銘治 32年 東京 めいじ館
めいじ館の2階にある廊下の1番奥の部屋の前で1人の少女がノックしていた。少女はピンク色の髪で着物を着ていて、腰のあたりには刀の鞘を鞘を差していた。
「主、もう朝よ。早く起きて店の手伝いをしてよね。」
「分かってるよ。城和泉」
部屋の中から若い寝癖ボサボサの青年が出てきた。
「分かってはいるんだ。けどなここ最近、禍憑退治で大変だったじゃん。だからもう少しだけ眠らせて欲しいなぁ」
「そんな事分かってるわよ。けどね私だって眠くても働いてるんだから主も働いてよ」
「おやすみ」
青年は城和泉を無視して部屋の布団に潜った。
「主、いい加減にしなさい」
城和泉は刀を抜いて青年の布団を斬り裂いた。
「わかりましたごめんなさい。」
青年は渋々着替えて髪の毛を直し、店のある1階に下りた。
下は洋風の茶房になっていて朝から賑わっていた。
「やっと着たのね」
「相変わらず繁盛してるのな。で俺はどこを手伝えばいい」
「じゃあそこのもーにんぐを3番テーブルに運んで頂戴」
「了解」
青年は料理の載った皿を客のもとに運んでいる。
同時刻、東京 郊外
「よー久々だな烏。相変わらずだなぁ」
「そういうお主もかわらないのう。雫」
北から下ってきたがどうも禍憑どもが多かった。それで調べてみたら要所要所では、要石が破壊されてた。」
「厄介じゃのう。司令には伝えないといけないのう」
「そいつは俺がやっとくから、小烏丸お前は情報を集めて欲しい。今回は嫌な予感がする。まさかとは思うが彼岸五将が復活したら困るからな」
「分かった。じゃあ妾もそろそろ行く。気をつけてな」
「ああ」
雫はそう応えて小烏丸と反対の方向に歩き出した。
しばらくすると、辺りに禍々しい雰囲気が漂い出した。
そしてしばらくすると大量の蜘蛛の身体に顔が女の顔をした化け物が現れた。
「っち。早速お出ましかよ。邪魔くせーな。それにめんどくせーったらありゃしない」
雫は腰から刀を引き抜いた。
「東京来たばかりだから少しゆっくりしたかったんだけどな。雪頼む。」
「分かった。任せて」
すると禍憑の後ろから銀髪の可憐な少女が刀を持って現れた。そして禍憑達を斬り倒して行く。
「さてと俺もやりますかね。」
雫も刀を抜いて周りの禍憑達を斬り倒す。
雪は、辺り一面を凍らせて禍憑を倒していく。
「こっちは大体片付いた。」
「そうか。もうそろそろでこっちも片付くよ。清らかなる水よ彼の者達に安らぎを与え給え。」
雫は、刀に自分のコートのポケットにいれていた古くさい札を出して呪文を唱えると刀の鍔から先から水が出始めてそれが激流となって禍憑を流した。
「はぁ疲れた。本部に行くの明日にして今日は宿に帰るか。雪」
「ん。そうする後甘いものが食べたい。」
「分かった。団子でも買って帰るか」