ポケットモンスターもう一つのサン&ムーン   作:パラドファン

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第二十話 ニャビー新たな旅立ち

スクールを終えた放課後サトシ、コウヤ、セレナの三人は市場に買い出しに来ていた。

 

「全部買い終わったかな?」

 

「うん、ククイ博士に頼まれていたの全部買ったわ」

 

「それにしても結構な量買ったね」

 

ククイ博士から頼まれた買い出しは量が多く特にサトシが多く持っていおり

 

『サトシ、手伝うロト!』

 

「重いけど大丈夫か?」

 

『大丈夫ロトォォ!』

 

ロトムはサトシから渡された袋を持つと無理だったようで持った瞬間地面に落ちた。そして袋に入っていたドーナツは転がり木の実を売っているおばあさんの足に当たった。

そしてそのおばあさんは屈み拾ってくれた

 

「あら、久し振りね」

 

「こんにちは」

 

サトシとおばあさんは面識があり挨拶を交わしておりサトシとの挨拶を終えたおばあさんは

 

「あら、そちらの二人は?」

 

「はじめましてコウヤです。」

 

「はじめましてセレナです。」

 

「そう、よろしくね」

 

自己紹介を終え拾ってくれたドーナツをサトシが受け取ろうとするとそのドーナツを見覚えのあるポケモンが取っていった。

 

「ニャビー!」

 

「本当だ!元気にしてたか?」

 

ニャビーはコウヤを見ると立ち止まったが、サトシがいることに気付くと走って逃げ出し

 

「あっ!待てよ!」

 

サトシはすぐさまニャビーを追い掛けコウヤとセレナはそれに続いた。そしてニャビーは市場を抜けた街の橋の上でニャビーを見失ってしまい

 

「あれ?見失ったか...」

 

「サトシ、彼処!」

 

セレナが指す方向を見ると別の橋の下に向かっていくニャビーの姿が見えサトシはその後を追い

 

橋の下には年老いたムーランドもおりそれを見たサトシは

 

「ムーランド、元気だったか?」

 

「そのムーランドを知ってるの?」

 

「まぁな!」

 

コウヤとセレナはサトシから以前ムーランドとニャビーの事を聞きコウヤはニャビーの方を向き

 

「ニャビー久し振りだね」

 

『ニャー』

 

「久し振りだなニャビー」

 

『ニャブッ!』

 

ニャビーはコウヤにはある程度気を許しているみたいでコウヤの正面を向き挨拶をしているように見える。だがサトシがニャビーに近づくとサトシの顔目掛けてひのこを放ちサトシの顔が燃えサトシは慌てて顔を川に浸けた。どうやらサトシに対してはまだ警戒心があるみたいだ。

 

「相変わらずだな、ニャビー」

 

「サトシ大丈夫?」

 

「大丈夫大丈夫」

 

セレナはひのこを受けたサトシの心配をするがサトシは平気そうに笑いながら返事をしており

 

『バウッ!』

 

『ニャー...』

 

ニャビーはサトシの顔にひのこを放った事をムーランドに叱られているようだ。

 

そしてモクローとカリキリはニャビーへお礼を言いサトシ達は家へと帰っていった。

 

 

 

 

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翌日の放課後

 

ポケモンスクールからの帰り道。サトシとコウヤは木の実を買ってニャビーとムーランドの元に向かおうと話していると突如ポケモンの技が目の前に放たれた

 

「な、何だ!?」

 

「な、何だと聞かれたら」

 

「聞かせてあげよう、我らの名を」

 

「花顔柳腰差月閉花、儚きこの世に咲く一輪の悪の花!ムサシ」

 

 

「飛竜乗雲英姿爽風、切なきこの世に報いる悪の使徒!コジロウ」

 

 

「一蓮托生連帯責任、親しき仲にも小判輝く悪の星!ニャースで、ニャース」

 

 

「「ロケット団参上!」」

 

「なのニャ!」

 

『ソーナンス!』

 

毎度恒例な長い決め台詞を言いながら登場したのはロケット団だ

 

「「ロケット団!」」

 

「さぁ、今日こそ!ピカチュウを....」

 

ムサシが言葉を繋げる前にロケット団に向けて突如ひのこが放たれ黒焦げになる。そしてコウヤの足元にしがみつくニャビーの姿があった。

 

