魔法先生ネギま project in TOHO 作:水崎雨月
仕事辞めて転職活動中で時間はあるんですが、ありすぎて逆に書かないという(笑
何とか修学旅行は書き終えましたのでどうぞ。
描写してないところは原作通りです。
3日目朝
朝食を食べ終わった後、のどかが受け取った景品をみんなが見ていた。
それは、のどかの絵が描かれた一枚のカード。
霊夢はそれを少し離れたところから見て、そういえば、初日の夜にネギ先生がアスナの絵が描かれた似たようなカードを使っていたわね、と考える。
「はいはい、皆さん。今日3日目は完全自由行動日よ。部屋に戻って準備してねー」
しずな先生の言葉で全員が班部屋に戻ろうとするが、そこにいいんちょがのどかにライバル宣言をして、まき絵も次は負けないと言い出す。
その後、まき絵はネギを誘おうとしていたが見つからず、仕方がなく4班のみでUSJに行くことにする。
そして2班は、
「今日は予定を変更してシネマ村へと行きましょうか」
「悪いな。私のワガママで」
旅館から出ながら魔理沙が謝る。
「気にするでないでござるよ」
「そうアル」
「もともとシネマ村は候補に上がっていましたし、問題ありませんよ」
シネマ村へと向かう。
「ほうほう。人里みたいな光景が並んでるな」
シネマ村に到着した魔理沙の第一印象はそんなだった。
「魔理沙さんには退屈だと思たがネ」
「そんなことはないぜ。しかし、洋服で人里みたいな風景っていう変な空間を写真にしようとしてたんだが……」
魔理沙の視線の先には着物や新選組の格好になって楽しんでいる観光客の姿。
「確かに洋服や制服もいるが、まぁ、これはこれでいびつな空間にできるな」
インスタントカメラで写真を取る魔理沙。
「では、第二班の私達は自由時間としましょうか」
ハカセの提案で全員バラバラになるが、魔理沙は同心の格好になって着替えスペースから出ると、偶然にも町娘姿のハカセと超にばったりと出会う。
「あれ? 魔理沙さん、それ、男物じゃ?」
「ZE☆」
笑顔で首を斜めに傾け、両手の人差し指をほっぺたにあてるポーズをとる。
「いや、とびっきりの笑顔で何言ってるんですか」
「いやー。私にはこっちの方が似合うだろ?」
「……金髪フワフワの同心ですか」
ハカセと超は足元から頭の上まで全身を見る。
黄色の男物の着物の上に刀を腰に差し、黒い紋付羽織を着ている、金髪のふわふわウェービーヘア。
「時代が時代なら、切腹になりそうネ」
「確かに似合いますが、不良士官って感じですね」
なんだその反応は。と魔理沙は憤るが、とりあえず3人で一緒に行動をする。
すると、なぜか仮装した集団、いいんちょ、ハルナ、夕映、那波、夏美、朝倉、そして、刹那と木乃香と出会う。
「あら。霧雨さんに葉加瀬さん、
「どうしたんだ?」
「実はですね。このかさんをめぐって刹那さんと怪しげな女が戦いますのよ」
「はぁ?」
何を言っているのかわからず魔理沙は詳しくはなしを聞くと、
刹那と木乃香がなぜか付き合っていて、恋人同士。それを奪おうとするやつがいる。自分たちが手伝ってあげますわ。
ということらしい。
「……いや、それって……」
木乃香を狙っている敵じゃねーのか。
と魔理沙は内心思うが、言わないでおく。
その後なぜか3人も一緒に行くことになり、
橋に到着すると、橋の上には一人の女。
「ぎょーさん連れてきてくれはっておおきにー。楽しくなりそうですなー」
1日目の夜に出てきた女だな……。
魔理沙は刹那を見る。
「このか様も刹那センパイもウチのモノにしてみせますえー。フフフ」
刹那が一歩前に出る。
「せっちゃん。あの人、なんかこわい」
「安心してください、このかお嬢様。何があっても私がお嬢様をお守りします」
おー。かっこいいねー
魔理沙は後ろからそれを見て思ったのと同じことを思ったのか、周りから拍手が聞こえ、
「桜咲さんかっこいいねー」
「ウチの部に来てくれないかなー」
「桜崎さん。おふたりの愛。感動いたしましたわ。お力をお貸しします」
「だから違うんですってばー!」
刹那は大声で否定するが、いいんちょは全く聞く耳を持たない。
「ホホホホ。そちらの加勢はないのかしら。私たち、桜咲さんのクラスメートがお相手いたしますわ」
「ツクヨミ……と言ったか? この人たちは」
「ハイ、センパイ。心得てます~」
紙の束を取り出す月詠。
「この方達には私の可愛いペットがお相手しますー。ひゃっきやこー!」
ゆるキャラのような変な生物、妖怪が大量に出てくる。
何も知らない観客がCGがすごい、と喜んでいるが、妖怪たちは3-Aの娘たちの服をめくりあげる変態行為を始める。
刹那は心配でやってきたネギの式神を術で大きくして木乃香を任せる。
そして、橋の上で月詠VS刹那が始まる。
二刀の攻撃をコスプレのときについてきたおもちゃの剣と自分の剣で防ぐ。
「ふーむ。魔法を使うわけにいかんしなー」
魔理沙はやってきた妖怪を避けると腕をつかんで、そのまま一回転して遠心力を付けてぶん投げる。
そして、いいんちょが変な河童を合気柔術らしき技で一撃でのした。
「ホホホ。着ぐるみで私の相手をしようなどとは愚か。私とネギ先生の間にはどんな障害も無意味ですわ」
なんでネギ?
