今際の国のアリス ANOTHER   作:魔鬼靐ユリア@仇助に命捧ぐ闘鬼神

3 / 8
第3話:だいやのくいいん『1』

アリス・宇佐木柚葉(ウサギ ゆずは)・水鶏光(クイナ ひかり)・竜田康大(タッタ こうだい)の4人がシーラビの襲撃を受け、安梨鶴奈(アン りずな)達4人と別行動を取り、『すうとり』のげぇむ会場で韮木傑(ニラギ すぐる)と再会しげぇむに挑もうとしていた頃・・・

 

 

 

アン達4名も、『げぇむ』会場を目指していた。

 

安梨鶴奈(あん りずな)/アン『警視庁鑑識班』

「だいぶ『すぺぇどのきんぐ』の射程距離からは逃れられたかしら・・・」

 

猿飛日影(さるとび ヒカゲ)/ヒカゲ

「多分な・・・それにしても、何なんだよさっきの・・・何の説明もなしに、4人も・・・絵札の国民は、あんなのばっかだってのか・・・!?」

 

霜村真白(しもむら マシロ)/マシロ

「少なくとも『すぺぇどのきんぐ』は、『るぅる』を親切丁寧には教えてくれない人だって事だね・・・」

 

アン

「さしずめ今の襲撃は・・・『げぇむ さばいばる』、難易度『♠K』。『るぅる ♠Kを殺せば『げぇむくりあ』、『ぷれいやぁ』全員が殺されれば『げぇむおおばぁ』ってところかしらね・・・」

 

ヒカゲ

「そんなの・・・ただの殺し合いじゃねぇかよ・・・」

 

豊鷲璃音(とよす リオン)/リオン

「ちょっと見て、皆。『すぺぇどのきんぐ』の飛行船・・・少しずつだけど、動いてる・・・」

 

アン

「・・・成程。恐らく『すぺぇどのきんぐ』の『げぇむ』会場は、この23区内に設置された他の11種の絵札の『げぇむ』会場の区域以外全てって所かしら・・・」

 

ヒカゲ

「マジかよ・・・もう、『今際の国』で安全な場所なんてどこにもないって事か・・・」

 

マシロ

「アン、今はどこを目指しているの?」

 

アン

「『だいや』の『げぇむ』会場を探そうと思っているわ。」

 

リオン

「そっか、『だいや』の『げぇむ』なら・・・多人数が生き残れる『げぇむ』が用意されている可能性が高い・・・」

 

ヒカゲ

「少なくとも、『すぺぇど』や『はあと』を選ぶよりはマシって考えか・・・流石はアンだ。」

 

アン

「ええ。1日も早く・・・こんな忌まわしき『げぇむ』にはケリをつけなきゃね。」

 

 

 

 

 

練馬区

 

アン達は、練馬区にある建物へと辿り着いた。

 

アン

「『♦Q』か・・・行きましょう。」

 

アン達は、建物の中へと入って行く。

 

後にアン達は、この選択が正しかった事を知る事となる。

 

残った『♦J』と『♦K』は、どちらも1人しか生き残れない『げぇむ』が待ち受けていたのだから・・・

 

 

 

 

 

コツ、コツ・・・

 

ピタッ。

 

アン

「学習塾か・・・この中ね、『げぇむ』会場は。」

 

キィィ・・・

 

アン達は、学習塾へと入って行く。

 

そこには、4人の女性と1人の男性が待ち受けていた。

 

十二町遊凪(じゅうにちょう ゆうな)/ユウナ『♦Q(だいやのくいいん) 塾講師』

「ようこそ、『ぷれいやぁ』の皆さん・・・『♦Q』の『げぇむ』会場へ。私はこの『げぇむ』を取り仕切らせて頂きます、『♦Q』こと、ユウナと申します。」

 

将内桂馬(じょうない ケーマ)/ケーマ

「ケーマです。」

 

逆緑黒白(さかどり クシロ)/クシロ

「クシロです。」

 

西城菜摘(さいじょう ナツミ)/ナツミ

「ナツミです。」

 

千鞠磊(チマリ こいし)/チマリ

「チマリです。よろしくお願いします。」

 

アン達とユウナ達は、お互いにお辞儀をした。

 

アン

「5人・・・もしかしてこの『げぇむ』は、あなた5人とのデスマッチなのかしら?」

 

ユウナ

「正確には違いますよ・・・これから行う『げぇむ』は、1VS1で行う個人戦にして、チーム戦です。まずは『げぇむ』の説明から行わせて頂きますね。これから私達が対決する『げぇむ』は・・・『げぇむ きゃすてぃんぐぼぉど』、難易度『♦Q』。」

 

ヒカゲ

「キャスティングボード?」

 

ユウナ

「ええ、正確には・・・卓上遊戯とも呼ばれる、卓上で遊ぶテーブル系ゲームの事を差します。これからあなた方には・・・オセロ、チェス、将棋、囲碁・・・4つのジャンルで私及び、私の生徒達と戦ってもらいます。負けた者は次の試合には出られず、最終的に勝ち数の多いチームが『げぇむくりあ』、負け越したチームが『げぇむおおばぁ』となります。」

 

マシロ

「ちょっと待ってよ・・・私達4人しかいないんですけど・・・」

 

ユウナ

「その場合は、誰か1人にもう1戦戦ってもらう事になります。もちろん、1度試合に勝っている者に限られますが・・・」

 

リオン

「誰がどのジャンルで戦うとかの配役はあるの?」

 

ユウナ

「ええ、私達国民側は私以外、挑むジャンルは固定です。」

 

クシロ

「オセロは私が担当致します。」

 

ケーマ

「将棋はボクが・・・」

 

チマリ

「囲碁はアタシ。」

 

ナツミ

「チェスは私がお相手致します。」

 

ユウナ

「私はいわゆるワイルドカード・・・5試合目にもつれ込んだ場合、私の選んだジャンルで勝負してもらいます。まぁこの『げぇむ』を始めてこの方・・・5試合目にもつれ込んだ事はありませんでしたけれど。」

 

アン

「つまり・・・あなたの生徒達はそれぞれのジャンルの競技での実力者・・・そう見て良いのかしら?」

 

ユウナ

「ええ、全員高校の大会で優秀な成績を収めています。ですので、どなたがどのジャンルで戦うか・・・綿密にご相談の上、順番を決めて下さい。全員の順番を取り決めた時点で、『げぇむすたぁと』とします。」

 

アン達は話し合った末、順番を取り決めた。

 

1回戦 アンVSナツミ

 

2回戦 リオンVSクシロ

 

3回戦 ヒカゲVSケーマ

 

4回戦 マシロVSチマリ

 

ユウナ

「順番が決定致しました。それでは、『げぇむすたぁと』。」

 

アン達4人が挑むのは、塾講師と4人の生徒達と戦う卓上遊技・・・

 

次回、チェスとオセロ。




お待たせ致しました、『♦Q』戦の開幕です。
アンが連れていた3人は本編では結局名前が明かされなかったので、不思議の国のアリスの登場人物の名前を参考に名前を考えました。
本編ではアン達が♦Qを『げぇむくりあ』した事が開催7日目に明かされており、4人全員が生存している事から『げぇむ』の内容を考案致しました。
ちなみに♦Q側の4人の生徒の名前は、それぞれ得意としている競技が由来です。
これについては、後々明かしていきます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。