「ん? それ、どういうことですか?」
怪訝な表情を浮かべているイッセーに先輩が先輩が説明をしてくれる。
「魔方陣は一定の魔力が必要なわけだけど………。これはそんなに高い魔力を有するものではないわ。いいえ、むしろ悪魔なら誰でもできるはず。子供でもね。魔方陣ジャンプなんて初歩だもの」
「でもあの『力』は魔力感じたまるでイッセーを『守る』力をでもあの魔力量なら下手したら
「ど、どういうことでしょうか………?」
「つまり、イッセー、あなたの魔力がない場合子供以下。いえ、低レベルすぎて、魔方陣が反応しないのよ。イッセーの魔力があまりにも低すぎるの逆の場合は魔王並の魔力以上かもしれないわ」
「なっ。
なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」
「な、なんじゃそりゃぁぁぁぁぁ!?」
絶句するイッセー、笑うドラグーン、ゼット。
「えぇぇぇぇ、じゃあ、俺って魔力があるかないかわからない状況だから魔方陣を使って依頼者のもとへ行けるかもからないてことですか?
悪魔ですよね? 俺、悪魔ですよね?」
「………無様」
小猫ちゃんが、無表情でぼそりと言う。
「あらあら。困りましたわねぇ。どうします、部長」
朱乃さんも困り顔で部長に訪ねている。
「うおっ。俺の悪魔出世街道は
しばし考え込んだ部長はハッキリと言い渡してくる。
「依頼者がいる以上、待たせるわけにはいかないわ。ゼット」
「何ですか部長?」
「イッセーを現場まで連れていって」
「わかりました。」
「ゼットが連れててくれるのか?」
「まあバイクだけどなぁ」
「お前バイク持っているのか?」
「いちようカスタム済みけどなぁ」
驚愕するイッセー。それは予想外のお答えでしたよ、部長!
「ええ、チラシ配りと同様に誰かと行動して、依頼者宅へ
「ドラグーンの高速移動ですか!? そんな悪魔存在するんですか!?」
ビシッ。
無言で小猫ちゃんがイッセーを指差す。小猫ちゃぁぁぁぁん、キミ、イッセーの心を抉りに決まってくれるねぇ………。
「ほら、行きなさい! 契約を取るのが悪魔のお仕事! 人間を待たせてはダメよ!」
急かす部長。顔は真剣だ。
「うぅ俺の出世街道は出鼻から
「う、うわぁぁぁぁぁん! がんばりますぅぅぅ!」
イッセーは涙を流しながら、部室をあとにした。