きな粉太郎の恩返し   作:さらさ

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ちなみに原作の時間軸としては3話ぐらい
つまり遊作とAiの邂逅後でありGo鬼塚との初デュエル前です
なのでAiに対する遊作の態度が辛辣です

後、話の都合上文を短めです


2/新庄アルサのハノイデビュー

「どうだアルサ、動きは」

 

「うん、問題ないよ、りょう……リボルバー君」

 

ここはネット世界におけるハノイの騎士のアジト

詳しい事はわからないし、聞くつもりもない

だって聞いたところでわからないからね

今はリボルバー君達ハノイの騎士専用アバターを調整してもらっている途中だ

あ、了見君の事をリボルバー君って呼んでいるのはここがネット世界だからだ

流石にここに了見君と響子さんしかいないからと言って、リアルの名前を出すのはね

ちなみに響子さんのハンドルネームはバイラって言うらしいです

 

「さて、いきなりですまないがリンクヴレインズでデュエルをしてきてくれないか」

 

「え、本当にいきなりだねぇ」

 

一通り動きを確認した後、いきなりリボルバー君がそんな事を言ってきた

一応リボルバー君から聞いたスピードデュエル用のデッキも用意してきたからそっちも対応できるけど……

仮にスピードデュエルだったら、練習無しでやるのはきついんだよなぁ

 

「私のスカウトで入れたから、あちこちから君の実力が見たいと言われてな……

 それに君は女性だからな、今の内に実力を示した方がいい」

 

「あー……了解」

 

女の子ってだけで舐めてかかったりする連中もいるだろうしなぁ

念のためスピードデュエルじゃないとダメか聞いたら、むしろ危ないからマスターデュエルにしろって言われた

 

「ここをこうすればリンクヴレインズにダイブすることが出来る

 ああ、それとリンクヴレインズに行く前にアバター名を入力しておいてくれ」

 

「了解したよ、リボルバー君」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おおー!ここがリンクヴレインズか」

 

高いビルから町を見下ろすと、あちこちでデュエルをしている人がいる

僕の世界じゃモンスターの実体化とかそんなのないから、ちょっとテンション上がるなぁ

……うーん、リボルバー君はデュエルして来いって言ってたけど、誰とすればいいんだろうか

カリスマデュエリストを辺りを狙えばいいって言われたけど、カリスマデュエリストって誰よ

 

「山本せんぱーい!ハノイの騎士ですよ!ハノイの騎士!」

 

「馬鹿、名前で呼ぶなって言ってるだろ!それよりも早くカメラを回せ!」

 

「はいぃ!」

 

誰だおま……誰だお前ら!?

え、鳩とカエル!?そういうアバターもありなの!?

混乱していると、鳩の方が頭についている機械をいじっている……え、何してるの?

後さ、鳩さんの方カエルの方を山本先輩って名前で呼んでたけどいいのかな

って、こんなことしてる場合じゃないって

早くカリスマデュエリストとやらを見つけないと、リボルバー君に怒られちゃう

 

「えーっと、山本先輩?と鳩さん、カリスマデュエリストってどこにいるかわかります?」

 

僕がそういうと山本先輩と鳩さんが大慌てでわたわたし始める

なんだろう、このコンビすっごい面白い

 

「ど、どうするんですか山本先輩!」

 

「だーかーらー名前で呼ぶなって言ってるんだろー!」

 

だめだこの人達、まるで僕の話を聞いてない

さてどうしたものかと思考してると、何かが違近づいてくる音が聞こえる

そちらを見て見ると……確かスピードデュエル用のDボード、だっけ?それに乗って人がこっちにやってくる

 

「せ、先輩!あのデュエリストって!」

 

「おお!あれはカリスマデュエリストの……」

 

「そう!ブルーエンジェルが可愛らしい天使ならば、この俺様アズライール様はかっこよくて綺麗な最強天使デュエリストだぁ!」

 

……お、おう

いきなりハイテンションで来たカリスマデュエリスト?のアズライール?さん?君?様?に思わずたじたじになってしまう

いやだってこのテンションで来られたら……ねぇ?

