ポケットモンスターもう一つのサン&ムーン   作:パラドファン

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ポケットモンスターもう一つのサン&ムーンが連載開始して一年が経過しました。これからも頑張ります!




第三十八話 カントージムバトル!

今日はジム戦の体験をするためにバスに乗りハナダジムへとやって来たサトシ達。

 

「それじゃあ、ジムを案内するわ」

 

カスミに案内されハナダジムへと入りジムの中にはバトルフィールドと巨大な観覧席があり皆この場所でジム戦の体験をするのかと期待を躍らせる。

 

「おっ、コダックだ!」

 

バトルフィールドの中央では頭を抑えたコダックが静かにたっている。

 

「お守番御苦労様。コダック」

 

カスミは留守番をしていたコダックの元へ向かって労うとサトシ達に向けて

 

「ようこそ、ハナダジムへ」

 

「久しぶりだな~! この感じ!」

 

「僕達しばらくジム戦やってないからね。」

 

コウヤとサトシは久々のジム戦の空気に浸りフィールドを見回している。

 

「サトシとのジム戦は楽しかったなぁ……」

 

「ああ、俺もコウヤとのジム戦は楽しかったぜ!」

 

突然思い出に浸り出すサトシとコウヤだが辺りは二人の会話を聞いて、コウヤはシンオウの次期チャンピオンである筈サトシとコウヤが何故ジム戦を行っているのかと疑問を浮かべる。

 

「コウヤとサトシがジム戦ってどう言うこと……?」

 

セレナがコウヤとサトシを見詰めながら言いうとサトシとコウヤはっとした表情を浮かべる。

 

「ああ、皆に話してなかったな、俺がシンオウ地方を旅してる時にハクタイジムに挑みに行ったときに丁度コウヤが代理のジムリーダーをやっていてバトルしたんだ。」

 

「そうそう、僕とのジム戦が終わった瞬間にナタネさんが戻ってきて後日改めてやろうって言っても僕にもう一度挑戦するっていってからジムバッチを7個揃えてからまた挑戦しに来たんだよ。」

 

サトシとコウヤは二人でシンオウ地方の懐かしい思い出話を語りだし笑顔を浮かべる。

 

「まぁ、僕がジムリーダーをしたのはサトシとのバトルだけだから2回だけだけどね。」

 

コウヤはたいしたことではないかのように笑みを浮かべながら言う。

 

「それじゃあ早速ジム戦の体験をしようか」

 

「おお! 早くバトルしたいぜ!」

 

「よし! やるぞ!」

 

サトシとコウヤは久々のジム戦に気合いをいれていてやる気十分だ。

 

「カントー地方のトレーナーはジムを巡ってジムリーダーとバトルしてジムリーダーに勝利するとジムバッチを受けとることが出来るんだ。」

 

「ハナダジムはブルーバッチ」

 

「ニビジムはグレーバッチだ。」

 

カスミが水色のしずくを模した形をタケシは灰色の石を模した形を見せる。

 

「サトシとコウヤはジムバッチを集めてたんだろ?」

 

「ああ、8個全部集めたぜ」

 

「僕はカントーのジムは今回が初めてだよ。」

 

サトシはカントー地方のジムバッチを8個全て集めていたがコウヤはカントーのジムバッチは所持していないようだ。

 

「まぁ、私たちのバッチはお情けバッチだったけどね~」

 

「アハハ……ジムバッチを8個集めるとリーグに参加出来るんだぜ!」

 

カスミの指摘にサトシはばつの悪そうな表情を浮かべ話をそらそうとする。

 

「それではタケシとカスミと早速ジム戦の実戦体験を始めるぞ!」

 

マオとスイレンはアシマリとアママイコでカスミとコダックにマーマネとリーリエはタケシとイシツブテ挑みにバトルは2対1でのバトルだったがジムリーダーであるタケシとカスミのポケモンの長所、技の特徴をいかしたバトルを学ぶこととなった。四人のジム戦の体験が終るとククイ博士が携帯電話をとりコウヤに何か伝える。その後コウヤはため息を吐き少し嫌そうな顔をしてポケモンセンターへと向かっていってしまい残ったのはサトシ、セレナ、カキの3人となり誰とバトルするか悩んでいると……

 

「俺はタケシと一対一でバトルがしたい!」

 

「俺も一対一でバトルしてみたい!」

 

サトシとカキの二人が一対一でのバトルをしたいたいと言い出して

 

