ポケモンスクール
コウヤはサトシとセレナより早く起きるため二人より早く博士の家を出てスクールへ向かっていた。
「ニンフィア、今日も一日頑張ろう!」
『フィアッ♪』
ポケモンスクールの校門に着くと其処にはマオとスイレンの姿があった。
「マオ、スイレン。アローラ」
「あっ、コウヤ!アローラ」
「アローラ」
三人は一緒にそのまま教室に向かいしばらくしてからサトシとセレナそして何やら少し様子のおかしいマーマネがやって来た。
授業中マーマネは大好きなでんきタイプの話を聞かずにぼーっとしてククイ博士の質問を聞いていなかった。
そして次の授業ではポケモンとのバトンリレーではトゲデマルがピカチュウにくっつき泣いていた。ちなみにバトンリレーの結果はサトシとコウヤのぶっちぎりの同率一位だった。
放課後
マーマネは皆に何やら地図を配っていた
「マーマネ、これは?」
「僕が選んだ、オススメのスイーツ店だよ。」
マーマネは自慢げに言った
「まだ知られてないけどいないけどこれから必ず人気が出るお店ばかりだから早めに行っといた方がいいよ。」
「ありがとう!マーマネ!」
「でも、どうして?」
「こ、こういう情報は皆で共有しないと思ってね!」
マーマネはマオの質問に少し慌てたようあたふたしてに答えスイレンはマーマネを怪しく見つめていた。
「マーマネ...おかしい、いつもならこういうの秘密にしてるのに...」
「え!?そ、そうかな...?」
マーマネはスイレンの視線から顔を反らした
「何かあったの?」
「何時でも相談ならのるぞ」
「あっ!?も、もう帰らなきゃ!」
マーマネはそう言いその場を去っていきそれを見ていたサトシ達はマーマネより早く先回りしマーマネを待ち構えた。
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「あれ?何時の間に...」
「何か悩んでいるなら話してよ。」
「そうそう、一人で悩まないで」
「水くさいよ」
「実は...」
『引っ越し!?』
サトシ達はマーマネから隠していた事を聞き驚きを隠せなかった。
「何時!?ど、何処にだ!?」
「来週...けっこう遠いみたいなんだ...」
マーマネの言葉にサトシ達は言葉を失った。
「こうなると思って言わなかったんだ...」
「だったらアイナ食堂でパーティしよう!最後にパァーっとしよう!」
「良いねそれ!」
「とびきり楽しい、美味しいパーティにしよう。」
「なら僕も手伝う!料理なら自信あるからね!」
「じゃあ、私はポフレを作るわ!」
こうして土曜日にマーマネのためのパーティを開くことになりそれぞれ帰りそしてカキはマーマネに見せたいものがあると一緒にアーカラ島に向かった。
そして翌日はスイレンがマーマネに見せたいものがあると海に向かった。そしてサトシはマーマネへのプレゼントをロトムと考えロトムのアドバイスでプレゼントを決めた。
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パーティ当日のポケモンスクール
「それじゃあ五時に私の家に集合ね。」
「俺、行くところあるからまた後で!」
サトシはそう言い教室から走って出ていった。
「僕達は先に向かうか」
そしてコウヤ、マオ、セレナの三人はパーティの準備のためのアイナ食堂へと向かっていった。
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そして教室を飛び出したサトシは森に来ていた。
「よーし!タイムリミットは夕方までだ絶対に見付けるぞ!」
『ピッカ!』
『アンッ!』
『クウーロッ!』
『コウガッ!』
サトシ達はマーマネのプレゼントを見つけるために森を探し回り始めた。
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一方マーマネはカキ達より早くアイナ食堂につき窓から様子を覗いていて何やら焦っているようにも見えた。
マーマネ(引っ越しは僕の勘違いだったって言わないと...先ずはコウヤ達に話して他の皆に伝えてもらおう...)
