ビルドダイバーMMO【完結】   作:ノイラーテム

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これからも続く戦い

●大規模フォース戦

 同一機体を利用してギミックを開発し直した一同は、フィードバックと共にフォース戦を試みた。

 当然ながら相手は弱いフォースではなく、同等以上とマッチングを求める。

 

「作戦がマッチすると勝てるようになって来たね」

「そりゃ使用率の低い装備を外して予備にまで下げたんだもの。強くなって無いと困るわ」

 惜しいとは思ったものの、リフレクタービットを含めて御倉入りなった装備は多い。

 戦場によっては使わない装備や、追加した物のそれほど強く無かった装備を排除。軒並み他の装備に修正したお陰で一同は強化を果たして居た。

 

 もっともアレクサンドラがずっと使ってきたリフレクターを外したのも、重要なのは偵察衛星を兼ねて居たことだ。

 それは八機に増えたことそこまで必要では無くなって居たし、正面からの撃ち合いが予想されて居たり、冒険系のミッションでなければ言うほど役立って居なかったというのも大きい。

 同じ様に追加してみた装備の中から、微妙に思える物、あるいは新しく作った装備の方が魅力的な物を優先したのである。

 

「これで十機居ればもっといけそうなんだけど」

「そればっかりは気の合う相手じゃないとね。あれしろこれしろは避けたいしさ」

「都合良く、こっちの必要な能力持って居るとも限らんしな。前衛が居なくて狙撃手ばかりということになりかねん」

 そういう意味では三機の状態から八機まで増えた今は幸運なのだ。

 色々ありはしたが暫く解散というほどでもなく、今は経験を積んで強くなる方が先だろう。

 

「次はどうする?」

「マッチングリストの中から適当な相手を物色するか、それともどこかの大会にでも挑むか」

「それなら丁度良い相手が居るよ。因縁のある相手が挑んで来たとも言うけど」

 こちらが対戦を挑むように、相手からも挑まれることは多々ある。

 中にはマッチングリストから次々と選ぶ人も居るので、基本的には数日掛けて一つを選んで返事するのが定番だ。

「どこのフォース?」

「近藤一家だと嬉しいんだがな。どれだけ強くなったか試せる」

「残念ながらサーキット・タケダ。あそこは戦闘チームは別分けだったでしょ?」

 挑戦状を叩きつけて来たのはサーキット・タケダに所属する戦闘チームだった。

 リゲルグ使いがまたチーム・リーダーに昇格し、リベンジ・マッチを挑んで来たというのだ。戦闘面では未知数だが連携と判断速度はかなり高い相手だ、もちろん一同に異存は無く、勝負を受ける事になった。

 

●巴戦

 戦いは月面に置いてのオーソドックスな遭遇戦。

 互いに牽制し合いながら接近し、大きなクレーターを利用して防御に劣る機体を後方に配置する。

 

『良く逃げずに来たな!』

『お前こそ凝りないな』

 まずは改装されたリゲルグ・Xウイングが彼方より飛来する。

 ビームコーティング付きのショルダーバインダーでこちらのビームを弾きながら急旋回。そこをクリスのバエルが抑えに掛った。

『ファンネル・コンテナなんて付けておかしいと思ったが、稼働型スラスターだったのか。面白い事を考える』

『そっちこそミノフスキー対策なんかしやがって。お陰で一機無駄になった!!』

 最初こそミノフスキー粒子を重戦闘散布していたが、一同がスムーズな連携を見せたので解除されている。

 現在は牽制状態からこうやって、機動力に優れるマシン同士が相対しあって居た。

 

 先に動いたのはリゲルグだった。

 分割されたショルダースラスターの中から、副腕が展開。ビームの乱射モードからビームサーベルにモードチェンジして斬り掛って来る。

 

