ポケットモンスターもう一つのサン&ムーン   作:パラドファン

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オリジナル編に突入するためこれから先いくつか飛ばしていくかもしれません。その時は本当に申し訳ございません。








第十一話 白熱!パンケーキレース!

メレメレ島 マオの家の店の前

 

サトシとコウヤは今不思議な光景を見ていた。マオのアマカジが頭の上にパンケーキが積み重なった皿を置いて走っている。マオは何やら真剣な表情でストップウォッチを見ていた。

 

「マオ、何してるの?」

 

「今、話しかけないで!」

 

「あっ、はい...」

 

コウヤはマオに何をしているか問い掛けたが真剣な表情で返されたため取り合えず待つことにした。

 

「うん!良いタイムだよ。これならレース本番まで練習すればまだまだいけるよー!」

 

「「レース?」」

 

「そっか、コウヤとサトシは知らないんだね。ポケモンパンケーキレースの事」

 

「「ポケモンパンケーキレース?」」

 

「誰でも参加できる簡単な大会で当日はお祭り騒ぎなんだ!」

 

「面白そー!」

 

「二人も参加しない?」

 

そしてサトシとコウヤはマオからポケモンパンケーキレースについての説明を受けた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

翌日サトシ達はククイ博士と一緒に買い物に来ていた。

 

「これで買い物は全部済んだな」

 

「こんなに買って大丈夫なんですか?」

 

「まぁな、食いしん坊の居候が居るからな」

 

「へ?」

 

「確かに...」

 

「そうね...」

 

サトシはなんの事だか分かっていなかったがコウヤとセレナは一瞬で察した。そして少し休憩するためククイ博士おすすめのお店へと行くことにした。。

 

「ここのパンケーキはうまいぞ」

 

「「パンケーキ!?」」

 

サトシとセレナは喜びながらククイ博士おすすめのパンケーキのお店へと入った。コウヤは表情には出さなかった喜んでいたのは余談である。そしてお店へ入った四人を迎えたのは一人の女性だった。

 

「いらっしゃいませ、ククイ博士」

 

「アローラ、ノアさん」

 

「あら、そちらの三人は?」

 

「俺の生徒で居候だ」

 

「サトシです。こっちは相棒のピカチュウ」

 

『ピッカ!』

 

「セレナです。この子はテールナーです。」

 

『テナッ』

 

「コウヤです。こっちは相棒のニンフィアです。」

 

『フィアッ!』

 

「私はノア。よろしくね。そしてこの子はライチュウ」

 

『ライラ~イ』

 

「俺が知ってるライチィウとは姿が違う」

 

『ライチィウ。アローラの姿でんき・エスパータイプ、でんきねずみポケモンピカチュウの進化形。念力で電気を操る。尻尾に乗るとサイコパワーで浮き上がりそのまま移動できる。』

 

 

ロトムの説明とお互いの自己紹介を終えるとコウヤが何かに気付いたようでお店の壁に貼ってあるポスターを見る

 

「あれってポケモンパンケーキレース」

 

「本当だなもうそんな時期か」

 

「あなた達も参加してみたら?とっても楽しいわよ」

 

「ノアさんとライチュウは去年の大会のチャンピオンなんだ」

 

「チャンピオン!?」

 

「ノアさんってそんな凄い方なんですか!」

 

サトシとセレナはノアさんが去年のパンケーキレースのチャンピオンと聞き驚きを隠せないようだ。そしてサトシ達はノアさんにテーブルに案内され席に着いた。そして暫くするとそこへライチュウが沢山積み重なったパンケーキを四人分運んできた。

 

「大会で運ぶパンケーキの高さはこれと同じくらいあるのよ」

 

「凄い...」

 

コウヤは驚き思わず本音が出てサトシとセレナは驚きで言葉が出ないようだった。

 

「あなた達も参加してみたら?とっても楽しいわよ」

 

「凄い楽しそう!セレナも一緒に参加しようぜ!」

 

「サトシが言うなら...私も参加しようかな...」

 

「僕も参加する、負けないよサトシ!」

 

「ああ!負けないぜ!」

 

サトシとコウヤが互いにライバル視するなかピカチュウはライチュウと見つめあい火花散らしていた。

 

「よかったら一緒に練習しましょう」

 

「いいんですか!?」

 

「勿論って言いたいとことなんだけど...一緒に練習するのは二人までかなぁ」

 

「なら、サトシとセレナが一緒に練習してもらったら良いよ。僕はマオに頼むから」

 

「コウヤはそれで良いの?」

 

するとコウヤはセレナにしか聞こえないくらいの声で

 

「セレナが練習後にサトシと二人きりなれるからね」

 

