真・幻想創星録   作:青銅鏡(銀鏡)

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相変わらず適当な時間に投稿してますが勘弁してください。


ゆっくりご覧下さい。






第三十話 アルハラ

昨日宴会を開いたせいで頭が痛い。所謂二日酔いと言ったものだろうが、全く記憶がない。

 

 

目が醒めると龍華と天照と月読命が俺にしなだれかかっていたが、特に何もなかった。・・・筈だ。別に大した事もしてないだろう。3人も何も覚えていないらしく、頭に何か心地の良い物が乗っていた感覚しか残っていないらしい。さては酔い潰れるまで撫でてたなこりゃ。流石に龍神もあの酒の量は無理か。

 

 

侵二は駄目どころか事故だった。昨日周りに囃し立てられて二人で飲み比べをしたせいで理性が崩壊。ゆうべはお楽しみどころか大惨事でしたね何やってんだテメエと言ってやりたいが、そんなこと言うと喰われるのでやめておこう。天鈿女を代表として侵二に様付けし始めただけだ。アイツは餓狼をも喰らう餓狼だった。

大丈夫、お前は悪くない。お前の顔と性格と喰われた奴らが悪い。

・・・だからそこらの女神に甘い言葉かけて気絶させたのは黙っといてやるよ。な?

 

 

幻夜は縁と終始いたため、酔うどころか酒を飲んだかも怪しい。と言うか二人揃ってスヤスヤと寝ていたので何もしていない。願わくばそのままでいてくれ。良心を守ってくれ。

 

 

で、本題の壊夢と風魔の馬鹿野郎だが、双方揃って大惨事どころか大災害を引き起こした。

ほろ酔いで目に付いた奴を捕まえては酔い潰れるまで飲ませ、手加減の無くなった拳骨と飛行で暴れ回った。更にコイツらは酒樽換算で1000は潰しているのにほろ酔いで済んでいるのが怖い。現在八岐の協力の下謹慎中。

被害者は知っているだけで神奈子、諏訪子、須佐男の3人もいるうえに隣で死んでる、と言うか幻夜と縁以外みんな目が死んでる。

 

 

「・・・クッソ頭いてえ」

 

 

「酒のせいとはいえ、恐ろしい事をやってしまった・・・」

 

 

「諏訪子様、お水です」

 

 

「ごめんありがとう・・・うぷっ」

 

 

「滅茶苦茶じゃん。何したの?」

 

 

「筋肉馬鹿と刃物馬鹿にやられた」

 

 

「察した」

 

 

頭がガンガンと鳴り、何度も吐き気が襲ってくる。初めての二日酔いか、最悪だな。

 

 

「あぅ・・・にーさまが2人いますぅ」

 

 

「月読命は全然酔ってないれすよぉ〜」

 

 

「兄上ー、私にも構ってくれていいじゃないですかぁ〜」

 

 

もう色々と酷い。絶対これ後で酔い冷めて自分の言動を殴りたくなる奴だ。絶対そうじゃねえか。特に天照なんかはツンデレを目指すとか言ってんのに大丈夫か?元から大問題だ(自己完結)

 

 

「うっ・・・兄、上」

 

 

「お前もかよ。どした?」

 

須佐男が死んでるのか生きてるのか分からない顔色のまま俺に寄ってきた。

 

 

「今、回、は、ありがと、う、ござい、まし、た」

 

 

絶命。悲惨の一言。目を回して気絶。人間なら急性アルコール中毒待った無し。死にたい奴からウチに来い。

 

「にーさまぁ〜」

 

 

「やめろフラフラすんな。仕方ねえから担いで送ってやるよ」

 

 

「わーい」

 

 

もう何と言うか、聞いてるのか聞いてないのかわからん。

そのまま龍華を背負い、右肩に月読命、左肩に天照を座らせて目の前へ空間を開く。

 

 

「じゃあお前ら、先に諏訪子のとこに戻っといてくれ」

 

 

「うーい。じゃ縁、死にかけの神様と社会的に死にかけながらも何人も落とした奴連れて帰ろ」

 

 

「はい!」

 

 

「ちょ、後の奴って私ですか「きっこえませーん」はぁ・・・」

 

 

「じゃ、お前らも帰るぞー」

 

 

「お〜」

 

 

龍華達は神界に捨てて帰った。

 

 

____________________

 

 

「で、命令だ。申し開きせよ」

 

 

「別に後悔も反省もしていない。そもそも酒の量を指定しなかった奴らが悪いし、あの程度で酔うのが悪い」

 

 

「別にこりとらんぜよ。また今度もやりたいぜよなぁ」

 

 

「クソかよ」

 

 

捨ててから小一時間経ち、侵二のテンションが再生した頃に八岐に預けておいた二人を戻し、反省したかどうかの確認をしたが、全く反省していなかった。

 

 

「謝罪しろと強要したら?」

 

 

「強要出来るか?「しばらく禁酒、禁煙な」申し訳ない。・・・いつか殺す」

 

 

「仕方ねえぜよな。今回は申し訳・・・やっぱ無理ぜよ!」

 

 

「嘘はつけないってか!正直者だなやかましいわ!」

 

 

何だコイツら。嘘がつけないせいで反省できないやつと、形だけ謝罪して殺害予告、お前ら悪魔かな?