「私は見学かなぁ……」

 

セレナはジム戦の体験をせずにサトシとカキのバトルの見学をしようと皆と一緒に観客席へと向かっていった。

 

「審判は私がするわ! ルールは一対一どちらかのポケモンが戦闘不能になったらバトル終了よ」

 

「行け! バクガメス!」

 

「なら、俺のパートナーはこいつだ!」

 

タケシが出したポケモンは、はがね・じめんタイプのハガネール。対してカキは、ほのお・ドラゴンタイプのバクガメスでタイプ相性は五分五分と言うところだろう。

 

「バトル始め!」

 

「いくぞバクガメス! かえんほうしゃだ!」

 

先ずはカキとバクガメスがかえんほうしゃで仕掛けるが……

 

「ハガネール! ジャイロボール!」

 

「今のは!?」

 

「さっき見せたばかりだろう」

 

かえんほうしゃに対してハガネールはジャイロボールによる体の高速回転により防ぐ。それはリーリエとマーマネとのバトルでイシツブテが行ったのと同じようにハガネールはバクガメスのかえんほうしゃを防いだのだ。

 

「ハガネール! しめつける!」

 

驚くカキとバクガメスにタケシは攻撃の手を緩めず追撃を決める。

 

「トラップシェルだ!」

 

ハガネールに背中のトゲを当て爆発を起こすことでしめつけるの拘束から脱出する。

 

「バクガメス! ドラゴンテールだ!」

 

「ハガネール! あなをほる!」

 

バクガメスのドラゴンテールをあなをほるで地中に入ることで回避するハガネール

 

「バクガメス! 下を警戒しろ!」

 

地面に潜むハガネールを警戒するカキとバクガメスに地面からハガネールが現れるが間一髪で回避するバクガメス

 

「長期戦になったら此方が不利だ……バクガメス一気に決めるぞ。」

 

カキは右腕のホノオZが填められたZリングをタケシに見せる。

 

「なら、こっちも全力で受けてたとう!」

 

バイトサリと上着と脱ぎ捨て鍛え上げられた肉体を見せる。その首には一つの鉱石がぶらさがっている。

 

「まさかあれって!?」

 

「ああ、間違いない!」

 

サトシとセレナはタケシが首からさげている石がいったい何かいち早く気付く

 

「俺は強く固い、意思の男! ハガネール、メガシンカ!」

 

タケシのキーストーンと、ハガネールの持っているメガストーンを光の帯が繋がり眩い光がハガネールを包み込みハガネールの体が変化する。

 

「これが……メガシンカ」

 

「見せてもらうぞ、Z技を」

 

「いくぞ、バクガメス!」

 

カキは腕を交差させZリングが光輝きZ技のオーラがバクガメスへと注ぎ込まれる。

 

「俺の全身! 全霊! 全力! 全てのZよ! アーカラの山の如く、熱き炎となって燃えよ! ダイナミックフルフレイム!!」

 

カキとバクガメスの全力ダイナミックフルフレイムはハガネールに直撃し爆発が発生し凄まじい衝撃と轟音、爆煙が広がる。

 

煙が晴れると其処には効果抜群のZ技ダイナミックフルフレイムを受けて関わらずハガネールの姿があった。

 

「なっ!? Z技を耐えただと……」

 

「俺のハガネールも流石にZ技には堪えた様だ。」

 

カキとバクガメスはZ技を受けたのに関わらず倒れないハガネールに驚愕する。

 

「だが後少し攻めきれなかったな、ストーンエッジ!」

 

バクガメスに地面から青く光る巨大な尖った岩が迫り炸裂しバクガメスは目を回して倒れていた。

 

「バクガメス戦闘不能! ハガネールの勝ち! よって勝者タケシ」

 

タケシとカキのバトルはタケシの勝利で終わった。そしてハガネールのメガシンカが解除されて姿が戻る。

 

「あっ、ハガネールの姿が戻った。」

 

「メガシンカはバトル中にのみ起こる進化でバトルが終わると元の姿に戻るんだ。」

 

元の姿に戻ったハガネールを見たマーマネの発言にククイ博士が答える。

 

そしてバトルフィールドではカキとタケシが握手を交わしていた。

 

 

カキとタケシのバトルが終わり続いてサトシとカスミとバトルが始まろうとしていたときコウヤがポケモンセンターから戻ってきて観戦席に座る。

 

