●少女の見た彗星
雪深い国の雪深い地方、冬には閉ざされてしまう邦。
珍しく雪の少ない季節に、少女は街に出かけることが出来た。
彼女はそこで運命に出逢う。
『まるで赤い彗星じゃないか!?』
(妖精……なの?)
アミューズメント施設のディスプレイ一杯に、赤い閃光が走る。
ネット空間での光景をリアルタイムで映して居るらしい……。
『十二機のガンプラがたった三分で……』
『何でトランザムがあんなに保つんだよ!? 移動時間を含めると稼働限界なんて……うわあ!?』
(これってガンプラっていうの? 凄い……本当に彗星みたい……)
他の妖精……ガンプラと言うらしい。
それだって素早く動いているのに、赤い彗星は縦横無尽に空を翔け他の連中を圧倒して居た。
「サンドラは余ほどにガンプラ・バトルが気に入ったんだね」
少女はキラキラした目で、いつまでもその動きを追っていた。
父親が声を掛けるまで、瞬きすら惜しいと言うほどに見つめて居た。
「お父さん……。これ買おうよガンプラ、うちでもしたい!」
「ははは。流石にこれは無理だな、大き過ぎる。でもガンプラを幾つか買って造り方を教えるくらいはできるよ」
その地方は出歩けない雪深い場所だけに、冬の愉しみにはたっぷりお金を掛ける。
それでもアミューズメント施設に置いて有る様なモノは無理だ。GBデュエルから発展してオンライン接続で世界中の人間と対戦可能になったが、流石に家庭では難しい。
少女も不満を口にはしているが察してはいるらしい。
そう考えていたところに、思わぬ声が掛った。
「そうでもないぞイワノフ。あと何年かすればコンシューマー接続版が出るかもしれないということだ。愉しみにすると良いお嬢さん」
「本当なの!? オジサン!?」
声を掛けたのは本場の日本から来たという営業マンだ。
ミラーシェードのサングラスを付けて、奇妙な口癖を言う人物だとか。
「良かったなサンドラ。お前がアレクサンドラ・イワノフビッチですってちゃんと自分を紹介できるころには、きっと家でも遊べるように成る」
「それまではガンプラ作りの腕を磨いておくと良い。自分だけのガンプラを作れるように」
「うん! わたし、頑張る!」
自分が自己紹介もしてないことに気が付かないまま、少女は飛び跳ねてプラモデルのコーナーに行ってしまった。
暫く冬にはできないのが残念だが、春になれば遊びに来ることが出来る。ならば当面は冬の間に籠って造るのも良いだろう。
そして、こんな出逢いは世界中のあちこちで起きて居たのだ。
時間の無い者、出歩けない者、エトセトラエトセトラ。デュエルからネクサスオンラインになった時の様に、ガンプラバトルは拡がる。
そこには企業として発展やマンネリ打破を目論みたいという良くがあったとしても、根底に在るのは愛だろう。……そんな彼らに日本の営業マンは今日も声を掛ける。
「羽ばたけ……ガンプラは自由だ!」
●二つの貌を持つ魔神
ガンダムバトル・ネクサスオンラインにコンシューマー接続版が発売された。
当初は低スペックで交流専用とすら呼ばれ、後にたゆまぬ企業努力によりスキル性を導入し、段階的に上限が開放されることになったが不自由さは否めない。
そんな時期の出来事だ。
「おい、誰かが出撃しちまったぞ」
「ん? 小人数フォースなのに待ち合わせに参加しないのか?」
そこは複数のフォースがレイドの募集を募る、待ち合わせルームだ。
少人数では手に余るミッションなどに多用され、一定人数まで集まったところで簡単な会議を始めるのが通例だっだ。
「ああ、俺らを気にする事もなく行っちまった」
「おいおい、このシナリオは『火星の王』だぞ? 大規模フォースなら問題無いが、数人で突破するのは無理だ」
数あるミッションの中で、彼らが挑むつもりだった『火星の王』というのは難易度の高いシナリオとして知られていた。
「動かしてるのがチャンピオンや、準ずる精鋭ばかりなら判らなくもないが……」
