Call of Duty Witches Warfare   作:オスプレイ提督

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Prologue01 F.N.G.「クソッタレの新兵」

―良いニュースと悪いニュースがあります

 

 まずは良いニュースから。世界はいたって平和です。

 オラーシャでは超国家主義派と現政府支持派が衝突し内戦状態、

 1万5000発もの核が不安定な状況にあります。

 

―いつものことじゃないか。

 

―゙カレト・アル・アサド。

 膨大な天然資源を武器に現在、中東で第二位の勢力のトップに彼が登り詰めたとのことです。

 現在、諜報部が監視中です。

 

―それで、悪いニュースってのは?

 

―選抜試験に合格した新人が本日配属されました。

 

 名前は”ソープ”です。

 

 

Prologue01 F.N.G.「クソッタレの新兵」

ブリタニアークレデンヒル

ジョン・"ソープ"・マクタビッシュ軍曹

第22SAS連隊

 

 

 「ソープか、よく来たな。まずはテーブルの上にあるライフルとハンドガンを取れ。」

 「訓練内容は分かっているな?射撃場の1番レンジに入って待機しろ。」

 

俺はジョン・"ソープ"・マクタビッシュ。階級は軍曹。

憧れのSASに配属されたは良いが、このクレデンヒルは地獄だ。訓練訓練また訓練、

ここでできることは訓練とそのクソッタレな生活を日記に書くことだけだった。

配属早々、歓迎パーティも無しにいきなり訓練とは、この第22SAS連隊は訓練好きのワーカーホリックしかいないらしい。

と、内心愚痴を吐きつつテーブルにあるH&K社製の アサルトライフル”G36C”とハンドガン”USP”を手に取り、1番レンジに向かう。

 

 「よし、ではライフルを構えろ、ソープ。」

 

さっきから喋っているのは”ギャズ”。上官で射撃練習場で俺に銃の”手ほどき”をしてくれる。

キャップが良く似合う奴だ。

 

 「俺の指示に従って射撃してみろ。いいな?」

 

そう言って後ろの高台から指示を飛ばしてくる。

軍隊に入って数え切れないほどこなした行為に迷いはなく

放たれた5.56mmNATO弾は、当然であるかのように目標を貫く。

命令に従っていくつかの標的を無力化するとギャズがスイカを持ってきた。

 

 「ライフルってのはリロードするよりハンドガンに持ち替えた方が素早く攻撃できる。」

 

当たり前だ、手数が違うのだから。

 

 「だがナイフは、ハンドガンに持ち替えるよりも早く使える。」

 

そうだろう、手数が違うのだから。

 

 「試しにそのスイカを切ってみろ。」

 

そう言ってギャズはテーブルにスイカを置き、少し離れた高台に向かって行く。

その時、一瞬だが奴がニヤついているのを見逃さなかった。が、そのニヤけ顔がムカつくのでオレは

 

”ナイフを逆手に持ち”―

 

”思い切りスイカを”―

 

”ギャズに向けて”―

 

”水平に薙いだ”―

 

するとスイカは何故か目の前で

 

 

 

 

 

・・・爆散した。

 

ギャズは爆笑しながら

 

 「いいぞ!果物相手ならいつでもいけそうだな。」

 

と言っている。こいつはオレを舐めているのかと、心が「スイカが爆発する」衝撃から落ち着くと同時に、

メラメラとドス黒い感情が湧き出してきた。

文句の一言でも言ってやろうかと口を開いた瞬間、携帯が突然鳴らしたアラーム音に場の空気を支配されてしまった。

 

・・・オレのじゃない、ギャズだろう。とギャスの方を横目で見ると

さっきとは打って変わって真剣な眼をしていた。

 

―戦士の目だ。

 

 

しばらくしてギャズが

 

 「訓練は終わりだ”プライス大尉”がお前を呼んでいる。隣のハンガーだ。」

 

・・・今日は災難だな、と心の中でつぶやきながらギャズに一礼してから隣のハンガーへ向かう。

 

 

だが彼は知らなかった、これからの困難に比べれば先の訓練など”ままごと”に近く

 

これから起こる出来事は訓練とは程遠く、もっとかけ離れた、困難と呼ぶのもはばかるほどの出来事が待っていると言うことを。

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