最近のアニメは夜遅いのが多いから普段は録画した奴を見てるんだけど、昨日はプラモデルを作ってたから中途半端な時間まで起きていた。
んで寝ようかなぁと思ったところで普段見てるアニメが始まる時間になっちゃったからついそれを見ちゃったんだけど、そのせいで滅茶苦茶眠い。
お昼の授業までは頑張ったんだけど、昼ごはん食べてたらお腹一杯になったのとあったかい日差しのダブルコンボで本気でヤバイ。
一応昼休みだから昼寝する時間はあるし、屋上で寝ようかなぁ?
んな訳で屋上まで行ったら束と千冬が一緒に飯食ってた、話しかけたいけどそれより眠い。
「てな訳でおやしみ」
「どんな訳だ……」
「まぁ朝から眠そうだったし、なんか下らない理由で寝不足なんじゃない?」
「……私の膝で良ければ、枕にするか?」
「うん、あんがと千冬」
お言葉に甘えて千冬の膝を枕にさせて貰って横になる、そーいや膝枕って誰かにした事はあるけどして貰うのは初めてで少し新鮮。
と、そんな事を考えてたけど横になって目を閉じたら一気に眠気が倍増したから、そのまんま寝ようとしたんだけど、妙に視線が刺さる気がする。
チラッと薄く目を開けたら千冬が俺の寝顔をガン見してるみたいで、バッチリ目が合ってしまった。
「あ、あのさ? 流石に俺も寝顔をマジマジ見られるのはちょっと恥ずかしいんだけど……」
「……いや、私は見ていないぞ?」
「えっ? そんな嘘吐く意味ある!? 今バッチリ目合ってるからね? しかも声が上ずってるし、目も逸らしてんじゃん!?」
「きっと寝ぼけてたんだろう? 見ていないと言ったら見ていない」
「そ、そうか?」
束がすっごいジト目でこっち見てるけど千冬がそう言うんなら信じよう、うん。
けど寝顔見られるのは恥ずかしいし、一応身体を横向きにして寝ようかな? これなら横顔で済むから見られる寝顔の面積も半分だし。
そんな訳で横になって今度こそ寝ようと思ったんだけど、また眠りそうなタイミングで身体を上向きにされた。
もしかしてと思ってちょーっと目を開けたらまた千冬が俺の寝顔をガン見してるところだった。俺の寝顔ってそんなに見たい顔してんの!?
いやいや、もしかしたら千冬も俺が寝辛いだろうって考えて体上向きにしただけかもだし? 寝顔見てる様な気がするだけで別に何ともなかったりするかもだ。
……けどさ、携帯取り出して寝顔撮影しようとすんのはやめてくんない?
「なぁ千冬? 顔を見られるくらいならともかく、寝顔撮影されるのはちょっと」
「……すまん」
俺がそう言うと携帯を仕舞ってくれたけど、なんかもう大分眠気が覚めちゃった。寧ろ目が冴えて仕方ない、中途半端に寝ようとしたからかなぁ?
とりあえず起き上がろうとしたんだけど、何故か千冬に体をやんわりと抑えつけられて起き上がれなかった。
膝枕は柔らかいから嫌じゃないんだけどもう眠く無いんだよなぁ、どーしよ?
「千冬さんや、俺はもう眠く無いんだけど……」
「そうか? だが寝不足なんだろう? ゆっくり寝たらどうだ?」
「いや、だからもう眠く無いって……」
「それは気の所為だ。どうせ起き上がったらまた眠くなって束の膝を借りる流れになるのは目に見えてる、私の膝だと落ち着かないからって理由でな」
「べっつにぃー? 私はそんな風に頼まれても膝なんて貸さないしー? そもそもその馬鹿が寝不足だろうと私はなーんにも思わないもーん」
ジト目で俺を見たままそんな風に呟く束、千冬が膝枕し始めた辺りから口数も少なくなってるから何となく拗ねてるんだろうなー。
俺に千冬が取られたと思ってんのかなぁ? 別に俺はそんなつもり無いし、束の事も友達だと思ってるから別に仲間外れとかにしてないと思うんだけどなぁ。
そんな事考えてたらチャイムが鳴り始めたんで、俺も立ち上がれる。
『ふんっ』と言って束もさっさと教室に行こうとしてたから、機嫌を直す為に後ろからハグをしたんだけど、そしたら肘打ちが鳩尾に突き刺さった。
「おまっ!? いきなり何すんだよ!?」
「いや、ハグって海外じゃ親愛の証って言うじゃん? だから俺はお前の事仲間外れにしてないよーって言う証拠にさ?」
「だとしても!! 後ろから抱きつくな馬鹿!! 一歩間違えたら痴漢だよ痴漢!?」
「あ、あははは、悪い悪い」
「反省してないだろその顔!!」
「あ、バレた? まぁでも元気出たみたいだし早く行こーぜ? ほら千冬もむすっとしてないで行くぞー」
そう言って俺は呆れた顔の二人と一緒に自分の教室へと向かうのだった。
原作7巻までがどちらの会社かのアンケート(今後の描写に関わる為)
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MF文庫J
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オーバーラップ