まず問題なのが、想定される敵勢力が三種類の中からランダムで対策を立て難いこと。
更にボスだけは相当な改造状態で待ち受けて居るのだ。動きの良いとされるアミューズメント接続版だとか、コンシューマーの王者でなければ突破が難しいと言うのも仕方あるまい。
「名の知れた奴か?」
「……識別用のエンブレムは要警戒と設定カラーは試験飛行。連中、このシナリオでガンプラを試す気だ!」
今から試し切りをするから寄って来るな、NPCと勘違いするから居たら容赦なく撃つ。
警戒識別マークが示すのは、ようするにそう言うことだ。恐ろしいことに、この高難度シナリオで新しいガンプラの設定をテストするなのだろう。
「どうする? 参加を見合わせるか?」
「馬鹿言え、こんなお祭りを見逃す手はねえ。特等席で見物するぞ!」
「倒しきれなかったら俺達が後を引き継ぐってか? あんまり乗らねえなぁ」
「ドロップ品だけ渡しとけばいいだろ。どうせスキルpや称号なんざテストに求めてねえよ」
そこで待っていた連中は一斉に動き出した。
高い難易度のシナリオなのに無謀に挑むと言うことは、そのガンプラの設定が上手くかみ合えば小人数でも突破できると言う自信に他ならない。
レベルの差に気が付かない馬鹿ならば、警戒識別マークなど付けて居るはずはないのだから。
先行するガンプラはガンダム・ヘビーアームズをベースとしたマシン。
極色彩の試験飛行カラーに、ver.30とだけ更新番号が刻まれている。
『ミツオ。上位機体を連れてボスと戦いたくは無いわ。相手が何であれ、二機はできるだけ落として』
『ビッチ先輩は無茶を言うなぁ。……はいはい、判りましたよっと』
ミツオと呼ばれたヘビーアームズの操り手は、頬をかきながら転送されて来た地図を眺める。
そして幾つかの地域を分別して判断、その中の一つを占有地域として定めた。
『ここはオペーレーション・クレシーと行きますかね!』
もし他のダイバーが視て居たら驚愕するか、呆れるところだろう。
ヘビーアームズは自分だけが撃てる長射程に留まって待ち構える事は無く、相手の射程の中に侵入して行ったのだ。
『相手は鉄華団かよ……でもやる事は一緒さ。ヘビーアームズ
敵からの射撃が始まる中、ヘビーアームズは全てを無視して優位地形を占有。
敵側の射程圏内であっても、それが武装の性能を最も発揮する有効射程とは限らない。逆にヘビーアームズの武装はソレを有効射程に納めて居る。
そして全兵装を開放すると、一か所に向けて放ち始めた。
火力支援機というコンセプトのマシンは数多くあるが、殲滅を目的とするならばこのヘビーアームズという機体は随一だ。
レオパルドやバスターと言った後輩に劣るどころか、瞬間火力だけならデンドロビウムやミーティア・ユニットを付けた機体にすら匹敵する。
『フラウロスはクリア。フルシティは……あー、もう、これだから鉄華団相手は嫌なんだよ! お前らNPCだろうが!』
追加・改良したモノも含めて全ての武装を遠慮なく吐き出して行った結果、目標の一つであり、コンセプトの似ているガンダム・フラウロスを粉砕。
だがもう一つの目標である、ガンダム・グシオンリベイク・フルシティは近くに居た獅電たちが庇った事で生き残ってしまった。
このシナリオではNPCにも独自ルーチンがありレイド用の追加モブは別として……、鉄華団は主要NPCの連携と判断速度が異様に強力なのである。
着弾したら周囲が丸コゲになると判断したことで、フルシティだけでも生き残らせようと庇ったのだろう。
だがしかし、そこに向けて矢の様な進軍を行うマシンが天を掛けて居る。
『そいつのトドメはクリスにやらせるわ。ミツオは残りの機体を叩いてちょうだい』
『うおっ! もう対応してるのか、流石はビッチ先輩。こいつは癖になるぜ』
通信が入ると同時にミサイルがヘビーアームズの近くに着弾。
接近戦を挑もうとした獅電を留まらせていた。ミツオが砲撃戦を開始した段階で予想し、倒せないと判断した瞬間に動いていたのだろう。
