転生爛輝龍、神を喰らう   作:滅爛ねぎ

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お久しぶりです。欄輝龍カッコいいです。
学校の体育大会やらなんやらあって少し遅れました。
そして久しぶりにログインしてみたら、お気に入り登録者数が60を超えていたという。
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それではどうぞ!


転生爛輝龍、皆に正体を明かす

やっほう!龍華だよー。

あれから数日が過ぎて、あのアラガミについて分かってきたことがあるよ!

まず、奴の名前が「ニニギ・オロチ」って言うらしい。

あと分かっていることは、オウガテイルの接触禁忌種って言うこと(オウガテイルの原型ほぼ留めてなかったけど……)主に他の接触禁忌種を捕食してること、アラガミの中では極めて温厚で数が少ないって言うこと。

禁忌種を主に捕食してるから《禁忌喰らいの禁忌》だったり言われてるらしい。

あと、こいつアラガミなのに無機物と人を喰ったっていう報告が今までで10回もないらしい。

むしろ討伐数の方がかなり多いらしいよ。禁忌種なのに攻撃しない限り襲ってこないから、大抵数で押し負けるらしい。

だから、ニニギ・オロチの性質を知っている一部の人からは《悲劇の接触禁忌種》なんて言われてるらしいよ。

アラガミにしては珍しく個体ごとに広い縄張りを持っていて、人がいるところには滅多に姿を現さないらしいんだよ。

でも最近ではかなり頻繁に姿を見せるようになって、サカキさんとかが原因を調べているらしい。

個人的には、まず古龍の線は薄いと思うね。

たしかに古龍はかなり強い力を持っているし、十分可能だと思う。

だけど、もし古龍が原因だったら、力が強すぎて追い立てられる前に食われ尽くしてすでに絶滅してると思う。

だから私は古龍は線から除外する。

…なんかこういうのモンハンで見たことがある気がする。

たしか、極限化してしまったレギオスが他の個体を全部本来の生息地から追い出して、同じような状況になったんだよね。

…嫌な予感がする。

シャガルいたら十分有り得る話だから余計。

…?待てよ、そしたらこれ古龍の仕業ってことになるじゃん。

…やっぱ前言撤回。古龍の仕業の可能性が高くなった。

やばい、自分の思考回路が可笑しくなってる。とりあえずセルブローのところに行こう。こう言うときは、セルブロー!

なんかやばいな、私。

 

 

 

 

 

私だ (キリッ)

今は、みんなとは別にニニギ・オロチの生息域調査に行ってます!

本当はみんなと同じ任務に行きたかったけど、サカキさんが

「頼むよ。」

って怖くなるほど良い笑顔で言ってきたから、渋々別行動をしたって感じ。

形だけで言えば、リンドウさん・アリサさん・私の三人なんだけど。

今のところは、成果なしって感じかなぁ。

成果なしが一番いいんだけどね。ここ、本来の生息地からめっちゃ遠いらしいから。とりあえず、リンドウさんたちに合r……………ッ!

今、そこそこ近い所で神機を撃つ音と瓦礫が崩れる音が聞こえた!

急ごう!

 

 

 

 

何これ…一体これは……

今、マータ4〜5体を相手にソーマさんが戦ってる。

中には、なんて言っているかはわからないけど、声からしてリンドウさん・サクヤさん・ユウくん・アリサちゃん・コウタくんがいる。

とりあえずソーマさんたちの支援を!

「大丈夫ですか⁉︎これは一体…」

「龍華!考えている暇はない!こいつらは俺たちが食い止める!お前は中を!」

「わかりました!」

 

 

 

 

中に入ってみて、状況が理解できた。

へたれこんで俯いてるアリサちゃんをなんとかなだめてるユウくん。

サクヤさんが瓦礫の向こうに必死に行こうとして、コウタくんに止められている。どうやら、リンドウさんが瓦礫の向こうにいるらしい。

 

 

………………………ここは私も腹を決めますか。出来るだけこれはしたくないけど、今は緊急事態。やるしかない。

……………よし!

「大丈夫ですよ、サクヤさん。」

 

〜龍華side end〜

 

 

 

 

〜ユウside〜

「大丈夫ですよ、サクヤさん。」

 

「えっ?」

「龍華…ちゃん…?…どうして…ここに…?」

「…なるほど、龍華が合流したか…」

なんで龍華さんが…

「状況はソーマさんから聞いています。私に任せて下さい。」

「龍華…お前まさか!」

「あらあら、リンドウさんには勘付かれてしまいましたか。まぁ、大丈夫ですよ。《アレ》になるのは少し負担がかかりますが。」

?…《アレ》?…一体なんでしょうか?

「サクヤさん、これ、持っていてください。」バッ

「あぁ、うん。」

あれは、龍華さんがいつも身につけているコート…一体何が…

「では……………」

「やめろ!《アレ》にだけはなるな!」

「………もう遅いですよ、リンドウさん……………」

そう言った瞬間、龍華さんが強く発光し始めた。

「うわっ⁉︎」

「うおっ⁉︎急に眩しく…」

眩しさに少しの間目の前が真っ白になった。そして、光が収まると…

〔ゴオォォォ〕

龍華さんは、長く太い尾・狐の顔に羊の角を生やしたような頭部・がっしりとした四肢・47mはあろう巨体・そして、背に輝く金色の甲殻をつけたまさしく名前の通りの姿の「龍」になった。

『ゴオォォォォァァァァァァン!』

ッ!なんて声なんだ、まさしく咆哮だよ。

『ゴオォッ!』

瓦礫にブレスを⁉︎みるみる瓦礫が溶けていく、これなら!

「サクヤさん!」

「えぇ!わかってるわ!」

龍華さんが瓦礫を溶かし終えて冷え固まってから、サクヤさんがリンドウさんの救出に向かった。

とりあえずリンドウさんが無事で良かったけど…龍華さん…貴方は一体…

『ゴオォッ「よかった…」』

そう呟くように吠えると、まるで糸が切れた人形のように人間に戻りながら倒れた。

「龍華さん⁉︎」

「そいつなら大丈夫だ。じきに目を覚ます。…目を覚ましたら説教だな…」

「とりあえず今は、アナグラに戻りましょ。詳しいことはそれからよ。」

サクヤさん、落ち着きを取り戻してる。

……………僕もいろいろ質問しよう。

そう思いながらアナグラへと少し急ぎ足で帰ったのであった…




はいっ、龍華ちゃんやっとマムに戻れました。
一応設定では、人間から直接パージマムになるのはかなりの負担がかかる設定にしています。(逆の方が負担が大きいが…)
あと、活動報告で、アンケートを実施しています。ぜひ見てみてください!
それではまた!

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