そうか、これって転生になるのか!と驚いたw
ツナの感覚では巻き戻ったんだけど、骸なら転生だよね。そりゃそうだと納得。
失礼しました!
いつものようにクロームを迎えに行ったら、骸ん家にヴェルデが居た。最近アルコバレーノとの遭遇率が高いなぁ。……川平さん大丈夫かな。見つからなきゃいいけど。あれ?もしかしてよく出前を頼んでいたのはそのせい?
「うむ。六道骸ほどの男がついた人物はどれほどかと思ったが、ただの女ではないか」
「なんだとっ!?」
「わーわー、獄寺君おさえて。相手はアルコバレーノだから」
「マフィア界に君臨する、あの?リボーンさんと同じ?」
そうそうとオレは頷く。ってか、獄寺君ってアルコバレーノのこと知ってたんだ。
「えっと、オレは沢田ツナ。よろしくね」
「断る。慣れ合う気はないからな」
……ヴェルデと獄寺君の相性って最悪じゃん。なだめるの大変なんだけど。
「そもそも私はボンゴレ10代目を暗殺しに来た。……よ、よせ。私はただの科学者だ。私の科学がどこまで通用するか腕試しをしに来ただけだ」
「無駄な労力と僕は言ってるのですけどね」
はぁと呆れた感じでため息を吐くなら暇があるなら、獄寺君を止める手伝いしてってば。あーもう!
「さっきから何をしている。む、ヴェルデか」
「久しいな、ラル・ミルチ」
ラルー!って感じで様子を見にきてくれたラルに感動する。多分いつもより遅かったからだろうね。
やっとちょっとは落ち着いたので、ヴェルデの話を聞く。ヴェルデは光学迷彩の研究をしていたらしいけど、骸に無駄と言われたんだって。そこまでいうのなら、試してみようってオレのところへ来たらしい。はいはい、無茶振りね。……無茶じゃないや。
「えっと、オレがヴェルデの部下を倒せばいいってことだよね?」
「ああ。ある一定の年齢以下の人間には見えるように設計しているからな。そこの男もラル・ミルチも文句はないだろう」
どうする?とラルに視線を投げかけられたから、オレは別にいいよって答える。獄寺君もオレの安全が確保されてるから渋々だけどいいみたいだし。あ、もちろん手を出すのはオレだけにしてって条件はつけたよ。
ってか、これヴェルデの方が不利じゃない?って思ったんだけど、ヴェルデは光学迷彩に自信があるらしい。だから今から仕掛けるってオレが聞いてもいいんだって。……すっげー、自信。
「なぁ骸。オレ絶対見つけると思うんだけど」
「いいのではないですか?」
助言を聞かなかったヴェルデの方が悪いって考えなのね。はいはいと頷いていれば、オレのケイタイが鳴った。ヒバリさんからだよ。こんな時間に珍しい。
「おはようございます、ヒバリさん。……えっ、あ、はい!多分そうです。すみませんっ!あとで回収しに行きますので、すみません!」
はぁとため息を吐きながらオレは通話をきった。骸はオレの声だけで察したらしく、笑っていた。
「……ヴェルデごめん。ヒバリさんが見つけちゃて、咬み殺したみたい。オレ案件っぽいから連絡きた。邪魔だから回収してって」
「なっ!?どこのガキが協力したんだ」
「違いますよ。あの男のことです、気配に反応したのでしょう」
「オレの存在にもすぐ気付いた男だからな。やれるだろう……」
ラルもヒバリさんにすぐバレちゃったもんね。あの人、ほんとどこ目指してるんだろ。獄寺君も対抗しなくていいからね。オレにも試せとか言わなくていいから。オレの予想だと、気配だけでは厳しいだろうけど殺気には反応できると思うから。
「だから時間の無駄と言ったのです。雲雀恭弥にバレる程度では、彼女には通用しませんよ」
「お前なぁ、ヒバリさんは普通の枠から出てるからな」
ヒバリさん程度とか言ったら、他の人達はどうなるのって話だよ。……オレのツッコミは無視された。はぁと再びため息を吐いたオレは、成り行きを見守っていたクロームに声をかけた。もうほっといて学校に行こうって。ヒバリさんが放置した場所は教えたし、あとはそっちでしてね。骸も多分目的を達したからいいはずだし。
案の定、オレが出て行っても誰も止めはしなかった。なんもしてないのに朝から疲れたよ。
学校についたらすぐオレはヒバリさんの姿を探した。朝から迷惑かけちゃったからね、謝りに行ったんだ。
オレがマフィアの跡取りって知ってるのもあるんだろうけど、今のヒバリさんまじで優しい。小言をもらったけど、許してくれたからね。……骸が関わってるって知ったら怖いけど。
