「悪魔ってそんなに身近だったんスか!」
「ええ。もっとも、認知できる者とできない者がいるわ。欲望が強い者や悪魔の手でも借りたいほど困っている人間は悪魔を強く認識しやすいわね。そういう人たちに魔方陣つきのチラシを配ると私たちは召喚されやすいのよ。悪魔を認知できても、先ほどのイッセーのように私たちの存在を信じない者も多いけれど、魔力を見せれば大抵は信じるわ」
なんと! 俺が死ぬ間際に先輩を召喚したのは欲望が強かったからなのか!
しかし、悪魔社会も変革ですか!
そりゃ大変ですが、この際、その辺の政治はどうでもいい。
そうか、ってことは俺でも!
「じゃ、じゃあ! やり方しだいでは俺も爵位を!?」
「ええ。不可能じゃないわ。もちろん、それ相応の努力と年月がかかるでしょうけど」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!」
イッセーが叫んでいた。部室で。
「マジか! 俺が! 俺がハーレムを作れる!? エ、エッチなこともしていいんですよね!?」
「そうね。あなたの下僕にならいいんじゃないかしら」
リアスがそう言うとイッセーの中で雷が落ちる。
バカな。
そんなことが可能なのか!?
現実社会じゃ、人間のままじゃ、ハーレムなんてなかなか作れません。
タダの人間のイッセーじゃどんなにがんばっても女の子の群れを作るなんてことはできないだろう。
だって、現在が酷い有様だ。
彼女の一人もいない。いや、いたけど、元カノに殺された。
だが、いまなら! いまなら!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!悪魔、最高じゃねぇか!何、これ! 何、これ! チョーテンション上がってきたよ! いまなら
そこまで言い、イッセーはしばし考え込む。
「いや、エロ本はダメだ。アレはダメだ。俺の宝だ。お袋に見つけられるまではやっていける! それとこれは別だ。うん、別だ!」
「フフ。おもしろいわ、この子」
「カイト先輩 カイト先輩」子猫ちゃんがカイトの裾を引っ張り視線を注目させた。
「ん? どうしたの子猫ちゃん?」
「カイト先輩の『知り合いてだいたい変態』ですか?」
カイトは子猫ちゃん質問に今まで事を考えた………結果ほとんど『変態級個性だと』わかった。
「子猫その質問は返す言葉がない」
「………そうですか」
リアス先輩が本当におかしそうに笑う。
「あらあら。部長が先ほどおっしゃっておられた通りですわね。『おバカな弟ができたかも』だなんて」