ミツオは軽口を叩いた後、レイド用の追加モブを中心に殲滅を開始。残る主要NPCを全て相手取ることにする。
その視線は敵にではなく、空を掛ける魔神……ガンダム・バエルに向けられていた。
それは片手に剣を、もう片方の手にギャン用の武装付きシールドが握られている。
「クリス、コントロールを一部戻すわ。手負いの機体くらいは、さっさと始末して」
「了解。バルバトスが出て来る前に潰す」
極色彩のバエルの中で男女の声がする。
通信ではありえないクリアな声、フルダイブではなくリアルであれば他のモノも感じ取れそうな状態だった。
とはえ阿頼耶識を使っての戦闘中にそんな余裕などない。
生き残ったメインのバーニアとスラスターを吹かせてフルシティが迫り、バエルはマクギリスが見せたような超反応で蹴り落とすことに成功。
だがそれでも怯むことなく、ハルバードを掲げて来た。
「流石の重装甲だな。だが、遅い」
バエルのスラスターが軌道をS字に換えて、フルシティの脇回り込む。
いくら高機動のバエルでもこの反応に繋ぐのは無理だ。ただし、蹴りから繋ぐ軌道マニューバーを造って居れば話は別だ。
蹴りから繋ぐ袈裟切りの斬撃は、リアルでならばとある流派のモノだと知っている者も居たかもしれない。
「御苦労さまクリス。暫くこっちでやるわ」
「最後まで担当したいところだけど、ボスが出てきたら仕方無いか」
クリスと呼ばれた男からコントーロールが失われる。
カチャカチャとむなしく音を立てるレバーとは別に、盾から機雷が射出されて落下するフルシティに次々と着弾した。
火を吹く機体にため息を吐きながら、奥から出て来るボス・ユニットを確認する。
そいつはバルバトスをベースにメイン武装である斧を掲げ、重装甲と多量のスラスターで純粋な強化した機体だった。
設定的にも最終戦で勝利後ということで、死んだ仲間を『阿頼耶識システム Type-E』とすることで、阿頼耶識に稼働限界が無いというまさしく魔神である(だから序盤で出て来ないのだが)。
『よりもよってバルバトス・ゲートキーパーか』
『ゲーティアさんと呼んだ方が良いぞ。密かにファンが付いてるからな。……ボスなのに」
シナリオ『火星の王』はランダム要素のあるミッションだが、序盤のNPC以外にも難易度を底上げるする問題が一つあった。
ボスのカスタムが歴代のライバル機体の中から、ランダムで選択されるのだ。
その中でもバルバトス・ゲートキーパーは、The・Oのコンセプトをカスタムに持ち込んだ機体であり、超反応でカウンターを返すマシン。
赤い彗星のキマリスなどと並んでバケモノと称され、難易度サギだと良く言われていた。
『ミツオ、確認だけするけど残弾は?』
『有る訳ないでしょ。そういうコンセプトの機体なんだからさ。そっちも同じなんだから判って欲しいな……』
万能のマシンなどありはしない。
ヘビーアームズはさっさと全弾を使い切って戦うことを前提としており、誘爆だとか重武装で移動が遅いというのを無視して居る。
早期に全弾を撃ち尽せるからこその殲滅力であり、その後は警戒に逃げる事も格闘戦を挑む事もできた。
そして今回のテスト機体であるバエルもまた、射撃武装をさっさと使い切ることで白兵戦専用にコントロールを切り替えやすくしているのだ。
ギャンが正式採用されたら、こんなコンセプトで戦わせるつもりだったのだろうと窺わせる潔さである。
『クリスにコントロールを戻すわ。ここからは三人で戦いましょう。ミツオは援護に徹して』
『『了解!』』
スラスターを吹かせて飛び込むバルバトス・ゲートキーパーに、バエルが同じく超反応で対応する。
こんなことができるのも、このバエルが『複座式』だからだ。
ビッチ先輩と呼ばれた少女が全体の管制と射撃を担当し、必要な場所に射撃と指示を出す。
そしてクリスと呼ばれた少年が白兵戦を担当し、道場で習った剣技などを再現しながら闘っているのだ。
