天災二人と馬鹿一人   作:ACS

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昨日は更新出来ずに申し訳有りません、ゲームしてたら執筆忘れてました(震え声


小学二年生 20

12月31日、一年の最後の日になる今日は俺ん家も朝から大掃除で大忙し。

 

こっそり逃げ出そうとしたら母さんに頭鷲掴みにされて部屋に放り込まれたんで、仕方なく片付けをしてるんだけど色々と出て来るもんだね。

 

「えーっと、コレは前に隣町の友達と遊びに行った時に拾った松ぼっくりだろ? んでコッチが海で拾った枝で作ったパチンコだろ? でコレが……コレが……なんだコレ? 何処で拾ったっけ? 忘れたしいらねーかな?」

 

おもちゃ箱を漁りながら要るものと要らないものを選んでたんだけど、自分でも訳の分からないもんがめちゃくちゃ出て来た。

 

自作したパチンコとかはともかく、何を作ったのか分からない木の人形とか何が描かれてるかわからん絵とか、なんでこんな所に突っ込んであるんだろ?

 

「おろ? このゲーム失くしてた奴じゃん」

 

 

織斑達と遊ぼうと思った時にソフト丸ごと失くしたから誰かに貸して忘れちゃったのかと思ってたんだけどなぁ、パーティーゲームだし今度二人と一緒にやろう。

 

そんな事思ってたらまた無くしてた漫画が出て来た、しかも丁度読み返してる部分だったから俺は運がいいね、掃除の途中だけどちょっとだけならいいよね?

 

休憩も兼ねて漫画を読んでたらこっちに向かってくる足音が聞こえてきた、まさか母さんが見張りに来たのか?

 

もしそうなら絶対怒られる、俺は慌てて本棚に漫画をしまおうとしたら足元に置いてた木の人形で転けて棚の本をいくつか落としちゃった。

 

「何をやってるんだお前は……」

 

「あ、あはは、ちょっと片付けをね? てかししょー、なんで居んの?」

 

「私だけじゃなくて束も来てるがな」

 

「私もちーちゃんも掃除手伝いに来てやったんだよ、案の定散らかってるじゃん」

 

 

足の踏み場の無いくらい色んなものが散らかった部屋を見て二人は溜息を吐く、いやーその……なんだろ? 苦笑いが出て来るんだけど。

 

散らかった部屋を見られた気恥ずかしさを感じてると、堂々と部屋に入って来た篠ノ之が足元の人形を拾った。

 

「何これ?」

 

「んー、幼稚園の時だったかに拾った枝とボンドで作った人形? 確か人形のアニメ見て動かないかなーって思ってさー」

 

どんなアニメだったかは覚えてねーけど同じ様な木の人形を七個作ったよーな、多分最初に見つけたのと合わせて後五個あるんじゃないかな?

 

昔の事を思い出しながら、単純な子供だったなーと思ってると『うわっ!?』と織斑の驚いた声が聞こえた。

 

「どーしたのちーちゃん?」

 

「いや、何気無く拾った箱の中に……ほら」

 

「どれどれ……っておい馬鹿、お前誰か呪う気だったのかよ?」

 

「なんの話よ? 俺そんな事できねーぞ?」

 

「……悪いが私も束と同じ意見だ、というかお前の友達の誰が見ても同じ感想を言うと思うぞ?」

 

 

そう言って織斑は箱の中を見せてくれたんだけど、中には見事な藁人形が入ってた。

 

コレあれだわ、確か人形作った時に材料足りなかったから適当な枯れ草集めて作った奴だ、うん。

 

ん? でも確かそん時に別のなんかを拾ってたよーな……。

 

幼稚園の時の事だから中々思い出せなかったけど、篠ノ之の『きゃあ!?』という悲鳴とその手に持ったクッキーの缶を見て思い出した。

 

「おまっ、お前、何だよコレ!? なんてもん見せるんだよ!?」

 

「あー、それ藁人形作る時に拾ったカマキリの卵だわ、かわいそうな事しちゃったなぁ、ちょっと埋めて来る」

 

「拾って忘れてたのか……」

 

「……ねぇちーちゃん、中国にね? 似たような事する呪いがあるんだよ?」

 

「そうか……」

 

 

篠ノ之と織斑が缶の中身から目を逸らしてるから片付けより先にカマキリを埋めに行く、うわぁ……中でめちゃくちゃ産まれてるし共食いの残骸が凄く散らばってる、ごめんよカマキリさん。

 

とりあえずカマキリを埋めに行った後、部屋に戻ると俺も忘れてた物が二人の手で次々と発見されてた、なんだろ? ちょっとしたトレジャーハンターごっこしてる気分だ。

 

「この袋に入ってるビンの王冠は捨てないのか?」

 

「それ頑張って集めたんだからダメ、今まで忘れてたけど」

 

「じゃあコッチのペットボトルのキャップもコレクションしてるの? 束さんには理解できないけど」

 

「えっ? あーそれは去年の夏休みの自由研究に使った材料のあまりだから捨てていーよ」

 

「……あのよく分からないロボットの?」

 

「捨てて良い物とそうじゃない物の判定が分からん……」

 

 

こうして俺の大掃除は織斑と篠ノ之のおかげで思った以上に早く終わり、余った時間で見つけたパーティーゲームをプレイするのだった。

 





よく分からない物を集める主人公、カマキリの卵を拾いはしたものの卵が孵る頃には忘れてたオチ。

見つけたパーティーゲームは人生ゲームのソフトだとかマリオパーティー的な複数人でやるタイプ、スマブラとかだったら超反応する二人の間でサッカーボールがの如くお手玉されるので(震え声

次回のちーちゃん視点で二年生編(準備期間)が終了します。

原作7巻までがどちらの会社かのアンケート(今後の描写に関わる為)

  • MF文庫J
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