この章までは書き上げたので、今日から7日連続更新です。
書き終わった感想をするならば、続き書かないとこれは怒られるかも…でした。
でも見届け人を終わらせたいんですよね、あと数話だから。
だからちょっと寄り道してからかな?
多分一番書きたいと思っている章だから、そこまで待たせないと思います。私の感覚で、ですが。
では、しばらくよろしくお願いします。
相変わらず仲の悪いリボーンとランボの仲裁しながら学校に向かうと、校門で獄寺君達の姿が見えた。雨降ってるのに、外で待っててくれてたよ。悪いことしちゃったな。
「ごめん!みんな、お待たせ!」
「オレらもさっき来たところスよ」
それなら良かったってオレが笑うと、獄寺君の顔が赤くなった。最初の頃は変なのって思ってたけど、獄寺君の反応に慣れてきた。良いことだよね。オレの中で前の獄寺君を押し付けようとしてないんだから。
チェルベッロが現れて、雷戦は屋上でやるって宣言したから揃って移動する。今日の戦いはランボだからみんな心配してたけど、オレの顔を見て納得したみたい。また顔に書いてたんだろうね。ヒバリさんが来ないのも、わかったんだろうなぁ。
「雷の守護者は中央へ。対戦相手は2時間前からお待ちです」
……屋上についてから思い出したよ。レヴィが殺る気満々で2時間前から待ってたことを。
「んーツナが気にする必要なくね?」
「オレがお伝えしたかったことを!……そうですよ、10代目。あの野郎が勝手にしたことです」
「うむ。試合前にどう過ごすのかは個人の自由だ」
その流れでお兄さんがボクシング語りが始まって、獄寺君が怒っちゃったけど、みんなのおかげで納得できた。
「沢田氏、雷の守護者を……」
レヴィのことばっかり考えてたから、チェルベッロに再度催促されてしまった。オレは慌てながらもしっかり伝えた。オレ達の不戦敗でって。
そっちには不都合がないはずなのに、すっげー警戒されちゃった。何企んでいる!?って感じで。
「えっと、オレの雷の守護者はまだちっこくて、意味がわかってないんだ。時期がきたら、ちゃんと声をかけるつもり」
なぁなぁじゃなくて、オレはランボの意志でリングを受け取ってほしいんだ。余裕があるとは言えないけど、前の時と比べたらあると断言できるよ。だからその時までオレが雷のリングを持つことにした。
「一敗しちゃうけど、それはしょうがないかなって」
オレの出した答えに獄寺君達は反対の声をあげなかった。……ううん、むしろ喜んでそう。リボーンも甘いとは思ってるだろうけど、満足そうな顔をしていた。
「ぶはっ」
オレの発言でのほほんとした空気が流れてたんだけど、耐えきれず噴き出した声で、流れが変わる。出来れば、XANXUSが来るまでに終わりたかったんだけどなぁ。
「反吐が出る」
吐き捨てたように言った言葉から、機嫌の悪さが底の底かもしれない。オレの甘さは9代目と近いから。……ううん、2度目のオレはもっと甘いのかもしれない。ケンカすら売られないしね。ただカッ消す存在でしかないんだろうなぁ。
「……ゆりかご」
ポツリとオレは呟いた。本当は最後までオレは知らないままで終わらせるつもりだった。けど、家綱の時みたいにオレはXANXUSをちゃんと怒らせないといけない気がしたんだ。
「てめぇ、その目……!」
前と違ってオレは同情はしていない。当然オレはこの戦いが起きる前から知っていたし、ヒバリさんや骸に言われたのもある。けど、お前ではボンゴレのボスにはなれないっていう目はしていると思う。XANXUSだけじゃなく、スクアーロからも殺気が凄いから。
「ツナ、お前なんか知ってんのか?」
リボーンに聞かれたけど、オレは答えない。だけど……。
「この戦いをする理由はいっぱいあるけど、その1つにお前に認めてほしかったんだ。あ、いや、オレも今気付いたんだけどさ」
オレはいろいろと知っている。なのに、この戦いを止めようとは思わなかった。いろいろと誤魔化して、モスカの中に9代目がいるってリボーンに教えれば、それだけで話が変わってくる。そりゃモスカに入ってる9代目には悪いとは思うよ、けど。
「……うん、だってお前9代目の息子だもん」
ボンゴレの後継の話だから、養子のXANXUSには関係ないっておかしいよね。XANXUSに認められる可能性があるなら、戦う理由の1つになるよ、絶対。
「ぶっ殺す!!」
……火に油を注ぎすぎたかもしれない。XANXUSが武器に手をかけてるじゃん。え、オレやばくない?みんなが後ろいるから逃げれないって!
