うーん、今更ながらネタ、どっから出てたんですかね・・・
あの頃のようなイカれたネタが出ない・・・
なんとか取り戻します。ゆっくりご覧ください。
「・・・ゲホッ!誰だよヘリに自爆機能つけたのは・・・!?」
着陸後、ヘリはプロペラが爆散し、爆発のカウントダウンを始め、大急ぎで高木と名桐を担ぎ上げ脱出した。けが人はゼロなのが今回のラッキーだった。・・・まあそもそもヘリのニトロが爆発するってのが異常なのだが。そらプロペラぶっ壊れるわ。
「・・・まあ今回は不問にするか。ところで、俺呼ばれた理由って何?」
ついさっき気絶から復帰した名桐に尋ねると、嬉しそうに答えた。
「何って・・・!隊長の歓迎会ですよ!せっかくだからお祝いするんですよ!」
「・・・マジで言ってんの?」
「当然じゃないですか!ねえ?高木?」
「そうですよ!団長は俺達のこれからの生き方を変えてくれたんです!だったら恩返しするのが筋ってもんですよ!」
「・・・ああ、そうか・・・?」
高木もそう言いながら嬉しそうにする。都陥落作戦の事だろうか・・・?まあいいか。
「あ!着きましたよ!」
高木の弾んだ声で俺は思考を止め、高木と名桐がここだと言い張る要塞を見上げた。
「・・・これが?要塞じゃなしに?」
「違いますよ隊長!どう見てもウチの部隊の拠点ですよ!」
違う。俺の知ってる拠点には上の見えない壁なんてない・・・!
「団長、とりあえず入って下さい!」
「そうね!隊長!早く!」
二人に後押しされて入り口に手をかけると、
「団長!上です!」
「へ?」
壁が崩れ落ちてきた。殺意高ッ!!
「お前ら殺す気か・・・?」
俺は土砂崩れを何とか躱す事が出来た。
「やっぱり佐々木君がお料理しちゃダメですよ・・・」
「佐々木・・・お前もう名桐に作ってもらえ。誰にだって得意不得意はあるんだ・・・」
「もうやめてくださいよ副隊長!何で副隊長が包丁を持つと飛ぶんだよ!?せっかく高澤さんの作った壁まで壊れたじゃないですか!」
「・・・輝夜、頼むから飯作りはああならないでくれよ「はーい!」・・・佐々木副隊長、輝夜の影響に悪いから止めて下さい」
先程の壁崩れのせいか、ぞろぞろと部隊が出て来たが、瓦礫の上で座る俺を見ると、慌てて室内に戻って行った。
「佐々木君!隊長が来てる!急いでやめて!」
「お前、隊長殺しかけてたぞ・・・!」
「ブッ!マジっすか!?」
「団長に謝りに行った方が良いですって!」
「輝夜、絶対に佐々木副隊長みたいになるなよ「私は兄上みたいになりたい!」・・・それはそれでやめとけ」
結果、佐々木がダッシュで俺の方にやって来て、土下座した。
「申し訳ねえっす・・・!!料理してたら隊長が・・・!!」
一体どんな料理を作るつもりだったのかぜひ伺いたいが、それ以前に瓦礫の片付けだ。
「・・・いや、まあいいから片付けようぜ?後で詳しく聞くからさ?」
流石に色々あったとは言え都を落とした俺らの集まりの拠点なんだ、綺麗にしようぜ?
「そうっすね・・・お手伝いお願いするっす・・・」
「よし、任せろ」
佐々木に頼まれたのを皮切りに、俺は土砂崩れの山を消し去り、そのまま雑巾で拠点を全部拭き切った。勿論ゴミは分けてある。
「はい掃除終わり」
「「速っ!」」
女性陣の名桐と浅野に突っ込まれる。
説明しよう。俺はまあグダグタ生きてるわけで・・・家事全般は俗に言うカンスト状態だ。まだカンストしてないのは二丁拳銃と剣術程度か。その辺りはやはり一筋で生きてる奴には負ける。
「隊長・・・どうやったら天井歩いて雑巾拭き出来るんっすか?」
「掃除が好きだから?」
「いやそんな馬鹿な・・・」
「高澤さん、俺も同意見です・・・それだけでこれはちょっと・・・」
「いや、それ以前にタイムが・・・」
タイムも何も、こちとら八百万の小僧どもの身辺整理と部屋掃除を一夜で済ませていたのだ。今更拠点の一つ二つ、窓拭きと同レベルよ!
・・・なんて言えないので適当に能力で加速した。とだけ言って流した。やめろ武田、コイツヤバい奴だみたいな顔するな。元からだろ?
「そうだ!岸田は!?」
何かに弾かれたように名桐がそう言うと、澤田が答えた。
「アイツなら・・・高澤が本気で守った浅野の背後にあったキッチンで格闘してるぞ。・・・猪肉と」
またあの可哀想な猪妖怪か。・・・もう絶滅するんじゃなかろうか?