もちろん誰もが複座の阿頼耶識に対応できる訳では無く、相性によって逆にコントロールが劣化する者も多い(ミツオもその一人)。
『シールドバッシュから切り込む』
『了解! 切り離して二刀に変更するタイミングでミツオが仕掛けてちょうだい』
『はいよっ!』
クリスがいつも使っているバエルならば、武装が無いので盾での強打は問題無い。
だが今回は射撃可能な盾である為に、強打した瞬間に歪み始める。
左手を戻しながら右手で袈裟斬りの斬撃を浴びせつつ、歪んだ盾を切り離す作業が不自然なほどの速さで行われた。
だが二刀目のバエルソードを抜刀する前に、ゲートキーパーは超反応でカウンターを敢行。そこにミツオのヘビーアームズが突っ込んで僅かな時間を稼ぐことにした。
『嘘だろ。あのタイミングで横槍入れたのに、全然効いてねェ。やっぱりコンシューマー版じゃスキル足りて無いのか』
『あっちもツイン・コントロールだからな。その辺の隙は諦めろ』
ミツオのヘビーアームズ、
十番台は弱点である白兵戦の強化、二十番台は機動戦好きのビッチと組んだこともあり高速戦闘にも対応して居る。
そのナイフはかなりの業前であり、スキルこそ載せて無いがかなりの威力のはずだった。それを関節に決めきれないのが残念でならない。
『それよりも、The・Oベースのカスタマイズなら、副腕は使わないのか?』
『今使ってるだろ。ゲーティアさんはスラスターを副腕が構えることで、全方向にカウンターができるんだ』
『微調整専用の副腕に、それを使いこなすツイン・コントロ-ルね。本当に飛んでも無いわ』
まがりなりにもバエルが殴り合えているのは、バエルが複座式で二人でコントロールしているからだ。
視野移動に戦場の把握、武装の切り替えまで行えているが、実質的には複数人でモビルアーマーを操るのと同じペナルティを追って実行して居ると言っても良い。
判断の齟齬やタイムラグはちゃんとあるし、メイン・コントロールはあくまで一人。さきほどの刺突を瞬間的に判断する様な特殊な動きは難しかった。
『どうする? 最悪……自爆で削ろうか?』
『それは最後の判断にしましょ。というか、普通に突破して来そうだから怖いわ』
『ありえるな。まがりなりにもボスだ。それも三日月とシロッコのハイブリット』
重装甲な上に超反応で自爆の圏内から脱出。
即座にバエルに迫る姿が容易に想像できる。実際にはシロッコみたいなニュータイプではないだろうが、三日月ベースの性格ならば瞬時に判断して突進して来るだろう。
そんな折に、一つの通信が後方から飛び込んで来た。
『要するに手詰まりなんだろ? 俺達が手を貸そうか?』
『テスト中に悪いが時間切れだ。そこのバルバトスには借りもある。援護しよう』
元よりこのミッションは小人数フォースが組んで戦う為のレイドである。
他のフォースが参加して悪いルールは無く、彼らは今まで様子を見て居たのだろう。
それがダイバーとしての義理なのか、プラモのデータ収集なのかは別にして。
『どうする? 一緒に倒しちゃうのも……』
『時間切れだしな、それも一種の手だが……いや。先に倒してしまっても構わないんだろ?』
気弱になるミツオの言葉に同意しようとして、途中でクリスは意見を換えた。
ここまで自分達だけでやったのならば、最後までやるべきだ。そう思ってバエルソードをXの字に構え直す。
『アハハ♪ 返信はバカメよ! 私達が勝つに決まってるでしょ、あんたらの出番なんてないわ!』
『仕方無い。後に続く人々の為に、データの一つも残しますか』
少女は少年の判断に笑顔を浮かべると、突撃を掛けたバエルのサブ・コントールに徹する。
それを見守っていたヘビーアームズも、ナイフを構えて脇や後ろに回り込みながら援護を始めたのだ。
敗北よりも、今回のテストを無駄にしたくない。
自分達だけでも、コンシューマー接続版でもやれることを証明したい。その思いから三人は果敢に攻撃を行っていく。