『切り刻んでやるよ!』

『それはご免こうむる。それに……倒すとしたらお前じゃない! そうだろ!』

 リゲルグの影に隠れてリックドムⅡ、そしてムサイを背中に背負ったザクが突進を掛けて来た。

 足の速い機体で前衛を抑えている間に攻勢をかけようと言うのだろうが、ザク・ミノフスキドライバーは不用になったミノフスキー粒子散布用の機体とあって、火力こそあれど突進力に欠けている。

『ジンはそのまま抑えて居ろ。俺が沈めておく』

『了解です、閣下!』

 ジンのバーザム・ディフェンダー『風神』が、ザクの背負ったムサイ用メガ粒子砲を食い止める。

 手足とシールドをユニコーンのような装甲展開型に改造して、中に仕込んだプラネイト・ディフェンサーがシャットアウトしたのだ。以前の放出タイプに加えて即時の反応が可能だった。

 

『受けろ猿叫剣、キィイイェェェ!』

『何!? 火力が上がっている!?』

 バエルのスラスターが全力稼働し、リゲルグをかわしながら体をねじり、突っ込んで来るザクに対し強烈な袈裟斬りを掛けた。

 相手は妨害と火砲仕様なので変幻自在さは必要ない。駒の様に回転する推進力は威力の増強用だ、以前には無い威力でザク・ミノフスキードライバーを沈めた。

『ちっ。以前はショボイ火力しかなかったのにな!』

『お前が腕を上げたんだ。俺だって以前のままじゃ居られないさ』

 即座に追ってくるリゲルグに対処しながら、クリスはこの男の腕前を認めた。

 以前はプラモの製作技術ばかりで戦闘面ではそれほどでも無かったのだ。以前の彼であれば負ってくる速度はともかく、即座には対処できなかったろう。

 

『火力が無いのはお前もだろう? 必要ならスーパーモードをトレードしても良いが』

『冗談! アレが強いなら、なんで貴様の所は何機か外してるんだ?』

 リゲルグが手で持つ大型ビームソードはともかく、副腕が構えたキュベレイ用のサーベルはあくまで牽制用だ。ビームガンとしても使えるからべんりだが、直撃しても想ったほどの威力は無い。

『この戦いが終わったら今の貴様を参考にさせてもらうさ!』

『やれやれ。この辺はお互い様か……アキラに任せるしかないな』

 そしてスーパーモードは能力全体を底上げしてくれるが、元が強い機体に使わないと決定打に掛けるのだ。

 事実、風神と雷神は外して居たし、クリスのバエルもスーパーモードのビーム配分を下敷きにはしたが、スラスターの配分で威力を上げる方法を編み出して居た。

 

『アキラさん。リックドムⅡたちはタケルさんに任せて、後ろに居るゲルググ・キャノンを牽制してくださいまし』

『判ってます! 装甲展開、ジェネレーター直結!』

 ヘイゼルがZERO-SYSTEMで表示した座標に移動し、アキラのスーパーブラック『雷神』が射撃モードに移行する。

 こちらも装甲展開型に改造することで、外部に装備したジェネレーターを直結して火力を底上げして居た。ある意味で風神と雷神は、途中で追加した装備を削って、最初に出逢った時まで原点回帰したと言えるだろう。

『メガ・ビームライフルの砲身延長を確認。あったれー!!』

 射撃と白兵を共用して居たスーパーモードから、単純な火力増強型に切り替えたことで雷神は戦場における脅威に成長できた。

 強烈なビームがゲルググ・キャノンに迫り、塗られていたビームコートを容易く突破する。以前の火力であれば中衛として便利であっても、これほどの威力は出せなかったろう。

 

『流石に一人じゃ一撃じゃ落ちないか。今は風神と連結できないしな。アレは回数が限られてるし……』

『それで構いません。アレは相手が一直線に並んだ時に使用すべきですわ』

 雷神と風神はガンダム・スローネの様に連結して、火力をあげた上に直線状を薙ぎ払う事ができる。

 とはいえ常にそんな都合良いタイミングがある訳でも無く、使いどころが限られていた。

『そちらはどうですかミツオさん?』

『問題無いよ。むしろ反対側の前衛が問題かな。もしかしたら救援にいかないとマズイかもしんない』

 ミツオのヘビーアームズver37(トランセット)が敵の後衛をまとめて抑えて居た。

 ビームガトリングガンの連射に加えて新型のマルチミサイルを放つことで、子ミサイル・孫ミサイルを広範囲にばらまいていたのだ。結果として敵の分断には成功したが、抜けて来ているリックドムⅡにタケルが苦戦して居た。