 

 

「そもそもどいつもコイツも酒に弱すぎる。男なら川を酒に変えたものを飲み干すくらいの強さでいないと困る」

 

 

「開き直んな。どこにそんな侵二の翼を口につけたような奴がいるんだ。そもそもお前らの持ってる酒の度数が高すぎる。どっから盗って来やがった」

 

 

「壊夢作だ」

 

 

「最悪だな地球作り直すわ。絶対お前ら生まれる世界間違えてるわ。適当に異世界行って無双でもして来い。片道切符を売ってやる」

 

 

「結構だ。どうせ法外な請求をして来るだろう?私はここで生きてここで殺してここで死ぬ。私の最期の世界・・・いかん忘れてくれ」

 

 

「おい待てやそれだとお前が異世界転生繰り返してるように「そんなわけ無いだろうが。元々風神から人斬りの悪神に堕ちたもんでな。どうもその辺りで世界が変わった気がする」お前なぁ・・・ところで八岐のとこで何してたんだ?」

 

 

「ああ、アイツなら」

 

 

「酔い潰したぜよ」

 

 

「八岐ァ!!」

 

 

畜生ここに極まれり。ふざけんなよてめえら死ね(致命的な語彙力の欠損)、慌てて八岐覗いたら中指立てて気絶してるじゃねえか。

 

 

「子供の馴れ合いのような話はやめんか?・・・すまん、悪かったからその生卵を下ろせ、投げようとするな」

 

 

「誰のせいだ誰の!まあいい、話逸らすが・・・俺はそろそろ何処かに行くつもりだ」

 

 

「唐突過ぎる。・・・そうか、ならば前に何かほざいていただから卵を下ろせ。・・・前に言っていた自由行動だな?」

 

 

「そうなるな。幻夜はここ数年は諏訪子といるだろうからな。流石に色々仕切ってるのにもう首ぶっこむ必要もないしな」

 

 

「だろうな、私も少し遠出する。何か悪い事があれば連絡はしよう」

 

 

「・・・お前とは対立戦争しそうで笑うわ」

 

 

「まさか。そんな事あるまい」

 

 

「「ハッハッハ」」

 

 

とか言いながら絶対そうなるよななんて思いながら冷や汗を流す。やめろ風魔、お前も勘付いて鞘に手をかけるな。お前がやめろと言っている生卵投げるぞ。さっき持ってたのは茹で卵だけどな!

 

 

「じゃ、俺もちと・・・決めとらんがどっかに行くぜよ」

 

 

「では私は主上と。よろしいですか?」

 

 

「構いやしねえよ。幻夜、聞いてたか?」

 

 

「聞いてたよー・・・ああもう諏訪子、お礼言おうとして立つんじゃないよ。酔ってるんだから良いよ。どーせまた会うだろうし、僕は残るし」

 

 

「いや、でも言葉で言えないぐらいお世話に・・・おえっ」

 

 

「ごめんゲロりながら感謝食らっても気分複雑過ぎるし、何もありがとうとか言うもんでもねえだろ。また会えたら良いねぐらいで行こうぜ。どーせまた会うんじゃねえの?それに幻夜いるしな」

 

 

「・・・そう、だね。ありがとう。また会えたら良いね」

 

 

「そうそう、それで良いんだよ。・・・じゃ、行くぞ侵二」

 

 

「御意」

 

 

「え!?もう出ちゃうんですか!?」

 

 

驚く縁を幻夜が撫で、にこりと微笑む。

 

 

「思い立ったら出て行くのしかいないからね。ま、僕は残るけどねー」

 

 

「分かりました・・・龍神様!ありがとうございました!」

 

 

「はいよ!じゃ、何かあればお祈りでもしなさいな!ある程度は解決してやろうじゃないか!」

 

 

俺はほんの少し神様っぽいことを言い、やっぱり似合わなくて苦笑する。

 

 

「ダメだ似合わん。・・・じゃあな!」

 

 

俺は背中に羽を生やし、ゆっくりと羽ばたく。同じようにして侵二も翼を広げ、ゆっくりと空を飛び、縁と諏訪子が見えなくなるまで手を振った。

 

 

「・・・さて主上、どちらへ?」

 

 

「そうだな・・・行きたい所はあるか?」

 

 

「そうですねぇ・・・って、集落も少ないのにですか?」

 

 

「だよなぁ・・・」

 

 

「では、しばらく籠りましょうか?」

 

 

「山とかにか?・・・悪くはないな。じゃあそれで」

 

「御意。・・・どうせなら山一個落としましょう」

 

 

「結局それだろ戦闘狂」

 

 

「そのままお返しします」

 

 

何というか、馬鹿が集まると馬鹿な案しか出ないことを再認識しながら、手頃な山へと激突しに行くのだった。

 

 

このせいで後々事故を起こしたのは言うまでもない。

 

 

 

次回へ続く




ここから視点がポンポンぐちゃりと飛びます。先ずは風魔ですかね。

次回もお楽しみに
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