真・幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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最近観葉植物を買いました。部屋に飾ってみたんですが、結構良いですね。

付けた名前はアルストロメリア・・・ではありません。名前つけてないですね。


全く関係ありませんが、ゆっくりご覧ください。


第二十六話 延長戦

大和の完全封鎖が完了した頃には、既に夕方だった。遅いな。

 

「お父さーん!!」

 

 

「もう一回本気出すね」

 

 

それぞれがそこそこ疲れていたが、幻夜は愛娘(血縁関係なし)の声を聞いた途端風魔も口を開く速度で疾走した。

 

 

「アイツのスタミナは無限か」

 

 

そのまま幻夜は縁を抱え上げ、戻ってきた。

 

 

「ただいまー」

 

 

既にその他には団子が握られており、縁の手にも団子が握られていた。

 

 

「お父さん・・・大丈夫だったんですね」

 

 

「ん、そりゃ縁が待ってるからねー」

 

 

幻夜はニコニコと笑顔を浮かべながら縁の頭を撫でる。

 

 

「龍一!無事だったのかい!?」

 

 

遅れて走ってきた諏訪子は驚いた様子で俺たちを眺める。

 

 

「無事も何もなあ・・・「「「「無傷」」」」なんだよなぁ・・・」

 

 

「まさか、あんな奴らにやられるとでも?」

 

 

「いや、流石に無傷はないだろうなぁ・・・って思ってたんだけどね」

 

 

「アレで傷を負うのはないと思うぞ。この刀疵だけで充分だ」

 

 

そう言って風魔が俺のつけた刀疵を指す。

 

 

「その傷深過ぎないかい・・・!?まあ良いや、ところで大和は?」

 

 

「檻の中「・・・心中察するよ」ハハッ、ワロス」

 

 

現在壊夢が見回りをしており、これ以降幻夜を除いて月毎にローテーションをする事となった。ここから一ヶ月が壊夢、次が俺、次が風魔、最後が侵二だ。幻夜が入ってないのは現在愛娘の面倒に忙しいからだ。元から乗り気でなかったので今回は許可している。次はない。

 

 

「ところで壊夢は?「あいつなら外壁蹴って恐怖感あおってるぞ」ちょっとやり過ぎじゃ・・・」

 

 

壊夢が喜んでやってるから仕方ない。因みに風魔は毎回悪天候にしてやると、侵二は毎回一匹捉えて足の指から一本ずつ潰して切り刻んでやるっておい待て。明らかに殺意が違うだろうが。神に親殺されたみたいな表情しやがって殺されてたわ。

 

 

「で、これからどうする気だ。大和も封鎖し終えたが、特にすることも無くなってしまったではないか」

 

 

「そう言えばそうか。じゃ、ここから3年間自由行動で。「適当か」めんどくさいしいいじゃん。「放任か」魂を鎮める。「鎮魂歌」種を飛ばす。「ホウセンカ」ごめん悪かったから突っ込んでくれ」

 

 

「冗談だ。・・・では、山にでも行くか・・・」

 

 

風魔はそう言い残すと残像を残して消えた。

 

 

「じゃ、俺もちょっと外すぞ」

 

 

「そのまま死なないようにお願いします」

 

 

「しばらく帰ってこなくて良いよー」

 

 

もう心配の声か罵声か適当に返しているのかわからない声を聞き流しながら俺はワープした。

 

 

「・・・ん?おお、主か!頭の上はやめて欲しいぜよな!」

 

 

飛んだのは壊夢の頭上。転移をシンプルにミスった。

 

 

「すまんすまん。3年間の休暇を出したって事の連絡な。月交代の見張り以外は休んでて良いぞ」

 

 

「了解ぜよ!・・・ところで主、今ちょっと良いぜよか?」

 

 

壊夢が俺に聞いてきたので、俺は別に良いと答えた。

 

 

「助かるぜよ」

 

 

壊夢は頷くと、俺を睨んだ。

 

 

「お前は家族にこんな事しとるが、なんとも思わんのぜよか?」

 

 

つまり、俺がやり過ぎではないかと言う事だろう。そらそうやろな・・・失礼、そりゃそうだろう。やることなす事が全部鬼畜の所業なのは百も承知だ。

 

 

「そりゃある程度は思うぞ?・・・けどまあ言い方悪いけど、口で言ってもわからない奴はやっぱ体に覚えさせるべきだと思うから・・・相当残る形で仕込んでるだけだな。不満があるならいつだって俺ぶん殴って貰って良いぜ?」

 

 

「いんや、単なる疑問ぜよ。別に納得が行かんわけでは無くてのぉ、一応俺も檮杌の頭領だったぜよから・・・ちと家族について気になったぜよ。主には親はおらんぜよよな?」

 

 

俺は前世を思い出し・・・苦笑する。本当に良くしてもらっていた割には俺は特に何も出来なかった。そのせいで親がクソ野郎なら良かったと思ったぐらいだ。要は良い親すぎた。送れたのは俺が死んだ保険金だろう。・・・こりゃ万が一帰った時ぶっ殺されるな。

