穴開き(丸一週間)になって申し訳ない(白目
後短めです(震え声
今日は昼休み前に身体測定の授業なんだけど朝から超カンカン照りで体育館が異様な雰囲気を出しててヤバイ、例えるならゲームのラストステージみたいな感じ?
「くっ、俺のレベルだとこの暑さの結界は超えられない……」
「何を言ってるんだお前は……」
「さぁ? 暑さで頭やられちゃったんじゃないかな? てかとっとと中に入ってよ、ちーちゃんも私も中に入れないでしょ?」
俺がそんな風に軽くボケてたら後ろから篠ノ之に背中を蹴られてよろけてるところを置いて行かれた、最近ツッコミに手が出る様になってねーか?
いや逆に考えるんだ、コイツ的にはそれぐらいしても問題ない相手だって思われてるって、つまり俺と篠ノ之は最早大親友!!
てな訳で後ろから篠ノ之にハグしたら背負い投げられた、床板超痛え。
「おい、ちょっと気を許してやったら勘違いしやがって、私だって暑さでイラついてんだから気安く触るなよ」
あ、俺知ってる、この超見下した目した篠ノ之って真面目に機嫌が悪いって、多分本人の言う通り暑さでイライラしてんだろーな。
それに昨日は大分雨も降ってたし、必要以上にジメジメしてて余計に汗が出るもんな、体育館の窓とか扉とか全部空いてるけど暑さが上回ってるし。
取り敢えず立ち上がった俺は篠ノ之に謝りながら織斑の横に行く、道場通いだしこの手の暑さには慣れてるだろーしな。
「ふぅ、ちょっとふざけすぎたかなぁ?」
「いや、束にはアレくらいやっても大丈夫だろう、そもそも構わなかったら構わなかったで拗ねる女だぞ?」
「それならいいんだけどねー」
まぁ俺より付き合いの長い織斑が言うんだから間違いない筈、こんな事で嘘付いてもしゃーねーしな。
そんな事を思ってたら授業が始まったので、順番に体力測定をやって行く。
昔は自信満々に織斑に勝負吹っかけてたけど、今の俺はちゃんと学んでるからそんな事はしない。
そう、さり気なく自然体で織斑に近付いて自分の記録を自慢する、そーすれば織斑も『なんだ、今年は張り合わないのか』ってなって手を抜く筈!!
ふはははは!! 全力を出さない織斑なんて俺の敵じゃないね!! 今年こそ俺の天才的作戦が炸裂する!!
「––––訳無いよねー、そもそもししょーってば真面目だし」
「いきなりどうしたんだ?」
「いや、今年も完敗だなーってさ」
「……その内勝てる様になるさ」
俺が織斑の記録と自分の記録を見比べながらそう言うと、なんだかちょっとだけ織斑が悲しそうな顔をした様な気がする、なんでだろ?
まー勝ち負けの事は別にいいや、運動以外なら織斑にゃ勝て……勝てるのも多分あるはず、絵とかなら俺の方が上だからなうん。
篠ノ之の記録も見たかったんだけど、直ぐに風通しの良い場所に座って涼んでるからなぁ、見る感じ暑さで不機嫌だからあんまちょっかいかけると本気で張っ倒されるし、今はそっとしとこう、記録自体は昼休みにでも聞けばいいしね。
「あっそーいやししょー、今度の土曜日暇?」
「土曜日は空いてるが……何か用か?」
「用ってほどでもねーんだけど、親父が映画のDVD借りて来たから一緒に見ようかなってさ」
「私でいいのか? そう言うのは束の方が良いと思うんだが」
「んー、今回は織斑と見たいんだよ、ダメなら諦めるけど」
単純に織斑と見たいからってのもあるけど、篠ノ之と見たら100%キレそうなパッケージだったんだよなぁ、俺そーいう訳の分からない映画とか好きだから何も思わねーんだけど、アイツは『ツッコミところが多過ぎるよ!?』って言って二時間くらい矛盾やら作品の粗やらを語られたからね。
終いにゃ帰り際に『C級通り越してZ級の映画を楽しめるとか、人生明るそうだね……』って言って疲れてたからなぁ、流石に趣味に合わないもんに付き合わせるのもな?
てな訳で織斑を誘ったら少し嬉しそうな顔をしながらOKしてくれた、よーし今度の土曜日は一緒に映画見るぞー。
主人公が見ようとしてるのは所謂クソ映画呼ばわりされてる系統の映画です。キノコ男とか、デスフォレストとか(震え声
尚主人公はクソ映画やクソゲーを楽しめる不思議な精神してます(白目
原作7巻までがどちらの会社かのアンケート(今後の描写に関わる為)
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MF文庫J
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オーバーラップ