「コウヤ何かあったの?」

 

「いや、そんな気にすることじゃないから大丈夫だよ。」

 

隣のセレナが問うが、はぐらかすように応えるコウヤは今から始まるカスミとサトシのバトルに視線を移す。

 

「それよりサトシとカスミのバトルが始まるよ。」

 

「カスミ、早くバトルしようぜ!」

 

「わかってるから慌てないの」

 

カスミが手に持っているスイッチを押すと、さっきまでカキとタケシがバトルしていたバトルフィールドが沈んでいき岩のフィールドが岩のリングの部分を残し沈みと、その壁から水が出てきてあっという間に水のバトルフィールドが完成した。

 

「おぉ! 水のフィールドになった!」

 

「自分が不利になった事に気づいているのか?」

 

フィールドの変化に感動しサトシは気付いていないのではと感じたカキは呆れたように言う。

 

「サトシはそんなこと気にしないよ。ただバトルを楽しむだけだから大丈夫だよ。」

 

「それじゃあ……ピカチュウ! 君に決めた!」

 

「ピカチュウで来たわね。なら私は……マイスデティ!」

 

カスミが投げたモンスターボールから出てきたのはみず・ひこうタイプのギャラドスだ。でんきタイプのピカチュウがタイプの相性では有利だがカスミはジムリーダーでありでんきタイプ対策を用意してるのだろう。

 

「二人のバトルもさっきと同じ一対一のバトルだ」

 

タケシが審判の元で遂にサトシとカスミのバトルが始まる。

 

「それでは、始め!」

 

「ピカチュウ! 十万ボルト!」

 

『ピカチュゥゥ!』

 

タケシの掛け声でバトルが始まり先にサトシとピカチュウがカスミとギャラドスに仕掛ける。

 

「ギャラドス! ハイドロポンプ!」

 

ピカチュウの十万ボルトをハイドロポンプで防ぐその光景にバトルをみてる者は驚愕する。

 

「でんきタイプの技はみずタイプの技で防ぐのよ!」

 

「だったら、でんこうせっか!」

 

ピカチュウは少ない足場である岩のリングを駆けでんこうせっかをギャラドスにきめる。

 

「あまごい!」

 

ギャラドスが雄叫びをあげてフィールドの上に雨雲が生み出される。

 

「ピカチュウ! エレキボール!」

 

「ギャラドス! ぼうふう!」

 

ギャラドスが起こした激しい風がエレキボールを打ち消し宙にいたピカチュウは吹き飛ばされるもなんとか岩場に着地する。

 

「ピカチュウ、大丈夫か!?」

 

『ピッカ!』

 

「サトシ! 似合うでしょ?」

 

カスミが自分の髪を結んでいた髪止めを取り換えておりその取り換えた物についているキラリと光る石はタケシが持っていものと同じキーストーンだ。

 

「えっ! カスミも!?」

 

「強く、雄々しく、美しく! あたしの青いスイートハート! ギャラドス、メガシンカ!」

 

カスミのキーストーンに呼応するように、ギャラドスの額に現れたメガストーンも激しく光りハガネールの時と同様に光に包まれメガギャラドスへとメガシンカした。

 

「さぁ、いくわよ。ハイドロポンプ!」

 

「避けろ! ピカチュウ」

 

メガシンカしたことにより先ほどよりも強力になったハイドロポンプを避ける事に成功するピカチュウだが、ハイドロポンプにより足場が崩れてしまいフィールドのプールの中に落ちてしまう。

 

「ギャラドス! かみくだく!」

 

ギャラドスはプールに潜りピカチュウへと迫りピカチュウ何とか岩場に戻るがギャラドスの攻撃は止むことはなくギャラドスの凄まじい顎の力により岩場が砕け瓦礫が舞う。

 

「ピカチュウ! 瓦礫を足場にギャラドスに飛び乗れ!」

 

宙を舞う瓦礫を足場に使い、ピカチュウが空中からギャラドスへと接近する。

 

「アイアンテール!」

 

アイアンテールがギャラドスが顔に炸裂したことによ体格差のあるギャラドスを後退させピカチュウは小さな岩場へと着地する。

 

「ピカチュウ! また来るぞ!」

 

「ギャラドス! ぼうふう!」

 

ピカチュウの足場にしている岩の周囲を、激しい水の竜巻が包み込み、その中心にピカチュウを閉じ込める。

 

