第一話 囚われたプレイヤー
私は日本に住む一人のゲームプレイヤー。最近、VR技術が発展した。そんな中、私がスマートフォンでプレイしているイルーナ戦記にVRモードが導入されるという噂を聞き、私は近くの電気屋さんで、VR専用のデータを手に入れていた。
???「やったぁ、これで」
私は早速、VRのデータをPCにダウンロードし、体験モードで毎日遊んでいた。
それから、一ヶ月後、事件が起こる。
遂にイルーナ戦記にVRモードが実装され、私はログインした。名前の設定では、他のゲームでもお馴染みの"雨"という名前を使った。
雨「ん…キョロ (。・_・。 ))(( 。・_・。) キョロ(ここは…ロココの街?)」
私はフレンド欄を開き、他にプレイしている人がいるか確認をした。しかし、リア友もログインはしていなかった。なので、敵を倒し、感覚を手に入れていき、いざ、フレンドが手伝って欲しいと言ってきた時のために連戦をしていた。ガイスト村で、ふとあることを思い出し、ログアウトボタンを押そうとしたが、設定ボタンの下に何もなかったのである。
雨「え…これって…」
ジ…ジジ…
???【フッフッフ…】
雨「え!?誰!?」
???【あら?私の声が聞こえるなんて珍しいわね】
雨「貴女、誰なの!?」
???【私は七大悪魔の一人。色欲のサキュバス。貴女の身に起こってることは私たち、七大悪魔が起こした事だわ】
雨「じゃあ、貴女を倒せば、私は元の場所に戻れるってことね」
サキュバス【無理よ。私は霊体だもの】
雨「霊体だろうが、浄化してあげるわよ!」
サキュバス【でも、ここにいい媒体がいるから、もらうわ】
雨「そんなのどこに」
サキュバス【貴女の身体をね!】
雨「やめ…!?…いやぁぁぁぁぁぁあ…あぁ…あ?うふっ」
サキュバスが雨を覆い尽くし、次に雨の姿が現れた時には眼が赤と青のオッドアイになっており、赤黒いオーラを放っていた。
雨?「さてと、依代も見つかったし、闇の小娘でも探しにいこうかしら」
一方、その頃、現実世界ではある問題が発生していた。
???「そんな!雨さんが行方不明!?」
???「そうなんだ。昨日はちょうどイルーナ戦記のVR発表会だった。もしかすると、イルーナ戦記VRをプレイしたんじゃないか!?」
???「でも、アレはROMによって不具合がって、まさか…」
???「そのまさかかも知れない。彼女は過度の不幸体質だったから」
???「また、会えるかな…」
???「どうだろう…身体ごとゲームに取り込まれることがあるとはね」
???「やっぱり、私、助けに行きたい!」
???「我慢しろ。今、イルーナをプレイすると捕まるぞ」
そう。実はイルーナ戦記VRが実装されて、一週間後に国からプレイ禁止令が発令されたのだ。プレイした者はすぐさま捕まるという。しかも、昏睡状態に入る者が後を絶たなかったのだった。