もし力及ばずに撃破されても、進み続ける事が出来るだろう。
『ひゅう! 言うねェ。俺達も続くぞ!』
『突撃! 彼らの死を無駄にするな!」』
『おっそろしいことに出番がねえかもしれねえぞ! 急げ急げ』
自分達が諦めて居た目標に挑む行為は、MMOにおいても羨ましいことだ。
リスクを考えて時間を潰していた先着のフォースも、三人に感化されてお祭りに参加する事にした。
見ればバルバトスの装甲が恐ろしい勢いで削れて行き、一緒に勝利を目指すどころか、最終戦闘に間にあわないのではないか……とすら思いながら。
【公式でコンシューマー接続シーンが出たので、採用開始期のまだ技術が低い時代開始。と微妙に変更しました】
以下。連載当初=家庭での接続シーンがなかったのままですので、ご理解ください。
今回のストーリーはMMOに近い形式で、『コンシューマー接続版がある』、『スキル性が確実にある』ということをコンセプトにしています。
性能の劣るコンシューマー接続版をそのままにするのではなく、一度全員を制限して余裕を持たせ、所持したスキルによって段階的に開放して居ると言う設定ですね。
もちろん大会に関しては、強力なサーバーに招待するので、コンシューマーでもアミューズメント施設接続版に劣らないということになっています(スキルの上限は決まっていますが)。
続きは思い付くかと気分次第で書く感じですが、短めにして書き易く・読み易くにするかと思います。
登場機体
『サザビー・チェルノボーグ』
ファンネル・コンテナの代わりにGNドライブを複数搭載。一部は手動で、一部はオートで換装可能にしている。
当然ながら複数所持しても強くならないので、可能な限り長時間のトランザムを掛け、その後の復旧を早くすることを狙った機体。
『ガンダム・ヘビーアームズ。
登場人物の一人であるミツオが操る機体で、十回ごとに他の要素を取り入れフランス語の数字を入れている。
十番台は欠点である格闘強化、二十番が機動戦闘、三十番は追加装甲(と装備の増加)。
ヘビーアームズが持つ火力殲滅機というコンセプト通りに、瞬間最大風速がおかしなレベルに達している。
『複座式バエル』
バエルの欠点である火力を補う為に武装を追加し、重くなったのでブースターを強化しスラスターを大幅に追加。
そのせいで扱い難くなったために複座式にしたら、相性が良くないとまともに動かなくなった欠陥機である。
代わりに二人分のスキルを使用でき、視天やコントロールを交代可能。とはいえモビルアーマーと同じともいえるので、大会等には向かない。
メインダイバーであったクリスも、普段はバエルに乗って白兵戦をしているのだが、流石にマクギリス並みの超反応は無理だったらしい。
今回のテストの理由はスキルポイントを溜めたり、大会サーバーならばアミューズメント接続版と同じ様に存分な戦いが出来るかをテスト中だった。
『バルバトス・ゲートキーパー』
ランダムな敵勢力の、これまたランダムに強化されたボスの一体。超反応のカウンターが脅威とされる。
重装甲と多数のスラスターを持ち、副腕でそれらを微調整、更には『阿頼耶識システム Type-E』で稼働限界が存在しないと純粋強化されている。
メイン武装が斧に変更されていることもあり、ゲーティアさんと呼ぶダイバーも多い。
なお、このシナリオで出て来るボスの改造は歴代ボスのユニットを参考にしており、この機体はThe-Oをモデルにして居る。
以下、RPG/MMO風にした場合のゲームデータ的なモノです。
●ランク・スキルなどのイメージ
ランクE:初心者から特殊マニューバーを覚えるまで
ランクD:マニューバーを覚えて、スキル・アイテムに組み込んで戦えるようになるまで
ランクC:変形しての体当たりや、中途半端な変形で戦う等、自分のプラモにあった必殺技を覚えるまで
ランクB:複数の特殊マニュ-バーを利用し、もはや機体に縛られなくなってくるアルトロン・ガンダムの外見で、中はシェンロンガンダムなど)