「これはっ!?」

 

「凄いでしょ? このあまごいとぼうふうのコンボ。うちに来たチャレンジャーこのコンボを攻略できたチャレンジャーは、一人もいないんだから」

 

自信満々に言うカスミにあまごいとぼうふうのコンボにサトシの心配をするセレナだが……

 

「サトシ……」

 

「心配する事ないよ。それに僕とサトシからしたらこう言われたむしろ嬉しい」

 

「それって……」

 

コウヤは笑みを浮かべながら言いセレナはどう言うことかとコウヤとサトシを見る。

 

「良いこと聞いたぜ!バトルは……」

 

「誰も攻略出来ない……」

 

「「そういうのをぶっ壊す(攻略する)からバトルは楽しいんだ」」

 

サトシがカスミにむけて言ったとき同時にコウヤもセレナに同じことを言ったのだ。

 

「言うじゃない。 なら見せみなさい!」

 

「ピカチュウ! この竜巻を登れ!」

 

『えっ?』

 

竜巻を登れその言葉に思わずカスミ、コウヤ以外のバトルを見ている者は唖然としてしまう。

 

「十万ボルトを足場にでんこうせっかで登るんだ!」

 

電気を足場にしろと言う言葉にさらに唖然としてしまうが相棒のピカチュウ疑問に思うことなく実行する。そしてこの中でサトシと長い付き合いを持つコウヤはサトシの考えに笑みを浮かべる。

 

竜巻の内側を激しい電撃が走りピカチュウの声が段々と大きくなり暴風の作り出した竜巻の中からピカチュウが飛び出して来たのだ。

 

「こんな方法で攻略するなんて……」

 

「やっぱりサトシは面白いよ。」

 

全員が驚くなかでコウヤ一人だけがサトシを見つめて笑っていた。

 

「ピカチュウ! 決めるぞ!」

 

『ピッカァ!』

 

腕を交差させてZ技を放つためポーズをとっていく

 

「これが俺達の全力だぁ!! スパーキングギガボルト!!!」

 

放たれた巨大な電気の槍はギャラドスに炸裂し発生し凄まじい衝撃が辺りに響き渡りギャラドスは目を回して倒れメガシンカが解除された。

 

「ギャラドス戦闘不能ピカチュウの勝ち! よって勝者サトシ!」

 

サトシとカスミのバトルはサトシの勝利で終わりこうしてジム戦体験は幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マサラタウンに戻るとククイ博士がオーキド博士の研究所に向かっている間ジム戦体験を終えてタケシとカスミからジムバッチのレプリカを受け取り話しているとククイ博士がサトシ達の元へと戻ってきた。

 

「皆に知らせる事がひとつある。」

 

「何ですか?」

 

改まるククイ博士の様子に皆に少し緊張が走る。

 

「課外授業を延長だ!」

 

『延長!?』

 

ククイ博士から突然の課外授業の延長発言にサトシ達は驚く。

 

「そしてカントー地方ではなく他の地方に向かう!その地方は……!」

 

「シンオウ地方だよ。」

 

コウヤが課外授業の行先を言い全員がコウヤに視線を移す。

 

「シンオウ地方でジュニアカップが開催されるからね。それで課外授業が終わったら僕がシンオウ地方に行くことをククイ博士に伝えたらそのまま全員でシンオウ地方で課外授業授業を延長しようとなってね」

 

「俺、ジュニアカップに参加したい!」

 

「そう言うと思って、参加したなら現地でエントリーできるようにシロナさんが手配してくるから大丈夫だよ。」

 

「本当か!? なら俺も参加するぞ!」

 

「私も参加しようかな、サトシのバトル見てたらポケモンバトルしたくなったし」

 

一目散にサトシがジュニアカップに参加したいと言うと解っていたかのようにコウヤが応えそれにつられてカキとセレナがジュニアカップに参加を決める。

 

「久々のシンオウ地方……それにジュニアカップ……どんな強いトレーナーがいるか楽しみだぜ!」

 

 

 

《突如発表された課外授業の延長……シンオウ地方で開催されるジュニアカップに期待を膨らませるサトシ達シンオウ地方でどんな出来事が起こるのだろうか……》

 

 

 

 




サトシとコウヤのジム戦が見たいと思う方がいたら書こうかなと思うのですがその場合アンケートに送ってください。

次回からオリジナルの《シンオウジュニアカップ編》が始まります。
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