「あー、えーと、あなたの場合、それを願いにされると代価は命ですね。死にます」
イッセーは表示さるたことを棒読みしながら説明した。
「死ぬ!?」
「はいなんか、『人の価値は平等じゃない』が悪魔の格言らしいので、すみません。森沢さんの場合は金持ちの願いで死にます」
「ひ、酷く心をえぐられる物言いだけど、まあいいや。で、仮に願いを叶えたら、どこで死ぬの?」
「えーとですね。あ、大量の金が天から降ってきたところで死にます。手で触れることもできないようですね。これはヒドイ」イッセーは悪魔専用の機器でさらに調べると酷い事が表示されていた。
「ぐはっ! 札束でキミすらも殴れないのか!」
「いや、俺を殴らんでくださいよ」
うん、なんとも夢クラッシャーな展開だ。
そうか。やっぱり、森沢さんの人生では金持ちの願いは
これが価値は平等じゃないってやつか。世知辛い世の中だ。
森沢はもう心が傷だらけになっていた。
悪魔の『価値』のせいでだ。
「じゃ、じゃあ、ハーレムは? 女の子いっぱいの酒池肉林が願いなら、どつなの!」
おおっ。そこに行き着きますか!
ちょっと感動。男だもんね。そういうの願っちゃうよね。
「森沢さん! 俺もハーレム大好きです! 男の夢ですよね! 最高だ! あんたとはいい酒が飲めるに違いないよ! 俺、未成年だけど」
イッセーは熱くなっていた。
「そんなのいいから、どうなの?」
森沢は代価がどうなるか気になって言った。
ちょちょいと機器を操作。あらら、この答えは厳しい。
「えっと、美女、美少女が森沢さんの視界に映った瞬間に死にます」
「見ただけで死ぬの!?」
森沢は『見た、視界』だけで死ぬ言われて驚いていた。
「いや、視界に映るってことなんで美女か美少女かわからないと思いますよ。」
「ひでぇな、これ。町で美女とすれ違うほうがまだマシじゃねぇか」
「うわぁぁぁぁっぁぁぁぁんっっ!」
突然青年森沢は泣き出す。
「僕って、そ、そんなに価値のない人間だったのか! う、うぅ、生まれてきてゴメンとしか言えないじゃないか………」
イッセーは森沢さんの肩を叩いて。
「今日は朝までドラグ・ソボールを語りましょう。バトルごっこしましょうか?俺が悟で森沢さんがフルータ。これで行きましょう」
涙を流しながら、森沢さんが頷く。
「はぁー朝までだと殺すぞイッセー」とゼットは大声で近所迷惑関係鳴く叫んだ。
「部屋出た時その首に首輪つけて死を与えてやろう
くっはっはははは」
憎悪に満ちた笑うゼットだった。