 

 風神雷神が原点回帰の成功もあって上手く行ったのに対し、タケルのヘルムヴィーゲ・タウルスは相手の新装備に苦しめられていたのだ。

 独断専行の多いタケルをミツオは苦手としているが、それでもフォースの仲間である以上は見捨てるわけも行かない。救援の必要を認めたのである。

 

『悪いな。援護に来てもらって』

『バーザムを突破できなかったしな、気にするな』

『……』

 ヘルムヴィーゲ・タウルスを苦しめているのは、二機のリックドムⅡが放った海蛇によるクモの巣攻撃だった。

 彼らもまたシュトッツアー仕様をシンプルに見直し、戦闘用の簡易システムとして海蛇を採用して居たのだ。当然ながらただの海蛇では無く、ビームコーティングを使用しビーム攻撃では切れない仕様に成っている。

『ぬううっ……!』

『へへ、まさかスーパーモードをビームコーティングで抑えられるなんてな』

『遊ぶな! 直ぐに向こうの援軍が来るぞ、さっさと倒すか、離れるかしろ』

 スーパーモードの能力強化は、あくまでビームを出力や推力として利用できるからだ。

 ビームサーベル用のビームコーティングが功を奏し、絡みついたまま千切れないでいる。物理属性とは言えランスであるグングニルでは斬ることもできず、ジリジリと電撃で耐久力を削られていた。

 

『待ってくれよ、流石にタンク役を簡単には……』

『なら諦めろ、時間を掛け過ぎだ』

 倒されて居ないのは単にヘルムヴィーゲが重装甲で、持久専用に耐久値を高めに設定して居るからだ。

 リックドムⅡは海蛇による高速を解除すると、MMP-80マシンガンを撃ちながらその場を移動する。クリスと戦っているリゲルグと合流しながら後方に下がろうと言うのだ。

『おっ待ったせー!』

『大将! 助けに来たよ~』

『すまんな』

 こちらの中衛であるV2プリマとユニコーン・フルアームズが、スーパーモードを稼働して突入して来る。

 リックドムⅡへ光の翼を浴びせたり射撃で牽制するが、敵は螺旋を描く様な回避機動で脱出されてしまった。シュトッツアーの代わりに装備したシュツルム・ブースターを吹かしての高速離脱だ。

 

 敵後衛を中破に追い込み、飛び込んで来たザクを撃破。

 こちらの前衛が中破で済んだのでダメージ効率そのものは有利に立っているが、実際には相手の方が二機多いのでまだまだ戦局は不利だと言って良い。

 

『なんか苦戦しちゃってるね~。なかなか勝てそうにないや』

『弱い相手と戦うよりはいいさ』

『それにこっちがパワーUPしているんですもの、相手がして居ないとなれば嘘ですわ』

 当然のことながら勝てるとの自信がなければ相手も勝負を挑んでは来ないだろう。

 同じ条件のままで次こそはと考えるような奴は、このレベル帯に居ないと言っても良い。フォーミュラーで戦ったシロッコ隊なども今戦えばかなり強化して居るだろう(森のクマサーンを除いて)。

『それはそれとして、どうするの?』

『僕の一斉射撃は警戒して居るだろうから通用しない。でも逆に言えば風神雷神の連結モードは通じると思うよ』

『誘い出すわけか? ならまずは相手の攻勢を凌がないとな』

 傷付いたヘルムヴィーゲを中央に入れて、一同は距離を取りつつ作戦を練った。

 

