魔法先生ネギま project in TOHO   作:水崎雨月

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まず謝ります。申し訳ありません。

2日目は2班と4班が何をしているのかわからなかったため、奈良県の観光地で検索して出たところを適当に書いてます。

そして、2日目夜のイベントは魔理沙を加えようとしましたが、式神を見破れる魔理沙を入れた場合のうまい展開ができなかったため原作通りです。そして、原作通りのところはダイジェスト風(?)に書いています。

その分3日目夜を頑張って執筆していますので。
では本文どうぞ(全然話進んでないけど(ボソッ





修学旅行2日目

 修学旅行2日目の朝。

「ふわぁー」

 あくびをしながら霊夢は旅館の廊下を歩く。

 向かうのは1階の大広間。そこで朝食を食べるのである。そこに、

「ネギ先生。おはようございます」

「あ、博麗さん。おはようございます」

 スーツ姿の子供先生、ネギが目の前にいたので、霊夢はとりあえず礼儀としてあいさつをする。そして、

「昨日の夜はお疲れ様でした」

「えっ!? な、なんのことですか?」

 慌てながらとぼけようとしたネギに霊夢は軽くため息をつき、

「ちょっと失礼」

 ネギのスーツの内ポケットに手を伸ばして中を探る。

「え、あ、ちょっ」

 目当てのものを見つけてスーツからネギの親書を取り出す。

「あ、か、返してください。それは大事な」

「わかってるわよ」

 左手で持って、右手の人差し指で四隅をなぞり、封がされているところを軽く数秒当てる。

「お返しします。盗られても大丈夫なようにネギ先生と、ネギ先生が直接渡した人にしか開けないように軽い封印をかけたので。もう取られないように気を付けてくださいね」

「え、ふ、封印!?」

 手紙を返して霊夢は食堂へとまた進み始める。

 ネギはその場で呆然とし、カモが手紙を開けようとする。

「兄貴。俺っちじゃ開けられねー」

「えぇ!?」

 ネギが試しに開けよとすると、普通に開く。しかし、閉じるとまたカモは開けることができない。

「兄貴、こりゃマジで封印されてるぜ」

「ど、どういうこと!? なんで博麗さんが?」

「さあな。だが、これは助かるんじゃねーか? 親書のことを考えず、このか姉さんだけ守ればいいわけだしよ」

「そ、そうだね」

 カモ一言にそう考えるようにして大広間へと向かうネギ。

 3-A以外の生徒も大広間に集まり、

「麻帆良中の皆さん。いただきます」

『いただきまーす』

 ネギの号令で、全員朝食を食べ始める。

「うー。昨日の清水寺の滝から記憶がありませんわ」

「せっかく旅行の初日の夜だったのにくやしー」

 酒酔ったメンバーが寝てしまったことに落ち込んでいる。

 そんな中、同じように朝食をスプーンで食べているネギのもとに、木乃香が近づいてくる。

「ネギくん、ちょっと眠そやなー」

「あ、このかさん。おはようございます」

「夕べはありがとな」

 ウィンクをしながらお礼を言う。

「なんやよーわからんけど、せっちゃんやアスナとウチを助けてくれて」

「い、いえ。僕はほとんど刹那さんについてっただけで」

 そんな話をしていると、木乃香は少し離れたところで食べている刹那の姿に気づき、

「あ、せっちゃん」

 木乃香の声を聴き、刹那はオボンを持って逃げようとする。

「あんっ。なんで!? 恥ずかしがらんと、一緒に食べよー」

 それを追いかける木乃香。

 ついには、大声で刹那の名前を呼びながら木乃香とネギが逃げる刹那を追いかける。

「何々ー? 桜咲さんのあんな顔はじめてみたー」

「昨日の夜、何かあったのかなー?」

「うぅっ。私の知らないところで何か楽しいことが……?」

「くぅぅー。今晩こそ寝ないよー」

 酔っぱらって寝てしまった人たちの残念そうな声が聞こえてくる。

 そして、朝食の時間が終え、ロビーを歩くネギ。

 奈良県での班別行動の日のため、親書を持っていくのは難しそうだな、と考えていると、

「ネギくん。今日はウチの班と見学しよー」

 まき絵がネギに突撃して班行動のお誘いをしてくる。

 それを見た他の人たちもネギに詰め寄る。

「ちょっ。まき絵さん。ネギ先生はウチの3班と見学をー」

「あ、なによー。私が先に誘ったのにー」

「ずるーい。だったら僕の班も―」

「ネギ先生、ぜひ3班に」

「ネギ君。4班4班」

「何々またネギ君争奪戦ー?」

 みんながネギの奪い合いを始め出してもみくちゃにされていると、

「あの、ネギせんせー。今日の班別行動。一緒に回りませんか?」

 のどかが意外な声の大きさに全員の動きが止まり、ネギは木乃香を守るのならば、のどかのいる5班と一緒に行動するのが一番と考え、

「わかりました。今日、僕は5班の皆さんと一緒に行きます」

 そう言うと、のどかは嬉しそうに笑顔になり、周りも「本屋が勝った」とか言っていた。

 

