GO GO! れめでぃおす   作:聖騎士07

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GO GO! れめでぃおす9

「フハハハハ! イサンドロ! それでも貴様は桃色を冠した聖騎士かッ! 弱い! 弱すぎるぞ!」

 

 激しい打ち合いの末、副団長のイサンドロが膝をつく。勝者のレメディオスは剣をかかげたまま周囲を睥睨する。

 

「誰かいないか! 私にかかってこい!」

 

 しかしながら怯えた聖騎士は誰も剣を取ろうとしない。

 

「姉様。もう国内には姉様にかなう人間はわずかしかいないわ。オルランド班長かバベル兵士長あたりなら相手になるかとおもうけど……」

 

 ケラルトが声をかける。

 

「……うーん……。むさ苦しい男と殺人鬼みたいな男か……あまり試合したくないな」

 

 苦虫をかんだような表情のレメディオスにケラルトはため息をついた。

 

「……全く仕方ないですね。それなら武者修行でもしたらいかがかしら?」

 

 レメディオスの瞳が輝いた。

 

「うむ。それは良いな。武者修行。私にぴったりだ」

 

 やる気をみせるレメディオスにケラルトは喜ぶ。と、レメディオスが振り向いて尋ねた。

 

「……で、武者修行とはなにか教えてくれないか?」

 

 

 

 ケラルトのアドバイスを受けてとりあえず近くの山に武者修行に出かけたレメディオス。

 

「では行ってくるぞ。たくさんモンスターを討伐して武者修行してくるぞ!」

 

 

 ケラルトはやれやれとレメディオスを見送る。

 

 暫くするとレメディオスが帰ってきた。

 

「……いや……そういえば10時のお茶がまだだったのだと思い出してな」

 

 

 

 ケラルトからお茶やおやつの為に武者修行を中断する人間はいない、ととうとうと語られたレメディオスは渋々武者修行に出かけていった。

 

 しかしながらすぐにレメディオスは戻ってきてしまった。

 

「おやつに戻ってはいけないのならまとめておやつを武者修行に持っていけば良いと思ってな」

 

 

 

 

 レメディオスが武者修行に出かけて三日経った。ケラルトはコッソリ様子を見にいく事にした。

 

 レメディオスは小高い岩場の上であぐらを組み、目をつぶっている。

 

 (…………これは瞑想して精神を研ぎ澄ませる修行ね。姉様もやるときはやるものだわ)

 

 

 ケラルトは感動してレメディオスに気づかれないように立ち去っていった。

 

 

 ケラルトが去って一時間後、レメディオスはパチリと目を開いた。

 

「…………うーむ。新しい必殺技の格好良い名前を考えるのは難しいな。仕方ない。『スーパーデラックス聖撃』か『グレートゴージャス聖撃』あたりにするかな……」

 

 

 

 レメディオスは一ヶ月間の修行を終えて帰ってきた。聖王女カルカが直々にねぎらう。

 

「レメディオス団長、無事に修行を終えられた事、めでたく思います。これからは亜人に脅えなくてすみますね」

 

「カルカ様。お任せください。今回の修行で完成した『スーパーゴージャスウルトラストロング……』いや、『スーパーデラックスストロングゴージャスプリティ……』いや、プリティじゃなくラブリー……えっと……ウルトラ、デラックス、うーむ…………」

 

 レメディオスはやっぱりレメディオスだった。

あなたにとってレメディオス・カストディオとは?

  • 愛すべきおバカさん
  • 理想の女上司
  • レメディオス様の靴で踏まれたい
  • 身近にいたらたまらない
  • いや、絶対に年齢詐称やん
  • きっと謎の覆面女騎士として再登場するよ
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