白竜に憑かれた少女も異世界から来るそうですよ?   作:ねこです

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第19話

 世界が激変する。

 少女の身体から放たれた光と共に白霧が城下街を駆け抜け、空中城塞は瞬きの間に結晶に侵食されていく。

 石畳の路に根付いた結晶が岩を食らって成長し、更なる餌を求めて地下へと根を伸ばす。瓦礫と化した廃墟がまるごと結晶へと置換されていく。

 まるで呼吸をするかの様に白霧を取り込んでは光を放ちその体積を増大させる。肥大化と明滅を繰り返す結晶群はさながら一つの生命体の様だ。

 神々しさすら感じる神秘的な光景。だが、その実態は万物を喰い荒らして取り込んでいく悪辣な怪物に他ならない。

 

「これは………!? 一体何を!」

 

 ここに来て遂に声を荒げ、殿下は問いを投げかける。さしもの彼にもこの超常現象は理解し難いものだった。恐らく化身(アバター)の類なのだろうが、人間の器で行使可能な力の領域を明らかに超えている。

 背後では結晶に肉体を蝕まれた巨龍が絶叫を上げている。最強種を相手にこうも一方的に抑え込むなど本来なら有り得ない。

 剥き出しの敵意を向けながら殿下を見下ろす彼女はその問いに失笑で返した。

 

「言った筈です、集大成だと。〝わたし〟を()()()()()人類の業! その身でとくと味わうがいい!!!」

 

 弥白の全身から放たれる白光が一層強まり、呼応する様に結晶も輝きを増していく。鳴動する結晶群が一斉に牙を剥き、殿下目掛けて無数の結晶の杭となって殺到した。

 躱せるだけの隙間もない密度で全方位から迫る結晶を前に、殿下の判断は早かった。一切の迷いなく正面に向かって突貫し迫る杭に拳を振るう。星を揺るがす程の剛力は結晶を打ち砕き、痺れを訴える拳に殿下はその表情を僅かに歪めた。

 

(くっ………! 単純に質量が違うだけじゃない。明らかにさっきまでとは硬度が違う!)

 

 だが砕けぬ程ではない。周囲の状況を考えれば時間を掛ければそれだけ不利になっていく、一気呵成に畳み掛けるのが最善手だ。幸いというのもおかしな話だが、敵には既に正体が割れている。最悪切り札を叩き込めば奴が不死の類であろうと問答無用で仕留められるのだから。

 ならば、後は切り札を出せる状況にどうやって持ち込むかだ。

 勝利の為に思考を巡らせ結晶の大地を駆け回る。しかし結晶群は砕いたところで瞬く間に再生して更に質量を増し、宙を舞う破片もまるで意志を持つかのように数多の槍や鏃と化して降り注ぐ。それら一つ一つが殿下の動きを止め、或いは殺傷するに十分な破壊力を秘めている。今は如何にか捌けているが、いずれ綻びが出るのは明白だ。

 

「救世の〝アヴァターラ〟。退廃の終末論を終わらせる最後の化身! ならば貴方も、今この場で消えねばならない!!! 終わるべきこの世界、滅ぶべき人類と共に!!!」

 

 世界への怨嗟、人類への呪詛を叫びながら殿下に殺意を向ける。普段とはかけ離れたその言葉と表情は弥白を知る者が見れば間違いなく己の目と耳を疑うだろう。

 訳も分からぬまま気圧される殿下に彼女は憤激に身を任せ狂気じみた恨み節を繰り返す。

 

「正義を謳い、仕方がないと逃げ、人類の為と言いながら人の命を弄んで殺し合う! ならばその願いのままに滅びるがいい!!! それが望みなら!!!」

 

 わたしの為に。

 滅ぶべくして滅ぶ愚かな人類。そんなものの為に、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだから。

 生贄として造られた。人類の為、人と神の延命の為。ただそれだけの為にわたしは造られた。

 

(―――故に、わたしには権利がある)

 

 わたしに死ねと命じた者。それを良しとした者。わたしを犠牲に生き永らえようとした全ての者を滅ぼして、この世界を終わらせる正当な権限が。―――()()()()()()()()()()()

 

「どうしたのです。その程度のものですか、世界を救うの英傑の力とやらは!」

 

「―――ッ、ほざいてろ!」

 

 防戦一方の彼の耳に嘲笑と落胆の籠った声が届く。明確に殿下を敵と認識していても、今の彼女はただ宙に浮いたまま殿下を見下ろしているだけだ。自ら手を下す必要性すら感じていない。

