真・幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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最近よく人から相談事持ち寄られます。

で、結構悩んでしまうって言う・・・

まあ、反吐がでるほどのお人好しなので仕方ないんですがね。


今回混沌との戦闘回です。重ねて言いますが、戦闘描写もド下手です。


ゆっくりご覧ください。


第十六話 自然の摂理に喧嘩売って行くスタイル

・・・さて、絶影と名乗ったのは良いとして、だ。

 

「行くよー」

 

 

目の前の数百の槍はどうしましょうか。・・・いや、確かに喧嘩売ったのは俺、神矢龍一には違いない。けどここまで頭おかしいのは聞いてない。何が行くよーで数百の槍出してんだよふざけてんのか。

 

 

「えぇ・・・」

 

 

俺は仕方なく抜刀した新月で当たりそうなもののみ弾く。そしてある程度弾いたのち、一本を掴み、混沌に投げ返す。

 

 

「ヘアッ!?・・・頭おかしいんじゃないの?」

 

 

ブーメランだ、誠に遺憾で仕方がない。

 

 

「お前にゃ言われたくないな!」

 

 

俺はそんな混沌に肉薄し、新月で混沌を袈裟斬りにする。が、手応えがない。

 

 

混沌を見ると確実に刃は通っている、が当たっていない。

 

 

「あー・・・僕当たり判定ないから」

 

 

クソ野郎でしたわ。当たり判定ないとか許されざる生物だ。当たり判定力学に謝れ。

 

 

「は?お前ふざけて」

 

 

文句を言おうとしたが、俺の背中を何かが貫いた。

 

 

「・・・んのか?」

 

 

ついさっき弾いた筈が俺に刺さったが、貫通したので腹から引き抜いて投げつける。勿論当たらない。

 

 

「いやいやいや、耐久性おかしいと思うけど?」

 

ふと背後を見ると、地面に刺さった槍は浮き上がり、俺を狙い始めた。重力に謝れ。

 

 

俺は新月を投げ捨て、拳銃を構える。

 

 

「あんまり手間かけると疲れるんでな。さっさと行くぞ」

 

 

一本目、切っ先を爪先で蹴り上げ、刃の部分を撃ち抜いて爆散。

 

 

二本目、バレルで切っ先を滑らせ、もう片方の手で槍の持ち手をへし折る。

 

 

三本目、そのまま撃ち抜いて破壊。

 

 

四本目以降、怠かったので地面を蹴り抜いて壁を作り、全部塞ぐ。

 

「・・・ふぅ。まさか全部追尾式とはな。恐ろしい空間認識力してるな・・・」

 

 

「そりゃどーも。・・・でもぶっちゃけこれしか取り柄ないんだよねー・・・と、言うわけで、パス!」

 

 

混沌は残念そうな表情をした後、手を打ち鳴らした。すると混沌の体を包んでいた妖気が変化する。

 

 

「・・・ったく、仕方ねえな。・・・お前か、今回のターゲット」

 

 

混沌がやや粗雑な口調になったかと思うと、一瞬で俺との距離を詰め、左手で薙ぎ払ってきた。

 

 

「ま、てめえが何かはどうでもいいわ!!殺せるなら上等だ!!」

 

 

薙ぎ払った左手はそのまま地面に打ち付けられ、逆立ちの状態で俺に蹴りを当てた。

 

 

「っ!!・・・なかなかやる・・・!ってかやり過ぎだろ。お腹いっぱいだわ」.

 

 

俺は混沌と一度距離を離し、防御のための山吹色の義眼を外し、赤色の義眼、

 

 

 

 

加えて青色の義眼を二つ同時に左目にねじ込む。

 

 

「うわ、戦闘途中に眼球抉るとかいかれてんな・・・しかも目玉二個は気持ち悪いな」

 

 

「・・・生憎義眼なんでな。そんな頭おかしくねえよ」

 

 

「そうかよ、なら余計に容赦しねえよ!」

 

 

混沌の再度の高速移動を躱し、赤色の義眼・・・炎で殴る。

 

 

「っ!火だと!?おい!パス!」

 

 

「え!?ちょ、無理!」

 

 

混沌が怯んだのを見逃さず、青色・・・水で周囲を囲む。

 

 

「逃がさねえぞ混沌。大人しく降参するかぶっ飛ばされやがれ?」

 

 

すると混沌は諦めた表情をした後、獰猛な笑みを浮かべて殴りかかってきた。

 

 

「だから無理って言ったじゃん。パス」

 

 

「・・・ここで引き下がるほど腰抜けじゃねーよ!!」

 

 

「そうかよ」

 

 

俺は水に炎を近づけて、一気に双方を覚醒させる。水蒸気爆発の完成。

 

 

「へぇ・・・んな技があるのか・・・こりゃ無理だな・・・だがなぁ!」

 

 

 混沌は中指を突き立て、ニヤリと笑った。

 

 

 「無理はいずれ可能になるからな!だがまあ・・・俺とコイツはあんたが気に入った、まだ生きてりゃ後で従ってやるよ!」

 

 

混沌は吹き飛ばされた後綺麗に着地したが、やはり爆発のダメージはあったのか、ゆっくりと地面に倒れた。

 

 

一人目。

 

 

「やられたぜよよ?」

 

 

「・・・まあ混沌は後方担当だからな。仕方ないといえば仕方なかろう・・・予想外には変わりないがな」

 

 

「・・・カッコつけるとあれですかね?

