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※投稿後すこし行のあいだのスペースを増やしました。
「シャァァァァァァァァ」というモンスターの咆哮っと共に断末魔とポリゴンが砕ける音がした。
「ふぅ〜」と息をついたのは革の胸当ての軽防具を身につけ、大した装飾はないが確かな重さと鋭さを感じさせる美しい剣「ホーラスブレイド」を手に持った少年『フウヤ』である。
一層モンスターのリトルペネントからドロップした胚珠を拾い上げるとともに、ファンファーレの音楽とレベルアップという文字が目の前に浮かび上がった。
隣で
「レベルアップおめでとう」と言ったのは、小学校からの腐れ縁であるキリトだ。
たった1000人のベータテスターに選ばれ、確かな知識を身につけたおかげで彼らはデスゲーム開始とともに、この「ホルルンカの森」に駆け込んだ。
「お前の剣やっぱ強すぎね?」というキリト。
片手直剣を選択した二人は森の秘薬クエストを受け、報酬であるアニールブレードをメイン武器として使おうと思っていたのだが、道の途中にベータテスターの二人でも知らないモンスターが現れたのだ。
そのモンスター『フレームボア』という名の体の周りに火をまとったイノシシは、攻撃力は大して高くないものの、火を飛ばしてくる厄介な相手だった。
フウヤは危険度も高いし、フレームボアを避けて早くホルルンカに急ごうと言ったが、戦闘狂であるキリトが鼻をヒクつかせ、羨ましそうに眺めていたため仕方なく戦闘に付き合うことに。
厄介とはいえやはり一層のモンスターと言うべきか、ステータスが低いフレームボアは洗練された二人のコンビネーションの前には無力だった。
ソードスキル『バーチカル』でフレームボアを仕留めたフウヤの前に大量のゴールドとともに一本の美しい剣がドロップ
。
その剣を拾い上げてステータスを見た途端体が石のように固まったフウヤを見たキリトが我慢の限界に至ったのか
「な、なあ、フウヤ。俺にもそれ見してくれよ!」とフウヤにしがみついた。
「離れろ!俺は男に抱きつかれて喜ぶ趣味はない」と言いつつ、キリトにも渡すと、キリトも「ウグッ」という奇声を発して同じように固まってしまった。
ステータス的にはアニールブレードと対して変わらなかったホーラスブレイドだったが、アビィリティにドロップ増加Ⅱと少しではあるがAGI補正が付いていた。
問題なのはドロップ増加Ⅱの方で、なんとおっかなびっくりドロップ率2倍とドロップアイテムの量が確率で2倍になるのだ。
これは化ける、絶対に化けるやつだ。
思わずぐっと拳を握りしめてどや顔をしてしまったが、ばんざーいとと叫ばなかっただけでも、かなりいい方だろう、うん。
だってレアアイテムゲットしたらだれでもうれしいでしょうが!!
そうしてる間もキリトは固まっている。
「いくらほしそうな顔してもその剣はあげないぞ!」
「べ、別にほしくなんかないし!!」
「じゃあ、早くその手を離せよ」
「これはだなぁ、そのなんていうか手が剣にくっついてしまったからどうしようもなくてだなぁ。」
などと下らないやり取りを30分もの間していたのである。
その後、キリトのアニールブレードを取りに行くために、リトルペネントを狩りにいくのだが道中フウヤの顔がずっとにやけてたのは言うまでもない。
にやけるなって言われても俺もゲーマーだし!レア中のレアだからしょうがないんだぞ!!
という流れがあって今に至るのだ。
無事にクエストを完了させ、キリトはアニールブレードを手にいれた。
本来から喜ぶべきところなのだが、隣でフウヤがずっとにやにやしなからどや顔攻撃をしてくるので、キリトは頭を抱えていたのだった。
性格が悪いだって?あー、なんも聞こえないな~~
ぼちぼちのスピードで投稿していくつもりなので今後ともよろしくお願いします。