「XANXUS様!!」
チェルベッロが止める前に、銃から炎が放たれた。ハイパー死ぬ気モードにはなったけど、正直今のオレに防げるとは思えない。それでも死ぬ気の炎をコントロールして、最大限に防御力をあげる。
「……あれ?」
技と技がぶつかり合う音や光は凄いけど、オレには全く衝撃が来なかったんだ。
「ツナさん、怪我はない?」
「……炎真っ!!」
でもなんで?炎真の大地の炎で防いでくれたのはわかるよ。なんでここに居るんだろ。XANXUS達が誰だ!?って言ってるけど、炎真はそっちには目もくれずオレの疑問にこたえてくれた。
「僕たちにも関係する話だからね。昨日の戦いも見ていたんだよ?」
「え?そうなの?」
全然、気付かなかったよ。殺気とかないとオレの直感には引っかからないもんなぁ。
「それに骸君にも頼まれていたから。ツナさんはどこか抜けてるからって」
……あいつ、オレにシモンのことを頼んでおきながら炎真にはオレのことを頼んでたのかよ。まぁそれはいいや。助かるし、と言うか……助かったし。ただ……なんつーか、あいつがオレを心配して手を回してるって聞くと、なんか企んでそうって思っちゃうよね。
オレが脳内で頷いてると、XANXUSが痺れを切らしたみたいで再び銃をオレ達に向けた。
「答えろ、カス」
「……僕は同盟のシモンファミリーだよ」
「聞いたことねぇぞぉ!!」
「弱小ファミリーだからね」
炎真、絶対弱小に見えないって。オレは心の中でツッコミを入れた。だって、XANXUSの一撃を防いでピンピンしてるんだよ!無理があるって!
「ツナさん、僕たちのことは気にしなくていいよ。あの人がボンゴレの後継者になったら、シモンはボンゴレと同盟破棄するから」
えぇ!?とオレが驚いた声をあげたら、今度は炎真が驚いた。
「昨日の試合をみればそう思うよ。これは僕たちシモンの総意だから。それにツナさん……友達を殺す気なんだよ。同盟なんて続けられるわけないじゃないか」
……確かに。今のXANXUSがボスになれば、絶対にオレを殺すよね。シモンのみんながそのままボンゴレとの関係を継続するはずがない。オレだって、未来の白蘭は許せなかったし。
「XANXUS様、これ以上の行為は失格とさせていただきます。…………では、今回の守護者対決は沢田氏側の棄権によりヴァリアー側の勝利です」
チェルベッロの言葉で、XANXUSは止まった。ただオレの発言は忘れていないだろうから、暗殺しかけてきそう。
「はぁぁぁ……」
久しぶりにおっきな溜息が出た。平穏とは言えなかったけど、前と違って大きなトラブルはなかったのに自分から作っちゃったよ……。って、それよりシモンのことだよ。
「さっき言ったよ、ツナさん」
……だからオレの顔どうなってんの。
「ツナ、きっかけはボンゴレでもこれはシモンの問題だぞ」
「ゔ。……わかったよ。みんなに気をつけてってだけでも、伝えてくれる?」
「うん、もちろん。じゃ僕は帰るね」
うーん、炎真を見送りながら思った。こういうのは炎真の方がしっかりしてるよね。オレはリボーンに言われて止まったのに、炎真はボンゴレの問題だからってあっさり帰ったから。そりゃオレが声をかけたら協力はしてくれるみたいだけど。実際、骸に頼まれてオレのこと助けてくれたし。
「おめーらも帰れ。オレはツナと話があるからな」
「あはは……」
オレが遠い目をしてるけど、獄寺君達も帰っていった。相手がリボーンだからってのもあるだろうけど。
「ツナ」
「うーん、わかった。話すよ」
そのかわり話してる間の警戒はお前がしてって頼んだ。危険がないとオレは見逃しちゃうから。
「XANXUSは養子だよ」
「……そうか」
疑ったり、怒ったりするかなーと思っていたけど、リボーンは冷静だった。