とネギの姿を見ていない魔理沙は疑問に思うが、いいんちょの頭上に巨大な招き猫が出現。いいんちょを押しつぶしてしまった。
「いいんちょがやられたー。弔い合戦だよー、みんな」
やれやれ。
魔理沙がそうぼやきながらあたりを見ると、ハカセが何かを取り出した。
それは見た感じ銃のような形をしていて、河童の頭に押し当てると、人差し指で引き金を引く。
バンッ! と大きな音がして河童が吹き飛んだ。
「おおぉおぉ! ハカセ! なんだそれ」
魔理沙が葉加瀬に駆け寄って問いかける。
「ふふふ。これは3Dプリンター銃というものです」
「ちょっと待つネ、ハカセ。それはまだ外では開発どころか計画すらされていないハズの技術ヨ。外でそれを使うのは」
「大丈夫ですよー。どうせ見てもわかりませんって」
「イヤイヤ。今の法案でも銃刀法違反になる可能性高いヨ」
「なぁ、これどうやって使うんだ?」
いつの間にかハカセの手にあった銃は魔理沙の手にある。
「敵に向かって、そこを押せば弾が発射されますよ」
「こうか?」
提灯の妖怪に向かって撃つ。
弾が提灯と突き抜け、提灯の妖怪も消し飛ぶ。
「おおぉ! すげぇな」
「そうでしょうそうでしょう。1丁作るのに1日もいりませんし、材料も合成樹脂で超お手軽に作れるんです」
「めっちゃすげぇぜ!」
楽しそうにハカセと話す魔理沙を見る
(フフフ。予定通りネ。
考え事をしている
「あ、アレ見て」
観客が騒がしくなりそっちを見ると、お城の屋根の上で忍者姿のネギと、木乃香、そして弓を弾く化け物に、呪符使いの女がいる。
「ネギ!? なぜここに?」
魔理沙は周辺を見るが、アスナの姿は見当たらない。
「ってことは、木乃香の危険を感じて来たのか? いや、それにしてはなんで忍者の恰好を……?」
目を細めてよく見る。遠くだからよくわからないが、
「ありゃあ式神か。危険を感じて式神だけ飛ばしてきたのか」
どうする。
この距離だと魔理沙も魔法を使わざるを得ない。外の世界では魔法の存在は隠されているからあまり使うな、と一応紫にくぎを刺されている魔理沙はどうするべきか考える。
「放っておくっていうのは、後味が悪いんだよな」
ポケットにあるミニ八卦炉に振れる魔理沙。
「きーとるか、お嬢様の護衛、桜咲刹那。この鬼の矢が二人をピタリと狙っとるのが見えるやろ! お嬢様の身を案じるなら手を出さんとき」
完全に人質にされてるな。
弓を構える鬼を見ながら考える魔理沙。
あのでかい弓。威力も速度もかなりあるよなぁ……。
近づいてきた唐傘のお化けを蹴飛ばして再びお城の上に視線を向ける。
すると、風が吹いたのか、木乃香とネギの耐性が崩れて少し動いてしまう。直後、
鬼が弓を射る。
高速で木乃香に向かって飛ぶ巨大な矢、ネギが前に出て手で防ごうとするが、矢が当たった直後、ネギの腕が肘から先が消し飛ぶ。
威力も速度も落ちずに矢が飛ぶ。それが、
月詠との闘いを中断して木乃香の前に手を広げて、自身の体を盾にして防ぐために出てきた刹那の肩に突き刺さる。
そのままバランスを崩し、屋根の上から落ちる。
「やべぇ」
魔理沙は魔法の詠唱を開始する。小さな声で回りに聞こえないように。
すると、木乃香が屋根から飛び降りて刹那に追いついて抱き着く。
そして、水に落ちる直前。魔理沙の詠唱が終わる直前に、
木乃香から暴風が吹き荒れ、光り輝き、刹那の傷が治った。
しかも水に落ちずに浮いて地面に着地する。
これは、木乃香の魔力……か。
とてつもない魔力で傷を一瞬で直した光景に魔理沙は驚く。
「なるほどだぜ」
これが木乃香の力。
「あの傷を一瞬で。確かに魅力的な力だな。私も欲しいっちゃ欲しいぜ」
傷が治ったことに驚く刹那と木乃香。そして、刹那は木乃香を抱き上げてどこかに行ってしまった。
「追いかけるか?」
魔理沙は一瞬そう考えるが、あたりを見渡してもすでに姿はないのであきらめてハカセと
そして夜。
USJから帰ってきた4班。帰りが遅いといいんちょに運動部4人が怒られるが、龍宮と霊夢は4人から少しおくれて歩いている。