「ニャビー!?」

 

「何かあったのか!?」

 

コウヤとサトシは何時もと違って何やら焦っている様子のニャビーを見て何かとても大変な事が起きている事を察し

 

「ニンフィア!ムーンフォース!」

 

「ピカチュウ!エレキボール!」

 

ピカチュウのエレキボールとニンフィアのムーンフォースをロケット団の目の前の地面に向かって放ち砂煙を起こしニャビーの案内する場所へと向かっていった。

 

そしてニャビーを追って着いたのはニャビーとムーランドの住んでいる街の橋の下でそこには倒れたムーランドの姿があった。

 

「ムーランド!大丈夫か!?」

 

『とても苦しそうロト!』

 

ムーランドの苦しそうな様子に動揺しているサトシ、コウヤは

 

「見たところ...大きな怪我は見当たらない...とにかくポケモンセンターまで運ぼう!」

 

コウヤは冷静に落ち着いて状況を整理し此処にいてはどうすることも出来ないと判断しサトシと一緒にムーランドをポケモンセンターに運ぼうとし始めた。二人はムーランドを運ぶときにムーランドの大きさとは裏腹に軽いことに驚いた。その時、橋の近くにある木の葉が落ちて飛ばされていった。

 

 

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ポケモンセンター

 

サトシとコウヤは治療室でジョーイさんとハピナスの治療を受けているムーランドの様子を硝子越しで見ておりコウヤの腕の中にいるニャビーはムーランドの元に行こうと声をあげていた。

 

コウヤはムーランドの様子を見て不安を覚えていたあの様子で怪我や病気ではなかったらと...

 

そして治療室の扉が開くとニャビーはコウヤの腕の中から飛び出しムーランドの元へと向かい治療室からは治療を終えたジョーイさんとハピナスが出てきて

 

「ジョーイさん、ムーランドは大丈夫ですか?」

 

「怪我や重い病気というわけじゃないの、ムーランドは...」

 

ジョーイさんの言葉を聞きサトシとコウヤはムーランドとニャビーの方を向く

 

「ニャビー...この事をわかってるのかな...」

 

「ニャビーはムーランドと一緒にいたんだ、感じ取ってはいたさ...」

 

サトシとコウヤはポケモンセンターに残りムーランドの様子をククイ博士に電話し伝えポケモンセンターに残る準備とニャビーとムーランドの木の実を買いに向かった。

 

 

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木の実を買い終え戻って来ると...治療室にいたニャビーとムーランドの姿が消えていた。そしてサトシとコウヤはムーランドとニャビーを探すべくポケモンセンターを出て走り出した。

 

「ムーランドとニャビーはいったい何処へ?」

 

「おそらく、自分達の住みかに戻ったんだと思う」

 

サトシとコウヤはムーランドとニャビーがいる場所は街の橋の下と考え向かっていると目の前にロケット団のニャースが現れた。

 

「「ニャース!?」」

 

「おミャー達に言っておきたい事があるのニャ、ニャビーは頑張ってるのニャ。だから見守ってほしいのニャ」

 

ニャースはそれだけ言うと走って何処かへ去っていった。

 

「ニャース...」

 

「ニャースもニャビーの事を...」

 

そしてサトシとコウヤは再びニャビーとムーランドのいるであろう街の橋の下に走り出した。

 

橋の下にはニャビーとムーランドがおり、ニャビーのほのおのキバの特訓を続けるつもりらしい。

 

「コウヤ、どうする?」

 

「病気や怪我はしていないから、ポケモンセンターにいる理由はないだからニャビーとムーランドは落ち着く此処に戻ったんだろう」

 

「そうだなムーランドとニャビーにとっては家みたいなところだもんな」

 

「今は、そっとして見守るべきだ...」

 

ニャビーとムーランドの様子を見ながら、コウヤは思い今日は帰るべきだと思いサトシとコウヤは帰り始めた。

 

ニャビーとムーランドは眠りにつき始め残る木の葉は後二つ。その内の一つがニャビーとムーランドが眠りに就くと空に散り、翌朝ニャビーが目を覚ますと、ムーランドの姿はどこにもなくニャビーは辺りを探し回った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ニャビーはムーランドを探し回ったが見つからず住んでいる橋の下へと戻ってきた。するとムーランドが寝ていたソファの足が壊れ崩れ落ち近くにある木の最後の葉っぱが落ちてソファへと落ちてきた。

 

それを見たニャビーは雨の中橋の下から出て

 

『ニャァァァァー!!』

 

鳴いていたただ鳴いている訳ではないニャビーの悲しい泣いている鳴き声が響きわたった

 

「ニャビー...」

 

『ムーランドはどこロト?』

 

「聞くな.....」

 

「そんな...」

 

サトシはニャビーの心配しセレナは口元を両手で抑えコウヤは黙って目を伏せた...

