手に持っている機器は、悪魔の科学が生んだ秘密道具らしい。
最近の携帯ゲーム機のような形だ。モニターがあって、ボタンがある。そしてタッチパネル形式だ。タッチペンも機器に付いている。
イッセーは教えてもらった操作方法通りに機器を操っていた。
モニターにはイッセーが住む町部長の『縄張り』マップが表示される。
悪魔ごとに人間界で活動のできる範囲が決まっており、その
仕事つまり、召喚され、契約を結んで、相手の願いを叶えることだ。
代償として、それ相応の代価をいただく。お金だったり、物だったり、時には命ももらうらしい。
まあ、最近は命を払ってまで強い願いを
出たとしても代価が願いと釣り合わず破談となる。
部長曰く、『人間の価値は平等じゃないわ』だそうだ。
うん、厳しいね。
で、モニターのマップで点滅しているところが欲張りな人間が住むお家だ。
イッセーはそこに向かって移動して、例の魔方陣付きチラシを配る。
点滅が続く限り、イッセーの夜の絶望の高速移動は終らない。
悪魔となったため、他の人間、特に警察にも認知されなくなった。どうやら、イッセーはすでに悪魔として活動しているため、お仕事中は人間に存在を認識されないようだ。
しかし、毎日毎日ドラグーンの高速空中運びを続けているモニター上の点滅が尽きることはない。
それだけ人間ってのが欲深い存在ってことなのかな。
一度願えば、癖になって再び俺たち悪魔を呼び寄せるらしい。
契約は基本的に夜間限定。悪魔が行動を許されている時間は夜だけだからだ。
昼間は天使や神様の時間らしい。その辺、まだよくわからん。
チラシは一度しか使えないから、使用されたら、再びポストに投函しないといけなくなる。
つまり、イッセーの下積み作業は永遠に繰り返されるってことだな。
まあ、そのおかげでリアス部長たちは悪魔として活動できて、お仕事も尽きない。悪魔として活動できて、お仕事も尽きない。悪魔としてのポイントを着実にたかめている。
何度も契約を取って願いを叶えれば、悪魔の王から評価されるんだそうだ。
なるほど 仕事をしまくれば、王様から爵位をもらえるかもしれないわけだ!
大きな仕事を取れば取るほどいいらしい。
取りたい!
イッセーも契約取りたい!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!! 早く女の子に囲まれたいぃぃぃぃぃぃッ!」
今は我慢して下積みだ!
………って、いつまでやればいいの?