ランクA:指導者クラス
ランクEX:名人カワグチ並み
スキルのランク
1レベル:片手射撃などペナルティを軽減できる
2レベル:主要能力+1 (命中重視のスキルならば命中)
3レベル:副能力+1 (命中重視の武器ならばダメージ)
4レベル:主要能力に更に+1(合計+2)
5レベル:副能力に更に+1(合計+2)
特殊なマニューバー:
5レベルスキルに追加して、特殊な行動が出来る。
数値の優先目標的に、5レベルは特殊マニーバーを覚える為の段階
●武装のデータ例(ガンダムセンチネルRPGなどを流用)
・マシンガン:ダメージはサイコロ一個分(1d6)、期待値は3.5。最大五回攻撃、弾数:50
・バズーカ:ダメージはサイコロ二個+固定値6(2d6+6)。期待値は13。弾数:5
・ビームライフル:ダメージはサイコロ個(3d6)、期待値は10.5。弾数は15
・小形ミサイル:サイコロ一個+追加爆発(1d6+数)、期待値は変動。弾数はモノによる
マシンガンは雑魚掃討用、バズーカは装甲の堅い戦艦用、ビームライフルは最強だけど対策され易い。
ミサイルは弱そうに見えるけど、追加爆発するので沢山撃つと強力(避け難い)。
他の武装としては本体設置型のカノン・滑空砲、白兵戦武器などが存在する。
●特殊なマニューバーの例
ランクDだと1つのみ、トランザム・阿頼耶識など特殊な機体強化無ければ2つまで。
5レベル前提でミッションで入れ換える。
射撃系追加スキルの例
『撃ち切り射撃』
残っている全ての弾を消費し、10発ごとに命中+1、ダメージ+1、回数+1回
『指切り射撃』
命中と威力を下げて、1発撃ちが可能
『弾幕』
残っている全ての弾を消費するが、相手の行動に合わせて、命中は低いがカウンターで撃てる
白兵系追加スキルの例:
『バッシュ/強打』
武器のサイズに応じて純粋に威力が増える。使い易いがビームサーベルには付けれない
『ブランディッシュ/旋回』
武器を振り回して全周に攻撃する。人間はともかくMSなので、普通のサーベルなどには付けれない
『アーマーピアス/貫通』
相手の装甲値を半減させるが威力は増えないのでボス以外には微妙(突き武器は元もと威力高いので相殺されなくもない)
また盾専用の『盾を壊して一回だけ全て防ぐ』を無効化可能。
『ノックバック/打突』
相手を一歩後方に下がらせる。追撃し難くなるが追撃され難くなる。ビーム兵器では行えない。
『クラッチ/拘束・体当たり』
自分の進行方向に追随させる。押し込む以上の意味は無いが、追撃はし易くなる(ノックバックの逆)
●特殊オペレーション・ユニットの例
『教育型コンピューター』系統
スキル数の追加。ここまでならば他のカスタムと組み合わせ易く、ドロップ品でも落ち易い。
追加マニューバーを持つが自動的なALICE、ニュータイプを狙うEXAMシステムやNT-Dなど仕様の差が違うモノが存在する。
『ゼロ・システム』
予想行動を表示し、対抗行動を表示する。
ゲーム的には予想行動に対し先行入力が可能で、先に決めた動きを踏襲するならばボーナスが、変更するならばマイナスが掛る。
『トランザム』
エネルギーを一気に消耗して機体性能を底上げし、高速機動が可能になる。
ゲーム的には追加行動が完全に一回分可能で、移動・マイナーアクション・メジャーアクションをそれぞれ実行、スキルも併用できる。
(この為、外から見ると何度も移動し、補助行動で能力を挙げ、何度も射撃しているようにみえる)
『阿頼耶識』
脊髄反射の直接コントロ-ルが可能になるが、欠点も多い。特に休ませながら使用すると稼働時間がとても短くなる。
ゲーム的にはイニシアティブを無視して、移動・マイナーアクション・メジャーアクションを好きなタイミングで割り込める。
ただし欠点が多くモードの稼働時間が短い他、ビーム兵器使用不可、モビルアーマーが味方に居てはならない……。などのルールがある。