 その事実に奥歯を噛み締める殿下だが、こうも一方的では反論の余地もない。迂闊に跳べば叩き落され、一瞬でも足を止めればその瞬間に磨り潰される。

 足りないのだ。この結晶群を突破し、あの少女に刃を突き立てるための手札が今の殿下にはない。

 そうしている間にも状況は刻一刻と悪化し、巨大化し続ける結晶群は寄り集まって巨大な腕のような物を形成する。己を握り潰そうと迫るそれを後方に跳んで躱せば次は地面が割れ、巨大な龍の顎となって殿下を噛み砕こうと襲い掛かった。

 

「ッァガ………!? 舐め、るなァ!!!」

 

 空中で身動きがとれぬまま足掻くも顎が殿下の左足に食らいつく。骨が砕ける痛みに声を漏らしながらも殿下は龍頭に拳を突き立て、ひび割れた顎に追撃の蹴りを叩き込んで跳び離れた。噛み千切られることこそなかったが、片足を潰された以上ここから状況が優勢に傾く可能性は無いに等しい。

 城か何かかと見紛う巨大な龍頭は砕けた部位を修復しながら隆起し、眩い輝きを放って鎌首をもたげる。唐突に生物的な形態となったことに疑問を覚えるが、横槍が入ったことでその思考は中断された。

 

「――――GYEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaEEEEEEEEEEEEYYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaa!!!」

 

 天地を揺るがす巨龍の絶叫。それと共に放たれた幾千、或いは万の桁に届くのではないかとすら思わせる鱗の砲弾の全てが魔獣へと変幻する。理性など欠片もない暴走状態でありながら彼女を敵、排除すべき脅威と認識した巨龍がその牙をただ1人の人間に対して剥いたのだ。

 空を覆い尽くす程の魔獣の軍勢は鬱陶し気な表情の彼女に狙いを定め、

 

「全く、大人しくしていればいいものを」

 

 次の瞬間、一匹残らず結晶に食い破られて絶命した。彼女が何をするでもなく、白霧に触れた途端内側から弾け飛んだ魔獣達は血と臓物の雨を降らせながら空中城塞へと墜落していく。降り注ぐ屍骸の雨は見えぬ壁に阻まれて弥白に届くことはなく、結晶の大地と化した空中城塞を赤黒く染め上げていった。

 攻撃に失敗した巨龍は己の領土で好き勝手に暴れる彼女を怒りの相貌で睨み付け、次の一手を繰り出そうと巨大に過ぎる鎌首をもたげ始めている。

 

「あの吸血鬼が死ぬのは嫌ですか。………なら、仕方がありませんね」

 

 対する彼女は心底面倒そうに巨龍へと向き直り、まるで誰かと話すかのように独り言を呟いた。地面に降りた彼女は右手を掲げ、結晶群の放つ光が弥白の身体へと収束していく。

 

神の杖(Rods from God)―――模倣『神戮』」

 

 彼女の言葉と共に結晶群が自壊していき、天上から目も眩む程の眩い光が降り注いだ。分厚い雷雲を貫いて〝アンダーウッド〟全域を照らし出す輝きは空に巨大な魔法陣を浮かび上がらせる。

 直後、()()()()()()()()()()()()()巨大な結晶の柱が巨龍を貫いた。幾百もの柱に撃ち抜かれた巨龍は全身を侵食されながら絶叫を上げ、自重を支えきれなくなったのか地上へと墜落していく。

 

「………ッ」

 

 ふらりと弥白の身体がよろめく。流石に負担が大きかったのだろう。巨龍の撃墜を見届けた彼女は胸元を抑え、僅かに呼吸を乱れさせていた。

 その一瞬の隙に、純白の少年が駆ける。地面を踏み砕いて彼女の懐に飛び込んだ殿下は弥白の首根っこを掴むと流星の如き勢いで空中城塞から彼女を引き離す。

 

「これで終わりだ。―――〝アヴァターラ〟起動。十天廻りて輝け、〝疑似創星図(アナザーコスモロジー)〟………!!!」

 

 殿下から眩い輝きが溢れ出る。勝利を確信した金の瞳を見つめ返す彼女は口元を大きく歪め、

 

 ―――灰へと還りて覆え、〝疑似創星図〟………!!!