 

 

 奈良県。大神神社

「なんで商売(がたき)のところに来てるのかしら」

 霊夢は愚痴りだす。

「別に構わないじゃないか。遠く離れているわけだから信者が取られる心配もない。取ることもできないがな」

 隣を歩く龍宮が聞き役となっていて、ほか運動部4人は少し前を歩いている。

「そうだけどねー」

「それに、敵情視察と考えれば良いんじゃないか?」

「なるほど……。私、他の神社がなにかする時、便乗してそこで饅頭しか売ってなかったわ」

「なぜ敵地で販売するんだ。信者が取られるぞ」

「信仰深くなればまわりに回って私のところに来ると思うのよ」

「随分とポジティブな思考だ」

 笑いながら言う龍宮。なぜかギターケースのようなものを持っている。

「確かに。信仰心がなくなってきた現代ではそういうやり方もありかもな」

「ふふふ。そうでしょ」

 霊夢はすぐに文句を言ってくる仙人に対して内心ほくそ笑んで、今度あったとき同意を取れたと文句を言ってやろう、と考える。

 そして、6人はお賽銭箱の前に。

「お賽銭だしやっぱり5円玉だよね」

「5円はやめといたほうがいいと思うわよ」

 サイフから五円玉を探すまき絵に霊夢が言う。

「ご縁と5円をかけてるんでしょうけど、言葉ができた当時の5円と今の5円じゃ価値が違うわ。今だと………二万円ぐらいだったかしら」

「二万!? た、高すぎる!」

 霊夢の言葉にまき絵は膝から崩れる。

「じゃあいくらがいいのかな?」

「それは諸説あるが……」

 アキラの言葉に霊夢は答えられないので龍宮が答える。

「この金額を入れると少しきつい、と思う値段だそうだ。だからといってたくさん入れればいいと言うわけではない。つまるところ、気持ち次第ということだ」

 龍宮はサイフから五円玉を出す。

「なので私は5円にする。この五円玉はここに来ると決まってから探した一番キレイなモノだ。気持ちがこもれば5円でも問題ない」

「ケチくさいわね」

「そういう博麗はなぜ一円玉を持っている?」

「1円でも私にとってはつらいのよ」

「本音は?」

「こんな儲かってそうな神主に生活費なんて渡したくない」

「それはどうかと思うが」

「生活費?」

 霊夢と龍宮の漫才に裕奈が割り込んで入ってくる。

「お賽銭のお金は神主や巫女の生活費、つまりお給料となる」

「え!? そうなの!?」

「だからといってたくさん入れるのも違うがな。塵も積もれば山となるというが、小さな金額でも入れてくれればーー『ジャラジャラジャラ』ん?」

 たくさんのお金の音が聞こえ、全員そっちを向くと、まき絵がお賽銭箱の上で小銭入れを逆さまにして、さらに上下に振っている。

『えぇー!?』

「ちょっ、まっ、まき絵! 何してるの!?」

「自分には辛い金額で、しかもこれはお給料になるのなら小さい金額はだめ。だから、私は小銭を全部入れることにするよ」

「あーもう、なにしてんの。いくら入ってたの?」

「え? わかんない」

「アホー!」

 裕奈の叫び声が境内に響き渡る。

 

 

 

 

そのころ、

「ひゃーーーーッ。ネギ君どうしたんー!?」

「いやっこれは、ちょっと、あの」

「大変!! 38度もあるよ」

「知恵熱という奴ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほんっとうにまき絵はアホなんだから。こんなんだからバカレンジャーピンクなんだよ」

