ンなわけあるかボケぇ!!!!!!!!!!!!
遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
巨大さ、醜さ、そして恐ろしさが身を貫く。相手はボスモンスター、少なくともシステムがそう扱っている相手だ。しかも戦うのに必要な事前情報なし。仲間もいない。周りは孵化する前の卵であふれている
。最悪だ。なんでシステムがこいつをボスとしているかはわからないがそう演出されている以上、上に行くにはこいつを倒さなければならない。前も後ろも扉は締まっている。仕方ないか・・・・・・
「コリドーオープン」
回廊結晶を手に、離脱しようとする。しかし何の反応もない。
「結晶無効化エリア!?嘘だろ!?」
しかし現実は変わらない。嘆いていても奴らの餌食になるだけだ。
「ソロで80層代を攻略するなんて正気の沙汰じゃないな。」
でもやるしかない。生きて帰るためには乗り切らなければ。女王との闘いが始まる。・・・・・・
剣を振る。当たらない。もう一度振る。当たらない。当然だ。なんせ女王は剣の届かないところで吊るされているのだから。
「え、ちょあの、どうしろと!?」
俺の問いかけにはすぐに応えてくれた。
グェョィイイイイイイイイイイイ!!!
応えてくれたのはよかったがあんまりだ。奴らを大量に呼び出したのだ。しかもどう見ても30はいる。NPCよりもプレイヤー個体が多いってことはこのためにどこかから転移させられてきたのか?それにしても多すぎる。
「やってやるよ・・・切って、切って切って切って切って切って!!この層も突破してやる!!」
まずは右。カーソルがグレーだから倒しても問題ない。次に左後方。緑のカーソル。手足を落として無力化する。カーソル、グレー、破壊。カーソル、オレンジ、無力化。カーソル、緑、無力化。カーソル、グレー、破壊。カーソル、グレー、破壊。カーソル、緑、無力化。無力化。破壊。破壊。無力化。破壊。無力化。無力化。無力化。破壊。無力化。破壊。破壊。無力化。無力化。破壊。無力化。
まるで数が減らない!?一体切り伏せている間に新しく壁から這い出てきている・・・一瞬の思考の隙に足をつかまれる。中途半端にしか切れていなかったNPC個体が床を這う四肢の無いプレイヤー個体に混ざって襲ってきたのか!?一瞬の隙から生まれた大きな隙。それを他の個体が見過ごすはずもなく、俺に襲い掛かる。女王を倒さない限り無限に湧いて出てくる上に倒すことができず、なおかつ一個体あたりの戦闘力は俺とほぼ互角。これで知性があったらまずかなう相手ではない。無心のままに襲い掛かってくれるからこそ圧倒できるがそもそも多対一では不利になって当たり前だ。でも女王が下りてこない限り倒しようがない。なにか糸口はないのか?なにか・・・なにか・・・!
『キリトさん!!』
頭に声が響く。しかもその声の主はまぎれもなく先日喧嘩別れをしたユイの声であった。