ラブライブ！サンシャイン！！～もう一度輝くために～ 作：マッシブ
だがホワイトデー特別編をお送りします。
本編は暫し待たれよ。
それではどぞ。
ホワイトデー。
バレンタインでチョコをもらった人にお返しをしなくてはならない日。
俺、望月夜空はAqoursの皆からチョコをもらった為、今お返し用のクッキーを作っている。
我ながらお菓子作りってのは久しぶり過ぎるな。
前はパンケーキ作ったりして千歌達に好評だったからな。
夜空「よし、できた！」
オーブンから焼き上がったクッキーをゆっくり取り出す。
後は袋に詰めて完成だ。
夜空「喜んでくれっかな」
明日は日頃の感謝も込めて渡そう。
ホワイトデー当日。
部活を終えた俺は現在、バスで浦の星に移動している。
俺は『これからそっち戻るよ』とAqoursのグループLINEにメッセージを送った。
すると千歌からOK!のスタンプを送られてきた。
はぁ…緊張する。
こんなにお返しを渡すのって緊張するものかと思いながらも俺はバスに揺られていた。
しばらくバスに揺られ、浦の星に到着した。
俺はスクールアイドル部の部室にはいるとそこにはAqoursメンバーがいた。
千歌「あっ、夜くんお疲れ様！」
夜空「お疲れ、練習はどうだ？」
果南「今は一通り終わってミーティングしていたとこだよ」
曜「ところで夜くん、今日早く戻って来たのはいいけど何かあるの？」
善子「まさか…地獄からの御告げを…」
花丸「違うずら」
善子「早っ！」
夜空「あー…実は皆に渡したいのがあってな」
鞠莉「ホワット？何か持ってきたの？」
俺は鞄から取り出す。
良かった、どこも崩れてないし粉砕されてもない。
ダイヤ「これは、クッキーですの？」
夜空「うん、今日ホワイトデーだからさ。日頃の感謝を込めて」
ルビィ「あっ！見てみて！色んなのがあるよ！」
ルビィちゃんの一言で皆がクッキーを見始める。
梨子「本当ね。音符の形にクマの形」
果南「あっ、イルカもある♪」
曜「見てみて！うちっちーもあるよ！」
夜空「皆が好きそうなのを型通りにしたんだ」
ダイヤ「本当に…良く出来てますわね」
鞠莉「元々、夜は女子力が高いから。本人は気付いているのかはわからないけど」
善子「このゲマ可愛くて食べるのもったいないわね…」
花丸「善子ちゃんいらないずら？マルがもらうずら～」
善子「ダメに決まってるじゃない！後ヨハネ！」
千歌「ねぇねぇ！夜くん食べていい？」
夜空「いいよ」
皆はそれぞれクッキーを1枚取り出し、食べた。
『美味し～～い！！』
良かった、この言葉さえ聞けて満足。
夜空「皆喉乾くだろ？紅茶入れるからクッキー味わって待っててくれ」
紅茶を入れる準備をしたその時だった。
トントンと背中を叩かれる。
振り向いた時、えいっと俺の口にクッキーを運ばれる。
夜空「りっ…梨子…？」
梨子「ふふっ、びっくりした？」
夜空「そりゃびっくりするよ…」
千歌「あー！梨子ちゃんずるーい！」
花丸「マルだって夜空兄に食べさせたいずら！」
ダイヤ「皆さんここは順番に！」
夜空「あー…あはは…」
結局こうなるのか。
でも皆で食べ合いするのも悪くない…かな。
理亞「姉様、これ」
聖良「これはクッキーですね。どうしました？」
理亞「宅急便で送られてきた」
聖良「差出人は？」
理亞「えっと、夜空兄様から。手紙あるから読む」
『バレンタインのチョコありがとうございました。そのお返しに俺が作ったクッキーを送ります。日頃の感謝を込めて。望月夜空』
聖良「夜空くんからの手作りクッキー///」
理亞「姉様…顔赤い…」
聖良「なっ…なんでもありません！今、お茶用意しますから！」
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