秋雨side
「・・・・どうしたのかね?もう終わりか?」
「まだ まだ!」
私は今、孝明君と組み手をしている。本来なら、初心者は、体力づくりをメインで、やるべきだ。しかしどういうわけか、孝明君は体が出来ているので、仕方なしに組み手をやってているのだが・・・
(・・・この少年は、一体何ものなんだ?私が教えていく技を、次々にマスターしていく・・・こんなスピードで、成長していくものなど私は見たことがない)
「すきあり!」
孝明君は、私の懐に入って、投げようとした。
「ふむ・・・角度、タイミング完璧だ。だが、舐めてもらっては困る!ふん!」
私は、彼の手を取り投げ返した。普通なら、気絶するくらいの力で投げたのたが・・・彼はすぐ立ちあがり、向かってきた。
(なんというスタミナ!遥かに、常人の域を抜けている・・・すえ恐ろし才能だ。この子が、高校生位になったら、私を完全に越えるな・・・)
私は、内心驚愕しながらも、平然と彼の鍛練を続けた・・・
「そこまで!・・・二人とも、少し休みなさい。もう7時間ぶっとうしじゃよ」
俺は納得がいかず、抗議した。しかし結果は変わらなかった・・・
「貴方・・・強いですのね?」
俺が庭で体を洗っていると、金髪の少女が話しかけてきた・・・すでにわかるだろう?そう風林寺 美羽だ
(どうしよう・・・なんて言おう?)
「隙ありですわ!」
「おわ!、あぶねー!何するんだよ!」
「今のを避けるとは・・・私、同い年で私より強人、初めて見ましたわ」
人を襲っておいて、なんだその言い草は!
「ふん!」
俺は、怒ってその場を立ち去ろうとしたが、美羽が必要以上に構ってきた・・・うざい。俺は強くなりにここにきたのに。
結局その日は、美羽に付きまとわれて終わった・・・
秋雨師匠の柔術を一ヶ月続けた後、秋雨師匠が突然、今日から馬 剣星も修行に参加すると言い出した。もちろん俺に異存はないので、了解した。すると、馬師匠が俺の前に出て構えた。
「たかちゃんよろしくね!」
ちなみに、たかちゃんとは、俺のニックネームみたいになものだ。
「違う、違う。もっと力を抜くね!そんなんじゃ、いつまでたっても、おいちゃんを捕まえられないね」
くそ!柔術みたいに、簡単にはいかないな。特殊能力を持ってないからか?
結局、その後も馬師匠に遊ばれて終わった