ロビーのソファーには、楓が座っており、近くには
「疲れた……」
「大丈夫か?」
慣れない人込みに疲れ切った霊夢。そこに、
パーララパラララパララララーーー。
携帯から音楽が流れ、チャイナ服のような姿の楓が手に取る。
「長瀬でござる。おや、バカリーダー?」
電話の相手は綾瀬夕映。
「む? どうした夕映殿。まずは落ち着くでござるよ。落ち着いて。ふむ、ほう。山の中? ふむ」
ポテチを一口食べる。そして、
「つまり、助けが必要でござるな? リーダー」
「どうかしたか、楓?」
「………何かあったみたいね」
偶然近くを歩いていた龍宮と霊夢、そして
数十分後、山の中。
白髪の少年によって関西呪術協会の本部は壊滅。全員が石とされ、無事なのはネギとアスナ、そして刹那のみ。木乃香は白髪の少年に連れ去られてしまった。
3人はすぐさま準備して追いかけるが、呪符使いの女が木乃香の膨大な魔力を使い、150体以上の鬼やらカッパやらの妖怪を召喚。作戦会議の結果、ネギが木乃香救出のために追いかけ、刹那とアスナは鬼どもの相手をすることに。
カモの策略に乗り、ネギと刹那が仮契約をする。そして、ネギの魔法で20体ほど削ると、すぐさま杖で飛んで追いかける。
「大丈夫です。私の剣とアスナさんのハリセン。十分彼らに対抗できる力はあります。精々、街でチンピラ100人に囲まれたようなものだと考えてください」
「それって安心していいのか悪いのか……」
飛んでいったのはネギのみとわかった鬼の1匹が呟く。
「くっくっくっ。随分と勇敢なお嬢ちゃんや」
妖怪150体vs人間2人の戦いが始まる。
が、特に問題もなくどんどん妖怪どもの数が減っていく。
それもそのはず、まずアスナのハリセンは霊夢も驚くほどの退魔能力がある。一撃かするだけでも、召喚魔法が消えて元の場所に戻される。触れればおしまい。つまりは一撃必殺。これは妖怪たちもたまったものじゃない。
しかし、アスナは素人。どうしても隙となる動きがたくさんあり、そこを狙われるが、プロの妖怪退治屋ともいえる刹那がそこをカバーする。
京都神鳴流は妖怪にとっては天敵ともいえる流派。つまりこの2人のコンビは、妖怪にとっては天敵コンビ。分が悪過ぎる。
3分ほどで半数まで減らされ、驚く妖怪たち。
「け、結構いいコンビ、かもね。私たち」
背中合わせで次に来る妖怪を待ち構える刹那とアスナ。
「修学旅行帰ったら剣道教えてよ、刹那さん」
「え? いいですけど、私もまだ未熟なので……」
「ぐわははは。元気のいい娘っ子達やなぁ」
鬼の一人が豪快に笑う。そこに、
拍手が鳴り響く。
戦場では絶対に鳴り響くわけがない音。
アスナや刹那はもちろん、妖怪たちもその音のする方角を見る。
そこにいたのは小さな鬼。
小さな鬼が拍手をしているのだ。
小さな鬼は薄い茶色のロングヘアーを先っぽのほうで一つにまとめていて、真紅の瞳を持ち、その頭の左右から身長と不釣り合いに長くねじれた角が二本生えている。
服装は白のノースリーブに紫のロングスカートで、頭に赤の大きなリボンをつけ、左の角にも青のリボンを巻いていて、さらに、三角錐、球、立方体の分銅を腰などから鎖で吊るしている。
「いやー。素晴らしい! 素晴らしいよ、お嬢ちゃんたち」
笑顔で拍手を続ける小鬼。拍手をやめると刹那の方を指差し、
「特に神鳴流のお嬢ちゃんはいいね。その若さでその強さ、素晴らしい」
次にアスナの方を指差し、
「あ、もちろん退魔のお嬢ちゃんも素晴らしいよ。素人とは思えない思い切りの良さ、動き、素晴らしい!」
体を前後左右揺らしながら言う。まるで酔っているかのように顔もほんのり赤い。
「おい、子供がこないなところにくるなや」
狐の面を被った妖怪が後ろから小鬼の肩に触れる。直後、
「馬鹿者! その御方から手を離さぬか!」
小鬼の正体に気づいた鬼の一人が叫ぶ。
その瞬間、狐の面の妖怪が宙を浮いた。
アスナはもちろんのこと、刹那も周りの妖怪も、宙に浮く狐の面の妖怪も何をされたのか理解できない。気がついたら宙に浮いていた。