 嵐山の旅館に戻ってきた4班。

「えへへー」

「褒めてないからね!」

 裕奈とまき絵の漫才を見ながらロビーを歩く。

「バカレンジャー?」

「うちのクラスで特に成績の悪いワースト5の人たちの呼称やね。ピンクはまき絵。あとブラックとブルーとイエローとレッドがおるよ」

 霊夢の疑問を亜子が答える。

「そして! そのバカレンジャーのリーダーが、このバカレンジャーブラック! 綾瀬夕映なのよ!」

「ハルナ。やめるです」

 唐突に話に早乙女ハルナが割り込んでくる。盛大に紹介された夕映は後ろで迷惑そうな顔をしている。

 5班である2人がここにいるということは特に問題もなかったということか。

 と霊夢は少し安堵する。

「いやー、奈良もいいもんだな」

「んー」

「魔理沙のスカートがシカに食べられそうになったときは笑ったアルよ」

「急いで洗わないとなー。臭くてたまらないぜ」

 どうやら2班も帰ってきたらしく魔理沙たちがロビーに入ってくる。

「ちなみに、くーちゃんがイエローで、長瀬さんはブルー」

 魔理沙の近くを歩いて談笑している古菲(くーふぇい)と楓を指さして言うハルナ。

「さぁ、ここで問題! レッドは誰でしょーか!」

「アスナでしょ」

 スパッと即答する霊夢に驚くハルナに、

「ば、バカな。即答だと!?」

「いや、さすがにわかるやろ」

「博麗さんは良い目を持っていますから、その程度すぐわかると思うですよ」

 亜子と夕映が呆れて言う。

「くそぅ。それならば……」

「大事件大事件!」

 ハルナが何かを言おうとしたところ、まき絵やいいんちょ、裕奈に双子など、クラスでも騒がしい方の人たちが大慌てでロビーまで来た。

「奈良公園でネギ君が告られたって!」

「しかし、相手は不明。いったいどなたが……」

 まき絵といいんちょの慌てっぷりを見て、霊夢は朝の親書を封印するために奪った際の姿から、告られたあとのネギの慌てふためく姿を想像して内心笑いそうになる。

「そーー」

 ハルナのカミングアウトを夕映が口を塞いで止める。

「こうなればあの方に頼むしかございませんわ」

「そうだね、いいんちょ!」

 騒がしいメンバーはあっという間に行ってしまい、亜子もまき絵に無理矢理連れて行かれてしまった。

「……ってか、一人しかいないでしょ。この状況で告白できる()って」

 のどかの顔を思い浮かべる霊夢。

「ですよね。よく気づかないものです」

「しかし、そんなことできる()に見えなかったけど。意外と勇気あるのね」

「まぁ、ハルナがやれ、と言って、我々があの手この手で2人きりにさせてあげたのですが……」

「へぇ……」

 霊夢は今ネギを探せば慌てふためく姿を見れるかしら、と考えていると、

「博麗さん」

 夕映が話しかけてくる。

「なに?」

「博麗って珍しい名字です」

「まぁ、私以外に聞いたことないわね」

「そして、長野の山中に古びた神社があることはご存知でしょうか」

「? 知らないけど?」

「その神社、奇妙なことに、お酒なんかを祀っておくと、消えてしまうことがあるそうなのです」

「珍しいこともあるものね」

「えぇ。そして、その神社の名は、博麗神社と言うそうですが、ご存知ですか?」

 やっぱりか……。

 霊夢はお酒が消える古びた神社という時点で外の世界にある博麗神社のことだとわかったため、そう考える。

 幻想郷の境界線上に建っているとされる博麗神社。幻想郷の中と外。両方にあるからこそ、境界線という特殊な場所に建っていられる。

 消えたお酒は幻想入りしてしまったお酒で、すべて霊夢たちが飲んでしまっている。

「偶然って怖いわね」

「本当に偶然ですか?」

 夕映が詰め寄ってくる。

「その神社は私は知らないわよ」

 霊夢の家は幻想郷内の博麗神社で、外の博麗神社は霊夢からすれば関係ない。

「わかりました。ありがとうです」

 納得してなさそうな雰囲気を出しながら夕映は頭を下げてお礼を言い、離れていった。

「嘘はついてないわよ」

 小さく呟いて霊夢も自分の班の部屋へと向かう。

 

 

 

 お風呂にも入り、あとは寝るだけなのだが。

 4班の部屋では裕奈、まき絵、亜子、アキラ、古菲(くーふぇい)、楓、魔理沙が枕投げをしており、部屋の奥にある小さなフローリングの部分で霊夢と龍宮がイスに座っている。会話はないが、霊夢は札に『大入』と大量に書いている。龍宮は枕投げの様子を見ているようだ。