「じゃあ無事なのね?「そうだな」・・・なら、隊長を案内しましょ?いつまでも玄関じゃダメじゃない!」
掃除しましたは黙るとして、俺は案内された。
俺は流されるまま案内され、一つの部屋の前で止められた。
「ここっす!・・・てか、なんでまた俺が一番前なんすか!?「一応副隊長でしょ」・・・いや、名桐、それだけじゃ理由に「アンタの料理の余波で何か起きるかもしれないでしょ!」・・・だからこそお前に頼らずに飯の練習してるんだよ!「それぐらいさせなさいよ鈍感!」・・・んだと」
「夫婦漫才やめろよお前ら」
「高澤が言わないで!「お前が言うな!」」
「・・・すまん」
「ええい、話が進まん。・・・さっき掃除した時通ったから何ともない・・・先に入るぞ」
佐々木と名桐の漫才を流してドアを開くと、発砲音とともにクラッカーのカラーテープが俺に浴びせられた。
「・・・お、おぉ?」
「「「「「「「「就任おめでとうございます!隊長!!」」」」」」」」
クラッカーの方を見れば、料理していたはずの岸田が構えていた。
「おめでとうございます!隊長!」
いまいち状況の分かっていない俺に、名桐の賛辞と、武田の妹がしゃがめと合図してきた。
「おめでとうございます!兄上をよろしくお願いします!」
「おい、輝夜・・・」
「団長!これは俺と高木からです!」
そう言って類土と高木からは旗が渡された。
銀をベースとし、黒で作られた拳銃が二丁交差した絵の上に、俺たち全員のメンバーの名前が赤で書かれていた。
「・・・俺と高木でデザインした部隊旗です!」
「いや、ありがたいんだが、お前らさっきまで喧嘩してただろ?ありゃ何だ?」
「俺と名桐で決めたフェイク喧嘩っすよ!・・・そんな名桐と喧嘩できないっすよ、第一喧嘩しても負けるし・・・」
「ちょっとどういう意味よ!?」
「まあ落ち着いて下さいよ・・・妹の輝夜です。やっぱ隊長とみんなには伝えるべきだと思って連れてきました。妹共々よろしくお願いします」
武田が土下座しそうになったので止め、武田と輝夜に向き直った。
「武田、大変だったら頼れよ。・・・輝夜だな、お前の兄貴の隊長だ。一応な、よろしく」
「はい、ほうらいやま輝夜です!「ほうらいさん、な?」・・・名前難しいです!やっぱり兄上と同じ武田輝夜がいいです!「ダメだ」何でですか!」
「お前ら、飯出来たぞー・・・あ!隊長!飯、見てもらえますか!?」
周囲が騒がしく俺を包む。1億年以上一人だったので慣れていたつもりだったが、やはり家族以外の誰かがいると楽しい。変人しかいないのが誠に残念だ。
「よし!類土と高木の旗は採用!佐々木と名桐の喧嘩は放置!輝夜、武田ってのは軍に入らないと無理な名前なんだ、我慢してくれ。岸田!一番出せる飯と出せない飯出してこい!試しに食ってみる!以上!要件ある奴は後で来てくれ!」
「「「「「「「「イエッサー!」」」」」」」」
結局、こいつらは深夜帯まで歓迎会をしてくれた。類土と高木の旗は気に入ったし、岸田の飯も多少の修正で店が出来る程だった。
全員が酔い潰れるなり眠るなりしているところで、俺は月読命から寄越された書類を眺めていた。
妖怪、特に鬼類の行動活性化。それによって少ないが都民に被害が出ている。軍は警備体制を強化・・・
「・・・とか言いながら俺にだけよこすのか。要は俺に倒してくれって事だよな、これ」
鬼か・・・実物は知らないが、大男などのイメージが大きいな。・・・あり?昔に大男にあった気がするな・・・?いやでも鬼ではないよな・・・?なら何だ?
「ま、今は後回しか。そもそもそこ行くと双子ってのが意味わかんねえしな。・・・鬼、あえてぶっ倒さずに味方につけるか?それとも人質を取るか?・・・全部殺すか?」
なかなかに面白い。長くダラダラと鍛える行為しかしていなかったしな。いよいよ実践が多発するな!
俺は義眼を山吹色の義眼に変え、所有筋力を爆発的に上げる。
「さてと・・・明日の朝かな?軽ーく行くか!」
鬼、今までとは全く違う攻撃パターンだろうな!
とりあえず和解のパターンで行くか!
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翌日、矢川は都の拠点から姿を消した。
尚、その日の夜に戻った模様。
次回へ続く
ありがとうございました。
次回は戦闘・・・になると思います。ゆっくりご覧ください(戦闘描写ド下手)