 

 

「いない・・・な。この世界の始めが俺だからな。そういや俺が最年長になるのか・・・」

 

 

そうか、神がアダムとイブを作り出したのは単なる気まぐれの暇つぶしか。すると神の加護はペットに餌をやる感覚、又は作った人形をおままごとに使い、ご飯をあげるようなものか。天罰待った無し。

 

 

「変な龍神ぜよなぁ・・・」

 

 

そう言いながら壊夢は微笑んでくれた。

 

 

「お前だって変だろ。何なんだよ、斬りつけても電撃流しても無傷ってよお。長い間聞くのやめてたがやっぱり聞くぞ。何だそれ?」

 

 

壊夢は拳を開いて閉じてを繰り返しながら、首を横に振った。

 

 

「詳しいことは分からんぜよが、そもそも檮杌っちゅう種族は雇われて戦うような種族なんぜよ。そのせいか体は頑丈で、死ぬまで同じ力が出せるようぜよ。まあそのせいでいつ死ぬか分からんと全滅したんぜよがな。ま、能力に近いもんぜよ」

 

 

ふざけた能力だ・・・と俺は笑ってしまう。何なら理性を飛ばせば死ぬまで暴走する化け物になると言うことに気がついているのだろうか?

 

 

「そうか・・・ま、お互いおかしい奴って事だな。・・・ダメだ暇過ぎてイライラして来る。さっきからおかしいと思ったんだ。三年待つ方が向こうには精神的にもキツイのは分かるがこうも長いとイライラしてくんだよなぁ・・・」

 

 

拝啓、前の世界のキチガイ友人達へ。昔からよく言っていましたが、どうやら俺はどうしようもない変人のようです。てかもう狂人です。何デフォルトだと?うるせえお前らのゲームソフトのデータ消すぞ。龍神補正でバッテリーも壊すぞ。

 

 

などと考えながらイライラしていると、偶然壊しやすくしておいた地面から何か出てきた。

 

 

「で、出れた・・・!よし、皆!早くこの壁を壊しに行く「ほほーう」ッ!?」

 

 

丁度いいタイミングで脱走者が出た。しかも百人も出た。正直この程度は蟻の巣を潰す感覚と同じだ。

 

 

「なあ壊夢、半分くれない?「構わんぜよ」やったぜオラアッ!」

 

 

前略、両親へ

何かとありますが、愚息はやはり異世界でも変人のようです。とりあえず元気です。え?勉強しろ?・・・ちょっとトイレ。

 

 

・・・などとしょうもない事を考えながら刀を振り回し、笑ってしまう。

 

 

「ダメだわ、もう刀振ったりして暴れてねえとイライラする!」

 

 

返り血を浴びた互いを見合い、ニヤリと笑い合ってしまう。

 

「仕方ねえぜよな。・・・さーっさと荒らすぜよ!」

 

 

俺は側にいた神を一人掴み、同じように壊夢が掴んだ神に向かって投げる。壊夢も投げ、互いに激突する。

 

 

「な、何なんだ貴様らはぁ!?」

 

 

俺は最後の神に優しく微笑み、刀を翳す。

 

 

「単なる通りすがりのぶっ殺し担当者だ。まあ詳しくは三年後かな、龍華か須佐男にでも聞け」

 

 

俺は刀を振り下ろし、消滅させる。

 

 

「主、龍華って八百万しか知らん名じゃないんぜよか?」

 

 

「あ゛」

 

 

「あ゛、じゃねえぜよ」

 

 

まあ仕方ない。龍神と呼ぶと拗ねるからなアイツ。他にも須佐男は八岐殺し、天照は引きこもり大神、月読命はアホブラコンと呼ばれると拗ねる、まあそんな事俺しか言わない。いや言えない。

俺はその代わりクソ兄貴、にーさまの事嫌い、死亡詐欺と返される。二番目以外はどーでもいい。須佐男はなにも言わない。自分が悪いからってか?気に入らんやつは初手殴れと教えた筈なのだが・・・

 

 

「・・・まーいいや、俺だと分からねえよ多分、おそらく、きっと「どんどん不安になってるぜよ」いいいいいや、だだだ大丈夫だろ」

 

 

今更になりながらも事の重大さ(八百万封鎖は除く)に俺は気がつき、手が震えて視界が歪んで意識が宇宙に・・・ではなく単純に冷や汗ダラダラである。

 

 

やれやれと壊夢に首を横に振られる。返り血が無ければ日常だった。

 

 

「じゃ、この仕事が終りゃ、休んどくぜよ」

 

 

「おう、そうしてろ・・・俺はどうにか誤魔化す方法考えとくから」

 

 

結局何も思い浮かばず三年経過。アホらしい。

 

 

 

次回へ続く




で、まあ、可愛がってます。自称ゴミ部屋もここぞと物を捨てまくり、何とかマシになりました。何故引き出しから染色液、タンスからスライドガラスが出てくるんですかね。・・・私は一体何をしてたんですかね。

次回もお楽しみに。
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