第1章 長門とトレンディ・ガールズ
いよいよ今日から・・・私の新しい生活が始まる・・・!!
建造されたばかりだけど、友達を見つけるんだ!!
目指すは友達100人!
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ーーー県立わかめ鎮守府ーーー
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(・・・・・・あやしいーーーー)
コマンドー1:長門と電探
「今日からみんなの仲間になる新しい艦娘・・・吹雪君だ!」
何故か室内なのにサングラスをかけた提督に案内され教室へ案内された私。
よ~し、自己紹介は大事です!
「特型駆逐艦吹雪型一番艦、吹雪です。よろしくお願いいたします!」
「ま、せいぜい頑張りなさい!」
「新艦!(・∀・)キタコレ!」
「よろしくなのです」
「よろしくn・・う、うぁぁぁぁ~、うあああ、あ~~~~!」
「まったく何してるの?ほら」
「うう・・転んじゃった・・・ありがとう」
「吹雪ちゃんよろしくね!」
「おいおい!お前達!ちょっとはしゃぎすぎだぞう!」
みんな歓迎してくれているようです。
(よかった、何も心配することなかった。みんないい人そう)
「皆さん、よろしくお願いします」
「ところでな、吹雪君、なにしろ急な建造だったからまだ席がないんだ・・それで悪いんだが、しばらくあの一番後ろの席にいてくれないか・・・?」
(え?急な建造?)
「あ・・・はい、吹雪了解しました!」
(((一番後ろの席・・・!?)))
(あ、あいつの席だわ・・・)
(せっかく忘れかけてたのに・・・)
(提督も人が悪いわ・・・)
ど、どうしたんでしょうか、皆さん。
何かよくないことを言ったのでしょうか。
皆さんの様子が変です。急に静まりかえり先ほどまであんなに賑やかだったのに、急にお通夜のようになってしまいました。
「あーそのー実はもう一人所属している艦娘がいるんだけどね・・・今はその、遠征任務に行っててちょうどいないんだよ」
「そ、そうなんですか・・・」
(ど、どうしたんだろ・・・みんな・・・提督も歯切れが悪いし・・・)
そう思い助けを求めるように艦娘の皆さんを見つめます。
皆さん先ほどの騒ぎが嘘のように静まり返り俯いて目もあわせてくれません・・・
(ヤバイ!鎮守府のムードが悪い・・・ここは一つ・・・)
「よーっし!みんなー!ここは一つ吹雪君の歓迎会をしようじゃないかー!」
提督が静まり返ったムードを無理やり切り開く為でしょうか。
私の歓迎会をしてくれると言い出してくれました。
皆さんもほっとしたように提督を見ています。
と、みんながほっとした一瞬。
「そんな事はさせないぞっ!!」
「「「「!!」」」」
急に大声が教室に響きわたりました。
いえ、大声なんてもんじゃないです。教室のガラスはビリビリ震え、全員耳を塞いでます。
これはもう音響兵器なのではないでしょうか。
と思ったら怪しげな歌が聞こえてきます。
ダバディ~♪ダビドュビダァ~♪あんたぁ~セクシーじゃァ~ん♪死ぬなァ~♪おじいちゃん~♪恋のォ~フラフップー♪
(セリフ)「あんた・・・もうお酒はやめなはれ・・・」
「な・・長門だ・・・」
「え!?」
長門ってあの戦艦の?そんな強い人がどうして遠征任務に?さっきの音響兵器は?この歌は一体?
私はただただ混乱するばかりでした。
皆さんはそんな私を見てか見ずか、一斉に教室上部の窓を見ています。
(もし、アイツだとしたら・・・)
(入ってくるのは・・・)
(あそこからなのです・・・)
な、何でしょうか?みなさん窓を睨み付けています。
すると、ヌッと窓に人影が写りました。
ガタガタと窓を開けようとしていますが、立て付けが悪くうまく開かないみたいです。
もはやホラーです。
(((ば・・・ばればれだー)))
ガラッ!
「やぁ!みんな!おはよう!!」
現れたのは戦艦長門その人でした。
((((ガビーン)))
(なんてこと、よりにもよって今日アイツが帰ってくるなんて)
(はわわわ、びっくりしたのです!)
(( ´Д`)あ~)
(ああぁぁ~~!!)
みなさん死んだ駆逐イ級のような目になっちゃいました。
(あ、あの人が戦艦長門・・・)
戦艦、それは軍艦の華。
ましてや世界のビッグ7、長門型戦艦のネームシップ、長門ともなれば艦娘全員の憧れといっても過言ではないはずです。
「むっ!?貴様は誰だ!コンチクショー!私の席に座っているとは!!」
「え!?あ・・・う・・・あの・・・」
怖いです。怖いです。あの戦艦長門が私に怒ってます。もう体が震えて満足に話せません。
「ちょっと!長門!彼女は今日建造された艦娘なの。今ちょうど自己紹介の最中だったのよ」
ピンク色の髪の人が助けてくれました。
「何!?新造艦!?何だ・・・それならそうと言ってくれれば・・・
私はてっきりめそ・・・
あ・・・いや・・・ゲフッゲフン!とにかく無礼なことを言って申し訳ない」
「い、いえ・・・そんな・・・」
(め・・・めそ・・・!?「めそ」って何?「めそ」って何?)
「私が、戦艦長門だ。よろしく頼むぞ。敵戦艦との殴り合いなら任せておけ」
「あ・・・吹雪です・・・こちらこそよろしくお願いします」
長門さんから握手を求められがっちりと握手を交わしました。
ちょっと痛いです・・・
あ!そういえば今私が座っている席は長門さんの席なのでは!
大変です。早く席をお譲りしないと・・・・
「あの・・・席を・・・」
「いやいや、そこに座っていたまえ!