『ジンの幕動柵で防壁築いて、一時的にこっちの動きを止めるのはどう? あっちは速度に自信を持ってるから誘い出せると思う』

『爆導索と同じ欠点を持ってるし、その可能性は高いか』

『こう言う時、リフレクターが無いのは痛いわね。あからさまに持久戦狙いッポク見えるのに』

 幕動柵はプライネイト・ディフェンサーを爆導索を模して連ねた物だ。

 防衛陣地を敷いて戦う為の装備で、一方向のみだが長い壁を築くことができる。だがそれだけにこちらの動きは止まるし、回り込まれたら意味が無いのは同じだった。

『イメージ的にはギミック練習を始めた時に、最初にやったアレ。連中から見ればバーザムは壁役のままに見えるからね』

『了解です。連中の前へ飛び出す時に、コードだけ出して何時でも連結できる様にしておけばいいんですね』

 あの時にギラ・ドーガでやった二機のジェネレーターを直結するやり方は、相当な火力を出せる。

 今ではGディフェンサー込みで改修して居るので、ビームコーティングの上から焼くことができる筈だ。

 

『いつでも行ける』

『それじゃあ行きますよ! 幕・動・柵!』

 クレーターの中で壁に出来る場所を探した時、ヘルムヴィーゲがグングニルと盾を合体させて、ダインスレイヴの砲撃モードを起動する。

 それに合わせて風神が防御壁を起動し、一番広い部分をコードで連結したプラネイト・ディフェンサーによって遮断したのだ。

『駄目だ、弾幕じゃやっぱり避けられる!』

『それと……あれはGNフィールド?』

 とはいえ敵もこちらの想定通り動くとは限らない。

 回転運動を掛けて更に蛇行しながら、第二列に居るシーマ機がGNフィールドでそれ以降を守って居る。ゲルググ・キャノン達はその間もビーム砲で援護して居る為、なかなか良いポジションで迎撃するのは難しかった。

 

 旋回運動を掛けながら、ライフルと爆雷で間断なく抑えつける。

 その移動は大胆であると同時に慎重で、こちらから移動しなければ近距離での打撃戦を挑むのは無理だろう。

 

『どうしよっか? こっちが引きつけてから飛び出すのバレバレだけど』

『抑えつけてる砲撃はともかく、飛び出した瞬間に散開されるのは上手くないな』

 サーキット・タケダはレース向きのフォースなので、こう言った編隊飛行のバリエーションが多い。

 当然ながら対応訓練も数をこなして居る筈なので、適当に飛び出したのでは対応されて終わりだろう。こちらが特殊な事をすれば、即座に散開して被害を抑えるに違いない。

『クリス、お前が出ろ。向こうがやったことを真似して見せれば良い。ただし途中までだ』

『なるほど、連中がやったことなら未知の行動じゃないからな。消極的に動くよりは罠に掛けようとする筈だ』

『そこを突くわけですね?』

 先ほどサーキット・タケダは戦力として微妙になった機体を使って、こちらの戦力を図りつつ動きを止めに来た。

 その間にヘルムヴィーゲが追い込まれた訳だが、こちらが同じことをやってみせれば逆手を打って罠に掛けようとするだろう。もちろんこちらは同じことをするつもりは無いので、ワザと罠に掛ったフリをする訳だ。

 

『勝負!』

『先ほどの借りは返させてもらう!』

『見え透いた手を! お前ら、相手をしてやれ!』

 バエルの陰からヘルムヴィーゲが突入。

 四足に備えたブースターで加速するが、最初から加速しているタケダ勢には叶わない。高速で包囲・遮断され、更に誤射しても良い様にビームコーディングに合わせたレベルの支援砲撃が来る。

『このまま嬲り殺しにしてやるぞ!』

『望むところだ! そのまま足踏みして居ろ!』

『負け惜しみを!』

 四方から海蛇が射出され、バエルが斬り払っても全てを叩き落とす事は出来ない。

 ヘルムヴィーゲともども捕まっており、しかも先ほどと違うのはタケダ側の数機が援軍を邪魔出来る位置に居る位置に居るのだ。

 