 そんな時間が数十分もたつと、

「コラァ! 3-A いーかげんにしなさい!」

 ついに新田先生に怒られる。

 ほぼ全員がロビーに集められ、正座で説教をさせられる。

 なんで、私まで……。

 とばっちりを浴びた霊夢は隣に座っている魔理沙を睨むが、魔理沙はどこ吹く風。決して霊夢のほうを見ない。

「これより朝まで自分の班部屋からの退出禁止! 見つけたらロビーで正座だ」

 この言葉にクラスから阿鼻叫喚があふれるが、新田先生は不機嫌なままそこから離れていった。

「つまんなーい。枕投げしたいのに」

「ネギ君とワイ談したかったんだけど」

「ネギ君と一緒の布団で寝たかったのにー」

 柿崎とまき絵はさすがに許されないことを言うが、いいんちょは気づくことなく、

「いーから、あなた方は早く部屋に戻りなさい」

 とまだ正座しているメンバーに怒る。そこに、

「くくく。怒られてやんの」

 説教の場にいなかった朝倉がやってくる。いなかったことをいいんちょは怒るが、

「まぁまぁ、私からみんなに提案があるのよ。このまま夜が終わるのはもったいないじゃない? 一丁3-Aで派手にゲームして遊ばない?」

 班部屋から出たら正座という罰があるためイヤな人は反対を言い、別にいい人は賛成を言う。そして、そのゲームの内容は、

「名付けて『くちびる争奪! 修学旅行でネギ先生とラブラブキッス大作戦』」

 その言葉に全員顔を真っ赤にして驚く。

 そして朝倉がルールを説明する。

 ①各班から2人ずつ選手を選出。

 ②妨害可能

 ③武器は両手の枕のみ

 ④ネギ先生の唇を奪えた者には豪華賞品プレゼント

 ⑤新田先生に見つかったものは他言無用。朝まで正座

 ルールを聞いた生徒たちはみんな楽しそうだといい、いいんちょも顔を真っ赤にして実施することを承認してしまう。

 

 

 

「ふぅん。じゃあ私は宮崎に一点買いで」

「了解や。朝倉に伝えとくでー」

 このイベントにトトカルチョがあるというので、参加メンバーを見て、一番可能性の高いのどかに賭ける霊夢。

「宮崎一点買いとは。何か確証があるのか?」

 龍宮が霊夢に聞いてくる。

「別に。直観よ」

「食券一枚だから失敗しても被害は少ない。だが当たればというわけか」

「そうよ。龍宮はやらないの?」

「ああ。さすがに外れた時の損害がつらいからな。確実に儲かる賭け以外は基本参加しない」

 勝負が開始される。まず、3班(いいんちょ、千雨)と4班(まき絵、裕奈)がぶつかり合い、枕で殴り合う。

 その混戦状態に、上の階から2班(古菲(くーふぇい)、楓)が現れ、古菲(くーふぇい)が両手と足で枕を投げ千雨以外の3人を攻撃。

 そのまま、楓以外の4人で枕による殴り合いが始まる。楓は様子見をしており、もともと参加したくなかった千雨は早くも戦線を離脱。自分の班部屋に向かって歩いていた。しかし、そこを、新田先生は見つけてしまい、千雨が囚われてしまう。

「ぎゃぴーーーー」

『あーっと。新田につかまってしまった―!』

 悲鳴を聞き、全員が急いで逃げる。が、裕奈が古菲(くーふぇい)に足蹴にされて倒れてしまい、そこを新田先生につかまってしまう。

 2人ともロビーで正座をさせられてしまい、仕方がなく3班と4班が共闘することにする。

 そしてネギ先生の部屋の前では、1班(風香、史伽)と5班(のどか、夕映)が戦う、と思いきや、のどかだけ部屋の中に入れ、夕映が2人を食い止める展開に。そして、そこに新田先生から逃げた2班も登場。

 そのうちに、のどかは寝ているネギ先生にキスをしようとするが、周りにネギ先生の作った失敗式神がキスをしようとしているノドカを見て、チューをすることが命令だと認識してしまい、のどかは突如現れた大量のネギに驚いて悲鳴を上げて気絶してしまった。

 そこに部屋の前にいたメンバーが部屋に入る。しかし、ネギらしき影が窓から飛び降りており、1班が窓から飛び降りて追いかけて、夕映が気絶したのどかを介抱する。

 全員が旅館のどこかにいるはずのネギを探す。そして、式神ネギはそれぞれ、別のメンバー、いいんちょ、まき絵、古菲(くーふぇい)、史伽、そして、夕映に声をかけ、そして、