ちゃんと黙ってた甲斐があったのか、ふつーにオレは授業を受けられた。けど、今日は授業の一環で小学校の夢について班にわかれて調べることになった。それも宿題という形で出た。仕方ないからオレはヒバリさんにメールを送信。授業だし許可をもらえた。といっても、返事はなかったんだけど。ないってことはセーフだから。
なんで中学生にもなって小学校のころの夢なんか調べるのかなぁって思ったけど、高校の進路を見据えてかも。受験があるし、一度原点に戻れってことなのかな。わかんないけど。
前の時は何にも考えず、ただ京子ちゃんと同じ班になったことを喜んだっけ。……いろいろ思い出してきた。そういや暗殺者きたよ。でももう倒しちゃったね、ヒバリさんが。
それよりジャンニーニだよ。……家綱が大変な目に合いそう。リボーンがオレの部屋に武器を広げるとは思わないし、京子ちゃんと同じ班になっていたから。ちなみにオレは山本と同じ班になったから、放課後は山本ん家に集合。どうしよっかな。
この頃のジャンニーニは抜けてるからなぁと思いながら、オレは避ける。なんでオレがいる位置に着地しようとするかなぁ。ラルも反応していたけど、ジャンニーニの顔は知っていたみたい。じゃなきゃ、撃ってる。もしくはリボーンに聞いていたのかな。朝のこともあったから、途中で絶対報告はしているだろうし。獄寺君が珍しくいそいそと帰ったのはジャンニーニが来るのを聞いたからだよね。それならオレにも言ってほしいんだけど、知っていると思って言わなかったのかな。
「初めまして10代目候補の沢田ツナ様。私、ボンゴレファミリー御用達、武器チューナのジャンニーニと申します」
「ええっと、よろしくお願いします」
これから世話になるだろうなぁと思ったオレは真面目に頭を下げる。アジトとかアジトとか作ってほしいから。イタリアと日本には最低でも必要だもんね。あれ?でもジャンニーニっていろんな人が暗殺されているから来たとかじゃなかった?骸のあの感じだと真っ先にオレで使えるか調べた気がする。え?じゃあなんで来たの?
「リボーン様からの依頼です」
「あ、そうなの?じゃあとりあえずオレん家に案内するよ」
リボーンは家綱についてるから仕方ないよねって思いつつ、こっそり家綱にオレは謝った。
家に帰ると家綱の叫び声が聞こえた。部屋が武器だらけなんだろうなぁと懐かしく思い、遠い目をしてしまう。現実逃避をしながらも、ジャンニーニを家綱の部屋へ連れてったけど。
「ほぉ。これは改造しがいがありますなー。おっと失礼」
ジャンニーニは目の前の光景に興味津々だったけど、すぐに思い出したのか、家綱とリボーンに挨拶していた。家綱になんで連れて来たんだよって目で訴えられたけど、お前も同じことするだろって目で訴え返す。家綱はリボーンを見て、うなだれた。……なんかごめん。
「仲がよろしいですな」
「誰がだ!」
家綱の反応にオレは苦笑いする。まぁ目だけで意思疎通できるのは双子だからであって、仲良いわけじゃないもんね。
「えっとオレ、宿題があって山本ん家に行かないといけないんだけど……」
もういいかなって確認したら、リボーンに呼び止められたから首をかしげる。
「おめーはこの中で欲しい武器はねぇのか?」
「え?」
「ヒバリにもらってるトンファーじゃ、実力の半分も出せてねぇからな」
やっぱ見る人が見ればわかるよね。相手が弱かったら、トンファーでも普通に使えるんだけどなぁ。にしても、武器なぁ。ぐるーっと家綱の部屋に飾ってあるリボーンの武器を見渡す。前の時にリボーンに徹底教育されたから銃だけはまともに使えるけど、オレ好きじゃないんだよね。言い方はあれだけど、感触が残らないから。
「んー、どれもピンとこないかな」
「そのグローブもか?」
オレの日課のトレーニングからリボーンは初代と同じ武器と思ったのかも。
「うん。さっぱり」
「そうか」
もしかしてこれが合ってるなら、オレに合わせてチューニングしてもらおうとしてジャンニーニを呼んだかな。本当はレオンが生み出すのが一番いいんだけど、オレに試練がやってくるのかリボーンは気になっているんだろうなぁ。オレもそこが気になってるし。
用意してくれたリボーンにちょっと悪いことしたかなぁって思いながら、オレは山本の家に向かった。