『巻きこんでも構わん、やれ!』

『了解! トランザム!』

 ここで雷神がトランザムを掛け、風神の隣に移動した。

 高速でコードを接続し、長大な砲身を二機で支ええる体勢を取る。そう、高速で連射する為ではなく、高速で連結する為にトランザムを使用したのだ。

『全ジェネレーター直列機動、承認! 吹けよ嵐! 呼べよ稲妻!』

『バスター砲の展開を確認。照準開始! 落ちろ雷鳴、轟けイカヅチ!!』

 右手に構えた風神と、左手に構えた雷神が手を取り合い腕を組み合うような不思議な体勢。

 まるで魔法少女の番組や戦隊ヒーロー物に出て来るような体勢で、二機一組の砲撃態勢を取ったのだ。

 

 ギミック訓練の時、あの時の教訓を活かしたのがトランザムによる高速連結だった。

 あの時は訓練だったので成功したが、いつも都合良く行くとは限らない。ゆえにトランザムは連射の為と言うよりは、僅かな時間に連結する為の時間を稼ぐものになっていた。相手が想ってもみないタイミングで砲撃するのである。

 

『三機以上を当てられる体勢までカウント開始。三、二、一』

『『全力全壊! バスターGNランチャー、発射!!』』

 ヘイゼルがZERO-SYSTEMを利用してガイドを果たすと、可能な限り敵を巻き込んだ体勢で重砲撃を放つ。

 最大数を狙った為にヘルムヴィーゲも巻き込まれて大破するが、それでも相手の三機以上を葬ったのである。

『馬鹿な……。トランザムをただ合体する為だけに使用するだと? 正気か!?』

『うちは最大効率は嫌いなメンバーが多くてね』

 もしタケダ勢に敗因があるとすれば、やはりトランザムの使用方法にあるだろう。

 自分の強化に使うのが当然であり、時間を掛ければ済む様な事に使うよりも、追い込む時に使う方が有効なのである。だからこそ、想定外だったと言える。

 

『これで七対六、いや五だ!』

『まだまだ!』

 バエルの不規則な機動は、威力ではなく命中重視。

 そう判断したリゲルグはXウイングを展開して機動戦に移行する。その間にも後退の指示を出し、無事な機体で戦線を再構築して行った。

 

 だがあちらの反撃は風神の防御によって遮断可能であるし、この後の展開は語るまでも無いだろう。

 一同はサーキット・タケダの戦闘チームに勝利し、僅かではあるがフォーミュラーの雪辱を果たしたのである。

 癖の多いメンバーであるが、これからも時に協力し時にいがみ合いながら愉しんで行くことだろう。




 と言う訳でビルドダイバーズ物の最終回に成ります。
まあ最終回と言いつつ、続けられるような構成でもありますが。
今までの成功と失敗を見直して強くなり、特に今まででは中途半端だった部分を一点突破できるようになった感じ。

●機体解説
『バエル・ハザード』
 スラスターの稼働にバリエーションを設け、マニューバー用にプログラムで修正を掛けられるようにしたもの。
具体的にはフェイント用が通常時で命中用だが、切り替えると威力重視になる(回避パターンも模索中)。
これまでは真バエルソードに付けようか悩んでいたが、それでは命中補正に戻せないので悩んで居た。
そこでスーパーモードの能力割り振りを参考に、スラスターの稼働方向を調整したのである。

『V2プリマ』
 思い切ってZERO-SYSYTEMとサイコミュを排除し、スーパーモードで光の翼とビームシ-ルドを操る妖精と化した。
元から可能であったがせっかく付けた機能を外す事を悩んでおり、他の機体にZERO-SYSYTEMを渡す事で大胆な決断を果たす。
もっとも、アレクサンドラの目的は妖精の様な機動を行う事なので(プロローグ)、むしろこの決断に納得している模様。