「えぇ!?///」

 

セレナは思いもよらないコウヤの考えを伝えられ紅くなっていった。

 

「ん?どうしたセレナ?」

 

「ううん!何でもない!!///」

 

「二人共頑張ってね~」

 

「ああ、練習頑張るぞー!」

 

サトシは練習に気合いを入れ燃えていた。

 

「その前に!当店自慢のパンケーキをご賞味あれ。」

 

そして目の前にあるパンケーキを見てサトシ達は食べ始めた。ポケモン達と分けあいながら食べれる量あるためコウヤ達はモンスターボールからポケモン達出し一緒に食べていた。

 

 

そして食べ終えるとサトシとセレナはノアさんと一緒に練習を始め、コウヤは翌日からマオと一緒に練習を始めた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして大会当日

 

レース会場にはカキやスイレン、マーマネそしてオーキド校長までいた。リーリエとククイ博士は観客席に座り参加しないみたいだ。

 

「いよいよ本番だね」

 

「うん!このため練習してきたんだから頑張ろう!」

 

二人は参加登録を済ませるとサトシとセレナと合流した。

 

「ちょっとズルいよ、二人共ノアさんと一緒に練習していたなんて」

 

「そ、それはたまたまで...」

 

「ほ、本当にごめんなさない...」

 

「冗談だよ、冗談」

 

そしてサトシ達と一緒にスタート地点まで向かった。

 

『さぁ今年もやって参りました!ポケモンパンケーキレース!今まさに熱いレースが始まろうとしています!』

 

そしてパンケーキレースがスタートした。

 

まず最初にトレーナーだけでパンケーキを運んでいき途中にある障害物をクリアしながら進む。このレースは走るだけではなくバランス感覚も必要とされるためノアさんが先頭になり追う形になった。途中の障害物をサトシは少し危ない状況になりながらも進んでいった。一方コウヤは障害物を難なく進んでいきサトシよりリードを広げていった。障害物で失格する者は多く残念ながらマーマネは脱落してしまった。

 

そしてサトシ達障害物を終えポケモン達合流するとポケモン達がワゴンに乗ってパンケーキを持ちトレーナー達が引っ張って進む。

 

「ニンフィア練習どうり頼むよ」

 

『フィア』

 

ニンフィアはリボンを器用に使いパンケーキを包むかのようにように持った。そしてコウヤはニンフィアの乗ったワゴンを引っ張り進んだ。

 

他の出場者も障害物を越えて次の地点目指しワゴンを引っ張っていた。ちなみにセレナはヤンチャムと出場していた。セレナは皆より少し遅れ先頭集団が上り坂に差し掛かった。頃にヤンチャムと合流した

 

「ヤンチャム、お待たせ!」

 

『ヤチャ!』

 

セレナもヤンチャムにパンケーキを渡しワゴンを引っ張り始めた。そして上り坂の途中バクガメスをワゴンに乗せ引っ張り進んでいるカキを見つけた。

 

「カキ...大丈夫...?」

 

「大...丈夫だ...気にせず先に...行け」

 

「うん、わかったわ」

 

セレナはカキの心配をするが本人は大丈夫だと言い取り合えず進み出した。

 

(本当に大丈夫かな...)

 

そしてセレナがカキを追い越してから数分後カキは地面に倒れ、

 

「バクガメス...一つわかった事がある...」

 

そしてバクガメスは倒れた主人を心配そうに見ていた。

 

「俺達は...ポケモンパンケーキレースに向いてな~い!」

 

カキの悲しい現実を知った言葉が辺り一帯に響いた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして先頭集団は最終エリアに到達しようとしていた。

 

「ピカチュウ、俺はゴールで待っているから後は頼んだぞ」

 

『ピッカ!』

 

「ニンフィア、練習どうり焦らず頑張って」

 

『フィア!』

 

各選手最後のエリアに到達しポケモン達に任せゴール地点でパートナーであるポケモンの到着を待つためゴール地点へと向かった。ちなみにこの時コウヤは一緒に走っていた筈のカキの姿がない事に気付いた。

 

「あれ?カキがいない、一緒に走っていた筈なのに...」

 

コウヤはきっと途中で追い越したんだろと考えゴール地点に向かった。だがカキは上り坂の地点で苦戦していると知るはずもなかった。

 

 

 

 

 

そしてポケモン達に託されたパンケーキレースは、進んでいきトップはライチュウ、その後をピカチュウとニンフィアが追う形となっていた。その途中の吊り橋でアマカジがバランスを崩し脱落してしまった。そしてその近くにいたミミッキュ、アシマリが巻き込まれ脱落してしまった。そして残りは一番手にライチュウ、二番手のピカチュウとニンフィア、三番手にヤンチャム、四番手に謎のキテルグマ、そしてオーキド校長のネッコアラとなった。