山本の家で班のみんなと一緒に小学校の夢を調べる。やっぱ山本の夢は野球選手になることだった。みんなが応援しているのもあって、オレは俯いてしまった。
「んー、オレは野球よりやりたいことが出来たんだ。な、ツナ」
「うぇっ!?えっと……」
オレが言い淀んでると、山本はみんなにあっさりとオレの手伝いをするって言っちゃった。みんなは当然オレのとこ?って疑問になっちゃって、なんとかオレは父さんの仕事の関係の跡継ぎ候補とだけ答えた。跡継ぎっていう響きから金持ちと思われたみたいで、羨ましいという話に移り変わった。大変なだけだよって言いながらも、チラッとオレが山本の様子を窺うと、頭を撫でられてしまった。
山本にはオレの気持ちなんてバレバレなんだろうなぁ……。
「じゃツナの将来の夢は会社を継ぐって書いてるのか?」
「へ?いや多分違うと思う。そん時は他にも跡継ぎ候補がいっぱいいたし、オレにまわってくる可能性は低かったから」
オレ自身何書いたか覚えてないんだよなぁと思いながら、小学生の時に書いた作文をちゃんと読む。いくらオレがうっかりしてるって言っても、流石に黒のマフィアを一掃するとかは書いていないはず。
「うーん、たいしたこと書いてないね。結婚して子どもを産みたいだって」
ウソは書かずに無難な内容を選んだんだろうなぁとその時のオレの心境がわかってしまった。あんまりこの宿題には役に立たない内容だなーとオレは思っていたんだけど、同じ班だった女の子達にものすごく賛同された。ちょっとオレが引くぐらいに。憧れの中の一つではあるんだけど、作文とかでは恥ずかしくて書けなかったんだって。へ、へぇ……とオレと男子はその勢いに押されながら、なんとか宿題を終えた。
また明日学校で、と山本ん家の前でみんなと別れる。オレはちょっと山本に用があったから最後まで残った。
「あのさ、山本。オレもう引きずるのやめる」
「ん?」
「だからさ……。山本、オレについてきて」
「おう!」
ニカッと笑った山本は多分オレが知ってる中でも上位に入るぐらい嬉しそうな顔だった。
今日一日いろいろあったなぁとオレは帰っていたんだけど、まだ終わりじゃなかった。
「……獄寺君、だよね?」
「じゅ、10代目……」
獄寺君は小さくなった姿をオレに見られたくなかったみたいで、すっげーショックを受けていた。前も10年バズーカの影響で縮んだけど、リボーンが防いでるから起きないと思っていたよ。
「いろいろあったみたいだし、今日は泊まっていきなよ。その姿じゃ大変でしょ。ね?」
「う……。は、はい……」
ショボーンとした獄寺君をオレが抱き上げると、獄寺君は真っ赤な顔になった。どうしたんだろ?
「そ、その10代目、当たってます……」
「ん?あ、そっか」
ちび達と同じ感覚で抱き上げたのはまずかったね。ごめんごめんと思いながらも、獄寺君がちっこいのもあってすぐ忘れてしまって、その度にビアンキにダメよって注意された。
「獄寺君もごめんね。オレに子ども扱いされるのは嫌だよね」
「そんなことないっス……」
あ、そう?とオレが良かったとホッとしていれば、急にリボーンが獄寺君をボコり始めた。なんで!?
ヴェルデ
研究をしているといつのまにか骸が部屋で寛いでいたのが、2人の出会い。
さらに無駄な労力と言われるが、自分の科学力では倒せなかった。
この男を従えている人物に興味が出てやってきた。
ツナに試す前に敗れた。
雲雀恭弥
誰もいないところで気配がしたから、トンファーで殴った。
骸じゃなかったが、咬み殺すのは決定。
自分のところで処理をしてもいいが、ツナ案件だろうと判断し連絡をいれた。
沢田ツナ
クロームのこともあって、いろいろと吹っ切れてきた。
ちっこい獄寺君は可愛いなぁといっぱいかまった。
獄寺隼人
災難だと思っていれば、役得だった。
一応、獄寺自身も止めている。
最後にはツナに一緒にお風呂入る?と聞かれ、鼻血が出た。
リボーンに何度かボコられたが、幸せすぎて効果はあまりなかった。
リボーン
ツナがいないので、ランボが10年バズーカを使うのを防がなかった。
のちにその判断を悔いることになる。
獄寺もツナを止めているが、顔が緩みきっているのでアウト。
作者の独り言。
原作沿いのはずなのに、オリジナル要素が多すぎ。
なんでだぁぁ!と思いながら書いてる。