『ヘビーアームズver37(トランセット)
 ギラ・ドーガでのギミック訓練が最も功を奏した機体で、一気に番数が3つあがった。
現時点で様々なギミックを設置する為のラッチが取り付けられており、その試行に二度失敗したということもである。
今回は子・孫ミサイルを射出する大型のマルチミサイルだが、高速機動用など様々なギミックを開発中。

『バーザム・ディフェンダー風神』
『スーパーブラック雷神』
 どちらも原典回帰し、出逢った頃のイメージに戻って居る。
装甲を展開し、中にプラネイト・ディフェンサーや外部ジェネレーターを装備。
必要に合わせて防御力や火力を底上げできる様になっている。最大の攻撃は二機一組になっての重砲撃、バスターGNランチャーである。

『Gディフェンサー改二』
 風神と雷神の共通パーツで、外部ジェネレーターとプライネイト・ディフェンサーの予備が入って居る。
これは風神の火力込みで全体火力を底上げしており、太陽炉やバスターGNランチャーなど追加ギミックはこちらを改造する事で本体は最終的な完成を身超だ。
なお、風神はトランザムを使用せずにただのエネルギータンク、同様に雷神はプライネト・ディフェンサーを使用しないが、これは片方が壊れてもお互いの装備を融通し合うニコイチ用。

『ユニコーン・フルアームズ改』
 設置火器の一部を変更し、ビームスプレーや展開式のメガ・ビームライフルなどV2バスターの装備に志向して居る。
ハモニカ砲やヴェズバーなども移設しており、更にZERO-SYSYTEMを合体して居るRGアーマー側に組み込む事で、V2プリマと装備を入れ換えた形だろうか。
殆ど動く要塞攻略兵器であり、同時に全体の管制塔でもある。これによっていまいち合体する意味が薄かったのを、かなり強化した。

『ヘルムヴィーゲ・タウルス』
 ビームの振り分けパターンを増やして、高速移動モード・重防御モードなど切り替えが可能になった。
こちらも防御志向だったのでプライネイト・ディフェンサーの追加が考えられたが、本人の意向で組み込んで居ない。
あくまで使いこなす事を優先して居る摸様。

『リゲルグXウイング』
 肩のショルダーバインダーが分割でき、後ろ腰にファンネルポットを使ったスラスターを付けるなど、イメージ的にはキュベレイやクシャトリアが近い。
多数のスラスターで移送しつつ、ビームコーティングで仲間を守る先導機である。
火力はショルダー内の副腕にキュベレイのビームサーベルを持たせ、ビームガン兼用なのでそれなりの物である。

『リックドムⅡカスタム』x複数機
 シュツッツアー仕様から修正し、海蛇など装備品に切り替え、代わりにシュツルムブースターを装備して居る。
武装はMMP-マシンガンとブースター内のミサイルで、イメージ的にはスタークジェガンに近い。レース仕様から戦闘仕様に変更した摸様。

『ゲルググ・マリーネ、シーマ機カスタム』
 ライフルの強化やシュツルムブースターなど全体的にガーベラ・テトラをイメージしたカスタムを掛けて居る。
だがそれは太陽炉を隠す為で、GNフィールドを展開して編隊飛行の間、仲間を守る為の仕掛けを有している。
当然ながらトランザムも可能で、全体的に能力が向上して居る。

『ザク・ミノフスキードライバー改』
 背中にムサイを背おうことで、ミノフスキー粒子が展開可能になっている。
今回は戦闘用のチューンということで、メガ粒子砲を放つ大型バックパックとしてもテストを行っている。
イメージ的にはスキウレ装備型のザク。

『ゲルググ・キャノンⅡ』x複数機
 ビーム砲が二門になり、全方向に稼働可能。その為にバックパックを改装し、移動能力も向上して居る。
砲門は二門を調整しながら撃つことで、二発目以降の命中率を上げるタイプのプログラムを組んで居るとか。
このプログラムは手持ちのライフルにも使用出来るので、地味に見えるがかなり戦闘力は高い。
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