GO GO! れめでぃおす 作:聖騎士07
ケラルトがレメディオスの部屋を訪ねると折しもレメディオスは姿見の前できらびやかなドレスを着てくるくる回っていた。
「……ゴホン……姉様。いったいどうしたのかしら? こんな派手なドレスを着て……」
「ケラルト、今度私たちは映画に出る事が決まったらしいぞ? だからこうして主役に相応しい衣装を用意しておくのだ」
ケラルトの耳にもオーバーロードⅣと聖王国を舞台とした劇場版の制作決定のニュースは入ってきていた。
「……だけど姉様、アニメのオーバーロードは私たちではなく主役はアンデッドの魔導王だったのではなくて?」
ケラルトの指摘にレメディオスは頷く。
「うん。わかっているさ、ケラルト。しかし、よく考えてみたら良い。アンデッドが主人公のアニメなんて誰がみるんだ? やっぱり美女が主人公の方が絶対にうけると思うのだ。この際だから胸くらいなら出しても構わないぞ」
レメディオスは胸を張る。と、胸元が大きくカットされたドレスが胸元の谷間を強調する。ケラルトは自らの慎ましげな胸に敗北感を感じながらも食い下がる。
「しかし……しかし姉様は聖騎士団長として出演するのだからドレスを用意するのは意味がないと思うの」
「…………ぐぬぬ……」
◆
──ローブル聖王国聖王女執務室──
「……話はわかった。それで二人はそんな格好をしているのね……」
カストディオ姉妹を前にして聖王女カルカは頭を抱えた。
「……もちろん本番までに寸法直しはいたしますが……」
ケラルトは胸元が大きく開きすぎるドレスの前を押さえながら答える。先程、レメディオスが着ていたドレスだった。
「…………で、レメディオス団長の着ている露出が高い衣装はいったい……?」
レメディオスはどや顔で答えた。
「以前の映画で誰かが着ていたビキニアーマーだな。露出が多いので大人気間違いなし、だ」
◆
「……なんですって!?」
映画制作スタッフとの打ち合わせの最中にカルカの叫び声が響いた。
「……ローブル聖王国の宝石とも例えられている私の出演が最初の数シーンだけってどういう事なのです?」
監督が頭をかきながら説明する。
「……まあ、オーバーロードは出来るだけ予算を少なくするという上の厳命がありましてね……」
「で……でも、台本にはその後も登場シーンがあるじゃない?」
監督は更に恐縮して答える。
「……ああ……そこは代役ですね。ケラルトさんに代役をお願いする予定です」
監督は更に申し訳なさそうに続けた。
「……ケラルトさんの身体はその頃には登場しなくなって空いていますし。それにどうせボカシを入れますんで問題ないんです」
◆
──とある大手出版会社の会議室にて──
「……とりあえず聖棍棒のシーン、ヤルデバオトのカリンカ急襲の時はケラルトさんでいきます」
「了解です」
「……あ、どうせだからプレイアデスのシーン、全部ドッペルゲンガーでいきます? かなり出演料押さえられます」
「……あ、それ、いただき。他にカット出来るシーンないかな?」
「うーん。亜人のとこ、4期のクアゴア混ぜたらどうかな? 少し混ぜても気がつかないんじゃね?」
「そうですね。4期の撮影の際についでに撮っちゃえば……作品違いますけど盾の勇者の2期とかも……波のシーンで……あとは無職転生とか……」
「……うーん。さすがに他の作品は……うちの所の制作じゃないし……」
「あとはネイア……顔なしになったらエキストラに替えて吹き替えにするか……」
「了解です」
…………大丈夫だろうか? 劇場版……
※すべてはフィクションです※
アニメ4期&劇場版聖王国編楽しみww
あなたにとってレメディオス・カストディオとは?
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愛すべきおバカさん
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理想の女上司
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レメディオス様の靴で踏まれたい
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身近にいたらたまらない
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いや、絶対に年齢詐称やん
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きっと謎の覆面女騎士として再登場するよ