 

「リンクヴレインズを荒らしまわる邪悪なハノイの騎士よ!この天界から遣わされたアズライール様が成敗してくる!」

 

濃いよ!この人キャラ濃いよ!

いやネット世界だからリアルとは違う世界だからキャラ作ってても別にいいんだけど……濃いなぁ!

 

「えーっと、初めまして新人ハノイです

 リボルバー君……リーダーからカリスマデュエリストとデュエルしてくるように言われているので……デュエルしてもいいですか?」

 

「もちろんだ!……ん?んん?

 君はリーダーに対して君付け、ということはハノイのリーダーと親しい間柄というわけではないかい?」

 

「ん?あー、まぁリアルで一緒に住んでますし」

 

「……?君とハノイのリーダーとは兄妹なのかい?」

 

「……?違いますよ?」

 

「……?ならば親戚か?」

 

「……?いいえ?僕とリボルバー君に血縁関係はありませんけど……?」

 

「「……?」」

 

「……よし、邪悪なるハノイの騎士よ!我が聖剣で貴様をボコボコにしてやろう!

 我が名は神から選ばれし至上の天使、アズライール!ハノイの騎士よ、貴様の真名を答えよ!」

 

そう言いながらアズライール……様でいいや、アズライール様はデュエルディスクを構える

よかった!この感じならマスターデュエルだ!

僕もデュエルディスクを構え……

 

「待て!」

 

鋭い声が空から聞こえる

そちらを見ると……ちょっと待ってその髪型!3色!?3色ってどんなセンスなの!?

 

「先輩!PlaymakerですよPlaymaker!」

 

「すげぇぞ!カリスマデュエリストとハノイのデュエルにPlaymakerが乱入!これはスクープだ!」

 

山本先輩と鳩さんがそう興奮してるけど、Playmakerって誰?

思わずはてなマークを加えると、いきなり通信が入る

えーっと……リボルバー君からか、えっと……どうやるんだ?え、どのボタン押すの?

これ?あ、違う……この画面じゃなくて……?

 

「あのー、アズライール様」

 

「おや、どうしたんだいハノイの騎士よ!今更怖気づいたかい?」

 

「そうじゃなくて、通信が入ってるんだけど通話ボタンどれだかわからなくて……」

 

「新人というか初心者じゃないか!邪悪なるハノイの騎士はこんな乙女まで仲間に引き入れるなんて、卑劣極まりない!

 ……ああ、通話はこの画面に移動してからここを押せば出来るはずだ」

 

「あーこれですね、ありがとうございます」

 

アズライール様から教えてもらった通りの作業をし、通話ボタンを押す

 

「もしもし、リボルバー君?」

 

<……言いたいことが山ほどあるが、Playmakerには気を付けろ……あいつはイグニスを持っている>

 

「!?」

 

バッとさっき来た3色の青年……Playmakerを見る

あいつがイグニスを……僕が睨み付けると、あちらも負けじとにらみ返してくる……怖いよ!

 

「ハノイの騎士、俺とデュエルしろ!」

 

『お前はリボルバーと直接連絡取れるぐらい仲がいいみたいだから!キリキリと吐いて貰うぜー?』

 

僕、アズライール様、山本先輩と鳩さん、それとPlaymaker

……え、今の声誰?場所的にはPlaymakerの場所みたいだけど……

 

『何々?ハノイの騎士なのに俺を知らないの?』

 

あ、やっぱりPlaymakerの方から聞こえる

でも誰もいないしなぁ……Playmakerの方をじっと見ていると、僕の視線に気が付いたのか何故かデュエルディスクを掲げて来た

……なんでデュエルディスク?あ、僕とPlaymakerデュエルディスクお揃いだ

なんて思いつつ、改めてじっくり観察しているとデュエルディスクの液晶部分がぎょろぎょろと眼玉のように動いている

そういや声もデュエルディスクの方から聞こえたような……

 

「え……え!?君がイグニス!?」

 

『当たり!いやー俺様モテモテで困っちゃうなー』

 

「黙れ」

 

『Playmakerってばもうちょっと俺に優しくしてもよくない!?』

 

……あれが、人間を滅ぼすAI?

