ニメイサマゴライテンデス イラッシャイマセ-
追記
タイトルを、書いてませんでした!!小説にあるまじきミス!!本当にごめんなさい!!
それと今回はクライン視点をキリト視点でサンドしてみました。よろしくお願いします。
俺は22層の南西エリア南岸にあるログハウスの前に来ていた。以前見つけた時に次、簡単に来れるようにと回廊結晶を設定していたのだ。それが、こんな形で助けになるとは思わなかった。この層にはモンスターはポップしない上、ここは圏内では無いからよっぽどが無ければHPが減ることも無い。ここでカルマ浄化クエストを受けられれば万々歳だ。確か歩き回っているとイベントNPCに出会うと聞いた。せっかくだから心休めながら辺りを探索する事にした。
石造りの街並みを眺め、現実逃避する。60人以上居たのだ。それが今は俺達風林火山とヒースクリフ、アスナ、エギル、エギルのパーティメンバー2人、そしてさっき別れたキリトだけだ。もはや攻略など出来る訳ない。そう、思わざるを得ない。それほどの損失だ。また、一番の戦力であっただろうヒースクリフとキリトは、片方は武器が無く、もう片方は行方知れず。俺の愛刀も消えてしまった。もう行方不明となった自分のギルドメンバー、他のプレイヤー達の安否よりも自身が生存している事に安堵している。ギルドのリーダーである自分が真っ先に戦線から退いてしまった。自己嫌悪を募らせていく。ギラギラとした明るい気象設定が嫌味に感じられ、また、暗くジメジメしたさっきまでの空間との差が自分を余計に苛立たせていた。
「状況を整理しよう。」
そうヒースクリフから切り出されて、思考を止めて話しを聞く事にした。
森の中を歩く。さっきまでの魑魅魍魎が嘘みたいな綺麗な森だ。しかし、そう簡単に思考は切り替わらない。早いとこカルマ浄化クエストを受けてみんなと合流したい。しかしその前に、一度情報を整理しよう。
まず、黒い壁だ。あれは所謂奴らの巣なのだろう。奴らはあの壁に自分達が丸く入れるスペースを確保し、そこに入っているようだ。そして獲物に気づくとそこから出てきて襲うのだろう。範囲が拡大しているのは、あのモンスターの収容数に応じて比例するようになっているのだろう。次に、行方不明者についてだ。あの黒いモンスターは行方不明者の名を持っていた。最初に発見したプレイヤーから出てきたやつが、そのまま出てきたプレイヤーのカーソルを持っていた事から、恐らく奴らはプレイヤーに寄生する形で増えていくようだ。
寄生・・・?
あのプレイヤーに最初に着いていた小型モンスターはなんだったのか?あれに顔を掴まれることでプレイヤーが寄生されるという事なのか?確証は無いが、符号が繋がるのを感じる。奴らは繁殖する為にプレイヤーを攫い、結果プレイヤー自身を仲間にしていたのだ。なんという合理的な生態なのだろう。敵を味方にし、敵は味方相手にまともに戦えず、更にいざ攻撃されるとあらゆるオブジェクトにダメージを与える。もはやその完全性に笑いすら出てくる。しかし、一部プレイヤーは数日後に死亡が確認されている。これに関してはまだ何も分からない。食べ物を食べられない為に餓死したのだろうか?これだけ合理的な生態なのに、そんなミスがあるとは考えにくい。最後に、奴らの出処だ。上から上から来て、全てのボスを倒しているのなら自分達は既にこのゲームからログアウトしている筈だ。つまり奴らは100層までは達していないのだろう或いは奴らの圧倒的物量でもまるで倒せない相手なのか。そんな相手に今の1桁しかいない攻略組で倒せるのか。
明かされた謎、残った謎が新たな問題提起をしてきたのだ。
皆さん体調は大丈夫ですか?私は絶賛頭痛と吐き気と悪夢に出てくるビックチャップとOUTLASTばりのやべー奴に苦しめられています。
皆さんもお気をつけて〜