私の席なんかどうにでもなるから、君は気にしなくてかまわないよ!」
と、親指を立てながら満面の笑みを浮かべる長門さん。
(あれ!?ちょっと変わった艦娘かもしれませんが、いい艦娘じゃないですか・・・)
とちょっとでも思った私が馬鹿でした・・・
この長門さん・・・
私と同じ席に無理やり座ってます。
しかもぐいぐい押してきます。
駆逐艦と戦艦火力に差がありすぎます・・・
(皆さんの態度のわけがわかった気がします・・・このヒトなんか変です・・・)
「ん?」
長門さんが何かに気づいたようです。
私の教科書の落書きが気になったのでしょうか・・・
暇なときに電探を書き足した人物が気になるのでしょうか。
(!!あの落書きは・・・そうか・・・そうだったのか・・・この吹雪君も「電探マニア」だったのか!!)
ぽん。と私の肩に手が乗せられます。
「はい?」
と思って長門さんの方を振り返ってみると
長門(キラキラ)
(何ですか・・・このキラキラは、なんだか妙に親しげですけど!?)
「ウォンチュ!!」(ガタッ)
親指を立てて私に寄りかかってきてますー
誰か助けてくださいーーー
お昼ーーー
ワカメ~ワカメ~ワカメ~ミネラル~
「そうか、君も屋上が好きなんだな、なんだか吹雪君とはうまくやっていけそうだなァ!!」
「そ、そうですね・・・」
(ま、まさか屋上で会ってしまうとは・・・うまく逃げたと思ったのに)
「パカッ」
何気なしに長門さんのお弁当(ダンバードBのロゴは見なかったことにしました)を見てしまった私はとんでもないものを見てしまいました。
長門さんのお弁当箱にはゆで卵1個しか入ってなかったのです。
(あと塩とバランも入ってました)
(えええええええええーそ、そんな・・・お昼ご飯がゆで卵1個だけなんて・・・戦艦がそんなんで足りるんですか!?
い、いやでもこの長門さんならひょっとして・・・)
「う~~ん、お昼はやっぱりゆで卵に限るな!!!」
(ゴクン)
「満腹だぁはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
(めちゃくちゃ不満そうですー!
それはそうですよね、ただでさえ燃費が激しい戦艦ですもんね、ゆで卵で足りるわけないですよね)
「あ、あの長門さん、よかったら私のお弁当、半分いかがですか?」
「えっ!?それは悪いと思うが・・・・でもいいのか!!!!!!!」
(ビクッ)
「は・・はい・・・それだと足りないですよね・・・」
「やった!吹雪君!いやぁ!実に君はいいやつだ!!うん!うまい!!うまいぞ!!」
何か口から光線が出そうになりながらも長門さんはバクバク食べてます。
「ああ・・・こんなうまいもの食べたのは三ヶ月ぶりだァ!
三ヶ月間ろくなものを食べてなったからなァ!
とにかくこの三ヶ月間はいろんなことあったなァ」(ちらっ)
(は、話したがっている・・・イヤだなぁ・・・気が進まないなぁ・・・でもなぁ・・・しかたない・・・)
「その・・・長門さん、三ヶ月間何をしていたんですか・・・?」
「お!?三ヶ月間のことか!!!・・・・・・」
「そればっかりは言えない」
(チクショー)
「でも、仕方がないな、吹雪君には特別に教えてあげよう。実は私は遠征と称してある秘密の修行をしていたのさ」
(え?それって公務のサボりでは・・・)
面倒くさいことになりそうなので、口には出しませんでした。
「そう・・・空手、ボクシング、柔道、私はあらゆる格闘技を習得したがどれも私の求めるものと違っていた」
(それは艦娘にはあまり関係ないのでは・・・)
面倒くさいことになりそうなので、口には出しませんでした。
「そして、三ヶ月前のある日・・・ついに見つけたのさ 幻の格闘技セクシーコマンドーの本を!」
「セ、セクシーコマンドー?あやしい!」
面倒くさいことになりそうなので、口には出しませんでした。
「そうだ、私は高鳴る胸を必死に押さえあやしまれないよう早歩きで帰った
そして・・・その本を読んだ瞬間!私の背中にエレクトリックサンダーが走ったのだ!
それで私は決心して次の日朝一番で海へ向かった」
「海へ・・・?」
「そう、艦娘の修行と言えばやはり海だからな!
そこでは完全な自給自足の生活、特には食べ物もない日もあった・・・
そして三ヶ月間死に物狂いで生き抜き・・・
そこでできたのが・・・
この頭の電探だァーーー!!!」
(言ってることがさっぱりわかりませーーーーん)
「あ・・・お弁当だが感謝する!とても美味だった!」
「はっ・・・いえいえ、どういたしまして」
「ああ・・・吹雪君にはホントにお世話になったから、ニックネームのひとつも考えてやらねばならんな」
(ドキン)
「いいです!いいです!ホントにいいですから!マジで!!」
(ズロース、マチュピチュ、タンパン、ヌッホムイ、ラセゾン、げろしゃぶ、ポピン、スーザン・ふみこ・・・)
「か、考えなくていいですからーーー!!!」
「うーん。げろしゃぶ、かフーミンだな・・・」
(えぇー、どっちもいやですけど、げろしゃぶだけはいやです・・・)
「やっぱりげろ
「フーミンがいいと思います!!!!」
「え・・・!?フーミンがいいのか・・・」
「はい!フーミンってすごく気に入りました!センスがいいと思います!!」
「私もそう思っていたよ!!
ウフフフフ!今日から君はフーミンだ!!
気に入ってもらえて嬉しいぞ!フーミン!!
フ~~ミィ~~~~ン!!」