 全員にキスをしても良いか聞いてくる。

 むろん、その光景はテレビで全員に放送され、霊夢と魔理沙は、これ全員、式神じゃん。と見破ってしまう。

「すごーい! 一体、どれが本物やの!?」

「まさか影武者とは」

「……これ、全員偽物よ……」

 まさかの事態に主催者の朝倉、カモも驚く。

 ネギの迫力に問い詰められ、倒れる夕映、そのままカメラからフェードアウトしてしまい、状態はわからなくなる。

 いいんちょはカメラの用意、化粧をし始める。

 まき絵はそのネギをからかいだし、古菲(くーふぇい)は壁に足で押し付けて、顔を真っ赤にして待つように言う。

 そして、風香と史伽は双子なのに史伽だけ言われたことで殴り合いの喧嘩を始めてしまう。

 そして夕映はこの状況が変だと考える。なぜ? のどかに告白されたばかりで自分はネギの木を引く行動はしていないはずだと。

 しかし、唇同士が当たる直前、テレビにネギが大量に映っていることに気づき、無理やり押しのけて誰なのか問う。すると、

 ネギの手が2倍以上に伸びて、まだ夕映の頭のところをつかんでいる。そこにのどかが起きて悲鳴を上げるが、式神ネギは、のどかに向かって文字通り飛んで近づいてくる。

 そこに、夕映が思いっきり式神ネギの後頭部を本で殴りつける。

 親友の行為にのどかは驚くが、

「落ち着きなさい、のどか。このネギ先生は偽物です。乙女心を遊んだ不届き者の末路です」

 ボゥン。と式神ネギが爆発をして大量の煙とともに、一枚の『ネギスプリングフィールド』と書かれた人型の紙がひらひらと舞う。 その気配を感じ取った他の式神ネギは一斉に走り出し、全員がロビーで競合する。

「ね、ネギ先生がいっぱい」

「気を付けてください。どれかが朝倉さんの作った偽物です」

 同じくやってきた夕映が忠告するが、古菲(くーふぇい)が一体の頬にキスをする。すると、

「えーと、では任務完了ということで、ミギでした」

 楓と古菲(くーふぇい)を巻き込んで爆発をする。

 まさかの爆発という光景がテレビで流れて霊夢は威力を見て引く。

 なんで接吻で爆発するのよ。どういう命令!?

 霊夢は考えるが、結局わからず考えるのをあきらめる。

 爆発の騒ぎに新田先生がやってきてしまうが、残り3人の式神ネギが新田先生を吹き飛ばしてしまい、気を失ってしまった。

 そこに委員長がヤケを起こしてみんなバラバラに追いかけだす。

 まき絵は新体操で使うリボンをどこからともなく取り出して、前を走るネギに向かって振るうと、体に巻き付く。そのまま引っ張って自分の手元に引き寄せると抱きよせて、頬にキスをする。

 すると、同じように爆発をしてしまい、鳴滝姉妹も2人同時に頬にキスをするが、同じように爆発をして吹き飛ばされる。

 最後、いいんちょが絶対に本物、と確信をもって口を合わせる、が。

 同じように爆発して、いいんちょが黒焦げで倒れる。

『こ、これは一体どうしたことだー!? 何と、全員ネギ先生の偽物! この瞬間、トトカルチョは(あたし)の総取りかー!?』

「というか、ネギ先生がこんな騒ぎに付き合う理由がないわよね……」

「そうだな」

 霊夢のつぶやきを龍宮が同意する。

 まぁ、これでバカ騒ぎはおしまいね。

 霊夢はそう考えると、テレビには、本物のネギが映り、のどかと対面する。

 そのまま2人は何かを話し合う。ネギも困ったようなような表情をしており、何か重要な話をしている雰囲気に見える。

 そしてそのまま、ネギは夕映、のどかと一緒に部屋のほうへと行こうとするが、夕映がのどかの足をひっかけて転ばせる。

 足を引っかけられたのどかの体はまっすぐネギのほうへと倒れ、

 唇同士がぶつかり合いながら倒れこむ。

『優勝 宮崎のどかー!』

「よかったな」

「博打だったけど。これで当分は食事に困らなくなったわ」

 その後、新田先生が朝倉をとらえ、参加したメンバー全員とネギ先生、カモをロビーで正座させた。

「さ、寝ましょ」

 助けることは不可能なのでみんな寝ることにする。

 

 

 

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