「止めなくていいの?」
「今さらオレが止めねーと思ったから話したんだろ」
「まぁね」
やれやれと言った感じでリボーンは息を吐いた。けど、すぐに切り替えたのか、あいつらにもいい経験になるしなとニッと笑った。
「……あー、やだやだ。オレ、お前に似た気がする。今それ聞いて、頷いてるオレがいるもん」
「そこはオレ様に似て光栄に思うところだぞ」
えーって言いながらも、オレはそこまで嫌じゃなかった。リボーンは機嫌がいいのか、オレに似たならボンゴレは安泰だなとか言ってる。
「にしても、ツナ。おめー、家光に冷たくねぇか?」
「だって父さんだし」
フゥ太のランキングに入ってるけど、ダメな父親だと思ってるのは事実だし、好きか嫌いかって聞かれるとビミョー。尊敬はしてるけど。それにこの情報を知ってても、父さんが9代目のところへ向かう覚悟に差はつかないし。
「あ、そうだ。オレの超直感、さっきから反応しなくなったんだ」
「あの攻撃か」
「みたい」
「ツナ、勝たねーと認めてもらえる以前の話だぞ」
「それはわかってる」
ただ超直感が反応してたってことは、オレの今の力では防げなかったってことだよな。リボーンもちょっと難しそうな顔をしていた。俺に合う武器がないもんね。
「んーでも何とかなるよ」
もう超直感もひっかからないしねってオレが笑えば、リボーンもそれもそうだなって頷いた。リボーンにしては楽観的だなとは思ったけど、それだけオレを信頼してくれてるってことだもんね。
一方その頃。
少々目立つ男2人組が歩いていた。一人は全身真っ白で、もう一人は黒を基調とした服を着ていたのだから、対比で目立たない方がおかしい。
黒の方はポイントで藍色が入っているため、白ほど目立たないのかといえば、それはないと誰もが答えるだろう。彼の肩にはフクロウが乗っていたのだから。……それに髪型も変だった。
それでも彼らの歩みを止めるものはいない。いくら変だと思っても、止めるほどではないのだ。
「んーまだ時間があるし、マシマロ買いに行こうよ♪」
「どうして僕が付き合わないといけないのですか。さっさと行きますよ」
「えー。そうだ♪骸クンはチョコ買いなよ」
「……まぁ少しぐらいならいいでしょう」
仲がいいのか、悪いのか。恐らく2人に質問すれば、どちらの答えも聞ける。
「お父さんを助けてあげれば、ツナちゃんは喜んでくれるよね、骸クン」
「何度言えばわかるのですか。僕は沢田ツナではありませんから、わかりませんよ」
「もぅイジワルだよね、骸クンは。あーあ、早く会いたいなぁ、ツナちゃんに」
「僕は愛しのクロームに会いたいです」
息が合うのか、合わないのか。変な2人組は洋菓子店に向かってから、ボンゴレ本部へと乗り込んだ。もちろんモスカという兵器の資料を盗んでいくのも忘れない。
9代目の影に撃たれ、重傷を負って身を潜めるように隠れていた沢田家光はそんな変な2人組に助け出されることになる。
そしてこの2人が動いたことで、ツナの超直感がおさまったことに誰も気付かなかった。
沢田ツナ
リボーンの指摘通り、家光には冷たい。
ただ今回気付かなかったのは、前の時に聞いてなかったと言うのもあるが、家光がやられるとは思ってないという信頼から。
沢田家光
怪我は痛いし、可愛い可愛い娘に忘れられたし、めんどくさそうな人物にも絡まれる。
通信が妨害される可能性があるので、ツナが信じた骸に情報を託す。
なお、白蘭の情報がなければこのまま死亡していた。
ラルが日本にいたことで救出作戦が失敗したため。
六道骸
割と本気でクロームに会いたい。
仲がいい?そんなわけがないでしょう。もしや、目が腐ってますか?
白蘭
早くツナちゃんに会いたいなぁ〜♪
僕と骸君の仲?もちろん、いいよ(ニッコリ