光と闇〜カザナミとエルスィ 出会いの物語〜
このイルーナ世界には光と闇が存在し、ある塔では光が闇に打ち勝っていた。
カザナミ「これでとどめよ!」
エルスィ?「いいのか?」
カザナミ「エルスィは私だったんでしょ?これで、エルスィの中の闇が消えても、私はいつまでも未来のカザナミではなく、エルスィとして接していくわ!」
エルスィ?「フッフッフ…光が強いとこうなるとはね…惨敗だわ」
カザナミとエルスィは姉妹だったが、本当は未来のカザナミと現在のカザナミだった。
しかし、この二人が出会ったのは、十年以上前になる。
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ここは未来のある国。
"闇の城〜ダークネス・キャッスル〜"
この国を統括している王女がいる。
名をエリーゼ王女。この者は昔から伝説の武器を使って、世界を救ってきた16人の頂点に立っていたエンチャンターである。
エリーゼ「跪くがいい!雑魚ども!」
この国では日常的に人が殺されている。
実は伝説所持者も何人か殺されてしまった。
魔帝エンチャンターに覚醒して、人をも操れる様になったその剣は、この王女を闇へと走らせた。挙げ句の果てには
エリーゼ「光などいらぬ!私は闇だけあればいい!」
と、光と闇を分割する儀式をして、エリーゼは闇だけの存在となった。
しかし、光のエリーゼは追放されるだけであったが、常に見張られた状態にあった。
そんな中、光のエリーゼは改名した。
名をカザナミ。名を付けてくれたのは一緒に戦っていたシュウガだった。
シュウガ「カザナミ…大好きだ」
カザナミ「ちょ…そんなこと言われても嬉しくないんだからね!」
シュウガ「照れてんじゃんか」
カザナミとシュウガはその後、子を宿した。
しかし、それを見ていたエリーゼは
エリーゼ「光の分際でのうのうと生きやがって、殺してやる」
エリーゼはカザナミを殺そうとした。
だが、カザナミに与えた傷は自分が受けていることに気がつくとすぐさま自分の闇を調べた。
調べた結果、闇と光は一心同体。光が死ねば、自分も死ぬことになる。どうするか迷ったエリーゼは仲間のルベドに聞いてみた。
ルベド「なるほど、光を消したいが、どうすればいいかわからないと」
エリーゼ「えぇ、何か名案はない?」
ルベド「元々、一つだったんなら、吸収できるんじゃないかしら?」
エリーゼ「だけど、私は光はいらない」
ルベド「光と闇は一心同体でしょう?なら、いっそ、闇で飲み込めばいいのではなくって?」
エリーゼ「統合ですわね。わかりました。やってみます」
その後の行動は早かった。
まず、エリーゼはシュウガを捕え、殺した。
光のエリーゼであるカザナミはシュウガが殺された一報を聞いて悲しみ、闇の自分を恨んだ。
しかし、カザナミには希望があった。
闇の自分とは決定的な違い。
カザナミは身籠っていたのだ。
その事はエリーゼは知っていた。
エリーゼはシュウガを殺す際にシュウガ経由でその子を闇に染めていたのだ。
その事を知らないカザナミはそれから一年後に子を産むことになる。
カザナミ「はぁ……はぁ……」
「元気な女の子ですよ」
エリーゼ「ふふふ、ありがとう、光の私」
カザナミ「な!?なんで!?貴女が!?」
エリーゼ「なんでって、私が自分の子供を見にきちゃいけないっていうの?」
カザナミ「貴女のじゃないわ!この子は私とシュウガの子よ!」
エリーゼ「いいえ、貴女は今、出産で満身創痍。吸収するのなんてわけ無いわ」
カザナミ「吸…収…!?」
エリーゼ「まぁ、依り代は貴女にしとくわ」
カザナミ「やめなさ…!」
次の瞬間、そこにいた二人は光に包まれて、カザナミだけが残った。しかし、目は堕天し、髪の色は白銀に変わった。
エリーゼ「ふふふ…あーはっはっはっは。カザナミは死んだ。これからは私がカザナミとして生きるわ。感謝しなさい光の私!これからはエルスィと名乗ろうかしら」
エリーゼは自分の名前であるエリーゼ・スィクから愛称として、エルスィと名乗った。
その数年後、子は少女となったが、その世界で唯一の二つの伝説武器を扱える者となった。
エルスィは親衛隊を結成。
親衛隊のリーダーに自分の娘を抜擢すると、すぐさま光を討伐しに向かった。
エルスィは自分の娘の姿を見ていて、ある事を考えていた。
エルスィ「(この世界征服の夢は今成った。だけど、もっと前から可能だったはず)」
エルスィは過去に飛ぶ事に決めた。
親衛隊の一人にクロエという少女がいる。
この者はユニークスキルで時間旅行が可能である。
クロエ「エルスィ様、いってらっしゃいませ!」
エルスィ「えぇ、必ず戻るわ」
???「ママ、いってらっしゃい」
エルスィは時間を逆行する中で、急に伝説の武器が光だした。
エルスィ「な、なんなの!?急に光だして!え?」
次の瞬間、エルスィは引っ張られる感覚に苛まれた。
エルスィ「うっ…引っ張られる。わかる…この時代に入ったら、私は戻れなくなる。絶対に入っ」
エルスィが宣言しようとした瞬間に光に包まれてしまった。
次に目を覚ました時には、どこかもわからぬ祭壇に座っていた。
エルスィ「ここは…うっ…私は…なんで…こんなところに…名前はエルスィってわかるけど…」
???「ねぇ、大丈夫?こんな小さな子がなんでこんなところに?」
エルスィ「おねぇちゃんは、ここがどこだがわかるの?」
おねぇちゃんと呼ばれた者は自分と瓜二つだったが、相手は気づいていなかった。
???「そうね。ここはロココ風穴の奥地よ。あ、私はカザナミよろしくね」
エルスィ「私はエルスィって言います。あのおねぇさまって呼んでもいいですか?」
カザナミ「まぁ、任せるわ。とりあえず、ここを出ましょう。お母様に怒られるわ」
エルスィは笑顔でカザナミと手を繋ぎ、ロココ風穴の奥地から出て行ったのである。
闇の親衛隊
リーダー
エルスィの娘 パラディン
パラディンとエンチャのハーフ
メンバー(※)
最凶のルベド ネクロマンサー
時空のクロエ エンチャンター
断罪の骸 ハイウィザード
無効のアスタ サムライ
堕眼のサラダ ニンジャ
吸血鬼エヴァンジェリン モンク
初代死神 アサシン
玩具の心奏 ビショップ
恐怖のシノン スナイパー
終焉のリム グラディエーター
※エルスィの娘以外のメンバーはエルスィが覚醒した際に斬って無理矢理仲間にしている。
バットエンドバージョンの未来のカザナミでした