 

 

その日、ニャビーは一晩中泣き続け雨も止む気配がなかった。

 

しばらくの間雨が降り続いた。泣き疲れたのか、ニャビーは唯一飛ばされずムーランドの寝ていたソファに乗った葉のそばで丸くなり、ずっとそこから動かなかったずにいた。

 

「良かったらニャーに話すのニャ、少しは楽になるのニャ」

 

ニャビーはニャースの言葉を聞かず返事はなかったするとニャースそこへコウヤとサトシがやって来るのに気付きニャースはその場を離れた。

数日の間雨は一度も止むことなく降り続き、ニャビーは動こうとしなかった。サトシが持って来たきのみも、全然食べようとしない。

 

それを見たコウヤは、大量のきのみを持ってニャビーのもとを訪れ言った。

 

「君がしっかり食べるまで、ここから動かないよ」

 

「ああ、俺も一緒に動かない」

 

サトシもコウヤとニャビーの元へと近付き離れなかった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

そして夜が明け朝、雲が晴れて久しぶりに朝陽が差し込んだ。風が吹き、ニャビーの側にあった葉が空へと舞い上がった。ニャビーは急いで追いかけ葉の飛んでいった空を見上げると立ち止まる。

 

暖かいは朝陽が差し込む中、空には綺麗な虹が架かっておろそのすぐ側にはムーランドの形をした雲があった、ニャビーはその虹の架かったムーランドの形をした雲を見ると久し振りの笑顔を浮かべていた。

 

「ニャビー...」

 

「なぁ、ニャビー俺達のところに来ないか?」

 

ムーランドの形をした雲を見届けたサトシはニャビーに話しかけたニャビーはその言葉を聞くとコウヤの元へと向かっていった。

 

「もしかして、僕とバトルを?」

 

『ニャッビ!』

 

ニャビーはコウヤの正面を向き、そうだ!と言っているようだ

 

「うん、わかった!出てこい!ニンフィア!」

 

『フィア!』

 

『ニャブ!』

 

ニンフィアとニャビーのバトルが始まろうとしていた。

 

「ニンフィア!スピードスター!」

 

『フィ~アッ!』

 

『ニャッビ!』

 

ニンフィアはスピードスターをニャビーはひのこを放ち二つの技が衝突し小規模な爆発と共に煙が起きた。

 

「でんこうせっか!」

 

コウヤはニンフィアにでんこうせっかを指示しニャビーはひっかくで向かいうち衝突し互いに後退した。

 

「ニンフィア!ムーンフォース!」

 

『フィアッ!』

 

ニンフィアはムーンフォースをニャビー目掛けて放つがニャビーはほのおのキバでムーンフォースを打ち消した。

 

そして互いに動きが止まり

 

「さすがだね、ニャビー」

 

『ニャッビ!』

 

互いに笑顔になるニャビーとコウヤ、そしてコウヤはモンスターボールを手に取り

 

「行こう!僕達と!」

 

『ニャビ!』

 

コウヤはモンスターボールを高く投げニャビーは高く投げられたモンスターボールに自ら飛び上がりモンスターボールの中へ入っていった。モンスターボールが揺れそして中央の光りが点滅したそして揺れと点滅が止まりポンッと音を立てた。

 

そしてコウヤはモンスターボールを拾い

 

「ニャビー!ゲットだ!」

 

『フィア!』

 

《こうして新しい仲間ニャビーをゲットしたコウヤ、そしてムーランドと別れたニャビーはこれからコウヤと一緒に過ごすことを決めたのだった。》

 

 

 




サトシとコウヤの通算戦績

シンオウでの戦績 サトシ2 : コウヤ8

イッシュでの戦績 サトシ5 : コウヤ5

カロスでの戦績  サトシ6 : コウヤ4

トータルでの戦績が 13 : 17ってところです。
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