この鎮守府の提督はいろいろ規格外でした。 作:ペペロンチーノ伯爵
練習用1
僕は白露型駆逐型『時雨』これを読んでいる提督の皆は知ってるよね。
え?最初に出て来たって事はメインヒロインなのかって?違うよ、今日は僕が秘書艦だからこうやってお話ししてるだけさ、これは全てが終わった後の話、僕達が提督と歩んできた軌跡のエンディングから先の物語。
じゃあ僕は秘書艦の仕事をしないといけないから失礼するね提督の皆。
「………ふふ」
「ん…急にどうした時雨?」
寒々しい冬、早朝の執務室、時雨は部屋の右脇に置かれた戸棚に並んだ様々な勲章の真ん中に刻まれた『甲』の文字を眺めが微笑む。
カリカリと万年筆を走らせる提督は隣で微笑した時雨に声を掛ける。
「いや、なんでも無いんだ…ただやっと全て終わったんだね」
「……それはどうだろうな、大本営によればまた近々大規模作戦が計画されているらしいからな」
「確かにね、でも今までどおりにやるまでさ」
「そのとおりだ、俺達に選択肢なんてない。託された事をやる」
提督は男性にしては長い綺麗な黒髪から覗くライトブルーの瞳は時雨と同じく歴戦の証を見つめていた。
書き上がった書類を整理してファイリングし、霜が張り詰めた窓から見える白銀一色の世界に嗜好を感じながら俺は時雨の頭を撫で下ろす。
「ん…ふふ……ありがとう提督」
「………さて、朝食にしよう。食堂にー」
「あ、なら僕が作るよ」
この執務室には提督の要望で明石が設置した『仮眠室』と『給仕室』が連結されており、執務室内でも食事や睡眠が出来るようになっている。
「うーむ……手間になるかも知れないぞ?」
「?、今更じゃないか?何度か提督の分も作っていたじゃないか」
「いやそうじゃなくて………」
提督はよそよそしく視線を執務室の外に視線を向ける。
どうやら提督には『聞こえている』みたいだ、ほら、しばらく黙っていると僕にも聞こえてきたからね。
ドタタタタタッ。
「ああ…なるほどね」
「……いまなら遅くないぞ?」
「ううん、やっぱり作るよ。三人分だね?」
「そうか、なら任せた。すまないな」
そして慌ただしい足音は執務室の扉を開け放ち、ほぼ音速で執務机を飛び越えて『ぽーい』と提督に抱き付いた。
「提督さん!おはようっぽい!!」
「ッッ…お前は島風じゃないんだぞ……」
「はふ~、スンスンスンスン!」
「何してるんだ…?」
「マーキングとシレイニウムを補充っぽい!」
意味が分からん。
マーキング&補充と称して俺の胸に顔を埋めて匂いを嗅ぎまくる夕立に頭を抱えていると。
「もう夕立、そんな羨まs…危ないことしたら提督がケガしちゃうよ?」
「ケガしてもすぐ治るっぽい!」
「はぁ…ほら夕立、今から朝食作るから提督とソファで待っててよ」
「……俺も手伝うよ」
「いや……いいよ、女子力で負けるから」
「???」
夕立を引き剥がし、ゆっくりと起き上がった俺は給仕室に入ろうとする時雨を見送り、腰回りに抱き付いたままの夕立を連れてソファに座る。
「ねぇねぇ提督さん!」
「なんだ?」
「今日の夕立のお仕事は?」
「そうだな……特に考えてはいないがバシーに行ってワ級の殲滅でもお願いしようか」
「おまかせっぽい!」
「今じゃないぞ?また今度な」
「む~!先週のリランカから夕立の出番が少ないっぽい!!」
「仕方ないだろう?遠征は睦月達に任せているし、演習はサミュエルの練度向上に割り振って出撃もExtraOperation海域は終了。戦果集めなら別の艦隊に東京急行を行ってもらってるんだ」
「むむむ……!夕立もお仕事したいっぽい!」
駄々をこねる夕立の頭を撫でながら俺は苦笑いを浮かべる。
「これで許してくれないか?」
「夕立はそんな安い女じゃないっぽい!」
「ならもうやらなくて大丈夫だな」
「あー!うそうそ、夕立は提督さんには安い女っぽい!!」
「えっ…あ、うん」
(それはそれで困るんだが………)
そんなこんなで時間を過ごしていると、時雨が料理を運んできた。
「お待ちどうさま、さあ。食べよう?」
「ぽい!」
「ああ」
さて……物語は過去を繋げて始まる。
俺がこの体になった話は……まあいつか話すよ、それまでこの子達を見守ってくれないか?
初めはこんな感じ何でしょうか、うーむ分かりませぬ、ですがこれを投稿すればどんな感じになるのか分かる!ええいままよ!