……えぇ……

 

「……?どうしたんだいハノイの騎士よ」

 

「あー……うん、ちょっと、実物を見て、がっかりしたというか、なんというか……」

 

『ちょっとそれどういう意味だよ!明らかに俺を見て行ったよな!?』

 

「ナンノコトカナ―」

 

「黙れと言っているだろう!

 そこのハノイの騎士、俺とデュエルだ!そしてお前の持っている情報を全て貰う!」

 

「ちょっと待ちたまえ!ここリンクヴレインズは我らが神に俺が任された聖域!パッと出のお前にハノイの騎士の討伐という崇高なる任務を任せるわけには行かない!」

 

「お前の事情など聴いていない!ハノイの騎士、俺とデュエルだ!」

 

……あれ、なんでこんな話になってるんだっけ?

というか僕はどっちとデュエルすればいいの?当初の予定だったらカリスマデュエリストのアズライール様だけど……

でもイグニスを持ってるPlaymakerとデュエルした方がいいのかな?

 

<とりあえずは目の前のデュエリストを倒すことに専念しろ>

 

「うん」

 

いいタイミングでリボルバー君からの指示が来た……

僕はPlaymakerとイグニスから視線をそらし、アズライール様を見据える

 

「リボルバー君からの指示でアズライール様を倒す事になりました」

 

Playmakerとイグニスがなんか言ってるけど、この際無視だ

あっちにかまってるといつまでたってもデュエルできないからねぇ

というか、あれ本当にイグニスなの?

全然そんな風には見えないし、帰ってからリボルバー君に聞くか……

 

「ふふん!それでは行くぞ、ハノイの騎士よ!」

 

「うん!新人ハノイのきな粉太郎、全力でつぶさせてもらうよ!」

 

「「「きな粉太郎!?」」」

 

『きwwなww粉ww太ww郎ww』

 

「「デュエル!」」

 

 

アズライールLP4000 手札5

【モンスター】

無し

【魔法・罠】

無し

 

きな粉太郎LP4000 手札5

【モンスター】

無し

【魔法・罠】

無し

 

 

「先行は俺だな!俺はモンスターをセット、カードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

うん、中々静かな滑り出しだな

これだけじゃアズライール様が何のデッキ使うかもわからないから、対策は取りずらい

幸い今日のデッキは勝率も高い、僕のお気に入りのデッキだから負ける、とは思わない

というか負けてたまるか!しょっぱなからこんなところでつまずてるわけにもいかないしね

Playmaker、イグニス、山本先輩と鳩さんという外野に見守られながら、僕はデッキトップに手を置いた

 

 

アズライールLP4000 手札2

【モンスター】

裏守備×1

【魔法・罠】

伏せ×2

 

きな粉太郎LP4000 手札5

【モンスター】

無し

【魔法・罠】

無し




新庄アルサ(アバター名:きな粉太郎)
アバター名は全力でふざけて見た
その結果リンクヴレインズは大混乱の渦に
ちなみに山本先輩と鳩がテレビ中継していることは知らない


鴻上了見(アバター名:リボルバー)
そのアバター名と危機管理能力について話があるので、後でリアルの私室まで来るように


不明(アバター名:アズライール)
ハノイの騎士を倒してもっとカリスマデュエリストとしての名声を高めてやる!
デュエリストとしての実力も高くて面倒見も良く、その愉快な言動で割とファンは多い
いつの間にか邪悪なる(笑)ハノイの騎士(笑)に様付けされているが、本人は気にしてない
後きな粉太郎って名前も気にしてない


藤木遊作(アバター名:Playmaker)
ハノイの騎士だ!名前は……きな粉太郎……きな粉太郎!?
二度見した


闇のイグニス(名前:Ai)
大爆笑
たぶん敵じゃなかったら親友になれた
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