異常な者   作:サクラサク

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プロローグ

ある店のテラスで

 

「ちっと聞いてよ、彼氏がさぁ卵巻きはもっと甘くしろっと怒るのよ」

 

「あぁ、こういう男いるよね」

 

「そうだよね(どうでもいいんだよ)」

 

「それでさぁ甘くしたら、甘すぎるって言うのよ」

 

「なにそれ、最低なんですけど」

 

「そうだよね(はやく終わらないかな、帰りたいんだけど)」

 

 

「それでさぁ……」

 

こんなやりとりが1時間続いた

 

「あ、彼氏から電話だ、じゃあいくね」

 

「わたしも用事があるからこれで」

 

「うん、じゃあまたね(やっと終わったか)」

 

そうして三人は別れた

 

「なんなのよ、用があるって言ったから行ったのにつまらない話を長々と」

 

とぶつぶつ呟きながら歩いている

 

(少し公園によっていこうかしら)

 

公園に入ると

 

「おい、お前が鬼だぞはやくしろよ」

 

「遅いぞ、そんなんじゃ捕まらないぞ」

 

「待ってよ」

 

子供たちが楽しそうに遊んでいた

 

(子供は元気だな)

 

そんなことを思いながら子供たちを見ていると

 

(あれ、あの子達危なくない?)

 

子供たちはテンションが上がっているのか道路近くまでいっている

 

「君たちそっちは危ないよ、車がつっこんできたらどうするの」

 

「うるさいよ、おばさん」

 

「そうだよ、車が突っ込んで来るわけないよ」

 

「やめようよ、お姉さんの言うことを聞こうよ」

 

「うるさいなぁ、そんなこと言ってるとお前をハブにするぞ」

 

こんな感じのやりとりをやっているとき、突然車がこちらに向かってきた

 

「危ない」

 

そういって、わたしはその子供たちを突き飛ばした

 

「いってなぁ、なにす…ギャァ」

 

「おい大丈夫か、おばさん」

 

「お姉さんしっかりして」

 

(たく、おばさんじゃあないっつうの)

 

こうしてわたしは死んだ

次に目を覚ましたのは白い部屋でした

 

(なにここ、どこ?)

 

「ここは神の世界です」

 

(え)

 

私が振り返るとそこには凛々しい青年がいた

 

(かっこいい)

 

「ありがとうございます」

 

(え、わたし声に出していないんだけど)

 

「はい、ここではあなたは声を出せません」

 

(そんなバカな)

 

わたしは試しに声を出そうとするが出なかった

 

「当たり前です、ここは神域ですから」

 

(ならなんであなたは出せるのよ)

 

「そりゃあ神だから」

 

(もういいわ、なにか話があって呼んだんでしょう)

 

「話が早くて助かる、君には異世界へ転生してもらう」

 

(は)

 

「だから異世界転生だよ」

 

(わかった、何をわかればいいのかわからないけど、わかったから先に進めて)

 

「なんか投げやりだな」

 

(いいから進めて)

 

「まぁいいか、転生先は君たちの世界で魔法科高校の劣等生と言われている小説だよ」

 

(そう)

 

「それで君には特典をあげる、なんでも言ってみなさい」

 

(じゃあわたしを男の子にして)

 

「わかった」

 

(次に劣等生に出てくるすべての魔法が使えることと、魔力が無限大であること、演算がいくらでもできるようにして)

 

「わかった、他には」

 

(私の世界で漫画になってる魔法ものをすべて使えるようにして)

 

「わかった、他には?」

 

(私に魔眼とストブラの古城の能力をちょうだい)

 

「それはつまり、霧化と永遠の命、超速再生のこと?」

 

(そうよ、あとケンジュウと弱点はすべてなしで)

 

「魔眼は何がいいの?」

 

(基本はエレメンタルサイトと写輪眼をまぜたもので、その都度好きに作れるようにして)

 

「君は無双でもするのかい?」

 

(それもいいわね、ついでにヒロインたちと仲良くなれるようにして)

 

「わかった、他には?」

 

(じゃあ最後にCADなどのすべての知識をちょうだい)

 

「わかった、それでは送ろう」

 

(ではいってきます)

 

こうしてわたしこと天枷春は異世界にいった

 

「神様?」

 

「どうした?」

 

「あんなに特典をあげちゃっていいの?」

 

「あぁ、あのものは気に入ったからこれからも助けるつもりだ」

 

「それ、怒られない他の神様に」

 

「いいだろ、気まぐれなんだから」

 

「そっか」

 

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