マーマネは引っ越しが自分の勘違いだったことを両親から聞き(引っ越しって言っても三件隣)話そうと早く来ていた。
「マーマネ、早いね」
「あ、あのマオ、実はね...」
「主役なんだから、此処に座って待っててね。」
マオはマーマネをお店の椅子に引っ張っていき座らせた。そして続々とスイレン、リーリエ、カキとカキの妹のホシちゃんまでやって来てマーマネは引っ越しの事を伝えるチャンスを失った。
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そして約束の五時になったがサトシはアイナ食堂に来ていなかった。
「サトシ、遅いわね。」
「料理冷めちゃうから始めようか」
「そうだね。サトシには悪いけど」
そしてパーティが始まりコウヤとマオの二人が作った料理とセレナの作ったポフレがテーブルに並べられた。
そして一人ずつマーマネへメッセージを送り全員言い終えると...
「ごめん!遅くなった!」
「遅いよ。サトシ、もう始まってるよ。」
「マーマネへの最高のプレゼントを探してて...」
サトシはそう言い手に篭を持っており、サトシが外に出てほしいと言い外に出ると
「これが俺からのプレゼントだ!」
サトシは篭をあけ篭から出てきたのは...
『デンジ』
バッテリーポケモンのデンジムシだった。そしてロトムがデンジムシの説明を始めた。
『デンジムシ、バッテリーポケモン。でんき・むしタイプ。アゴジムシの進化形、電気を溜めることが出来、その電気を他のポケモンに供給する事が出来る。』
「凄いよ!サトシ。僕、デンジム前から欲しかったたんだ!」
「だろ、早速ゲットしてくれ!」
「うん!いくよ、トゲデマル!」
そして皆の見守るなかマーマネのトゲデマルとデンジムシのバトルが始まりデンジムシのほうでんを特性ひらいしんで吸収したトゲデマルは威力の増したびりびりちくちくを命中させデンジムシに大きくダメージを与えてマーマネはモンスターボールを投げてデンジムシをゲットした。
「やったよ!デンジムシゲットだぜ!」
「やったな!マーマネ」
マーマネはデンジムシをゲットし喜んでいたがその表情はすぐに変わり下を向くそしてお別れが近付く。マーマネの首にリーリエが手作りの花飾りをかける。
「遠くに行っても、何時も明るく元気なマーマネでいてください。」
「困ったときは何時も呼んでね...」
「何か悲しいことがあったらアローラを思い出せよ。」
「マーマネの事忘れない...」
「短い間だったけどたのしかったわ...マーマネ」
「僕もほんの少しの間だったけど欠けがえのない友達だったよ。」
「どんなに離れていてもまた会いに来るからな!マーマネ」
皆の別れの言葉を聞きマーマネは今までで堪えていたであろう涙を流し始める
「皆ぁ...違うんだよぉ!!」
『えっ?』
「僕の...か、勘違いだったんだよ!引っ越しって言っても三件隣で一週間だけだったんだよ!黙っててごめんなさい!」
「なんだぁ…良かったね。」
「え?」
マーマネは怒られると思っていたが予想外の言葉を聞き驚いた。
「だってお別れしなくて良いんだろ。」
「それに転校しないんでしょ」
「今までで通り一緒に居れるんだろ」
嬉しそうな笑顔になるサトシ達、それを見たマーマネは再び違う理由で涙が溢れだす。
『マリュ?』
状況が読み込めていないトゲデマルに、マーマネが機械を使って説明すると理解したトゲデマルは大喜びのあまり、思いっきりピカチュウに飛び付きその後も皆の周りを転げ回り何人かはトゲデマルの被害にあった。
オマケ コウヤの容姿とか
髪の色 蒼よりの黒
普段はキャップを被っておりキャップの色は青色
目の色 赤
服装 シャツのは黒 ズボンはサトシと同じ
好物 モーモーミルク、カツカレー
得意料理 カレーライス、ケーキ
苦手なもの スピアー
身長 マオと同じくらい
今回めっちゃ短かったなぁ…短かったのでオマケ付きでした。
しばらく忙しいので投稿ペースが大分落ちると思いますがすみません。