 

 

 

 

 

 ―――時は僅かに遡る。

 黒金糸のローブを纏った少女に足止めを食らっていた十六夜は巨龍の絶叫に思わず足を止めた。今までとは何か違う、苦しむような叫びに思わず巨龍へと視線を向ける。

 

「な、今度は何だ………!?」

 

「ふえ? あ、ガァ、あぁぁぁあああああああ!?!!」

 

 続いて中心にある古城の更に奥が光ったかと思うと白霧が駆け抜け、樹木と溶岩に呑まれ樹海と化した城下街が結晶に侵食されていく。同時に樹木や異形の群れも瞬く間に結晶に喰い潰され少女が絶叫を上げた。

 

「ひあ、アガ………イヤ、入って、来ないで―――!」

 

 苦しむ少女は樹海とのリンクを切断すると全身から豪炎を放出し、一直線に駆けだして空中城塞の端から飛び降りる。

 突然の出来事に呆気にとられていた十六夜は少女に逃げられたと気付くと思わず舌打ちした。可能なら捕縛、最低でも此処で仕留めておきたかったのだが仕方がない。気持ちを切り替え、光を放つ結晶化した樹木を撫でながら首を捻る。

 

「コレは、弥白か?」

 

 思い当たる人物の名を口にする。こんな事が出来る人物など彼女以外思い当たらないが、同時に疑問が浮かぶ。弥白がここまで大規模に力を行使したことは一度もない。今までは抑えていたという可能性もなくはないが。

 何か胸騒ぎを感じた十六夜は光を放っていた方角へ急ごうと身を屈め―――視界の端に動く何かを捉えた。

 

「GYa、Gye―――GYEEEEEYAAAAAAAAA!」

 

 息絶えた筈の異形が雄叫びを上げて動き出す。不出来な操り人形(マリオネット)の様な動きで襲い掛かる異形を十六夜は咄嗟に蹴り飛ばして応戦した。

 

「チッ、しゃらくさい―――!」

 

 蹴り飛ばされた山羊頭の異形の首がへし折れる。が、そんな事などお構いなしに起き上がると再度大鉈を構える山羊頭。それ以外にも全身から結晶を生やした異形が次々と起き上がって十六夜を取り囲んでいく。

 胸のざわつきが強くなり、嫌な予感に駆られる十六夜は焦りを見せながらも状況の把握に努めた。

 

(クソ、どうなってやがる。弥白じゃないのか………?)

 

 この結晶はまず間違いなく弥白によるものの筈だ。にも拘らず死んだ筈の異形達が自分へと刃を向けている。一体何が起こっているのかと思考を巡らせる十六夜の脳裏に、あの猫の言葉が過ぎった。

 

 ―――アレは今も探してるの、自分の欲しいものをね。

 

 まさかと、ある可能性へ思い至った十六夜は普段の彼らしからぬ焦りの表情を浮かべて駆けだした。しかしそんな十六夜を通すまいと異形の群れが立ち塞がる。

 

「邪魔するんじゃねえ!!!」

 

 怒声と共に異形達を蹴散らす。侵食される前よりも明らかに能力が向上していた異形だが、それでも今の焦燥に駆られる十六夜を止めるには至らない。

 結晶の樹海を突破した十六夜は最初に強烈な光を放っていた方角へと跳躍し、

 

「―――GEEEEEYAAAAAAaaaaaa!!!」

 

「ッ、クッソが………!」

 

 それを阻もうと飛び掛かった来た醜い龍のような化物によって叩き落された。どうしても行かせないのかと、十六夜は目の前の醜龍―――オスロエスを睨みつける。

 彼を阻んだオスロエスの全身には結晶の杭が突き刺さり、首や翼はへし折れ、光を放っていた胸元は抉り取られて穴が開いている。明らかに死んでいるとしか思えないが、先程の異形達も動いていたのだから気にするだけ無駄だろう。

 

「テメェらに構ってる暇はねえんだ! そこを退きやがれ………!!!」

 

 神仏すら震え上がらせる憤怒の形相を浮かべ、星を揺るがす拳を醜龍へと叩き込む。醜龍は大きく後退しながらも踏み止まり、予備動作もなしに突進を繰り出した。

 敵の突撃に合わせる様に拳を振るうが勢いを止められずに弾き飛ばされる。すぐさま体勢を立て直す十六夜だが、その時には既に振り上げられた醜龍の爪が眼前まで迫っていた。

 

(チッ、力押しじゃ不利か………!)