そのまま背中から落ちる。下が水だったこと、三メートルほどの高さだったため妖怪からすればダメージはほぼない。だが、混乱のあまり起き上がることができない。
「最近の若いもんは私が子供に見えるのかい。確かに小さいけどさー」
腰についているひょうたんを手に取り中身を飲む小鬼。
「い、伊吹様。なぜこちらに」
先程叫んだ鬼が叫ぶように聞く。
「んー? いやー。こんな時代にこんな大規模召喚なんて珍しいからさー。飛び込んじゃった。見てるだけのつもりだったんだけど、こんな面白いもの見ちゃったらさ、我慢できなくてねー」
ケラケラと笑いながらひょうたんに口をつけて中のものを飲む。
「いぶ、き……。まさか、伊吹鬼!? 酒呑童子か」
「しゅ、しゅてん?」
「さすがは神鳴流。よく勉強してる。そして退魔のお嬢ちゃん。さすがに歴史は勉強しておくべきだよ~」
刹那の顔が真っ青になっていることにアスナは気づく。
「ちょっ。刹那さん。どうしたの!?」
「………まずい。まずいです。もしも本当に酒呑童子だとしたら、私たちではかないません」
「え、なんで!? あんな子供なのに。さっき投げ飛ばしたのは驚いたけど、私のハリセンで叩けば」
ハリセンをブンッ、ブンッ。と振り回すアスナ。
「退魔のお嬢ちゃん。見た目で判断するのは良くないよ~」
楽しそうに言う小鬼。
「確かに私は見た目から弱そうだもんねー。よーし、わかりやすく見せてあげよう。『ミッシングパープルパワー』!」
両手を挙げて体を伸ばすようにすると、その体がどんどん大きくなっていき、身長10メートル以上の巨人となった。
「え? は? な、ナニコレ―!」
アスナが文字通り絶叫する。
「私の能力は『密と疎を操る程度の能力』。こうやって巨大化することもできるし」
一度言葉を区切ると、その姿が消える。
「え? き、消えた!?」
「こんな風に霧みたいにもなれる」
アスナと刹那の耳元で霧状のままつぶやき、アスナは驚きのあまりハリセンを振り回す。
「霧に当たるわけないだろー」
元の場所で元の大きさに戻る小鬼。
「さて、これで私と君の実力の差が理解できたと思うけど」
「ふ、ふん。大きくなったら的が大きくなるだけだもん」
「む? あぁ、確かにそうだね。これは盲点だった。あはは」
ケラケラと笑いひょうたんの中身を飲む。
「アスナさん。逃げてください」
「え? なんで!?」
「酒呑童子と戦うとなると、さすがの私も周りを気にすることはできませんし、絶対勝てないでしょう」
「で、でもそうしたら刹那さんが一人に。しかも勝てないって……」
「ネギ先生がこのかお嬢様を助けてくれるまでの時間稼ぎはできるでしょう」
刹那が刀を構える。
「手―出すなよ、お前ら。神鳴流の嬢ちゃんは私のもんだ」
小鬼は後ろの妖怪に向かって言っている。
「退魔のお嬢ちゃんは後ろのやつらが相手してくれるから心配しなくていいよ。殺すなよー。稽古つけてやりな。成長したら戦いたいんだから」
後ろの妖怪たちがなぜかやる気になっているのか、おー、などと言っている。。
「さて、やろうか。神鳴流のお嬢ちゃん」
「ふーー」
刹那は緊張を解くかのように息を吐く。
「京都神鳴流 桜咲刹那!」
「山の四天王が一人 伊吹萃香」
お互いが名乗る。
「斬る」
「さぁ、踊ろうか」
8/5 0:03 アスナがネギになっていたので修正しました
申し訳ありません。質問があります。
萃香のセリフで、山の四天王が一人、と言わせましたが、
四天王”が”一人。”が”じゃなくて”の”じゃないんでしょうか。四天王の一人。
漫画などで、”が”と言っていますので今回同じように書きましたが、なぜ”が”なのか分からず終いでした。(検索しようにも、どのように検索すればいいのかわからず)
よろしければ、感想欄やメッセージで、書かれているページのURLやどのように検索すれば出てくるのか、記載がある本など、教えていただけると助かります。
回答が来た時点でこのあとがきは消させていただきます。
よろしくお願いします。