そして、悪魔人生開始から数日。
イッセーは夜中、ドラグーンに連れて絶望の叫びを大声叫んでいる。
あれから、イッセーはリアス部長の下僕となり、日々汗を流している。
まず、集まりは旧校舎の部室。そして時間は深夜。
これは夜のほうが悪魔としての力が発揮できるからだ。
夜、イッセーの体に
悪魔だからこそ、闇の世界になると力が
おかげで朝に弱くなったのも悪魔のせい。悪魔は光を嫌う。光の力が強ければ強いほど、体に悪いそうだ。
光は毒。
部長はそう教えられた。
カイトは根性で耐えろと言われた。
光を武器にする堕天使、そして天使は悪魔の
でも慣れれば朝の日差しぐらい平気になれるらしい。
イッセーが朝苦手だったのは、それにも悪魔として転生した初めの頃は朝の光に慣れていないから。
もうしばらくすれば、それにも慣れるって話だ。
イッセーは悪魔になって少しの間放置されていたのは、自分の変化に自分で気づいて欲しかったかららしい。
頃合いをみてイッセーを呼び寄せ、真相を話す予定だったと言っていた。
それがスーツの堕天使に狙われた日だったわけだから、運命を感じる。
何はともあれ、イッセーは悪魔として、リアス・グレモリーの
イッセーは悪魔になって日が浅いため、まずは悪魔社会の仕組みを勉強しなくちゃいけない。
下積みとして、こうやってチラシ配りを夜中にやっているわけだ。
夜中に動くと両親が心配しそうだが、カイトの父親が話つけていた『カイトの父親は悪魔社会の事知りながらそれをサポートしてくれている。』
確かに父さんも母さんもイッセーが仕事を終えて、夜中に帰ってきても怒らない。
うーん、部長の魔力すごい。
すごいと言えば、一番驚いたのが学園に
俺たちが通う駒王学園は今の所有権があるのはカイトだがその主リアス・グレモリーの領土なっている。
そのため学園の裏の支配者らしい。
学園のお偉いさんも悪魔と関係がある者らしく、グレモリー家に極一部頭が上がらないようだ。
つまり、あの学校ほぼカイトの父親の私有物ということになる。
夜中に学園へ集まれるのもこれのおかげだ。
と、話はお仕事に戻る。
リアス・グレモリーの眷属を呼び出す魔方陣が描かれたチラシを、部長からいただいた謎の機器で選ばれたお家のポストへ投函する毎日。