「朱乃、準備はいい?」
「はい、部長」
朱乃さんが魔方陣の中央から身を引く。
「さあ、中央に立って」
すると、いっそう強く魔方陣が青く光る。
なんだか、力を感じるぞ。この魔方陣に触れていると、体の内側から力が
これが『眷属』の特典ってやつなのか。
「魔方陣が依頼者に反応しているわ。これからその場所へ飛ぶの。到着後のマニュアルも大丈夫よね?」
「はい!」
「いい返事ねイッセー。
ゼット、イッセーの面倒よろしくね。」
「わかりました」
「行ってきなさい!」
「テンション上がってきた!
俺の初仕事!絶対に無事完遂してみせるぜ!」
「大丈夫だお前の魔力じゃあ、転移は、できねぇからぁ」とゼットは小さな声でぼそぼそとつぶやいた。
「何か言ったかゼット?」
「いや、ただの独り言だから気にするなイッセー」
「そうかならいいけどなぁ」
魔方陣がさらに光だす。「いよいよ瞬間移動か。」
「………」ゼットは無言で、見ていた。
最大級の光がイッセーとゼットの体を包む。イッセーは眩しさに目をつぶった。次に目を開けたときは依頼者のもとだ! 「くー! 楽しみだ!」
そしてイッセーの体の深奥。
紅蓮の炎の世界に一人の少女がいた。
赤い髪に赤い瞳。
赤いワンピース着ている。
「悪魔風情が我の王を
赤い少女が怒ると世界歪んだ。
一気に魔方陣が破壊された。
瞬間移動を
……………。
……………。
ん? んん?
あれ? 移動したの? 完了?
恐る恐る目を開けてみる。
部室だ。
部室内はあらゆる場所が何故か(黒い炎)で燃えている。
「部長たちはいごかないで下さい」
「………何が………起こったなの?」
リアスがいきなり起こった事で理解が到底できていなかった。
木場、小猫ちゃん、朱乃さん理解できない。
この場でゆういつ理解できるのはカイト、ドラグーン、ゼットの身だ。
数十分かけて(黒い炎)の消火し終えていた。
あれ? 瞬間移動は? 依頼者さんは?
見れば部長の表情がほぼ無にちかった。
朱乃さんは『あらあら』と残念そうな表情。
木場の野郎はため息をついていた。なんかムカつくがイッセーに何が起きた?
カイトは何か暗い表情。
ゼット、ドラグーンはにやにや笑っている。
「イッセー」
部長が呼ぶ。
「はい」
「あなたに何者かに邪魔された可能性が高いわ」
「その何者てなにですか?」
「カイトなら何か知ってるでしょ『お姉さま』から聞いてるでしょ?」
「まあ知っているけどその正体は『紅の王』がイッセーの肉体に宿っているぐらいなら知っているけどそれより詳細は知らん」
「『紅の王』」カイト、ドラグーン、ゼット以外初耳した顔している。
「イッセー話を戻すけど
残念だけど、あなた、魔方陣を破壊してこの部室を焼いたの」