ハイスクールD×Dエクリプスゼロ   作:ゼロS

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第2話人間、やめました。2

キス!? 別れ(ぎわ)にキス!? と脳内(のうない)でバカみたいに興奮(こうふん)しました!

などと、性欲絶頂期(せいよくぜつちょうき)の男子高校生はそんなことを思ってしまったわけですよ。

夕暮れの公園。町外れにある公園だ。人気(ひとけ)がなく、俺ら以外はいなかった。そのおかげでエロい妄想(もうそう)はさらにヒートアップしたね。

もっとエッチなハウトゥ本を(くわ)しくサーチしておくんだった!

いつの間にか夕麻ちゃんは俺の手を離れ、噴水(ふんすい)の前へ。

「今日は楽しかったね」

噴水をバックに微笑(ほほえ)む夕麻ちゃん。

くーっ!なんてかわいいんだ。ちくしょう、バックの夕暮れ太陽がいい演出(えんしゅつ)になってるぜ。

「カイト本当に紅のの龍王(スカーレット)紅蓮の龍帝(クリムゾン)の黙示録の神器に赤の蛇持っているてこと本当なのか?」

「わからんがたぶん影乃さん言う通りなら持っているだろうなぁ」

「ねぇ、イッセーくん」

「なんだい、夕麻ちゃん」

「私たちの記念すべき初デートってことで、ひとつ、私のお願い聞いてくれる?」

来た、これ。来ましたよ!

これはアレだ!アレ以外にあり得ない!

口の(にお)い!よし! 心の準備(じゅんび)!うーん!バクバク心臓(しんぞう)鳴ってるぅぅ!

「な、何かな、お、お願いって」

あああああ。声が上がってら。バカな妄想しているってバレちまう!

ここに来て、俺ってば最低なミスを………。

しかし夕麻ちゃんは俺に微笑んでくれるだけだ。

そして、はっきりと俺に向かって言った。

「死んでくれないかな」

……………

………え?はい?

「………え?それって………あれ、ゴメン、もう一度言ってくれない?なんか、俺の耳変だわ」

聞き間違(まちが)いだ。

カイト、ドラグーン、ゼットは夕麻が『死んでくれないかな』て言った瞬間即戦闘体制入ってすぐでも行けるようにした。

そう思ってた。当たり前だ。だから聞き返したんだよ。

でも。

「死んでくれないかな」

また、はっきりと俺に言った。笑いながら。

意味不明な発言。俺が苦笑いしながら、「冗談(じょうだん)キツいなー、夕麻ちゃん」と言おうとした瞬間(しゅんかん)

バッ。

夕麻ちゃんの背中(せなか)から黒い(つばさ)が生えた。

バサバサッと羽ばたきすると、黒い羽が(ちゅう)()い、俺の足元に落ちた。

なんだ、あれ?

え?(たし)かに天使のように夕麻ちゃんは可愛いけど………。

何かの演出か?

夕闇をバックに黒い翼を羽ばたかせる美しい彼女。それは幻想(げんそう)的なシーンそのものだった。

だが、そんな現象(げんしょう)を信じられるわけがない。

彼女の両目がいままでのかわいらしいものから、冷たく(こわ)い目つきになった。

「楽しかったわ。あなたとすごしたわずかな日々。初々(ういうい)しい子供(こども)のままごとに付き合えた感じだった」

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