 

 片腕で受け止めるも押し負ける。万全の状態ならまた違ったのかもしれないが、左肩を負傷した今の状況では敵の膂力が上回るらしい。

 十六夜は体をずらして醜龍の爪を地面に叩きつけ、脚を潰そうと回し蹴りを放った。骨を砕いた手ごたえを感じたものの、反撃として振るわれた尾の一撃をまともに受けて吹き飛ばされる。

 頭から血を流して視界が赤く染まり、それを拭っている間に醜龍がまたも襲い掛かる。何とか躱した十六夜だが、気づけば醜龍以外にも追いついてきた異形が周囲を取り囲み確実に追い込まれつつあった。

 

「――――GYEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaEEEEEEEEEEEEYYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaa!!!」

 

 打開策を練る十六夜の耳に巨龍の絶叫が響く。頭上を見上げれば空を魔獣が埋め尽くしていたが、生きて地面に立った個体は一匹たりとも存在しない。例外なく中から結晶に食い破られて絶命している。

 やはりと言うべきか、結晶化した空中城塞を赤く染め上げた魔獣の屍骸は起き上がると一斉に十六夜へと視線を向けた。

 

「ハハ、こりゃたまんねえな」

 

 やってられないとばかりに周囲を見渡す。だが退くなどという選択肢はない。同士の救出とゲームの攻略、最低でもこれらを達成するまでは退けないのだ。絶対に。

 揺るがぬ闘志を込めて拳を構え、迫る怪物の群れを迎え撃つ。気焔万丈の気迫を放って怪物達を薙ぎ倒していく十六夜は、突如降り注いだ眩い光に思わず動きを止めた。

 雷雲越しでも目も眩む程の光を放つ空はある種の神々しさすら感じさせる。しかし次の瞬間、数多の結晶の柱に貫かれ巨龍は地上へと墜落していった。

 驚愕のあまり棒立ち状態の十六夜だったが、怪物の群れは襲い掛かるどころか一様に動きを止めている。なぜ急にと疑問に思うものの、このチャンスを逃す手はない。十六夜は急いで目的の場所に向かおうと駆けだした。

 

 

 

 

 

 〝アンダーウッド〟から遠く離れた空の上で2つの〝疑似創星図〟が振るわれる。

 星と星の衝突にも等しい力の渦は万象の悉くを打ち砕き、余波によって弾き飛ばされた殿下は遥か遠方の山岳に叩きつけられた。

 荒れ狂う力の渦を彼女が放つ霧が呑み込んでいく。あらゆる差異が消滅し、曖昧になった概念の境界がその意味を見失う。爆発的に広がった〝霧に覆われた世界〟は数瞬の内に収束して砕け散り、後には傷だらけの弥白だけが残った。

 

「殺し損ねましたか。まあいいでしょう、最低限の目的は達成しています」

 

 砕けた翼も、傷だらけの身体も時を巻き戻したかのように修復されていく。空中城塞の方角へと向き直った彼女は〝アンダーウッド〟を見下ろしながら独り言を呟いた。

 

「彼女も、他の者達も、真実を知ればきっと貴女を切り捨てます。だというのに、何を信じると言うのです? 何故?」

 

 確信的な口調で諭すように問いを投げかける。憐れみと優しさの籠った声音は人類への呪詛を叫んでいた時とはまるで異なる印象を抱かせるだろう。

 

「………それもいいでしょう。貴女の命、貴女の人生です。どう使おうが貴女の自由であり、それを誰に咎められる謂れもない。いい加減首輪も不要でしょうし、やりたいようにやってみなさい」

 

 何もかも嫌になったのなら、私が何時でも代わりましょう。そう言って空中城塞の方へと飛んでいく。

 結晶に蝕まれた地面へと着地した彼女はふと思い出したかのように口を開いた。

 

「そういえば、後始末はきちんとしておかねばなりませんね。―――例えば、躾のなっていないウサギへのお仕置き、とか」

 

 ビクリと、大樹の上で戦況を見守っていた黒ウサギの身体が跳ねる。己の持つ権利によって空中城塞で行われていたやり取りをほぼ把握していた彼女だが、凄まじい悪寒に襲われて身を縮こませた。

 

「―――ぁ」

 

 反射的にその場から跳び離れようとした黒ウサギだが突然、糸の切れた人形の様に崩れ落ちる。

 用事を済ませた彼女は中心にある古城へと視線を向け、諦観の籠った声音で呟いた。

 

「なら、せいぜい見せてもらうとしましょう」

 

 見るに値しない景色。信じるに値しない者達。残すに値しないと結論づけたこの世界に、まだ価値があると言うのなら。

 彼女の指が虚空をなぞると巨龍を蝕んでいた結晶が残らず砕け散る。自由になった巨龍はその身を起こし、血走った瞳を〝アンダーウッド〟の大樹へと向けた。

 その行動を最後に弥白の身体からふっと力が抜ける。その場に横たわった弥白を十六夜が発見したのは、数分後のことだった。

 

 

 




 大変お待たせしました。
 色々と言いたい事が大量にあると思いますが、これが私の限界です。
 問題児の二次創作ってなんでこんな難易度高いんですかね。
 そしてジークとパッチには悪い事をしました。安易にキャラを増やしてはいけない(戒め)

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