今際の国のアリス ANOTHER   作:魔鬼靐ユリア@仇助に命捧ぐ闘鬼神

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第2話:こくみんのたんじょう『後編』

 

設楽颯胡(シタラ そうご)/シタラ

 

「『はあとのきんぐ』の飛行船が落ちていく・・・」

 

 

如月詩(きさらぎ ウタ)/ウタ

 

「やったのね・・・キューマ。」

 

 

牧琢巳(マキ たくみ)/マキ

 

「無事だと・・・良いが。」

 

 

『おめでとうございます。ただ今を持ちまして、『今回』の全ての『げぇむ』が『くりあ』されました。これより、生き残った『ぷれいやぁ』の皆様全員には、この『今際の国』の国民となって次回の『げぇむ』に参加する事が出来る『永住権』を、取得するか放棄するかの選択が与えられます。それぞれがお答え下さい。この国に永遠に身を置き、これからも殺し合いを続ける権利を、『手にする』か『手にしない』かを。』

 

 

神崎豪謙(かんざき ゴーケン)/ゴーケン

 

「永住権・・・?何だそりゃ?」

 

 

将内桂馬(じょうない ケーマ)/ケーマ

 

「やはりね・・・何となくそんな予感はしていたんだ。」

 

 

逆緑黒白(さかどり クシロ)/クシロ

 

「そうね・・・今際の国の国民達は、皆どこか真剣な様子でアタシ達に挑んできた・・・」

 

 

西城菜摘(さいじょう ナツミ)/ナツミ

 

「その表情から読み取れたのは、命懸けの死線を何度も潜り抜けてきたという事と、他の区民達との信頼、情愛・・・」

 

 

千鞠磊(チマリ こいし)/チマリ

 

「その事から、ユウナ先生はこう推測していたの。彼らは元々『ぷれいやぁ』もしくは『でぃいらぁ』だったのではないかとね。」

 

 

龍海青歌(タツミ あおか)/タツミ

 

「つまり、永住権を手にするという事は・・・」

 

 

虎鶫白夜(とらつぐみ ビャクヤ)/ビャクヤ

 

「現国民にオレ達が取って代わり、いつの日か『げぇむ』で敗れて死ぬ日までこの国で暮らすという事か・・・」

 

 

武藤玄(むとう ゲン)/ゲン

 

「どうするよ、この選択・・・」

 

 

雀宮朱音(すずみや アカネ)/アカネ

 

「アタシは・・・カズキが残るなら残るつもりよ。カズキは身寄りがいなくてね。ずっとアタシが支えてきたの。それに彼なら『楽しいゲームをここでずっと作っていきたい』って言うんじゃないかしら・・・」

 

 

ゲン

 

「アカネがそう言うなら、オレは従う。」

 

 

ビャクヤ

 

「オレも同意だな。」

 

 

タツミ

 

「アタシ達はカズキ君に守られてきたものね・・・」

 

 

シタラ

 

「キューマはスリルの中毒だからなぁ・・・きっとここで生きていきたいって、アイツなら言うんじゃねぇのかな。」

 

 

ウタ

 

「なら、私達が側でずっと支えてやらないとね。」

 

 

マキ

 

「異議、なし。」

 

 

ゴーケン

 

「グハハハハ!!やっぱオメーらはどうかしてるぜ!!」

 

 

ケーマ

 

「ボク達もユウナ先生に守られて、今日まで生き延びてこられた・・・」

 

 

チマリ

 

「先生がもし、今際の国に残る事を選ぶのなら・・・」

 

 

ナツミ

 

「支える同志が、必要だよね。」

 

 

クシロ

 

「恩返し・・・しなきゃね。」

 

 

 

 

キューマ

 

「ミラ、君の予想は当たったね。」

 

 

ミラ

 

「そうね。」

 

 

クズリュー

 

「私は、ここに残るよ。」

 

 

シーラビ

 

「オレも、決意は変わりはしない。」

 

 

マキナ

 

「シーラビが残るなら・・・」

 

 

ソウガ

 

「ボク達も残ろっかな。」

 

 

エンジ

 

「オレは『はあとのじゃっく』から既に色々聞き出しておいたんだ。こんなご機嫌なショーを最前列で楽しめるなら、もう元の世界には戻れねぇよな!!」

 

 

トキワ

 

「物好きじゃのぅ、エンジ君は・・・ワシも、半分同意見じゃが。」

 

 

アモン

 

「元の世界に戻ってもヒマですしな・・・ワテも付き合いまひょ。」

 

 

ナツキ

 

「良い小説のネタになりそうですしね・・・」

 

 

ユウナ

 

「この世界で、あの子達をずっと護り続けられるのなら・・・」

 

 

カズキ

 

「この世界で、精一杯楽しもう!!」

 

 

全員

 

「永住権を、『手にする』!!」

 

 

キューマ達はこうして、『永住権を手にする』を選び、今際の国の国民となったのだった。

 

 

そして、時は流れ・・・

 

 

有栖良平(アリス りょうへい)達が、『ねくすとすてぇじ』に挑む日がやって来た・・・

 

 

 

 

 

 

クズリュー

 

「『でぃいらぁ』全員の殺処分が確認出来次第、各自所定の『げぇむ』会場で明日まで待機。」

 

 

キューマ

 

「久々の『げぇむ』だな!体ナマってねぇか心配。」

 

 

シーラビ

 

「今回の『ぷれいやぁ』達はオレ達より早く数札の『げぇむ』を全て『くりあ』した・・・決して油断はするな。」

 

 

ミラ

 

「そうね。私は楽しめればそれで良いけれど♪」

 

 

トキワ

 

「では、皆の者。健闘を祈る。」

 

 

こうして、キューマ達は各々の『げぇむ』会場へと向かうのであった。

 

 

彼らは何を思い、『げぇむ』に参加するのか・・・!?

 

 

次回、『だいやのくいいん』。

 

 




だいぶ遅くなりましたが、2話目となります。

今回の話に出て来た国民の仲間達には、しっかりとした元ネタがあります。

これに関しては次話以降で明らかにしていこうと思います。

さて次回は奇しくも初日にくらぶのきんぐと共に落とされた、だいやのくいいん。

本編で彼女を倒した事が明らかになった、あの人が活躍致します。
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