 

 

 

 

・・・だが、奴は四天王最弱。あやつを倒しただけでいい気になると痛い目を見るぞ?まだこちらには三人いるのだからな!

 

 

 

・・・みたいな?まあ流石にあそこまでやられるとは思ってませんでしたね」

 

 

「なかなか板に付いてるじゃないか。饕餮」

 

 

「そりゃどうも、貴方には負けますけどね?窮奇?」

 

 

・・・いやいや、味方やられたネタで遊んでるよあいつら・・・

 

 

「おーい、次お願いして良いか?」

 

 

俺はこのままだと面倒なのでさっさと次の相手をオーダーする。

 

 

「・・・次どうしますか?私が行きましょうか?」

 

 

饕餮が名乗りあげようとするが、窮奇に止められる。

 

 

「貴様は最後だ。・・・檮杌、行け」

 

 

「おん?窮奇は行かんぜよか?」

 

 

「私はまだ行かん。時間がかかるんでな」

 

 

「なら構わんぜよ。絶影!次は俺が相手ぜよ!!」

 

 

そう言いながら檮杌は拳を打ち鳴らし、その度に空間が揺れ、鉄を打ち鳴らすような音が出る。

 

 

・・・あれ、どっかで見たような気が・・・

 

 

檮杌は拳を構え、踵を浮かせ始めた。

 

 

「仕方ない、思考は後回しだ・・・行くか」

 

 

俺は義眼を山吹色と黄色に付け替える。能力は筋力強化と電撃。そしてそのまま力を抜き、首も一度右に傾ける。

 

 

互いに構え、睨み合うこと数十分。先に檮杌が動いた。

 

「ゼアッ!!」

 

 

檮杌が蹴った地面は隆起し、砂嵐が巻き起こる。そのまま振り下ろされた凶器に等しい剛拳は間一髪躱したが、俺の真下の地面は陥没し、地震が周囲に起こる。

 

 

「チイッ、外したぜよか・・・」

 

 

「外した、じゃねえよ死ぬわ!・・・って殺す気だったなお前らは!」

 

 

「次は外さんぜよ!」

 

 

そう言いながらもう片方の凶器で俺に殴りかかる。それを俺は一度掌で衝撃を逃がすために弾き、もう片方の拳で受け止める。が、凶悪な一撃で両手が痺れる。

 

 

「うへっ・・・お前質量無視しすぎだろ・・・」

 

 

 続けざまに檮杌は甲高い空気を割く音とともに手刀を振りかざす。俺はそれを両腕をクロスして受け止めるが、またもや地面が陥没し、俺の足は半分ほど地面に埋まった。

 

 

 「ッ・・・!?」

 

 

 両腕がミシミシと音を鳴らし、より陥没した地面に沈み始める。

 

 

 「仕方ない、小細工使わせて貰うぜ」

 

 

 俺は檮杌の手刀と俺のクロスした両腕の間に電撃で創った結界を展開し、陥没した地面から脱する。

 

 

 「おお!?」

 

 

 檮杌には数百万ボルトの電撃が流れていたはずなのだが・・・傷一つどころか焦げ跡もない。さっきの混沌といい非常識すぎる。

 

 

 「・・・今のはちょっと来たぜよねぇ」

 

 

 そう言いながら檮杌は二メートルを優に超える体をパキパキと鳴らす。・・・やはりどことなく既視感がある・・・茜だろうか?

 

 

 「・・・来たとか言いながら無傷ってのは喧嘩売ってんのか?」

 

 

 「いんや、これは生まれつきぜよ「生まれつきでお前は怪我負わんのかよ!?」細かいことは後ぜよ!戦って!勝って!死ぬ!それが最上の楽しみで、俺の信念ぜよ!」

 

 

ニヤリと檮杌が笑う。・・・これは生半可な攻撃は通じるどころか弾き返されて撲殺されるとか言う最高のオチが見える。

 

「信念・・・か。最高だな。生きて、いつか死ぬ奴が持つべきものだ・・・とと、そんなの後だな」

 

俺は大きく深呼吸をし、もう一度檮杌を眺める。

 

 

「なぁ・・・俺の技、まだまだ未完成なんだが・・・使わせて貰おうか!」

 

 

檮杌が獰猛な笑みを浮かべる。

 

 

「応!何でも来いぜよ!」

 

 

俺は両手に拳銃を構え、檮杌に掴みかかる。

 

 

「ん?どう来るか分からんが・・・止めさせて貰うぜよ!」

 

 

そうして檮杌は俺の耳を掴んだ。

 

 

「しまっ・・・」

 

生物というのは耳を掴まれると自然に身体を思い通りに動かされる。

このまま殴られるか投げ飛ばされるのがオチかもしれない。

 

 

・・・まあ、あくまでもマトモな本能を持ってる生物に該当するだけだが。

 

 

「た。とでも言いたいんだが、生憎俺はマトモじゃなくてな。基本的な生物のルールに該当しない」

 

 

俺はそのまま

 

 

 

 

 

 

首を丸ごと外した。

 

 

次回へ続く




ありがとうこざいました。

混沌は作者の直したい性格から発展しました。いずれ全員のベースは出そうと思います。


次回もお楽しみに。
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