 

ポケモンパンケーキレース大詰めまだ余裕のあるライチュウを追いこそうとピカチュウはスピードを上げそれを見た

ライチュウもスピードを上げデッドヒートとなった。ニンフィアはスピードを少しづつ上げていきライチュウとピカチュウのすぐ後ろについた。

 

そしてその様子を見ているサトシ達は

 

「いいぞピカチュウそのまま振り切れ!」

 

「サトシ君のピカチュウやるわね...」

 

サトシはピカチュウを応援しておりノアさんは前回の大会より接戦になっていて少し驚いてるようだった。

 

「凄いよ!ライチュウのスピードについてくなんて」

 

 

「ニンフィアはこのために頑張って練習したからね」

 

コウヤにはある秘策がありそれはマオにも教えておらずコウヤは内心で優勝を確信していた。マオはコウヤのニンフィアがライチュウのスピード追い付いていていることに驚いてるようだった。そしてセレナもヤンチャムが脱落せず走り続けている事に喜んでいた。

 

そしてついにゴール地点にやって来たライチュウ、そしてピカチュウとニンフィアこの三つ巴を征するのは誰かと思った瞬間突如ピカチュウ達の後ろにいたキテルグマが物凄い速度で追い上げゴールへと向かった。ピカチュウ達は追い付けず優勝はキテルグマかと思われたが突如ゴール地点から別のキテルグマがが現れゴールに向かうキテルグマにラリアットをした。するとラリアットを受けたキテルグマは崩れていった。正体は機械のようで中にいたポケモンを抱えさらに観客席にいたトレーナーを抱えると何処かへ走り去っていった。

 

そして何が起こったのかわからなくなり会場は静まり返りピカチュウ達は目の前で起きた出来事に呆然としていたが、ネッコアラが通り過ぎると慌てて後を追いそしてそのまま接戦になるかと思いきやまさかのゴールラインを越えたのはニンフィアのリボンに包まれパンケーキだった。

 

『優勝はニンフィアです!なんとリボンを利用し他のピカチュウ達がゴールラインを越える前にゴールラインを越えました!』

 

そしてそのまま結果が発表され優勝がコウヤとニンフィア、準優勝がオーキド校長とネッコアラ、同率三位がノアさんとライチュウ、サトシとピカチュウとなった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

そしてコウヤとサトシは表彰式を終え皆の元に戻ると

 

「優勝おめでとうございます。コウヤ」

 

「うん、おめでとう」

 

「それしても最後にニンフィアのリボンを利用するとわな」

 

「まさかあんな方法があるなんてビックリしたよ...」

 

「練習中にニンフィアの事を考えてたら思い付いたんだよ」

 

「それにしてもすっごく楽しかったな!」

 

「サトシも三位おめでとう」

 

「ありがとうセレナ」

 

皆はお祝いムードだったが一人だけ違う人がいた

 

「練習中に思い付いたんだったら教えてくれもいいじゃん」

 

マオはなんだか少し拗ねた態度言ってきた。

 

「いや~、知られたらどうなるか分からなかったし...あっ!そうだこれあげるよ」

 

コウヤはマオに優勝賞品のパンケーキの食べ放題の年間パスポートを差し出した。

 

「えぇ!?良いの!?」

 

「僕が優勝出来たのはマオのおかげだからあげるよ。」

 

「ありがとう!」

 

マオは笑顔でコウヤから年間パスポートを受け取り喜んでいた。

 

「良いのか?せっかく優勝したのに?」

 

「はい、マオとの練習おかげで優勝できたんで」

 

「そうか」

 

そしてスイレンは喜ぶマオの様子を見てニャースの様な笑みを浮かべていた。

 

「あれ?カキは?」

コウヤはふとカキが居ないことに気付く

 

「ん、あれ?いないな、誰かカキ見てないか?」

 

「見てないです。」

 

「僕も見てない。」

 

「私も」

 

「私も見てない」

 

「俺も」

 

『見てないロト』

 

皆はカキを見ていないようだがセレナは

 

「えっ!?まさか...」

 

「セレナ、カキが何処にいる知っているの?」

 

「うん、たぶんカキは...」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「絶対に...棄権はしないぞ~!!」

 

 

カキは諦めずにバクガメスを引っ張りながら上り坂を進んでいた。

 

 

 

 

 

 




まさかのニンフィア優勝、誰がこれを想像できたでしょうか...僕の勝手な見解ですが、パンケーキを持っているところがゴールライン越えたらゴールと思ったのでこのような結果にしました。
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